ゲーム『Gジェネレーション』シリーズや『スーパーロボット大戦』シリーズにも登場。
前者ではただでさえ少ない覚醒兵器持ちの中でも更に特殊防御アビリティを持つ為、かなり強力な機体として登場している。
ただ、当然のことながら後継機のレジェンドが完全上位互換である為、純粋に戦力としてなら、プロヴィデンスを運用する意味合いは薄い。
開発しようと思うと、どういう訳かレジェンドから開発しなくてはならないので、わざわざその為にレジェンドを育成する必要性が・・・
それもあってか「GジェネOVER WORLD」ではXアストレイと指揮官用ディンもしく指揮官用ゲイツとの設計でできるようになった。 普通にXアストレイから開発出来るようにしろよとか言わない
ちなみに「Gジェネウォーズ」では1stのア・バオア・クー戦で条件を満たすと敵増援として登場する。
ここでは、「入手した初代 ガンダムのデータを基に作り上げた」ということになっており、ロボ物
お約束の「敵が作った偽物」感が強い。
なお、ここに登場するクルーゼは 「ガンダムLOVEなあまり自分用のガンダムが欲しい奴」と言って良く、
実に嬉しそうな口調で出撃していた。
後者ではゼーレや 火星の後継者などを筆頭とする組織と手を組み、原作同様世界を破滅させようと企んでいた。
全般的に口が達者で、戦闘前台詞ではどうやって知ったのか気になるほど裏事情に精通した煽りをして
主人公側の怒りを買うことが多い。
『第3次スーパーロボット大戦α』ではよりにもよって人類補完計画まで把握していた。
尤もそこまで知る事が出来るにも関わらず自分の都合で世界を滅ぼそうとする様は、
「みっともない恨み節」とばっさり切り捨てられてしまうのだが。
この話の前にボアザン星解放やらプロトデビルンとの和解やら地球人類以外と分かり合うイベントがあったので仕方ない気もするが。
しかし『スーパーロボット大戦J』においては木連の大将である 草壁春樹を戦艦ごと撃ち落としている。
彼の単純すぎる善悪論や最期の悪あがきを醜いと感じたのかもしれないが、
世界を滅ぼそうとした男が 後の悲劇の火種を絶つというのは皮肉な物である。
また同作では(声優ネタな面もあるが)『 冥王計画ゼオライマー』の秋津マサトを敢えて木原マサキと呼び、
やはりなぜか知っているマサキの計画を遂行させようと唆し、
『スーパーロボット大戦W』では『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』シリーズの主人公の一人で
メビウス隊のクローンの一人でもあるプレア・レヴェリーにちょっかいをかけたりと、
スパロボにおいては似た境遇の人物が出演するとキラそっちのけで行動する節が見られる。
といっても、原作でもキラよりムウと戦った回数の方が多いのである意味原作再現か。
だが同作では、同じような宿命を背負いつつもそれを乗り越えて戦う存在が多く、
さらには同じくASTRAYの主人公の一人である叢雲劾に自身の行為を「無意味な戦い」とあっさりと否定されてしまっていた。
勿論、言い返そうとするもそれすら途中で一蹴されてしまう。
叢雲劾は当然『SEED』の世界でも活動しているので、原作におけるC.E.世界に存在するキャラに
完全に口で負けてしまったことになる。
また、なぜか かわいいものが好きという弱点も判明した。
彼が 人形と共に育っていれば世界は平和だった……かもしれない。
アーケードゲーム『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T』ではこのゲーム唯一のドラグーン使用可能機。
計11基射出できるドラグーンや豊富な弾数のビームライフルで相手のHPを削り、
高性能な格闘で近づいてくる敵を追い払うという中距離主体の戦法を得意とする。
しかし他のMSより当り判定が大きいことや全体的に癖が強いことから扱いは難しい。
次作『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T II』ではドラグーンを使用できる機体が増えたが、
1基ずつばらまけるのはこの機体とレジェンドガンダムのみ。
また前作からの仕様の変化が全体的に有利に働き、機体自体の性能も何故か強化されていたため
(他の前作登場機も概ね強化されていたが)、最強機体の一角に数えられるほどとなった。
どれくらいかというと、全国大会の準決勝4チームのうち3チームがプロヴィデンスガンダム+ラゴゥという始末。
ただし、 どう見てもバグなグリーンホーミングで暴れ回るストライクノワールや、
ランチャー改めバルカンストライクと異なり、スペックこそ高いが壊れた部分はないため、
立ち回りはドラ機体の基本を忠実に行う必要がある。パートナーのラゴゥも高性能だが地走機体のセオリーを学ぶ必要ががあり、お手軽機体ではない。
