仮面ライダーJ





 ■スペック
 身長:194cm(ジャンボフォーメーション時:推定40m)
 体重:84kg
 ジャンプ力:ひと跳び150m

ミラクルJパワーで今こそ巨大変身!

+ 担当俳優・声優
望月祐多
『J』『仮面ライダーワールド』
根本幸多
『MOVIE大戦2010』
高橋裕吾
『オール仮面ライダー ライダージェネレーション2』
稲田徹
『平成ライダー対昭和ライダー』
奥畑幸典
『オール仮面ライダー ライダーレボリューション』

奥畑氏ボイス集(12:34~)

石ノ森章太郎氏原作・東映制作の映画『仮面ライダーJ』の主人公。
同作は石ノ森先生が生前に関わった最後の仮面ライダーでもある。

変身者は瀬川耕司(演:望月祐多。『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のティラノレンジャー・ゲキ役でも知られる)。26歳
野鳥を中心に撮っているプロのカメラマンだったが、山中でフォッグ・マザーに遭遇し、
生贄にされそうになっていた少女「木村加那」(デルタの変身者ではない)を助ける為に命を落とす。
その後、地底の住人である地空人に改造され、大地に宿る精霊の力「Jパワー」により変身する戦士「仮面ライダーJ」となり、
フォッグ・マザーの手から地球を守るべく戦う。

戦闘スタイルは徒手空拳で、これにJパワーを組み合わせた「Jパンチ」「Jキック」といった必殺技を駆使する。
印象的なのは変身時に右手でJの字を構える「Jサイン」というポーズ。
Jパワーを高める効果があるので必殺技の発動時にも構えたりと、目にする機会が多い。
治癒能力にも優れ、劇中ではフォッグの怪人達に傷を負わされてもすぐに回復し、その後の戦闘にも支障をきたさなかった。
また相棒として地空人から派遣された、言葉を話すミュータントバッタ「ベリー」を連れている。

特筆すべきは仮面ライダー作品の中で初となる巨大化形態「ジャンボフォーメーション」を持っている点である。
1993年発売のOV『ウルトラマンVS仮面ライダー』が好評を博した事から、新作の仮面ライダーを巨大化させる発想に至ったという。
当初は石ノ森先生も監督の雨宮慶太氏も仮面ライダーの巨大化案には反対の立場を取っていたが、彼らもマンネリ打開の必要性は理解しており、
最終的に、
「Jの巨大化を肯定せず、等身大では倒せない地球に未曽有の危機が訪れた時にのみ、
 大地の精霊たちがJに全ての力を注ぐことで初めて可能となる奇跡の形態であり、Jの基本的な能力ではない」
という条件付きの設定を出したことで合意を得て実現した経緯がある。
だが、結局その設定はおざなりにされてゲスト出演の度に巨大化を披露している
『MOVIE大戦2010 DC版』のオーディオコメンタリーによれば、スタッフも巨大化がJの能力ではないことは承知しているが、
仮面ライダーJを登場させておいて巨大化させないのは如何なものかという考えで巨大化させているとのこと。
しかし、視聴者側からも巨大化以外の印象が薄いのか、2021年の大投票企画で主役ライダーの中でZX共々100位圏外になってしまったり……。

Jの由来は「ジャンボ」と「judge(=審判)」のダブルミーニング。
脚本を担当した上原正三氏による小説版では、「Jupiter(=ユピテル)」の頭文字とされている。

デザインは村上克司氏により、ZOに続く2号を想定してデザインされた。
ストライプによるツートンカラーによってベルトを巻いてる様に見えるデザインとなっているのが特徴的。

+ 他作品における仮面ライダーJ
映画『仮面ライダーワールド』では当時最新のライダーだった事もあり、仮面ライダーZOともども主役級の扱いで登場。
シャドームーンが復活させた怪人軍団にベリー、ブライ兄さん勇樹と亜由美の兄妹が襲われる中、
彼らを救うべくいち早く戦っていたZOに加勢する。
最後は巨大化したシャドームーンにジャンボフォーメーションで対抗、ジャンボライダーキックで撃破した。

映画『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』では仮面ライダーディエンドに召喚された個体が登場。
同じく巨大な敵であるキングダークと戦うが圧倒され、
ディケイドがファイナルフォームライドすることで変形したジャンボディケイドライバーと合体し、
「仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム ジャンボフォーメーション」の依り代となる形で活躍した。

映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』では、
破壊者となったディケイド激情態とジャンボフォーメーションの状態で戦うが、面積の大きさが仇となり、
ギガントとサイドバッシャーでメッタ撃ちにされる形で倒された。

映画『オーズ電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』では、
ショッカーがライダーの歴史を消した影響で消滅してしまうが、人々のライダーへの想いにより復活。
終盤の処刑場のシーンでは久しぶりに等身大サイズで登場、コブラ男ガライと戦う姿が描かれた。

映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』では、
ジャンボフォーメーションの状態で仮面ライダーフォーゼを倒すが、
こちらでも巨大化の弱点を突かれて仮面ライダー鎧武スイカアームズの攻撃に敗れた。

映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』では、歴史改変の影響を受けてショッカーに敗れ、
ショッカーの歴史改変マシンで改変された時間軸で他の仮面ライダーと共にショッカーライダーとして登場し、
ジャンボフォーメーションの状態で仮面ライダードライブを強襲。
範囲攻撃を持たない当時のドライブを窮地に追い詰めるが逃げられてしまった。
洗脳が解けるとショッカー首領と融合したライダーロボに挑んで圧倒するが、
歴史改変ビームを受けて真っ先に消滅させられてしまった(後に歴史が修正されたため復活したと思われる)。

映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』ではJ本人は登場しないが、
Jも含めたネオライダー3名のウォッチを持つ仮面ライダーゾンジスが登場した。
また、仮面ライダーバールクスがJのライドウオッチを使用して巨大化している
(原典に即するのであれば「バールクス ジャンボフォーメーション」という形態名になるはずだが、
 なぜか書籍やサイトにより巨大バールクス、バールクス巨大態など表記が統一されていない)。

2021年の『スーパーヒーロー戦記』では最終決戦で登場。…なのだがイマイチ括りが分からないメンバーと共闘していた。
ラスボスが巨大化という絶好の巨大化チャンスはあったのだがJは巨大化していない。
肉弾戦してたら戦隊ロボの一斉射撃の巻き添えになるからだろうか。
ちなみに作品としての『仮面ライダーJ』の禁書は『ゼンカイジャー』のジュランが所持していた。
デカくなる「J」という訳か。いやそれよりもジュランのデザインモチーフがジュウレンジャーの大獣神であるからだと思うが

最大の特徴である巨大化をしょっちゅう行っているのは歴史改変や世界の融合で時空が歪んだり、
生者と死者の転覆を企てるなどの影響で自然の力の出力が不安定となり、過剰に供給されてしまっているからだろうか。


MUGENにおける仮面ライダーJ

ガ・タキリ・バ氏によるMUGEN1.0以降専用キャラが存在する。
ネオライダー三部作の主役ライダーの中では最後にMUGEN入りを果たしたライダーである。
ドット絵のベースは仮面ライダー制作wiki専用アップローダー7で公開されている旧1号。
ボイスは『ライダーレボリューション』の奥畑氏の物を使用している。
最大の目玉であるジャンボフォーメーションはライフ300以下の時に2ゲージ消費する事で発動できる。
フォッグ・マザーにとどめを刺したジャンボライダーキックは一撃必殺技となっている。
程度の強さを持つAIがデフォルトで搭載されている。

出場大会



最終更新:2024年10月10日 00:14