メディスン・メランコリー


「生きているだけで罪だとよく言われるのは、
 躰が毒で出来ているからなのよ。
 だから私は穢れのない生を手に入れた!」

『東方Project』の登場キャラクター。初出は『東方花映塚』。『東方文花帖』ではレベル4に登場。
大量に鈴蘭が咲き渡り、毒の濃度の高い「無名の丘」に捨てられていた人形が、大量の鈴蘭毒によって妖怪化したもの。
「毒を操る程度の能力」を持つ。二つ名は「小さなスイートポイズン」。
体型は小柄で、大き目の腹話術の人形くらい、とされている。
自我を持ってからまだ数年で、現在東方で唯一の「外見>実年齢」のキャラ。
専用BGMは「ポイズンボディ ~ Forsaken Doll」。

+詳細な原作設定
様々な毒を扱う、人間にとっては極めて危険であろう妖怪。触っただけで爛れるとも。
まだ幼いために常識を知らず、他人とも殆ど関った事が無いため、『求聞史紀』でも危険度は高いとされている。
(2ページの説明の中で「恐ろしい」という単語が4回も出ている。著者に何があったのか…)。
人間の気分一つで好き勝手される人形の立場を憂い、人形解放を強く願っているが、
今の所賛同する物はいない(そもそも普通の人形は動けない)。

『東方花映塚』本編においては非常に好戦的な性格として描かれ、
出会った人妖を次々と毒で倒していったが(尤も、他のキャラも大して変わらない気もするが……)、
四季映姫の説教を受けてからは自分の視野の狭さをある程度認め、
社会勉強を兼ねて八意永琳鈴仙に毒集めの協力を申し出たりもしている。

普段は鈴蘭畑を拠点にしており、鈴蘭畑を「スーさん」と呼んでいる。断じて釣りバカではない。
毒を集める時の呪文は「コンパロコンパロ~」。
鈴蘭の持つ毒素の一種「コンバロシド(Convalloside)」が語源ではないかと思われる。
ちなみに、鈴蘭の花言葉は「幸福が帰る」「幸福の再来」「意識しない美しさ」「純粋」。
毒の知識は非常に豊富。キャラ設定とは裏腹に言動は意外と常識的だったりする。

+二次創作での扱い
いかにも(人形遣いである)アリスと一悶着ありそうな設定なのだが、
原作『東方Project』のゲームにおいて、彼女達が出会った事は無い。
一応『東方儚月抄』の漫画版にて、パーティー会場で一緒に話しているらしきカットは存在するが、
具体的な会話の内容は不明。
ちなみに両者の視線の先には別の人形属性キャラがいる。

二次創作では、その辺の絡みをメインに、彼女と対立したり和解したりしているようだ。
他、永遠亭の面々とは前述の通り関わりがあるので、その辺りを描写される事もある。
また、『花映塚』で共演した風見幽香との絡みも見られる。
花を愛する彼女にとっては、鈴蘭の化身とも呼べるメディスンに何か思うような事もあるのかもしれない。
一方、お互い人体に有害という事で黒谷ヤマメ毒と病の最凶コンビな絡みも…。

なお、メディスンの周りを飛んでいる小さな人形のような存在だが、
彼女(?)が何なのかについては確と明言されてはいない。
  • メディスンと同じく、鈴蘭の毒で動く人形である(同志一号説)
  • 鈴蘭の妖精である(お友達説)
  • 実は小さい方がメディスン本体である(ラヴォスキルバーン説)
など諸説入り乱れている。好みで選ぶといいと思われる。*1
なお、創作者によっては鈴蘭畑だけでなくこの人形のような存在を指して「スーさん」と呼んでいる場合がある。

…と、創作する上で魅力的な個性を持つ彼女だが、ぶっちゃけ東方二次創作界ではかなり影が薄い。
原作においても関わりのあるキャラはほぼ皆無と言ってもいいくらいに孤立していたり、
属性のかぶるキャラが多かったりしているのが原因だろうか。
『緋想天』、『非想天則』に出演した死神と上司でありラスボスの閻魔、旧作からの古参フラワーマスター
主人公の経験もあるブン屋など、他の『花映塚』キャラと比べると露出が少ないのが致命的か。
「不人気」「オリキャラ」とネタにされる秋姉や過去に「いらない子」呼ばわりされたリリカ・プリズムリバーさえも、
そういった弄りもされない彼女の前では霞んでしまうほど本当に二次では目立たないキャラクターである。
誰か…誰か彼女に愛を、ネタを与えて下さい…(泣)
最近では影の薄い子二号としてとある尼僧姿の少女が認定されたとか。

人気投票の順位なんて飾り、それをメディスンファンは良く知っている。

ただ、人形らしいファンシーな外見に惚れ込んだファンも居る。キャラの数だけ愛があるのだ。

あと、人形なのでを持った姿も見られる。
原作のイラストを見ると関節に継ぎ目などは無いが、人形だからこそ球体関節じゃないと不自然だ、という人も結構いる。


MUGENにおけるメディスン・メランコリー

キャベツ太郎氏による手描きドットのものと、その改変版が存在する。
ただし、オリジナル版は氏がサークル活動を始めるに当たり黄昏ドット改変キャラの公開を停止したため、現在は入手不可。
(手描きキャラの製作は続け、削除後も動画への使用やドットの改変等は変わらず自由との事)。

