原作での初登場時は第20回超人オリンピック時で、前回の優勝者として現れた。
(ちなみに第19回超人オリンピック決勝の対戦相手は ウルトr
ウルドラマン
。かなりの強豪らしいが作中では一切登場しない)
キン肉マンの実力を見た上で、出場の切っ掛けを与える。
予選、本選共に順調に勝ち上がり、決勝戦でキン肉マンと対決。
タワーブリッジで勝負を決めたかと思ったが、腰の骨が鳴る音を、背骨が折れた音と勘違いして隙ができ、
火事場のクソ力を発動させたキン肉マンに逆転負けを喫する。
敗れたロビンは決勝戦ルール(キン肉マンが 格好付ける為に提唱した国外追放デスマッチ)に則り、国外追放処分を受けた。
それも「惜しまれつつも出て行った」ではなく「 石を投げつけられ追われる様に出て行った」。
尤も、(キン肉マンのギャグ補正もあったが)決勝戦においてキン肉マンにマスクを剥がされ逆上し、
コーナーポストに激突したりと「ルールの範囲内」とはいえそれまでのフェアプレイから一転、
流血溢れるラフファイトで周囲をドン引きさせたうえで上記の逆転負けを喫するなど、
イギリス代表としての紳士的イメージにあるまじき醜態などから、ファンがフーリガン化していたことも一因ではある。
ともあれ、この敗北で彼は大きくプライドを傷付けられ、後の禍根へと繋がることになる。
(後に、明言こそされてないが国外追放処分も解け、女王陛下から勲章を授与されるなどイギリス超人としての名誉も挽回している)
その後、アフリカで 動物管理職に就いたが、闘いへの思い捨てがたく、妻のアリサを残して出奔。
行き倒れになりかけていたところをアメリカの超人プロレス団体「超人同盟」に拾われる。
当時アメリカの超人プロレス団体は「超人協会」「超人同盟」「超人評議会」の三団体に分裂、抗争の最中であり
「超人協会」に協力していたキン肉マンと再度試合をすることになる。
一歩も譲らぬ好勝負となるが、超人同盟がロビンもろともキン肉マンの暗殺を謀り、リングにセスナ機が突入。
セスナの下敷きとなったロビンをキン肉マンは助けようとするがリングが爆破され、ロビンは谷底に消えていった。 *2
死んだかと思われていたロビンは生きていたが、肉体はボロボロとなっており、
打倒キン肉マンの為
バラクーダ
と名乗って姿を変え超人未開の地、ソ連でウォーズマンと出会う。
彼の実力を確信したロビンはウォーズマンに氷の精神を叩き込み、己の格闘テクニックを全て授け、
「超人オリンピック ザ・ビッグファイト」に送り込む。
この頃のロビンは鞭でウォーズマンに非情な命令を行い、キン肉マンへの復讐心を剥き出しにする等、
極めてダーティーな印象を漂わせていた。
だが、7人の悪魔超人編以降では一転してクリーンな超人に戻り、キン肉マンの仲間として活躍することになる。
……肉体がボロボロになってたんじゃないのかって? 大丈夫、
ゆでだから
。
しかしながら、アトランティスとの戦いでは姑息な罠にかかり死亡(後にバッファローマンから100万パワーを与えられて復活)。
悪魔騎士ジャンクマンを辛くも倒すが、夢の超人タッグトーナメントではネプチューンマンの正体暴きに躍起になる余り
一回戦で完敗するなど、意外にも戦績は奮っていない。
特にタッグ編では、新必殺技ロビン・スペシャルを
初披露の試合で、一度見ただけの相手に使われて自分が食らわされる
という散々な目にも遭っている。
これは作者のゆでたまご両氏も重々承知していたらしく「そろそろロビンを活躍させよう」と語っていた。
ゆでたまごがロビンの株アップにつなげるエピソード、つまり彼が大活躍するのはキン肉星王位争奪編になってからである。
今までの功績を認められ、正義超人軍幕僚長に任命されるが、そのために公的な地位に拘束されてしまい
キン肉族の内紛である王位争奪戦に際しては中立を保ち、傍観せざるを得ない立場になってしまった。
しかしキン肉マンの窮地に黙っておれず、幕僚長の地位を捨てキン肉マンチームに加わる。
チームの勝利がかかった大将戦に挑み、キン肉マンマリポーサをロビン・スペシャルで撃破。
なんとキン肉王位継承候補5人の内1人を倒すという好成績を残した(この待遇を受けた超人はキン肉マン一族を除けばロビンだけ)。
