「我が前にあらわれし旅人よ……。
我が名はクリスタラー、
このよの悪の全てをすべる者。」
1996年に任天堂とスクウェアが共同制作したSFCのアクションRPG『
スーパーマリオRPG』に登場する
裏ボス。
終盤手前に立ち寄る
モンスタウンにある封印された扉の奥に潜んでおり、とあるアイテムを所持していれば封印を解いて戦う事が可能となる。
二次元(平面)と三次元(立体)の概念に対して疑念を持っており、三次元の姿を持つ
マリオ達の力を試すため、戦いを挑んでくる。
そのため、クリスタラー戦ではマリオ達のグラフィックが3Dなのに対して、クリスタラーとその背景だけは2Dで描かれている。
本作で登場するキャラクターの中で、クリスタラーのみが『
ファイナルファンタジー』シリーズを意識した姿をしているが、
これは『
FFVII』のキャラデザなどでお馴染みの野村哲也氏が新規にデザインしたキャラであるため。
『スーパーマリオRPG』オリジナルのキャラであり、本家の『FF』シリーズには(日本と海外版も含め)一度も登場した事は無い。
また、クリスタラー関連の
BGMは全てが『FF』ファンにとっては聞き慣れたであろうお馴染みの曲でもある。
戦闘時のBGMは『FFIV』の「バトル2」をアレンジしたもの、勝利時のBGMは『FF』シリーズの戦闘勝利後に流れるファンファーレ、
戦闘後の会話の場面で流れるBGMは同じく『FF』シリーズの「プレリュード」である。
このようにスクウェア要素が前面に押し出されており、『FF』ファンならば思わずニヤリとしてしまう事だろう。
原作でのクリスタラー
「我こそは、しこうの力を みなもととした 者なり。
我を こえる者、この世に おらず。
この世のそうぞうから 終末まで 時をこえ、
最強の二の字を 受けつぐ者なり。
我が力、なんじらに 知らしめよう!!
いでよ!しんらばんしょうを 司る力よ!」
HP・4096 |
攻撃力・250 |
防御力・100 |
魔法攻撃力・100 |
魔法防御力・80 |
経験値・244 |
コイン・なし |
弱点・なし |
耐性・なし |
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HP・2500 |
攻撃力・0 |
防御力・100 |
魔法攻撃力・130 |
魔法防御力・60 |
経験値・なし |
コイン・なし |
弱点・氷 |
耐性・火 |
|
HP・1800 |
攻撃力・0 |
防御力・130 |
魔法攻撃力・120 |
魔法防御力・50 |
経験値・なし |
コイン・なし |
弱点・火 |
耐性・氷 |
|
HP・3200 |
攻撃力・0 |
防御力・70 |
魔法攻撃力・80 |
魔法防御力・33 |
経験値・なし |
コイン・なし |
弱点・電気 |
耐性・ジャンプ |
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HP・800 |
攻撃力・0 |
防御力・200 |
魔法攻撃力・60 |
魔法防御力・88 |
経験値・なし |
コイン・なし |
弱点・ジャンプ |
耐性・電気 |
|
戦闘開始時に上のセリフを言った後、火、水、土、風の4つのクリスタルを召喚する。
もちろんこのクリスタルも戦闘に参加し、それぞれの属性に対応した魔法中心の攻撃をしてくる(通常攻撃はしない)。
実はこれらの行動は自動ではなく、クリスタラーの行動を1ターン費やして召喚(と口上を述べる)している。
そのため、こちらの「すばやさ」を上げてクリスタラーのすばやさを上回れば、クリスタル召喚前に行動する事も可能。
ちなみに、クリスタルはクリスタラー本体を倒せば共に消えるので、全て倒す必要は無い。
とはいえ、攻撃が激しく長期戦にもなるので、やっぱり是が非でも先に排除しておきたい所。
特に防御は高いがHPが低く、厄介な状態異常攻撃を使う「かぜのクリスタル」を優先したい。
倒すと「244」と強さに見合ったゲーム中最高の経験値が手に入る。
「ラッキージュエル」などでたまごあてゲームを当てると倍の「488」になるがリスクが大きい。
さらに、アクセサリーの「クリスタルのおまもり」がもらえる。
装備しても表示上のステータスは全く上がらないが、ダメージ1.5倍、被ダメージ半減、即死攻撃無効化の効果がある。
+
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攻撃パターン |
普通の攻撃でガード可能なのだが、平面のためか攻撃モーションが分かりづらく、アクションコマンドの防御が困難。
何よりクリスタラー自身の攻撃力が作中トップタイ(カジオー戦車形態と同値)なので威力が凄まじい。
星を散らばせて全体にダメージ。無属性だが威力はそこそこ。
巨大な黒い星を落とすエフェクトは全体っぽいのに単体にダメージ。威力がかなり高く、無属性なので無効化もできない。
単体に炎ダメージ。他の技よりは怖くない。
こちらのステータスアップや一部の装備品の効果をひっぺがす……つまり、無効化する。3ターンに1回使ってくる。
『FF』で言う所の「デスペル」。『ドラクエ』で言う所の「 いてつくはどう」。
前述のようにクリスタル召喚自体が技なので、最初の「ひっぺがし」は実質2ターン目に来る。
+
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... |
バトル開始と同時に赤い星を散らばせ、 味方の最大HP-1のダメージを与える全体攻撃。
その後も画面上にカウントが表示され、カウントが0になると再びメテオを使ってくる。
1ダメージでも受けていればメテオで確実に倒れるので、カウント1になったら要注意。
体力を全回復しておくか、レッドヨッシーエキスを使うなど対策を講じよう。
4色のクリスタルが倒された場合、メテオからこちらに変わる。
こちらは ジーノカッターよろしく味方単体に9999の一撃必殺の攻撃となっており、
