「オイオイ。
どうして俺が本気を出す前に倒れちまうんだい?」
"フロリダの荒馬"
コルト -Colt-
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FIGHTERS PROFILE |
- フルネーム:ラッキー・コルト(Lucky Colt)
- 海外名:Gunloc(ガンロック)
- 所属:CWA
- 身長:192㎝
- 体重:125㎏
- 年齢:24歳
- 好きな物:ポップコーン
- 出身地:フロリダ・マイアミビーチ
- 得意技:パワースラム(初代)、フェイスバスター(SUPER)
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キャラクター設定
幼い頃に両親を亡くし、スラム街で
ストリートファイターで生計を立てていたストリートキッズ。
ケンカに明け暮れていたところを
マイク・ハガーに見出されプロレス入り。
大の練習嫌いだがそれを補って余りある天性のセンスを備えており、次代のエースと期待されているものの、
ストリート時代の荒々しいファイトスタイルが抜けず、エキサイトするあまり反則負けすることもしばしば。
黒い革ジャンがトレードマークで、キャラ選択時や勝利時のイラストでは、
この黒い革ジャンを羽織った姿を見ることができる。
ハガージムの同期に
アレクセイ・ザラゾフがおり、
シリーズ二作目『マッスルボマーDUO』では、ザラゾフとのタッグで「ハイパーキャノンズ」を結成し優勝している。
おそらく
キン肉マンで登場した全米タッグチャンピオンチーム「
ザ・マシンガンズ」あたりが元ネタっぽい。
リュウの系譜に連なる正統派主人公ザラゾフに対し、
ケンの系統に位置する正統派ライバルキャラ。
練習嫌いで派手好み、ケンカ早くて女好きと、何かとトラブルを起こしやすい性格。
ハガーの娘・ジェシカにもちょっかいを出しているため、たまたま試合を見に来ていた恋人の
コーディーがキレてしまい、
観客席で大乱闘をやらかした、という逸話すらある。
2人の実力は伯仲していたようだが、ジェシカはコルトにまっったく振り向くことは無かった(ハガーも同様)ので、
「どちらが勝者かは、言うまでもないだろう」と、ゴシップ新聞にコルトは叩かれてしまった。
※ちなみにこの記事はカプコンファンクラブ誌で実際に掲載されていたものだが、なぜかコーディーの名前は一文字も出ていなかった。
ハガーが週刊誌に頼んで名前を伏せさせたのか、コーディーがメトロシティの英雄になる前の時系列なのか(記者がスルーしているので)、
ちょっとした謎である。あくまでわかる人にはニヤリとわかるファンサービス的な意味合いかもしれない。
「俺のファンが出ろってうるせえんだよ!」(DUO参戦コメント)
「俺のファンに情けないところを見られてしまったな。」(SUPER負け台詞)
のように、なにかと「ファンのため」に戦っていることを公言する。
一方で、
「デートがあるんでね パッパッとかたずけさせてもらうぜ!」(初代イントロ)
「チッ今日のデートはキャンセルだ。面倒くせえが練習してやるぜ!!」(SUPER負け台詞)
「・・・・・しまった!もうデートの時間じゃねえか!!
おくれたらあの娘をおこらせちまう・・・ベルトとトロフィーはくれてやるぜ!!」(SUPERエンディング)
とデートも同じくらい気にするため、
「ファンの(女の子にモテる)ため」「フロリダの種馬」と揶揄されたりもする。
とはいえ、ザラゾフと組んでアストロ&キマラ組に勝利できる、れっきとした実力者。
冷めた軽い口に熱く重い拳。それがコルトなのだ。
なお、海外版のガンロックは
ガイルの親戚もしくは関係者(原文:Related)、
という設定に変わっている。
さらに実写ストIIのアーケードゲーム版『
ザ・ムービー』では、
ガイル大佐のブラザー(兄弟もしくは同志?)という設定になっており、
「
ブレード」という名前でスパイとして兵士に化けて
シャドルー内部に潜り込んでいたりする。
しかし外見はシャドルー一般兵であり、技もマッスルボマーの要素はちっとも無い。
何のための設定なんだか。
まあリュウがライユーになってしまうような映画なので設定に突っ込んだら負けだが…。
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比較画像 |
まさか…… ひょっとして……?
