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レッドバロン - (2018/07/16 (月) 10:50:15) の編集履歴(バックアップ)
1973年に放送された特撮作品、『スーパーロボット レッドバロン』に登場する巨大ロボットヒーロー。
1994年にアニメ作品『レッドバロン』として、そして2017年に実写映画『BRAVE STORM ブレイブストーム』としてリメイクされ、
いずれも主役ロボットとして登場している。
2回リメイクされているが、続編ではなく各作品が独立した世界観、設定の作品である。
3作でキャラクターや必殺技名「エレクトリッガー」等に同じ名前を使っているが、
同じ名前でも設定などは作品ごとに大きく異なっており、
過去作を知らなくてもどの作品からでも見始めやすいのが特徴。
73年版は巨大ロボットアニメが人気になり始めた
マジンガーZと同時期の特撮巨大ロボットであり、
ミサイルやビームを使えるロボットで、必殺技「エレクトリッガー」は電撃光線だった。
94年のアニメ版は
格ゲーブームの影響を受けた『
機動武闘伝Gガンダム』と同時期の巨大ロボットアニメで、
格闘戦に特化した、ミサイルやビームを使わないロボットで、派手なジャンプや浴びせ蹴りなど力強い動きでかなり動けるのが特徴。
エレクトリッガーは電撃をまとった必殺パンチに変更されている。
そして17年版は
CGの巨大ロボットの実写映画表現がハリウッドで盛り上がる時期の実写映画で、
重量感と巨大感の表現に力を入れ、都市部での巨大ロボットの殴り合いをCGによって実写映像化していた。
格闘戦だけでなくミサイルやビームも使えるロボットで、エレクトリッガーも73年版同様の電撃光線となっている。
後述するMUGENキャラは2017年版の外見をベースに、
技の設定と操縦者のボイスは1994年版を使用しており、面白いアレンジに仕上がっている。
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1973年の『スーパーロボット レッドバロン』でのレッドバロン |
スーパーロボット レッドバロン
身長:40メートル
体重:150トン
しかし紅博士は鉄面党の暴挙を予見しており、万一の為に鉄面党に対抗するためのスーパーロボット、『レッドバロン』を密かに開発していたのだ。
紅博士の弟である紅健は兄の残したレッドバロンを駆り、鉄面党の繰り出す多くの戦闘ロボットを迎え撃ち、その野望に敢然と立ち向かって行く。
しかしその先には、想像を絶する多くの苦難が待ち受けていた…。
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1994年のアニメ『レッドバロン』でのレッドバロン |
レッドバロン(アニメ)
『レッドバロオォーーーン!ファイヤーーーー!!!』
デザインは1973年とほぼ同じだが、よりスレンダーかつマッシブにアレンジされ、目の色も 黄色から グリーンに変わるなどの若干な違いがある。
3作の中で最も体を動かしての格闘戦ができ、格闘ゲームのようなジャンプやサマーソルトキックを使った力強くもスピード感のある格闘戦で戦う。
また、必殺武器のエレクトリッガーは放電ビームから拳に電撃をまとったパンチ攻撃に変更されており、
これを応用した新たな必殺技の電撃踵落とし「 ローリングサンダー」も使用可能。
(踵落としと言っても ネリチャギではなく浴びせ蹴り(と言うか クラックシュート)の方である。故に「ローリング~」)
一方で光線やミサイルなどの飛び道具は一切搭載されていないのも大きな特徴である。
「ファイヤーは?」という疑問がわくかもしれないが、上述の台詞は主題歌前のタイトルコールみたいな物であり本編中では使われていない。
それ以前に「 もっと熱くなれよ」と言う意味でしかないので、武装とは関係ない。
要は「かすかべ防衛隊、ファイヤー!!!」や「野原一家、ファイヤー!!!」と同様。そういや歌手はアクション仮面と同じ石原慎一だったり
巨大ロボットによる格闘技大会「メタルファイト」の選手( メタルドライバー)だが、まだ駆け出しの 紅拳は
自身の搭乗するメタルファイターを提供してくれるスポンサーを探し歩いていた。
とあるきっかけで謎の組織「鉄面党」から狙われるロボット技術者の少女、冴場翔子を助け
追手から逃れるために彼女が災害救助を目的に開発した高性能ロボット、レッドバロンに乗り込み見事敵を粉砕する。
拳は翔子の反対を押し切りレッドバロンを使用しメタルファイトのチャンピオンに上り詰め
鉄面党の刺客を始めとする多くのメタルファイターの挑戦を受けていく。
アニメ後半では次の4つのアタッチメントが登場、状況に応じて装着することでパワーアップして戦う。
