「運命を変える!」
インテリジェントシステムズ(IS)が開発し、任天堂より発売されたSRPG『
ファイアーエムブレム 覚醒』の登場人物。CVは
杉田智和
氏。
マイユニット(デフォルト名:ルフレ)と共に同作の主人公を務める。
イーリス聖王国王子にして自警団の団長であり、英雄王
マルスの子孫。娘に
ルキナがいる。右肩にはイーリス王家の正統後継者を示す聖痕を宿している。
『覚醒』のヒットにより、初代作『暗黒竜と光の剣』の主人公マルスに並ぶシリーズの顔役として認知されている。
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外部出演 |
序盤から仲間になる。習得スキルが優秀なので編成に入れられて連れ回される事も少なくない。
なんと マリオや リンク等を差し置いて任天堂代表3人の内の1人として登場。
娘ルキナとペアユニットを組む。
アクションでは剣以外にも槍やサンダーソードを使う。
『 ストリートファイター』や『 鉄拳』のキャラとはこの作品で初共演となる。
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「俺の出番は…ない…のか…」なくはないです(ルフレの
最後の切りふだ、
勝利デモの演出、
天界漫才の掛け合い役として)。
この扱いに原作開発元のISはというと
「クロムの扱いをよくわかっている」と称賛していた。
ディレクターの桜井政博氏曰く、参戦は検討してみたものの、
どうしてもマルスとアイクの中間になり、普通の剣士キャラにしかできず、他のキャラと異なる明快な特色を出せないため、
もう一人の主人公にして個性の強い魔法使いであるルフレに軍配が上がったとの事
(ルキナは「おまけ」として作られたマルスの
モデル替えキャラなので例外)。
似たり寄ったりな性能やコンセプトのキャラが参戦するのが難しい以上、今後のクロムの出番は…と思われていたのも今は昔。
『SP』ではそのようなキャラを「ダッシュファイター」として参戦させる方針が採られたため、
クロムもロイ(『封印の剣』の主人公)のダッシュファイターとして、晴れて参戦する事となった。
彼を演じた杉田氏も上述した『for』での扱いから
なくはなかったー!と喜びを露わにしている。
なお、ロイも元々はマルスのコンパチで参戦した経緯があるため、彼を通してマルスの系譜を受け継いでいると言える。
勝利デモではルキナが対戦相手にいる場合は特別な台詞に変化する一方、
ルキナ、ルフレからの反応は
ボイスが『for』からの流用のみのため残念ながら無し。
性能としては攻撃性能に全振りしたゴリゴリの高機動インファイター。
流用元のロイが剣の根本が強く、先端が弱いキャラとしてデザインされているのに対し、
クロムはルキナと同様に根元から剣先まで威力が均質化されているため、安定性が向上している。
武器持ち故の攻撃
判定の強さや攻撃の素早さも長所。
他にも、
- 火炎属性のワザが全て打撃属性に変更
- ロイは一部のワザで逆手持ちに切り替えるが、クロムは順手に統一。これによりリーチが若干伸びている
- 上必殺ワザ、最後の切りふだが全く異なるものに変更
などの違いがある。
タイマンキャラランクでは、かつてはロイやルキナと共に
マルスを置き土産にして上位と評価される事が多かったが、
現在は上必殺ワザの復帰力がロイ以上に低い点が大きく響き、中堅に位置付けられるとの見方が主流。
一方で、
- 発売前に開催された試遊会では(主に復帰面を理由に)最弱扱いされる
- 上Bがアップデートにより、ワザを仕掛けたクロム側が先に撃墜扱いになるよう弱体化される
- 弱の出始めに右肩が、下スマッシュ2段目出始めに右肩と右腕が捻じ曲がる
- 空後で手首が一回転して捻じれる
- 勝利デモで流れるファンファーレが、ルキナやルフレの『覚醒』仕様ではなく、マルス・ロイ・アイクと同じ『X』『for』仕様
- 尻もち落下状態での剣の持ち方が順手に直されていない(ロイと同じ逆手持ち)