+キャベツ太郎氏製作
  • キャベツ太郎氏製作
上記の通り現在は入手不可。
レミリアのドット改変だが、八坂神奈子同様グラフィックの完成度は極めて高く、最早言われても分からない。
動きは人形らしさを出すためか、不気味というか異常な歩きや走りをする、だが妙に可愛い。
横に居る小さな妖精(?)も再現されており、こちらはアリス上海人形がベースの模様。
メディスンの攻撃をサポートしたり、ダメージを受けると慌てたりと可愛い。
また、設定を生かして常に毒霧のエフェクトを放出している(ON・OFF可能)他、人形繋がりかホワイトさんのSEが聞こえたりもする。

メディスンの「毒を操る程度の能力」を再現しており、時間差で数回ダメージを与える毒や、
即死当て身の永続ダメージを応用したダウン追撃可能な毒霧等を使う(後述の当て身技成功前は移動速度減少のみを与える)。
この毒霧は閻魔様の花映塚避け(無敵状態)中だろうがダメージを与える事が出来る。*2
並キャラでこの仕組みでの毒再現は彼女が初めてではないだろうか。
しかし割合ダメージではないため、例えばみたいなlifeが高いキャラ相手だと相性が非常に悪い(流石に極端な例だが)。

火力が全体的に低く、技の発生が遅い(弱打撃ですら10F以上)。
弾幕も他の東方キャラと比べると大分薄い。(作者曰く、パチュリーの打撃と美鈴の弾幕を組み合わせたまったく新し(ry
更には無敵付き対空が後ろに飛んでしまうという困った性能をしている。
しかし10種類もの当て身技を持ち、失敗と思わせて成功、当て身モーションが被ダメージモーションと酷似、ダウン中に発動などと嫌らしい物が揃っており、
攻める側に逆にn択を迫る戦術が得意。前述した人形の攻撃も優秀で、上手くコントロール出来れば大きな戦力になる。
一部の攻撃を相手に当てると時間差で仰け反らせる毒を付加するため、ガードを崩す能力が高い。
タッグ戦ではこういったチャンスをモノに出来る高火力のキャラとの相性が良いようだ。
また、原作で移動が速かったキャラのためか、ダッシュが異様に高機動である。


…毒を口移しとはけしからん超必殺技ですな
しかしダウンモーションが仰向けではなくうつ伏せの相手には後頭部にキスする羽目に。魔理沙など相手次第ではお尻にちゅ(ry
ちなみに某天人はしっかり仰向けに倒れてくれる。流石ドMであ(ry
対打撃用ゲージ当て身であるカタリナスエンヴィーは大量の毒液をばら撒き反撃する技で、
通常1ヒットしかしないが、アーマー持ちの相手には連続ヒットし8~10割持っていく事もある。

もりもと氏によるLV調節可能なAI(氏曰く完成度80%前後)が本体同梱で公開された。
後にAIのみ(不具合修正パッチ込み)という形式で氏のOneDriveにて公開されていたが、現在はデータが消えており入手不可。
防御は甘いが人形の援護、グレイズや当て身技を積極的に使う事で防御面を補っており、当て身毒のダメージで総合的な火力も高くなっている。
レベルを上げると対射撃用当て身技をキャンセルして超必対打撃用当て身技を繰り出す等n択を自重しなくなるため、投げ技位しか安全な選択肢が無い。
デフォルトで最大のLv12に設定されているが、LV12のままだと同作者の神奈子をも上回る強さを発揮する。
並の東方キャラと対戦させる時にはLV7~10程度が丁度良い位。
また、特殊カラーやかなり難しいストーリーモードも搭載されている。

+ホルン氏製作 改変版
  • ホルン氏製作 改変版
2019年11月24日公開。
上記キャベツ太郎氏のメディスンを性能強化した改変版。
+改変点
改変箇所は以下の通り。
  • ストーリーモード無し
  • コンボセーフティの緩和化、スぺルカード及び一部技のコンボ補正を0に
  • 各種当て身にreversaldefを使用
  • 「イナニメイトミスト」の当て身成功時モーション終わりまで完全無敵に
  • 「リターングランギニョル」の当て身成功時モーション終わりまで完全無敵に
  • 傀儡「ゾンビドール」の人形の上限を9体+ラウンドを跨いでも継続するように

AIも搭載されているが、デフォルトでは常時起動に設定されているため、自分で操作する場合はAIのコンボ設定を0にしておこう。
恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、コンボ補正や「人形開放」の使用(タッグ戦時はデフォで封印)の有無、
試合開始時からゾンビドールを展開出来るか否かを設定可能。
想定ランクは強との事。

出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み

出演ストーリー

+一覧


*1
書籍『東方求聞史紀』には「姿は腹話術に使う大きめの人形程度」「妖怪になっても体も人形のままである」
との記述があり、花映塚のキャラ設定にも「毒で人間を自由に操る方法を確立した」と書かれているため、
これが正しければ メディスンの本体は小さい人形の方で、大きい方は操られている人間の少女 …とも考察出来る。
一方『東方求聞口授』では、妖怪化した傘である多々良小傘について、「傘と人間の姿の両方が小傘であり、不可分」といった説明があり、
人形と少女部分のどっちもメディスンであるのかもしれない。
また、最近は小傘やこころなど付喪神のようなキャラが増えており、もしかしたら彼女も古い人形に宿った付喪神の一種ではないか?と考察する人もいるようだ。

*2
ただし無敵状態でも無理矢理喰らいステートに飛ばすという処理の関係上、
無敵状態で各種処理を行ってるキャラに対してはバグが発生する可能性が非常に高い。
例:ステートを奪って自他共に無敵状態で乱舞→毒の効果で処理が中止→ステート開放が行われずに固まる。


最終更新:2020年04月21日 20:07