ユカ&ゴア


──世界が憎い、と少女は笑う──

「Cyc(サイク)」のダーク系ブランド「Black Cyc(通称:ブサイク)」制作の18禁AVG『ゴア・スクリーミング・ショウ』の登場人物。
ヒロイン・ユカに付き従う謎の怪人ゴアのフルネームがゴア・スクリーミング・ショウ

+ 原作について
ジャンルは公式曰く「オカルティック恋愛ADV」。2006年1月20日発売。
ディレクター・キャラデザは上田メタヲ氏。シナリオは草壁祭氏。
当時のエロゲーは思わず涙腺を刺激する泣きゲー男達が武器を使って泥臭く戦う燃えゲーなど、
単なるエロ描写だけに止まらない様々な要素を含んだシナリオゲーム全盛の時代だったが、
本作はその中でもホラー・残虐描写が特に際立っている事が特徴である
(そもそもBCは前述の通りダーク系ブランドであり、純愛系はCycや「White Cyc」の担当。まぁ一番作品数が多いのはBlackなんだけどね)。
特にバッドエンドのグロ描写は思わず目を背けたくなる程であり、タイトルの直訳「血糊と叫びの演劇」に相応しい作品になっている。
しかし、ただ猟奇的なだけの作品ではなく、「恋愛ADV」と謳われているように本作のストーリーの主題はあくまでもヒロインとの純愛であり
ストーリーが進んでいく中で明らかになっていくメインヒロイン・ユカの過去と主人公との切ない恋模様は、
ユカを肯定するにせよ否定するにせよ目が離せないものとなっている。
また、未熟な少年少女である主人公達が、事件を通して己の弱さや醜さと向き合い成長していくジュヴナイルファンタジーとしての側面もあり、
現在でも作品の評価は高い。
なお、スティーブンキングのホラー小説『IT/イット』をオマージュしている。

あらすじ

主人公・仁野恭司は両親の仕事の都合で3年ぶりに故郷の呉仁町に戻ってきた。
登校初日、恭司は道中の森の中で自身に「助けて」と呼びかける謎の少女に遭遇するが、少女は幻のように姿を消してしまう。
懐かしい旧友達との再会、クラスに巣くう不良達との衝突を通して恭司は次第に学校に馴染んでいく。
一方、町では少女の連続失踪事件が起こっていた。
やがて恭司は例の少女と再会する。それは主人公達に降りかかる血の惨劇の始まりだった……。

ユカ


「恭司が私のこといらないんなら、私も、こんな世界、いらない」

恭司が出会った、怪人ゴアを従える謎の少女。
ストーリー全編を通してのメインヒロインであり、作中で起こった惨劇の元凶的な存在でもある。その性質上、本人以外のルートでは敵役として登場する。
作中のヒロインの中ではプレイヤーからの人気は最も高い。
担当声優は みる 女史。

森の中の洋館に母親と思しき老婆と共に暮らしている。
見た目は小さな可愛らしい女の子だが、得体の知れない不気味な雰囲気を身に纏っている。
口調は歳相応に見えて相手の心の内を見透かしたような発言をするなど、とても幼い女の子とは思えない。
落ち着いていたかと思うと激昂することもあり、感情の振れ幅が大きい。
出会った時から恭司に好意を抱いているらしく、至る所で恭司にちょっかいを出してくる。彼女の話によれば以前にもどこかで出会ったらしいのだが…?
反面他のヒロイン達を徹底的に憎悪しており、トラウマを抉る残忍な発言で精神的に追い詰めていく。
その異常さから恭司達からは距離を置かれていたが、やがてゴアを伴って登場し数々の残虐行為に手を染めていく。
恭司とゴア以外の全てを嫌っており、人を殺すのに躊躇しない。

+ 正体(ネタバレにつき閲覧注意)
本名は音無紫(ゆかり)。幼女然とした見た目に反して実は作中のどのヒロインよりも年上である。
実年齢はヒロインの一人で散々おばさん呼ばわりされている恭司の従姉よりも一つ上なので…まあお察しください。
この世ならざる存在と化した副作用で肉体年齢が止まったのと引き換えに高い不死性を得ており、
某ルートでは彼女を妻の仇と付け狙う男性に頭部を銃を吹き飛ばされても何事も無かったかのように再生している
(ただし、痛み自体はあるらしく、大半のルートでは銃で撃たれた後に泣き叫んでいる)。
この他にも相手の身体に乗り移ったり、自分と交わった人間を操るなどの芸当ができる。