あくまで通常のダメージなので、セーフティリングなどの装備による即死無効効果では防げない。
しかし、こちらはガード可能なのでタイミングを掴めばメテオよりは楽だが、
ジャストガードで無ければ防げず通常ガードでも即死するので要警戒。
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単体に炎ダメージ。下に行くほど威力が高い。
魔法攻撃力が作中トップタイ(カジオー魔法形態と同値)なので、一番威力の低い「かきゅう」でも結構な威力になる。
全体に炎ダメージ。コロナはクリスタラー戦では一番威力の高い全体攻撃。
決して 銀の刻のメインヒロインでもないし、某新型ウィルスでもない。
……と言うかそういう事情もあって、リメイク版では技名が「フレア」に変更されている。
でもスクエニ的にはこの方が合ってるかもしれない
単体に氷ダメージ。
単体にダメージ。エフェクトの見た目のせいで紛らわしいが、無属性のため無効化できない。
全体に氷ダメージ。
単体にダメージ。無属性。この2つの魔法は威力が高いので結構痛い。
土のクリスタルの魔法攻撃力が高くないのが幸いか
全体にダメージ。これも無属性。
全体にダメージと「きょうふ」効果。
単体に雷ダメージ。
全体に雷ダメージ。
全体にダメージと「キノコ」効果。
全体にダメージと「ねむり」効果。
+
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... |
- きはくのはどう
- まほうのはどう
- こんじょうのはどう
- みがるさのはどう
倒された時、クリスタラーと生存しているクリスタルにそれぞれの、
こうげき・まほうこうげき・ぼうぎょ&まほうぼうぎょ・すばやさを上げる。
こちらだけ色に関係無く使用してくる。
ユミンパ戦のようにA(こうげき)・X(アイテム)・Y(スペシャル)ボタンのどれか1つを約1ターン使用出来なくする。
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+
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思い知るがよい!エンドコンテンツの力を! |
「ククク・・・・ とくと見るがよい!
立体的世界にふさわしい この姿!
再構築されし この世において、
やはり我こそが、
最強の二の字を 受けつぐ者なり!
くらえ!
三次元の空間に共鳴する じゃあくな力を!!」
リメイク版では、ストーリークリア後に一部のボスと再戦出来るようになり、クリスタラーもその中に入っている。
先のボス達の強い願いによって更なる邪悪な力を手に入れ、なんと彼も マリオ達と同じ立体的な肉体を手に入れていたのである。
時代に合わせてSFCの『FF』的な姿から、 セーファ・セフィロスのような半裸のリアル調な姿に変貌するという、
3D化以降の『FF』シリーズのデザインへと変化し、より 場違いラスボス感も増している。
HPが驚異の9999と、強さも平面時と比べものにならないくらい強化されており、バトル開始時に上述のメテオを使ってくる。
そしてかぜのクリスタルがその直後に「さくらふぶき」を使うため、
かぜのクリスタルに先手を取れないと、メテオからの連続攻撃で一気に3人葬られてしまう。
取り巻きのクリスタルも強化されており、A・X・Yボタンのいずれかのコマンドを封じるユミンパのような行動が増えている
(しかもユミンパとは違ってクリスタラー自身も行動制限される事も無い)。
また、クリスタルを撃破すると残ったクリスタル及びクリスタラー本体に能力強化を残していく
(一例としてかぜのクリスタルを倒した場合、すばやさが上がる「みがるさのはどう」が発動する)。
なお、クリスタラーを先に撃破してしまうと、クリスタルが自身を犠牲にしてクリスタラーを完全復活させてしまうので、
絶対にクリスタルから先に倒すべし。
倒すと元の平面に戻り、「クリスタルのかけら」という記念品をくれる。
「だいじなもの」として扱われるためゲーム中の効果こそ無いが、ゲーム内では「最強の証です」と説明されており、
やはりゲーム内において最強の敵という位置付けにあるようだ。
彼を倒した後に再度カジオーを倒してエンディングを見ると、一部分に変化が見られる(所謂真エンディング)。
その際、モンスタウンの場面で画面右上を見ると……。
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MUGENにおけるクリスタラー
どっかのサブ氏による、原作
ドットを用いて製作されたクリスタラーが存在する。
LIFE初期値が
原作再現の4096、試合中は背景とBGMも原作のものになるというファン感涙の仕様(オプションでON・OFFの設定が可能)。
もちろんイントロでは原作通りの口上を述べてくれる。
先んじてMUGEN入りしている
『FF』シリーズのボスキャラ同様、
移動が一切出来ず、一ラウンド取られると二ラウンド目も自動的に敗北となる。
自身や各色クリスタルの攻撃技が再現されており、原作で猛威を振るった「
きょうふのルーレット」や「ミルキりゅうせいぐん」なども搭載されている。
ちなみに「ひっぺがし」は
ゲージ減少効果となっている。
加えて攻撃を受けると一定時間無敵になるため、多段ヒットする技の威力が大幅に軽減されてしまい、高いライフと相まって非常にタフ。
また、
カラーごとに性能差があり、7P以降で大幅にパワーアップ、11Pは論外、12Pは撃破挑戦用となる。
AIはデフォルトで搭載されており、原作同様本体とクリスタルの多彩な攻撃で攻め立ててくる。
通常カラーは攻撃にインターバルがあるので比較的有情だが、上記の通りタフな上に
全画面攻撃を連発してくる事があるため、
AI操作の格ゲーキャラで勝つのは厳しいだろう。
「サ・ヨ・ウ・ナ・ラ・・・・」
出場大会
最終更新:2025年01月08日 00:35