ピット


1986年に任天堂から発売されたディスクシステム用ソフト『光神話 パルテナの鏡』に登場する天使であり、同作品における主人公。
光の女神パルテナの親衛隊隊長を勤める少年で、エンジェランドの天空界に暮らしている。

彼の台詞「ヤラレチャッタ」は、原作ゲームで彼が敵にやられてゲームオーバーになった時の台詞で、よくネタにされる。スマブラでも極稀に聞ける。
また、よく君付けされる傾向にあり 原作の取扱説明書やVC解説ページの各部でもことごとく「ピット君」と書かれる。

長きに渡り音沙汰が無かった作品であったが、『大乱闘スマッシュブラザーズX』への参戦でピックアップされ、
ニンテンドー3DSで続編『新・光神話 パルテナの鏡』が製作された。
開発はいずれも有限会社プロジェクトソラ。
ソラのメンバーは『星のカービィ』や『スマブラ』の原作者として知られる、ゲームデザイナーの桜井正博氏とそのアシスタントのみであり、
基本的にはそこへ更に人を集め各作品の開発チームとしている。
公開された動画からも独特のユーモアセンスが光るお馴染みの桜井節が感じ取れる。
そして実際のゲーム内容も非常に丁寧な作りであると同時にかなりカオスだったりするが、
それについては実際にプレイして確かみてもらいたい

『スマブラX』以降の日本版のボイス担当は高山みなみ氏。
『スマブラ』でアシストフィギュアとして登場するナックルジョー役もアニメ版『星のカービィ』から引き続き演じている。

人物設定

『新・光神話 パルテナの鏡』においては大幅なキャラクター付けがなされており、
「人間で言うと13歳」という設定の通り、やんちゃで自信過剰な性格となっている
(桜井氏が「自分探しとかしない」と公言するくらい悩みが無い)。
基本的には主人公らしい明るく元気な熱血漢でツッコミ役だが、
敵の行動に「一理ある」という場面もあったりなど、ただの没個性ではない。
上司である女神パルテナには盲目的なまでに忠実だが、同時にこき使われているようでもあり偶にぼやいたりする。
余談だが、海外版『スマブラX』での説明によると彼の年齢は15歳らしい。


大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにおけるピット

20年以上の時を超え、なんとスマブラXに出場を果たす。
『DX』でもフィギュアとして出演しているが、その姿はファミコン版なので現在と容姿が全く似てないのはしょうがない
3段空中ジャンプ×滑空×一時的に空中を自由に移動出来る上にカービィ以上の驚異的な復帰力を誇り初心者にも使いやすい。
また、弓が変形した双剣による攻撃はとても素早く、手数で一気に畳み掛けることも出来る。
操作自体は簡単なため、誰でも安心して使えるキャラと言えるだろう。

『for』では復帰に調整が入り滑空が出来なくなったが、
必殺ワザ・スマッシュが『新・光神話』基準の神器を使って地上戦をこなすタイプに変化している。
また、パルテナご本人が参戦したことにより「最後の切りふだ」も別のワザに差し替えられた。
ついでに彼のコンパチキャラである「ブラックピット」も参戦している。

+各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
  • パルテナアロー/パルテナの神弓(NB)
青白く輝く矢を構え、時間経過かBを離すと発射する、主軸となる遠距離攻撃。何が強いかというと…
  1. 弾速が速く、発生もそこそこ早いので対策をしていないと非常に避けづらい
  2. 溜めることでワザの威力と判定の強さが変わり、相手のジャストディフェンスのタイミングを外すことも可能
  3. スティックで弓の軌道をずらすことが可能で、45度軌道を変えたり、
    慣れれば円を描くことさえも可能(一種の魅せプレイの域だがフェイントに使えなくもない)
と、ピット君の強さを支えている要因といっても過言ではない技で、取り敢えず撃っておけば反射技持ちがいない限り乱闘でもタイマンでも中々厄介。
とはいえ、飛び道具反射技を二種類も持っているため、飛び道具持ちのキャラに滅法強いのも遠距離戦の強さを支えている。
『for』では「パルテナの神弓」に名称を改められたが、性能は同様である。

  • イカロスの翼(『X』での上B)
一定時間羽ばたいて飛行出来るようになる。
当然ながら攻撃判定は無いが、横方向に慣性が強めに働くことと、本人の滑空・多段ジャンプと併せて復帰は非常に容易。

  • 飛翔の奇跡(『for』からの上B)
一旦構えた後でスティックの入力した方向へ大きく飛んでいく(ニュートラル時は真上に飛ぶ)。
これも攻撃判定は無く、スピードはまあまあだが一直線のため妨害されやすいのが悩みのタネ。

  • 鏡の盾(『X』での下B)
相手の飛び道具を威力を上げて跳ね返す。アタルカッ!
一定時間出し続けることも可能で、前後振り向くこともでき、また向いている方向の攻撃を受け止める効果も存在する。
更に盾本体の出だしを当てると相手の向きを反転させることも出来ると中々の性能。
しまう際には若干隙が出来る。

  • 衛星ガーディアンズ(『for』からの下B)
前後同時に一定時間大きな盾を召喚。マモレッ!
飛び道具を跳ね返すだけでなく、相手を押し出したり、横方向からの攻撃を一定ダメージまで受け止めることも出来る。
しかしダメージを受けすぎると壊れてしまい一定時間出すことが出来なくなる
…が、しまう際大きめの後隙が出来るため、実際に防御のために使うことは滅多にないと思われる。

  • エンジェリング(『X』での横B)
パルテナの神弓を回転させて前方を薙ぎ払う。エリャリャリャリャ!
飛び道具を、そして出始めでは普通の攻撃さえも跳ね返せる。
判定が前に出る、突進技、出が早い、連続ヒット技なのでその場回避も狩れる…など、強いと言うよりウザイ性能をしており、
これを乱発する初心者も目立つ。地味に対処もしづらいため印象に残った人も多いだろう。

