ミネルバX


ダイナミックプロ原作・東映動画制作のロボットアニメ『マジンガーZ』第38話「謎のロボットミネルバX」に登場するロボット。
甲児の祖父である兜十蔵博士がZのサポート用として開発した女性型のロボットである。

同作における味方側出身のロボとしては珍しい自律型の無人機で、マジンガーのサポートを行う「パートナー回路」というAIを搭載している。
この回路はミネルバXの中核とも呼べる機構であり、これを搭載しなければ起動する事すらままならない。

劇中ではDr.ヘルが十蔵の研究所を襲撃した際に設計図を見つけ、自らの基地で建造した。
設計上はマジンガーZと同じく超合金Z製・光子力エンジン駆動であるが、
ヘル一派が双方の技術を持たないため、機械獣に使われているスーパー鋼鉄と原子力エンジンで代用されている。
武装は基本的にマジンガーZの物を踏襲している。
一方でパートナー回路はヘルですら代替手段が見つからなかったため、止むを得ずそのまま搭載している。

マジンガーZを倒すべく出撃させたが、戦闘時に内蔵されていたパートナー回路が作動し、
Dr.ヘルを裏切って本来の目的通りにマジンガーZのパートナーロボットとなった。
甲児も気に入っており、なんとマジンガーに乗りながら膝枕をしてもらった事も
だが、機械獣アーチェリアンJ5の攻撃によりパートナー回路が破壊された為に敵へと戻り、戦意を喪失した甲児を一方的に攻撃してしまう。
暴走の末に原子力発電所にブレストファイヤーを発射しようとするが、すんでの所で駆け付けたアフロダイAの光子力ミサイルによりやむを得ず破壊され、
海底に水葬された原子力エンジン搭載機を海に沈めたらまずくね?
制作陣からも思い入れの強いキャラであった為か、専用のテーマソング「ミネルバXにささぐ歌」まである。

テレビマガジン誌上で行われた機械獣人気投票では、2位のジェノサイダーF9をダブルスコアで突き放しての1位に輝いた。
作ったのはDr.ヘルだからこの枠なのは仕方ないね。

かように人気のロボットであったので、その後も何度か別作品で彼女をモチーフとしたロボットが登場している。
『マジンガーエンジェル』ではマリア・フリードの乗機として登場。メタリックパープルのカラーリングに変更され、飛行形態のシレーヌモードを持つ。
『マジンカイザーSKL』ではマジンカイザーSKLの支援機としてウイングルという機体が登場、こちらもミネルバXとシレーヌがモチーフであった。
そして、『マジンガーZERO』ではまさかの人間サイズの女性型アンドロイドとして登場し、物語の鍵を握る重要人物として活躍した。

+ 外部出演
『スーパーロボット大戦』シリーズでは1作目から登場している。
本編で死亡したキャラクターを生存させる事ができる本シリーズの例に漏れず、隠し要素で味方にする事が可能
(仲間にできるのは第1作目からだが、同作は基本全ユニットを仲間にできるので、
 これを除くと2作目の『第2次スーパーロボット大戦』から数話後にガタが来て離脱するけど)。
作品によってそのまま無人機として加入するか、有人機に改造されるかで分かれる。
『第3次スーパーロボット大戦』では説得の余地の無い量産型が敵に多数動員され、甲児が悲嘆する一幕も見られた。

『A』では甲児によって説得可能だがジャミングが必要なため、
なんと電子戦が得意なだけで何も繋がりが無い『機甲戦記ドラグナー』のD-3を出撃させる必要があるという、
かなり変則的なものになっている。エーアイスパロボではよくあること、というかこれより後年ではもっと踏み込んでたりする
性能はやはりそこそこレベルではあるが、マジンガー系列の機体との合体技も搭載されているので活躍出来ない事も無い。
貴重な強化パーツ目当てで撃墜した人も多いと思われるが
リメイク版の『AP』では、改造による武器の攻撃力の上昇率が高い上にフル改造ボーナスも優秀で、運用次第では化ける機体となっている。

『V』では『マジンガーZERO』が機体だけ参戦と明言されていた中で、まさかのサプライズ出演。
甲児は『真』アニメ版、ZEROは原作終了後から参戦なのに対して、ミネルバXは原作途中からの参戦というかなりイレギュラーな事態となった。
戦闘デモ
無印版
『64』版
『AP』版

(以上、スーパーロボット大戦Wikiより引用・改変)

+ やっと見つけた…私のお姉ちゃん!
擬人化された東映ロボットアニメのロボットが活躍する『ロボットガールズZ』でも登場。担当声優はカーレッドの元嫁菊地美香女史。
Zちゃんを溺愛する一方で、他2人には毒舌を浴びせまくる裏表が激しい腹黒な性格をしている。
特にグレちゃんに対しては「チンチクリン」と罵倒しながら頭を叩いており、その事もあって仲は最悪。
原典が女性型ロボットであるためか、Zちゃん達とは逆になんと男の娘である。しかも胸部装甲はパッドという徹底ぶり。

「ペッタン…コ?」
「やだお姉ちゃん、私男の娘なんだから当たり前でしょ?」



MUGENにおけるミネルバX

GIANNI from PARTINICO氏がにゃん☆鬼龍氏のマジンガーZを改変したキャラを公開している。
元々はダイナミックプロのスーパーロボットを纏めたコンプゲー『Dynamic Super Robot Wars - THE GAME』のキャラで、後に単体版も公開された。
なぜかパイロットを弓さやかに切り替える事も可能。元のdefファイルだとあしゅら男爵の声が付く。
ストライカーとしてアフロダイA、ダイアナンA、ビューナスAら通称「マジンガーエンジェル」の援護攻撃が実装されている。
AIは搭載されていない。

+ ストライカーの各解説
  • アフロダイA
『Z』におけるさやかの乗機。
胸から発射するおっぱい光子力ミサイルが最大の特徴で、以降のヒロインが乗るロボにも搭載されている。
ジェットスクランダー登場前はマジンガーZが発射されたミサイルを掴んで空の敵を迎撃した事もあった。
後述の機体群にも受け継がれている装備である。

  • ダイアナンA
『Z』で登場するさやかの 2号ロボ
唇があるより人間的な表情となっている。
専用のバイク「スカーレットモビル」に乗り、頭部にドッキングする事で操縦するのだが、キャノピーの類がなく野晒しになっている
これはマジンガーZの初期デザインであるエネルガーZの案を踏襲している為。

  • ビューナスA
グレートマジンガー』で登場する炎ジュンの乗機。
スクランダーが装備されており、飛行可能。
漫画版や『マジンカイザー』『真』ではさやか専用機が登場。
スクランダーが無く、さやかの髪型に似たロングヘアー状のパーツに搭載されたジェット噴射機で飛行する。
後日談の『マジンガーZ/INFINITY』では、統合軍のアイドルグループ「マジンガールズ」が乗る量産機が登場。

出場大会

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最終更新:2023年11月16日 11:37