「ショルダーアーマー」は肩アーマー、
「アームブレード」は腕に装着する 肘ブレード、
「ニーキックパイル」は膝に装着する パイルバンカーで、
「サマーソルトブースター」は足に装着しロケットでキック力を高める。 サマーソルトキックとローリングサンダーじゃ回転方向が逆だけど。
実は本作の放送開始は『 機動武闘伝Gガンダム』より17日早い。
スポンサーは両方ともバンダイで、主人公の声はGガンの サイ・サイシーと同じ山口勝平氏。
内容の被ったアニメが同時期に作られたのは、双方ともに 格ゲーブームに肖ろうとしたからである。
Gガンとは違って、レッドバロンの格ゲーは出なかったけど。
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2017年の実写映画『BRAVE STORM ブレイブストーム』でのレッドバロン |
BRAVE STORM
身長:40メートル
体重:150トン
主な武装は放電光線エレクトリッガー、両肩に装備されたミサイル等、
体の各部にあるジェットエンジンで飛行することもできる。
天才ボクサーの主人公が操縦するため、パンチなどの格闘戦も十分にこなす事ができる。
これまでのデザインを大幅にリメイクし、全体的に重量感があり機械的なデザインとなっている。
そもそも1973年版は当時の技術故に、もろに着ぐるみなデザインである。
東京の都市部のビル街で昼間に巨大ロボット同士が地上で殴り合うという映像を、
CGを駆使して巨大感、重量感たっぷりに描いた戦闘シーンは評価が高い。
西暦2050年、人類はキルギス星人による侵略によって壊滅状態となり、
更にキルギス星人の駆る侵略ロボット「ブラックバロン」の惑星改造装置により大気は汚染されつくしていた。
キルギスに対抗するレジスタンスである春日兄弟は戦闘特殊強化スーツ、「シルバー」を使いブラックバロンの開発データを奪取。
キルギス星人の侵略が開始され始めた2018年にタイムスリップし、ロボット技術者紅健一郎博士にブラックバロンに対抗するためのロボット開発を依頼する。
そしてブラックバロンを上回る性能のスーパーロボット、レッドバロンが完成。
紅博士は弟である紅健に幼い頃に交わしたある”約束”を果たすためにレッドバロンの操縦を託すのであった。
本作は『レッドバロン』に、別の特撮番組『シルバー仮面』を加えて一つの作品として再構成しているため、
春日兄弟(兄妹)、シルバー(シルバー仮面)、キルギス星人(+チグリス星人)など『シルバー仮面』からのキャラクターも多数登場している。
鉄面党は宇宙人に滅ぼされてしまったのだろうか?
なお企画段階では『アイアンキング』も加わる予定だったらしい。 静弦太郎が戦ったら負ける方が難しいんじゃ?
作品の特徴としては他の平成特撮作品を見ていると馴染みのあるスタッフや役者が関わっているのも特徴。
プロデューサー、監督、脚本は ウルトラマンゼロのデビュー作『ウルトラ銀河伝説』を脚本、プロデュースした岡部淳也氏、
主人公『紅健』役は『 仮面ライダーオーズ/OOO』の主人公『火野映司』役の渡部秀氏、
ヒロインは『 ウルトラマンジード』の鳥羽ライハ役の山本千尋氏
など豪華なメンバーが腕を振るっている。
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レッドバロンの名前の元ネタ |
名前の元ネタはおそらく第一次世界大戦でのドイツ帝国のエース、マンフレート・フォン・リヒトホーフェン男爵。
卓越した技量による戦時中最多の撃墜数を誇るだけでなく、紳士的で騎士道精神に溢れた振る舞いをする人物だったと言われており、
エースとしての名声が知れ渡ってからは 自機を真っ赤に塗装、敵国からは「レッドバロン(赤い男爵)」と呼ばれた。
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MUGENにおけるレッドバロン
zektard氏による手描きのレッドバロンが作成、2018年6月27日に公開されている。
スプライトは、2017年公開のBRAVE STORM版が再現されている。
ただしボイスは1994年のアニメ版(山口勝平氏)の物であり、技もアニメ版準拠の格闘技メイン。
氏の他のキャラ同様攻撃中は完全に無敵の技が多い。
必殺技では雷撃パンチ版のエレクトリッガー三連撃を繰り出す。
超必殺技ではアニメ版の項に書かれた強化アーマーを装着し、ローリングサンダーを繰り出す。
この時のアーマーは実写映画風にアレンジされており、技も
踵落としから
回し蹴りに変更されている。
デフォルトではAIは搭載されていないが、ドットのクオリティは高く、
プレイヤー操作での活躍に期待したい。
出場大会