  • 豪腕ダッシュアッパー(『for』からの横B)
構えてから前方へダッシュし、何かに当たると左手に装備した豪腕ダッシュアッパーで上方向に吹っ飛ばす。ウリャァァ!
突進中に飛び道具に触れると跳ね返しながらダッシュアッパーを振り上げるため、ピンチを招いたりチャンスを招いたりと様々。
更に振り上げる最中はスーパーアーマーも付いているので一方的に打ち勝つことも。

女神パルテナの導きの下、イカロスを8人呼び出す。
ピットの「全軍、突撃!」の号令と共に次々と相手に向かって体当たりを喰らわせる。
イカロス一人が与えるダメージは22%程度でふっとばし力もそれなりにあり、
一度当たれば連続で当たりやすく、ダメージ稼ぎやトドメにも非常に便利。
しかし、イカロスの体当たりは直線的でさらに一度攻撃を食らうと倒れる(ピットの攻撃でも倒れてしまう
また、相手が1人ならイカロスはかなり避けづらく強力だが、4人乱闘などではイカロスが分散してしまい最後の切り札の中では弱い部類に入ってしまう。
幸い号令とともにピット自身も動けるようになるので上手くイカロスに攻撃を当てないようにサポートしてあげよう。

ピット、行きます!」と叫んだ後に三種の神器を身に纏い、攻撃。
大小の矢を間髪入れずに撃ち込み、最後は光の柱を降り注がせる。


マリオにリーチと復帰力をプラスし、その代わりに隙が増えコンボを失ったキャラ。
遠・中・近とどの距離でも困ることが無く、『X』以降コンボよりになったマリオ以上に(タイマンにおける)初心者が扱うべきキャラとも言われる。

弱点としてはふっ飛ばし力は平均よりやや下程度なので決め手に欠ける上、
武器判定持ちとはいえ神弓のリーチは他の武器持ちキャラよりも短いので接近しなくてはならないという点。
また、単発単発で技が独立しているためコンボになりにくく総合火力も他キャラより劣る。
早い話がマリオ以上の器用貧乏キャラ。どんな場面にも対応出来る分、どんな場面でも決定打が無い。
遠距離でチクチク攻めるか近距離でガシガシ攻めるか、使い手によって戦い方が180度変わるキャラと言えるだろう。

+亜空の使者での活躍
アドベンチャー『亜空の使者』ではストーリーの序盤から登場。
天空界でマリオとカービィの戦いを観戦していたが、そこに亜空間爆弾の爆発を目撃する。
女神パルテナよりパルテナの神弓を手に、世界を救うべく地上へ舞い降りる。
その途中でフィギュア化されたマリオを目撃、救出し2人で地上へ降り立つ。
そこからカービィやリンクヨッシーと合流し、5人で行動することとなる。

ルートによっては一度だけ戦うことになったりするが基本的には味方側で、操作する場面も多々ある。
使い易さ故に愛用した方も多いのではないだろうか。
飛び立つエインシャント卿を追いかける為にマリオを踏み台にするという笑いを生みだしたり、
神弓を手にするなど、活躍や笑い、燃える場面の多い恵まれたキャラと呼べるだろう。凄いぞピット君。
ミスタービデオゲームにも少し分けてやってくれ。
ただ後半に行くにつれて段々影が薄くなっていく。人数多いから仕方ないね。

『X』発売当時はファミコンの頃と大幅に変わっている主に顔の構造ことが話題を呼んでいたが、
これは『光神話 パルテナの鏡』の後(=3DSソフト『新・光神話』)の姿をイメージしているという設定のようで、
一時的な飛行能力などを持っているのもそのためであると考えられる。
デザインも、もしも「『パルテナの鏡』が『ゼルダの伝説』のようにシリーズ化されていたら?」という設定で現代風にアレンジされたとのこと。


「ヤラレチャッタ」


MUGENにおけるピット君

+J.NEWMAN氏製作
  • J.NEWMAN氏製作
手描きドットで製作されている。
技はスマブラに忠実だが、音声が英語なので腹筋をやられないよう注意。

+Planeptune氏製作
  • Planeptune氏製作
MUGEN1.0以上専用。
こちらは『JUS』風のドットが用いられている。音声は英語。
超必殺技は『新・光神話』の要素が強く、原作で見せた数々の神器を使用して攻撃する。
デフォルトでAIが搭載されている。
DLは下記の動画から

+あきゆ氏製作
  • あきゆ氏製作
ファミコンのドットを使用している。
原作で使用した攻撃やパワーアップができ、基本攻撃が弓矢なので普通の格ゲーキャラ相手ならかなりの制圧力を持つ。
弓矢だけで永久コンボにならないよう、3発目で相手がダウンして攻撃が途切れるようになっている。
原作で大いに活躍したガードクリスタル(ストライダー飛竜のウロボロスのように、本体の周囲を回転する攻撃判定持ちバリア)も搭載。
原作では一度入手すると永久に使用出来るという凄まじいアイテムだったが、流石にMUGENでは16秒で効果が切れるようになっている。
12Pカラーで最初からパワーアップ済み、無敵時間の追加など強化される。
KOされると「ヤラレチャッタ」のデモが入るが、キャラ対応で表示しないようにすることも出来る。
AIは搭載されていないが、作成には特に許可は必要ないとのこと。

なお、下記の動画のDLリンクは現在無効となっているため、公開場所へはマイリストからどうぞ。

これらの他にも、DOS時代にファミコンのドットを用いたピット君が2体ほど存在していた模様。

出場大会

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