彼女がこのような存在になり果ててしまったのは幼い頃に起こった出来事が原因である。
元々は父母と妹の4人家族で洋館に暮らしていたのだが、病弱で身体の弱い彼女には友達がおらず、
父母の意識が姉ばかりに向くことに不満を持った妹に日常的にいじめられる生活を送っていた。
そのような中でも妹の友達と必死に仲良くなろうとしていたが、ある時、かくれんぼと称した妹達に騙されて井戸に閉じ込められてしまう。
裏切られた絶望感と空腹、そして間の悪いタイミングで起こった初潮により、
精神的に追い詰められた彼女は井戸をさまよい歩く内にとある石室に辿り着く、そこには古の伝承にも繋がる人間の願いを叶える石があった。
偶然にも彼女はその石を身体の中に取り込んでしまい、その肉体・精神に関連する時間が止まってしまうが、
その際に絶望感と空腹感も一緒に止まってしまっために常に満たされず、この世を汚いものとみなし復讐を誓う殺人鬼と化してしまった。
なお、前述の母親と思われていた老婆は妹の成れの果てであり、両親はユカに命じられたゴアによって惨殺されている。

上記の通り、ほとんどのルートでは恭司とヒロインを執拗に追い詰める悪役としての登場なのだが、
唯一自ルートのみ恭司との交流を経ることで次第に自分の視野の狭さに気付き、自らの罪を自覚する。
しかしそれでこれまでの行為が帳消しになる訳もなく、一転して彼女自身が追い詰められていくことになる……。

ゴア・スクリーミング・ショウ


「初めましテ! 初めましてだネ! やぁやあやぁやア!!?」
「ボクの名前を聞いたネ! 私の名前を聞くんだネ! じゃあ答えよウ答えるとモ答えるべきサ!!」
「ボクの名前はゴア! オレの名前はゴア! キミの名前もゴア!! ワタシの名前もゴア!!
 ゴアごアゴあゴア──」

「ゴア・スクリーミング・ショウ!!」

通称「ゴア」。ユカに付き従う謎の大男で、本作のグロ要因。
モチーフ元を考えるとモデルとなったのは恐らく例のピエロと思われる。
担当声優は黒木大氏。

2mを優に超える身長、猫型のフードに奇怪な鉄仮面、全身を覆い隠すマントというおよそ怪物然とした姿をしている。
その外見通りに催眠や幻覚と言った様々な異能の力を用いる他、マントの下には不気味な触手が蠢いているなど、明らかに人外の存在である。
人間を主食としており、好物は女性。作中で発生している連続女性失踪事件の犯人であり、被害者達を生きたまま貪り食っていた。
主人であるユカの指示に従ってヒロインを拷問して殺害する役割を担っており、多くのルートで彼との攻防が描かれる。
殺しの手口はとにかくエグいの一言、特にBADエンドはR18要素も相まってちょっとこのwikiに書くのは憚られるレベル。
その一方で台詞回しは酷くコミカルで、人形劇で主人公達をおちょくったり学校で授業の真似事をしたりと、見ようによっては愛嬌のある振る舞いも多い。
また、ユカには一貫して忠実で、彼女の意に反した殺人は絶対に行わない。それはそれとして人は喰うようだが
例え自分自身が危機的な状況に陥っている際もユカの願いを叶えるべく力を尽くしている姿は健気でもあり、
一部のプレイヤーからは萌えキャラ扱いされることもある。

+ 正体(ネタバレにつき、閲覧注意)
石の力によってユカの願望が人形を依り代に擬人化した姿。名前はユカが妹と一緒に見ていたホラー映画が由来。
直接的な攻撃は通用しないが、同じ力を持った石を所持した人間には手が出せないという弱点が存在する。
また、本体であるユカがダメージを受けている間は行動不能になる。

なお、本作の舞台となる呉仁町には「人食い鬼」に纏わる伝説が伝わっており、過去にも同質の存在が出現していたことが示唆されている。


MUGENにおけるユカ&ゴア

     
butter pasuta氏の製作したキャラがドット絵板にて代理公開中。
ユカのドットは恐らく白レンの改変と思われる。
原作はグロゲーだが残虐描写は無いので、その手の描写が苦手な人でも安心して使える(派手に血飛沫が飛んだりはするが)。

プレイヤーはユカを操作してゴアをスタンドのように扱って戦う。
ゴアは食らい中と攻撃中以外にはいつでも召喚可能。
召喚されたゴアは下部に耐久ゲージを持っており、相手の攻撃によってゲージが0になると消滅する。
ユカ単体ではリーチや火力が低い何とも心許ない性能であるため、いかにして素早くゴアを召喚できるかどうかが鍵となるのだが、
召喚中はユカが攻撃出来ない上に、ゴアは基本的にユカの背後に追従するように動くため、使いこなすのが中々難しい。
未召喚時に使用可能なトラックで相手を轢き逃げする超必殺技「人間絨毯」は、原作ファンならニヤリとさせられる事だろう。人間絨毯いっちょ上がリィ!!
AIは未搭載。



出場大会

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最終更新:2023年12月11日 00:26