この項目ではガオガイガーが用いる必殺技やツールについて解説する。
右腕を高速回転させつつ相手に飛ばす所謂ロケットパンチライクの技。
跳ね返った腕が再び元の位置に戻る演出がシブい。
スターガオガイガーになった後は、追加武装「ファントムリング」と共に射出し、
破壊力と貫通力を高めた「ブロウクンファントム」に強化された。
また下記のマーグハンドを射出する「ゴルディオンマグナム」という派生技も存在する。
なお元ネタと思われる『 リングにかけろ』では「ギャラクティカマグナム」は右手、「 ギャラクティカファントム」は左手で出す技である。
(ファントムの方が強いのは同じ)
『 ラ・ピュセル 光の聖女伝説』でCV檜山のキャラが「ブロウクンアロー」という技を使うが別物。
左腕に装備されたバリア。作中では受け止めたレーザービームを五芒星の形に収束し相手に跳ね返す事もあった。
スターガオガイガーになった後は、追加武装「ウォールリング」と共にバリアを展開し、
防御力を高めた「プロテクトウォール」に強化された。
また、原種出現に伴い激化する戦いに対応するため建造された軌道上基地「オービットベース」にも防衛用装備として、
外壁にプロテクトシェードが敷設されており、こちらも敵の攻撃を反射している場面がみられた。
プロテクトシェードの機能を反転させたうえで相手に放出し、動きを封じる技。
本来は防御であるプロテクトシェードを攻撃に転用するため負荷が非常に大きく、作中でもほとんど使われる事は無かった。
両膝のドリルを回転させつつ放つヒザ蹴り。基本的に地味な立ち位置だが、原種との初遭遇戦において、
たった一人で三体の原種に取り囲まれ、起死回生のヘル・アンド・ヘブンも破られて両腕を砕かれるという、
満身創痍のガオガイガー最後の武器として振るわれるという印象的な場面も存在する。
この際 「最後に残された、このオレの最大の武器を見せてやるぜ! それは…勇気だぁーっ!」
というセリフとともに繰り出されたため、「ドリルニー=勇気」と呼ぶ人もいるとか。
「いくら強くてもこいつらは『勇気』を知らん! ノミと同類よォーッ!」
なお、ヘル・アンド・ヘブンが通じなかった相手に苦し紛れのサブ武装が通じるはずもなく、
この後あっさり脚ごと砕かれているのは言うまでもない。勇気だけじゃダメだったよ…。
左腕に装着する追加武装で、共に「空間を湾曲させる」能力を持つ。
前者は既存の空間と空間の間をドライバーの力でこじ開け、それによって歪めた空間の広大な隙間(半径10km以上)を、
戦闘空間「ディバイディングフィールド」と成し、そこで戦う事で市街地への被害を抑えるというもの。 *4
また、応用して別の使い方をした事も度々ある
(例えば列車砲ゾンダーが撃った砲弾に対し、直接ドライバーを当てる事で砲弾の有効射程を0した(既に有効射程分の距離を飛んだ事にした))。
後者は対象の空間座標を固定する。本来は戦闘用ではないが、重力レンズを発生させ味方の攻撃を一点に集中するなどの作戦で高い戦果を挙げた。
モデルは工具のドライバー。ディバイディング~がマイナス、ガトリング~がプラスもしくは三角ドライバー。
3体の小型ロボ「プライヤーズ」が合体して完成するツール。モデルはペンチ・プライヤー。
空間の歪曲を修復する事ができる。歪曲空間に閉じ込められたガオガイガーのピンチを救った。
また、最終話ではプライヤーズと同型機の「カーペンターズ」と呼ばれるロボが登場。
こちらの能力は「機械、建物といったあらゆる人工物の修復」となっており、空を埋め尽くさんばかりの物凄い大量のプライヤーズ達が飛び交い、
決戦終了後に機界昇華寸前まで陥った東京を一瞬で修復した。
正式名称は「グラビティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ツール(重力衝撃波発生措置)」。…長い。
重力波と空間湾曲により、 対象を光子レベルまで分解してしまう。装甲やバリアはおろか、
ビーム・風などの弾幕攻撃さえもハンマーのパワーで光に変えながら突き進んでいき、
相手を破壊する、末恐ろしい ピコピコハンマーである。
しかし、その衝撃の余波は使用者であるガオガイガー自身をも傷付ける諸刃の剣であり、
初使用時にはガオガイガーの右半身が大破してしまった。
その戦いを教訓にGGGは、使用時のガオガイガー保護ツール「マーグハンド」と、
ゴルディオンハンマー本体をワンセットのボディにして超AIを搭載した新たな勇者ロボ「ゴルディーマーグ」を作成。