二回戦では記憶を失ったウォーズマンに
頭にモップを乗せてバラクーダに変装した
*1姿で指導を与えて復活の切っ掛けを作り、 大将戦ではキン肉マンとタッグを組み(チーム名はブルー・インパルス)、 キン肉マンゼブラ&パルテノンと対戦。
技巧チーム副将パルテノンを撃破する。主役とタッグを組んで敵の大将の右腕に勝利、勿論この好待遇を受けたのもロビ(ry
キン肉マン・スーパーフェニックス率いる知性チームとの決勝戦では、作中屈指の強豪超人マンモスマンと対決。
超人予言書により肉体が消滅していくなか壮絶な激闘を展開し、最後はロープワーク・タワーブリッジでマンモスマンを撃破。
マンモスマンの心に真剣勝負の素晴らしさと感動を与えて、共に消滅していった。この時のロビンの心の叫びと名言は必見。
このマンモスマンとの試合は、作中全てを通してベストバウトに挙げるファンも多いほど。
マンモスマンが自らの意思で全力を尽くして戦い負けたのは、初代『キン肉マン』、『キン肉マンII世』を通じてロビ(ry
その後、幽霊超人として、封印されていたキン肉マンの火事場のクソ力を仲間と共に復活させ、
キン肉マンのフェイス・フラッシュで蘇った。
このようにロビンはキン肉マンの王位継承に多大な貢献を残し、大いに格を上げて作品完結を迎えたのである。
逆に超人タッグ編までは高かったテリーマンの株が大暴落したが
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『キン肉マンII世』のロビンマスク |
続編の『キン肉マンII世』では悪行超人打倒の為、ヘラクレスファクトリーの校長となっている。
正義超人軍団の重鎮という地位は変わらなかったが、ウォーズマンの前例のように育成能力に定評があったはずが
息子のケビンマスクに厳格な教育を施す余り、家出されてしまう。
なお、キン肉真弓の全く同様のスパルタ教育でアタルが出奔した事がキン肉星王位争奪戦の遠因でもあり
(本来王位継承権一位はスグル(キン肉マン)の兄・アタルであった為、スグルが王家の血を引かない可能性があっても問題は無かった)、
そのことはロビンもいやというほど知っているはずなのだが……。おまけにケビンはそのまま悪行超人入りしてしまった。
その後ケビンは
また変なコスプレで姿を変えた
ウォーズマンによって改心し、父親へのわだかまりを超え、
超人オリンピックでキン肉万太郎を破って優勝。
新世代の悪魔超人「悪魔種子」や時間超人との戦いでは万太郎とタッグを組み、正義超人に勝利をもたらした。
キン肉マンII世の悪魔の種子編と究極の超人タッグ編の間に描かれた特別編「倫敦の若大将!」では、若き日の彼の姿を見ることが出来る。
アリサとの関係、超人格闘技への転向、一度は超人をやめるシーン、タワー・ブリッジの完成などが描かれている。
鎧姿でラグビーしたり、恋人の両親の前でプロテインを飲み始めたり、奇行も目立ったが
究極の超人タッグ編でもロビンの活躍は多く、前作の超人タッグ編のジンクスをいい意味でも悪い意味でも破り、
まさに貴公子としても奇行子としても欠かせないキーパーソンとなっている。
なお、ケビンはお坊ちゃん育ちとロビンの教育の影響か、それとも純粋に父方の血筋なのか、
ある時期から親父同様の奇行子として読者の笑いと安心と温かい視線を一気に掴んだ。
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王位争奪編の後、新たに攻め寄せてきた「完璧・無量大数軍」との戦いが始まる。
第一陣はテリーマン、キン肉マン、そして悪魔超人たちの活躍で凌ぎきり、第二陣との戦いに満を持して参戦。
完璧超人たちの中でも実力者と目される“完肉”ネメシスとの試合が行われる。
ネメシスの圧倒的な実力の前に苦戦を強いられるが、試合中に何度も理解し合う事の大切さを説き、激闘を続ける。
試合の終盤では鎧を脱いでスピードアップ *3、新技タワーブリッジ・ネイキッドでネメシスを追い詰めるものの
ネメシスは自らの肋骨を折って体の柔軟性を増すという手段で脱出。
決め技を破られてしまったロビンは、未完成の必殺技、暫定超必殺奥義ブリティッシュ・スティール・エッジ *4に望みをかけるが、
