「乱馬貴様は、そのサル女と瓜二つなのだーっ!!」
高橋留美子氏の漫画『
らんま1/2』の登場人物。
1400年の昔から続く男達の武道集団「麝香(
ジャコウ)王朝」の末裔で、次期王位継承者。
呪泉郷で人間の姿に変えた獣と交わる事によってその獣の力を子孫に受け継がせてきた一族であり、ハーブは
竜の血を引いている。
合法的獣姦
しかしそれは昔の事で、今では近郷近在で武術の優れた女性と見合いをし、妻に娶る。
そもそもこんな生き物の命を弄ぶような蛮行が許されていた昔が腐敗しきっていたとしか言いようがないので、
今のスタンスに落ち着いたのは至極当たり前のことである
本来は男性であったが、見合いに備え女という生き物を学習するため、
猿を娘溺泉に落とした時にその猿女の
"ちち"に気を取られた隙に、
その猿女に自身も娘溺泉に叩き落とされ、乱馬と同様の水を被ると女性に変化する体質になってしまった。
そこでさらに、変身を固定させる能力を持った手桶「止水桶(チースイトン)」で水を浴びせられ、
男に戻れなくなってしまった。
その後、止水桶の効果を消す力を持った秘宝「開水壺(カイスイフウ)」を求めて日本を訪れた所で偶然乱馬と出会う。
目の前で女に変化した乱馬の風貌が偶然にもいつぞやの猿女にそっくりだったため、腹いせに止水桶で乱馬の姿を女に固定してしまった。
それから開水壺を求めつつ乱馬と死闘を繰り広げ、最後は乱馬の新必殺技「飛竜降臨弾」によって敗れた。
男ばかりの一族で暮らしていたのと猿女の件のトラウマにより
"ちち"が弱点となり、見ると一瞬動きが鈍ってしまう。
本人は「弱点ではなく、あの時の怒りがこみ上げて冷静ではいられなくなるのだ」
とか言っているが、どうも
それだけには見えない。
男なんだもの、
仕方ないよね!
なお、開水壺の効果はあくまで「止水桶による変身固定の解除」のみであり、変身体質自体が直る訳ではない。
最終的には中国に帰るのだが、結局女体化に悩まされる件は何も解決していなかった。
得意技は宙を舞いながら地面に“気”を放ち、バウンドさせて敵に当てる「竜精飛翔(りゅうせいひしょう)」。
女の体で使うと“気”の力が弱いため軌道が非常に読みづらく、男の体で使うと威力は格段に高くなるが、強力な“気”のため軌道はハッキリ見えるようになる。
ハーブ自身にしてみれば偶然でしかないのだろうが、男版と女版で一長一短の性質を持つ技になってしまった。
時期の都合上アニメ版には登場していないが、SFCの格闘ゲーム『超技乱舞篇』では
ラスボスとして登場。
こちらでは男性版のみが登場し、織田優成氏(当時は旧名の「有馬克明」名義)が
ボイスを担当している。
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止水桶に関する余談 |
止水桶の「姿を固定する」という能力に目を付けた 響良牙と ムースは「これを使えば自身の変身体質を治せるのではないか」と考え、
ハーブ達の手から止水桶を奪ったのだが……。
止水桶で 水を被ってしまったために 変身後の姿で固定されてしまうという致命的なミスを犯してしまった。
それまで表向きは乱馬に協力しつつも内心では開水壺の方には大した興味もなかった二人だが、
自分自身が当事者になってしまったことで本気で乱馬と協力せざるを得なくなってしまうのだった。
……ちなみに、「止水桶でお湯を被ったらどうなるのか」については一切語られていない。
作者が気付かなかったか、それとも冷水でないと効果を発揮しないのか、その辺りは不明である。
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(以上、wikipediaから抜粋・改変)
『超技乱舞篇』における性能
前述の通りSFCの『超技乱舞篇』では
ラスボスとして登場。また対戦モードでも隠しコマンドを入力する事で使用する事が出来る。
所謂タメキャラで、二種類の飛び道具と対空技を完備する
ガイルバランスの良いキャラ。
ゲーム中トップクラスに防御力が高く、また非常に軌道が独特(長距離を滑るように移動する)ながらもかなり早いジャンプを持ち、
技のリーチが全体的に長めとかなり高水準な基本スペックを持つ。
反面、その長身故に喰らい判定が立ち・しゃがみ共に大きい(
しゃがみモーションがほとんどしゃがんでない)という欠点もある。
この手のキャラの基本的戦法である、端まで飛ぶ「竜斬破」と地面に向かって撃つ特殊な飛び道具「気砲」で牽制し、
飛んだ相手を対空技「気竜刀裂空斬」(ただし無敵は無い)や鋭いジャンプ軌道による空対空で落とす「飛ばせて落とす」戦法がやはり強力。
特徴としては、技や機動力の性質上比較的アウトレンジからの立ち回りを得意としている。
他の上位キャラのようなぶっ飛んだ技性能こそ無いが立ち回りでの安定性が高く、爆発的な強さは無いものの誰が相手でも大きな不利が付き難い強キャラと言える。
隠し技でもある最大奥義の「竜精飛翔」は、一度後方に飛んだ後飛び道具を放ちながら滑空してぶち当たるという変則的な突進技。
当てた距離さえ誤らなければ突進→飛び道具という順番で当たるので反撃こそされ辛いものの、予備モーションでバレバレのため当たってくれる事は非常に少ない。
MUGENにおけるハーブ
乱馬、
良牙、
あかねと同じく暗黒内藤氏によって製作されたアレンジ仕様が存在する。
ドットとボイスは『超技乱舞篇』のものが使用されているのだが、これまでと違い
他の音源が存在しないため、
ボイスのバリエーションがかなり少なく、元がSFCだけに音質もあまり良くない。
暗黒内藤氏曰く
「ハーブと同じ声優さんで、とても良く似た演技のキャラがいたら教えて下さい」との事。
同氏の他のキャラと同様にアドバンシングガードやクイックアプローチが搭載されており、
システム的には現在でも十分通用するものとなっている。
3ゲージ
超必殺技の「竜精飛翔」以外は全てタメ技となっているが、キャンセルで出す場合はタメが不要のため、
コマンドキャラに近い感覚で使用する事が出来る。
なおこの竜精飛翔、原作の『超技乱舞篇』では例に漏れず
死に技であったが、見えない攻撃という事で、
ハーブ本体が空中中段攻撃、気弾が空中下段攻撃という
中下段時間差攻撃に強化されている。
知っていればガード切り替えが充分間に合うが、知らなければ文字通り見えない攻撃となる。
一応両方とも空中ガード可で攻撃判定発生までは遅いので、空中ガードがあるキャラは空中に逃げれば楽に防げる。
2012年7月13日の本体更新により、ちぃたま氏製作の
AIがデフォルトで搭載されている。
遠距離では主に「竜斬破」、接近戦では中下段攻撃を巧みに使用するかなりの強さを持ったAIである。
出場大会
プレイヤー操作
最終更新:2024年12月02日 20:26