後述する「ハンマーヘル・アンド・ヘブン」を編み出す事でようやく安全な運用が可能となった。
なお、『ブレイブサーガ2』では『黄金勇者ゴルドラン』のウサリンマークIIがガオガイガーとの合体技(?)で使用。
その際の名称は「GGGピコピコハンマー」。 *5
右手の攻撃エネルギーと左手の防御エネルギーを高め、両拳を組み合わせる事で融合させ、
緑色のエネルギー嵐となったそれをターゲットに放射して動きを封じたまま相手に突撃、
拳を体内に叩き込んでコアをつかみ出し保護しつつ(コアは人間が取り込まれているので破壊するわけにはいかない)、
同時に敵の内側でエネルギーを開放し粉砕する、豪快な肉体派必殺技である。
剣を用いた必殺技が多い勇者シリーズにおいてはかなり異色の技であると言える。
モーションの大きい技ではあるが、突撃する直前に竜巻を発生させて敵を拘束するため命中率に問題は無い。
なお本来のこの技は「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ」と唱える事で攻撃と防御のエネルギーを融合、
最後に「ウィータ」と唱える事でエネルギーを拳に集約し、拳からビームをぶっ放す、というもの。
だが最後の「ウィータ」がギャレオンの回路の破損で解析できず、無駄に負担をかけつつエネルギーを融合するだけの無駄行動になってしまったため、
凱がシミュレーターで考案したのが現在のヘル・アンド・ヘブンである(当時はゾンダー核の存在が知られていなかったため、ただの必殺技のつもりだった)。
もっともウィータの存在が明かされても、基本的に凱式のものが使われているが。
結果的に核を引きずり出しつつ、敵機を破壊する技に昇華できたという怪我の功名であった。
しかしこの技は不完全故に凱の体に掛かる負担が大きい。だが当初は核を摘出する手段がこの技しかないため使わざるを得ない状況が続き、
しょっちゅう瀕死になっていたため、使用を禁じられてしまっている
(ただし、最終回他ゴルディオンハンマーが使用できないなど、もうこれしかないという状況では禁を破り使用
まあここで使わずしてどうする!と言えるほどの熱いシーンばかりではあるが)。
そのため新しい武器として前述のゴルディオンハンマーが作られている。
ちなみに、「ヘル・アンド・ヘブン」や「弾丸X」 *6使用時など、Gストーンがフル稼動時には機体全体が緑色に光る。
ゴルディーマーグが変形・分離した「マーグハンド」と合体する事で使用可能になる、ガオガイガー最強の必殺技。
元々負担の大きいヘル・アンド・ヘブンの代替として開発されただけあって、「上位技だけどそれまでの必殺技よりも低リスク」という意外と珍しい設定。
発動時は「ハンマー…ヘル!」の声と共に敵の体に、「ゴルディオンネイル」という巨大な釘の形をしたエネルギー体を打ち込んで、
体内のコアをホールドし、「ハンマー…ヘブン!」でマーグハンド側面の釘抜きでコアを摘出、
その後「光に…なれええぇぇぇ!!」の叫びと共にゴルディオンハンマーを叩き付け、相手を光に分解・消滅させる
(二体合体型のゾンダーを相手にした時にはきっちりゴルディオンネイルを二本叩き込み、釘抜きを二つ同時に使い、
コアを二つ同時に取り出した、という芸の細かい演出も)。
なお、ゴルディオンハンマー使用時には余剰エネルギーの影響で 全身が金色に輝く。
これはマーグハンドがゴルディオンハンマーの衝撃からガオガイガーを守るために発生させるエネルギーコーティングでもある。
ちなみに、ある特殊なゾンダーにゴルディオンハンマーを防ぎ切られてガオガイガーが倒れ、
キングジェイダーがこれを使った際には、ゴルディー側のGSライドとキングジェイダー側のジュエルジェネレイターのエネルギー相互干渉の結果、
技の発動中ゴルディオンハンマーは銀色に輝くシルバリオンハンマーとなり、
キングジェイダー版のハンマーヘルアンドヘブンとも言える「ジェイダーヘルアンドヘブン」 *7を敢行する事となった
(この際、キングジェイダーには「ジェネレイティングアーマー」という自前の防御力場があったため色の変化は無し。
またこの防御力場は、マーグハンドなしでハンマーを振るったキングジェイダーにも一切ダメージを通さなかった。 なんなんだ赤の星の技術)。
ファイナルフュージョン同様、こうしてゴルディオンハンマーを使用する際にも、
内閣総理大臣(ジオイド時代)やら国連事務総長(ギャラクシー時代)の承認(を代行した鍵)が必要。
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