なおさらに深く突っ込んでみると、仮に彼らが兄弟とした場合、
コルトは『マッスルボマー』の1983年時点で24歳なので、逆算すると1959年生まれ。
つまり1960年生まれのガイルは
年子の弟
ということになる。
さらにコルトは幼い頃に両親を亡くしてスラム街で育ち、その後ストリートファイトからプロレス界にスカウトされた。
その頃に弟のガイルも居たとなると色々とややこしいことになりそうなので、やはり兄弟説は無理がありそうである。
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「へっへっへ 少ないファンが泣いてるぜ」
原作での性能
主人公・ザラゾフのライバルキャラということで基本的には
コンパチだが、
近距離攻撃「トゥキック」がダウン追い打ちにならないため、ザラゾフと違い地道に気絶値を稼ぐ戦い方は出来ない。
対面つかみフォール技が「フィッシャーマンズスープレックス」と「パワースラム」の2つあり、
これが特徴と言えば特徴だが、使い分ける意味はあまり無い。むしろギブアップ技くれ。
優秀な技にダッシュ攻撃の「ラリアット」や
必殺技の「ソニックフィスト」があるが、これはザラゾフと同性能。
総合的にはザラゾフより若干扱いにくいキャラとなってしまっている。
「おぼえときな。勝利のめがみは男前だけにほほえむんだぜ!」
ザラゾフとのさらなる差別化のためにキック技が強化された。
その結果、出してるプレイヤーにも裏か表か分からないめくりジャンプ小キック、
出が早すぎて見切りようがない昇り中段のジャンプ大キック、
オルテガやハガーほどではないにせよ固め能力の高いダッシュ大キック、
やけに判定強くて持続も長く必殺技に繋がる小足、小足からヒート状態のレッグクラッカーでゲージ1本近く減る等々、
攻めに回った時の崩し能力とそこからの連続技が尋常ではなく、ザラゾフより圧倒的に強くなっている。
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その実力の程 |
SMBの本場として知られる富山から都内某所に遠征し、圧倒的強さを見せつけ優勝した某氏オルテガ。
その某氏を富山のSMB大会決勝で制し、富山最強の座に即いたのはコルトである。
プレイヤーの人とコルトさんマジパネェっす。
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「ヘイ、カモーン!俺の腕の中で死のダンスを踊り続けな!!」
MUGENにおけるラッキー・コルト
2体のコルトが存在する。
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Falchion22氏製作 Gunloc |
基本的に『SUPER』の 原作再現。
れどめによるとx+aでザラゾフ、y+bでガイルを ストライカーに呼ぶ予定だったようだが、
氏は既にサイトを閉鎖しており、残念ながら更新は望めそうにない。
かわりにx+aとy+bはアピールとなっており、出すとゲージが一気にMAXになる。
れどめにはサンセットスプラッシュも未実装と書いてあるが、ゲージ投げとしてちゃんと存在する。
なお掴みボタンで掴んでから素早く コマンド入力する必要があり、吸い込もうとしても出せないことに注意。
アピール後に出すと「SUPER」の文字と共にダメージが上がり、トドメに決めると穴が空くのも再現。
火力が良心的で小足からの必殺技が繋がらず、攻撃しても中々ゲージが溜まらないため、
隙を見てアピールしサンセットで投げまくるのが正しい使い方だろうか。
サクラカ氏による外部 AIも存在していたが、現在は入手不可。
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ですからー氏製作 ラッキー・コルト |
ですからー氏によるアレンジ仕様のコルト。
氏のボマー勢の例に漏れず比率を調整されており、Falchion22氏のコルトより一回りデカい。
ボイスは『キン肉マンII世』のテリー・ザ・キッド(森川智之)のものなので、「荒馬」でなく「暴れ馬」と名乗る。 *1
もともとザラゾフとのコンパチ要素が多いキャラなので、技の使い勝手は氏のザラゾフと似ているが、
近距離立ち小キックや小足からの連続技がきちんと繋がり、「レッグクラッカー」でダウンを奪って起き攻めに行けるので、
こちらの方が攻め手は多彩。
飛び道具が対空兼用の「クレセントスラッシュ」のため、ここだけは見劣りするが 原作通りなのでしょうがない。
超必殺技としてレッグクラッカーの強化版「スーパーレッグクラッカー」が追加されている。
AIは11段階に調整可能なものがデフォルトで搭載済み(デフォ設定は7)。
ラウンド数や残り体力での技制限があり、相手の攻撃を受け切ったのち必殺技で大逆転勝利という、
プロレスらしい魅せる戦いをするように組まれている(設定で制限解除も可能)。
氏のザラゾフが相手だとほぼ互角の勝負になる。
氏のボマー勢以外と勝負した場合、連続技に優れる分、ザラゾフより対応できる相手が多いようだ。
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海外ではこのコルトのガワ替え改造で、なんとあのタイガーマスクが作られている。
……が、本当にただガワを変えただけなので行動は全てコルトそのもの、タイガーマスクの使う必殺技は搭載されてはおらず
*2、
声も伊達直人じゃないばかりか、虎のマスクで
「暴れ馬の異名を教えてやるぜ!!」などとほざくので、
日本人が見たら大ブーイング必至であろう。お前は虎になるのだ!!
要するに、「タイガーマスクのコスプレしてるコルト」でしかない。
「今のうちに
負けたときの言い訳でも考えといたらどうだい?」
出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
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プレイヤー操作
*1
コルトにしろテリー(
親父含む)にしろ元ネタはリビング・レジェンドと呼ばれる実在プロレスラー、
テリー・ファンクの異名「テキサスブロンコ(Texes Bronco)」の邦訳「テキサスの荒馬」。
ブロンコは野生馬のことで、ニュアンスとしては「荒馬」でも「暴れ馬」でも一緒っちゃ一緒である。
*2
タイガーマスクの必殺技「フジヤマ・タイガー・ブリーカー」の動作(両足で相手を蹴り上げ、落ちてきた相手をバックブリーカーに捕らえる)は、
マッスルボマーのキャラでは
タイタン・ザ・グレートがタイタンブリーカーとして使用している。
最終更新:2023年07月14日 14:11