これも脱出され、ネメシスの必殺技“完肉”バトルシップ・シンクを受けてKOされた。
試合中にネメシスを正義超人側の主張へ翻意させる事はできなかったが、
その戦いぶりはキン肉マンたちに「かっこいいのう ロビンってやつは!」と涙させ、
試合の途中までは「完璧超人の水準には程遠い」とロビンを酷評していたネメシスにすら、
「自分以外が相手なら勝っていた」「貴様のような男こそ、完璧超人として生まれてくるべきだったのだ」と賞賛された。 *5
その後、ネメシスにピラミッドの上から地面に投げつけられ
ドリルのように地面を掘削して鳥取砂丘の地下に消えていった。
ド シ ャ
なお、ロビンの思想を全否定していたネメシスだったが、続くラーメンマンとの試合の中であわや負けかけた際に、
「散っていった仲間のためにも負けられない」という思いから、無意識のうちに正義超人の象徴である火事場のクソ力=友情パワーと同質の力を発揮して逆転した。
ネメシスは頑なに否定するが、パワー発現の根幹の部分こそ正義超人のそれとは異なるものの、ロビンとの戦いで彼に影響を受けた証明であるとラーメンマンから指摘されている。
さらに、ネメシスは続くキン肉マンとの試合では火事場のクソ力を完全に使いこなしてキン肉マンを圧倒、
駆けつけた仲間の完璧超人たちの声援に応えて窮地を切り抜けるなど、正義超人式の強さも発揮する。
最終的には「完璧超人としての戦い方を追求するために」と火事場のクソ力を使用せずに難度の高い必殺技アロガント・スパークを敢行するが、
疲労のために初撃での完成には至らず、逆に自身が大ダメージを受けて敗北してしまう。
しかし最後の最後まで戦意を失わなかったネメシスが最後に至ったものは、戦いを見届けてくれていた兄タツノリとの友情であった。
ロビンがきっかけを作り、ラーメンマン、キン肉マンが繋げていった友情の心はこうしてネメシスに届いていったのである。
……ところで「どうせ最終話で全員生き返るだろう、キン肉マンだし」と読者は誰も心配していなかったが、
なんと
復活しないまま完璧超人始祖編が終わってしまった。
このままだと『二世』に繋がらなくなる、超人墓場は崩壊したけどフェイス・フラッシュという手段がまだある、
どうせキン肉マンなんだから次シリーズが開始したら理由もなく生き返っているだろう
、などの予想もされているが、
現状は本当に死んだままになっている。
完璧超人始祖編以降も連載は続く予定であるが、ロビンが復活するかどうかはまだ定かでない。
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外部出演 |
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の30周年記念本『超こち亀』収録の クロスオーバー『正義超人亀有大集結!!の巻』では
鎧を失くしてしまい、そのまま派出所に半裸で来る
という相変わらずの奇行子ぶりを見せた。
ちなみにその時の仕草は以下のイラストにもある通り、両手で淑やかに胸元を隠し、足も内股っぽく曲げている、
そこいらのタレントなぞ歯牙にもかからないほどの艶めかしい物であった。
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マスクの上にマスク |
キン肉マンとアラクスが販売する花粉用マスクのコラボにより、ロビンマスクがCMに登場。
花粉症のロビンがマスクをするといったものだが、
金属のマスクの上に花粉マスクをつける
という妙な姿になる。
おまけに花粉マスクの耳にかける部分が耳ではなく
金属マスクの外側に張り付いている
。
ただ、ロビンはマスクをしたまま飲み物を飲んだりマスクの上から汗を書くことができるので、結構原作通りだったりする。
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「正義を守り通すことは難しい。しかし、これこそ漢の仕事だ!」
「今ではもちろん、超人の道を選んだことを誇りに思っている!」
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