- クロムの上Bの性質上、尻もち落下はパックマンの上Bなど限られた状況でしか見られない
- アドベンチャー「灯火の星」におけるクロムの解放条件が初見殺し(所謂謎解き要素)
- フクロウの石像がヒントをくれるが、それでピンと来るかどうかはプレイヤー次第
- 最後まで解放しないままエンディングに到達してしまった場合、
見ようによっては一人森の中に取り残され忘れ去られた迷子のようにも見える。
リヒターと並んで見逃しやすいキャラの一人である
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各種必殺ワザ(以降「B」と表記) |
ボタンを押し続けると攻撃力が上がる斬り下ろし。シールドやジャンプ等による キャンセルは不可能。
最大一歩手前が最も吹っ飛ばしが強く、最大まで溜めると10%の自傷ダメージを受ける代わりに攻撃判定が広がり、 シールドブレイクも確定する。
最大溜めは全キャラ中最も重い クッパですら終点中央より0%付近から撃墜できるというかの 魔人拳をも凌ぐ破壊力を誇る。
しかも溜め途中で振り向き可能、溜めが短めでも十分な威力、後隙が少ないなど、単なる ロマンワザではなく実用性が高いのも魅力。
ロイの「ブレイザー」がマルス/ルキナの「ドルフィンスラッシュ」を基にしているのに対し、
こちらはアイクの「天空」に似たモーションとなっている
(剣を上空に投げた後にジャンプして落下しながら斬り落とす「天空」と比べ、
「翔流斬」は最後まで剣を手に持ったままという違いがある)。
攻撃ワザとしては高性能で アーマーも付いているが、
復帰ワザとしては横方向に殆ど動けず 「ザンネンダッタnスマン!」と自滅してしまいやすかったり、
自動崖掴まりが備わっていないのでメテオ等のカウンター行動を合わせられやすかったりと難点も目立つ。
ストック制ではストックをリードしている状況だと道連れ戦法も撃墜択に入る
(アップデートにより、クロムが先にストックを失うように弱体化されたのでストック同数の際は道連れをしないように)。
余談だが、このワザは杉田氏の熱演により、
「残念だったな!」「そこをどけ!」「これでどうだ!」そして掛け声と、実に4種類ものボイスが搭載されている。
その場で剣を構える カウンターワザ。攻撃を受けると斬り払いで反撃する。
ルカリオ同様、リスキーな技ではあるが、割り込みに便利な他、大技に対する反撃や崖際の攻防などで重宝する。
基本的に見てから出せるケース以外は博打要素が強い技である。
ボタンを追加入力する事で最大4連撃まで繰り出せる。上下の入力でそれぞれの攻撃が変化する。
弱攻撃のように追加入力で攻撃を出していくコンビネーション技。
追加入力によって、この技だけで最大18通りもの連続攻撃を繰り出す事が出来る。
ダメージ優先なら下、場外に出すなら横、繋げるor撃墜するなら上、といったように使い分けが重要。
ワザ自体は『DX』の頃から存在し、
『SP』ではわざわざタイミング良くボタンを押さなくてもいいようになったり、モーションも劇的に短くなったため、
同作で初参戦のクロムもこの煽りを受けて全段ヒットしやすくなっている。
「本気で行くぞ!」
素早く突進し相手を斬り上げた後、袈裟斬りで大きく吹っ飛ばす。
最初の一撃を外すと不発に終わるが当たればさらに複数の巻き込みも可能。
マルス/ルキナの「必殺の一撃」程ではないものの移動距離は長く、
外した場合、位置によっては崖から飛び出してしまったり、空中や地続き場所でもそのまま画面外まで突っ込んでしまったりする。
その上「必殺の一撃」と違いブレーキが不可能なので使い所の見極めが肝心。
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MUGENにおけるクロム
参考動画。お相手はchuchoryu氏のレオナルド
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「俺が道を切り拓く!」
出場大会
最終更新:2024年08月31日 06:23