その上でドラグーンがノワール対策に優秀、荒れやすい大会でも安定した活躍をしやすいなどの要因があり、
大会最強レベルの機体となったのだ。要は 製作者にもプレイヤーにも愛された機体ということ。
当初はレジェンドがプロヴィデンスの上位互換と思われたが、コストの問題やビームライフルの弾数の差から、
今ではプロヴィデンスの方が総合的に強いとされている。
それでも、レジェンドはコスト590機体の中では最強クラスに入る(尤も、590機体と560機体の性能差は微々たるものだが)。
新しい覚醒の仕様によりこの作品中最速スピードで移動する「さいたまっは」(上記の埼玉とマッハをかけた呼称)は一見の価値あり。
次シリーズ『機動戦士ガンダムvs.ガンダム』では流石に参加しなかったが、
次作『機動戦士ガンダムvs.ガンダムNEXT』のPSP版でSEED枠とDESTINY枠の中から唯一の追加機体として参上。
システムとドラグーンの使用方法が前シリーズとはかなり違うことから前シリーズでの強さは無くなり、
コスト2000枠の真ん中くらいとされている。
アシストはゲイツで、命中するとスタンするエクステンショナル・アレスター(まぁ要はサーベル付きのアンカーである)を射出して攻撃する。
また前シリーズには殆ど無かった原作再現のアクションが増えた。
SEED枠ではアスランのジャスティス( ギアではない)が最有力だった中での参加だったため色々反響があった。
まあアスランと比べればボイスが使いやすそうだし、ジャスティスの アシストと聞かれてもパッと出てこないし
(カガリはキラに使われ、イザークは使用機体でディアッカがアシスト、M1はムウのアシストのムラサメと被りそうだったり)、
仮面繋がりやガンダムシリーズの 声優つながりもあるし、と考えれば妥当だろうか。
ラウ「ん?アスラン、トップガンとして与えられた君の最新鋭機はどうしたのだ?」
さらなる次作『EXTREAM VS.』ではOPムービーや無印SEED機体のデモムービーで堂々と姿を見せている。
この為、 マスターガンダムやシナンジュと共に タイムリリース機体として参戦する可能性が高いと見られていた。
そしてオンラインアップデートにより アッガイと共にプレイアブル化。
コストは前作から引き続き、何故か ファーストや設定上劣る ストライクと同じ2000コスト。
そのため性能も抑えめで、原作での圧倒的な強さを知るファンはやや違和感を感じる仕様となっている。
もっとも、これはこの上の準高コストである2500帯にファンネルなどを使用するオールレンジ攻撃を保有する機体が
キュベレイ・ サザビー・ケルディムガンダム・クシャトリヤと四機もいるので仕方ないことではあるのだが。
機体の性能は前作同様ドラグーンを生かした中距離向きの万能機。
2000コストながらドラグーンの性能は驚異的で、上位コストのオールレンジ攻撃を模倣したような武装が多い。
νのような単発射出と、ケルディム・ストフリと同様の一斉射出が可能なほか、
大型ドラグーンを使い、一定時間フィールドに相手をスタンさせるビームの網を張る「ビーム・カーテン」と呼ばれる設置技が使用可能となっている。
格闘は踏み込みが弱いが判定が強いと迎撃向きでコスト相応という感じ。
欠点は 最大火力が低いことと、射撃でダウンを奪う手段に乏しいこと。そして何よりビーム兵器しか持たないということ。
射撃でダウンを奪いにくいために距離を詰められた時に相手をさばきにくく、
またビーム兵器しか持たないためにビームをや射撃武器を無効化する装備を持った機体が天敵となる。
そんな自衛力の低さと天敵の無効化装備を持った機体が上位の性能を持ち対戦ではかなりの頻度で出没することから、
下位ランクの評価となってしまっている。
それでもドラグーンによる間断ない包囲射撃は相手からすればかなり鬱陶しく、
原作のように単騎で戦況を覆すような機体というよりは、戦場の流れを作ることに優れた機体と言えるだろう。
次回作『EXVS FULLBOOST』でも続投。スローネドライの参戦やクシャトリヤのコスト降格によって2000唯一のオールレンジ攻撃機体ではなくなった。
性能や特性的にはほとんど変化がなく、ほとんど前作と同じ感覚で使用可能。
だがスサノオやヴァサーゴCB、 試作二号機が原作での強さを鑑みてか2500コストに昇格する中、
本機は前作同様 「ラスボスなのにコスト2000」という微妙な立場に置かれてしまっている。
まあ2000コストに格下げされたクシャトリヤやクロスボーンガンダムX2改もいるし…
もちろん、原作では互角どころか舌戦・MS戦で圧倒した フリーダムに対しては前作から引き続きコスト差で苦しい戦いを強いられる。
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