当初は機関の乗っ取りを画策する マールーシャ達に同調する振りをしながら、
最終的に裏切りを内偵していた二重スパイである事を明かし、 ソラ達がマールーシャを倒すように誘導。
ところがその裏で リクや ゼクシオン達が小競り合いを起こしていたのを利用して、
ヴィクセンに止めを刺したりナミネを解放したりと機関の目的に反することを行っていた事実を隠蔽するため、
リク=レプリカをけしかけて機関に忠実だったゼクシオンを始末させるなどの工作も行い、
最終的に周りの機関メンバーが消滅していく中、出向組でただ一人生き残った機関メンバーとなり、
「全員派手にかち合って俺を楽しませろよ!」とせせら笑うなど、
機関の目的とは別の個人的な目的の下で動いている事が垣間見えたが……。
前作の敵か味方かも分からないトリックスター的な立ち回りとは一転して、
ロクサスの親友だったことが明らかにされ、アクセルの印象を大きく変えた作品となった。
機関を裏切り脱走したロクサスを連れ戻す任務に就いていたが、
脱走後にディズに連れ去られた記憶を改変されたロクサスへの説得は困難を極め、
ついには ゼムナスから「機関に戻らないようならば消せ」と最後通達が出されてしまい、
不本意ながらその命を果たそうとするが、記憶を取り戻したことで覚醒したロクサスに敗れ、
最期まで連れ戻すことが叶わないままロクサスはソラと同化してしまった。
この事実を認められないアクセルは、ソラをハートレスにすることでロクサスに再び会えると考え、
ソラを利用しようとする機関の方針に背いて単独行動に走り、皮肉にも裏切り者を始末する役割を担うアクセル自身が裏切り者になってしまう。
ソラをおびき出すためにカイリの誘拐を試みたが、紆余曲折を経てカイリは サイクスに捕まり、
自身もサイクスとの戦闘の末に致命傷を受けてしまう。
瀕死の状態でデータ世界のトワイライトタウンと存在しなかった世界を繋ぐ空間で大量のノーバディと戦うソラ達のピンチに駆け付け、
贖罪するかのように自爆攻撃でノーバディを一掃し、最後の力を振り絞り機関の本拠地である「存在しなかった世界」への道を開き、
走馬灯のようにトワイライトタウンの時計台でロクサスと再会する幻影を見ながら静かに消滅した。
この時アクセルの行動が、ソラ達がそれまで干渉する術の無かった存在しなかった世界へ乗り込めた最大の要因であり、
ゼムナスの計画を根本からひっくり返した最大の原因となった。
ソラ編
|
リミカアクセル戦では、ロクサス関連の台詞が変わっている
|
『II』アクセルボイス集 |
|
|
『KHIIFM』では彼の消滅を知った他の機関メンバーの反応も追加されており、
シグバールは悪あがきを楽しみにしてたのにやけにあっさり消えちまったと残念がり、
ルクソードは己の存在を賭けてノーバディが抱える欠落を満たすような何かを手に入れたのだろうと考え、
サイクスは珍しく不機嫌な口調で彼は心を持たない虚しさに耐え切れずに心に惹かれて破滅したと称し、
彼は弱かったのだと吐き捨てていた。
開発段階ではロクサスに倒されて消滅する予定だったが、
スタッフが労働量が増えるのを承知でアクセルの助命を要望し、終盤まで活躍することになったらしい。
時系列的に『COM』から始まり、機関に入ったばかりのロクサスの世話係となり友情を深めるまでの経緯が明かされている。
ロクサスを通じて「14番目」の機関員である シオンも仲良くなり交流を結んでいたが、
忘却の城を調査したことでシオンの正体がレプリカであるという事実を知ってしまう。
以降、機関の命令とシオン、ロクサスとの友情の間で板ばさみに苦しむことになるが、
最終的には機関にロクサスとシオンを連れ戻し三人で過ごすことを決意し、機関を脱走したシオンを連れ戻す。
(この時、ソラと同等レベルに強くなっていたシオンを一度は打ち倒している)、
しかし、その決意も空しく自我を持ちすぎたロクサスとシオンはどちらかが消滅しなければ共倒れになる状態となり、
何とか勝利したアクセルだが城に戻った直後気絶してしまい、シオンはゼムナスに連れ去られ、最終的には人形として完成させられてしまい、
ゼムナスの計画を砕くため、そして自らの願いの為にシオンはロクサスに挑みわざと消滅。
シオンの消滅に伴いシオンという存在がソラに回帰したため、アクセルもまたシオンに関する記憶を失うことになった。
また、本作においてサイクスとアクセルが同郷で何かしらの目的の下で機関に所属しており、
『COM』でゼクシオンを消滅させたのはサイクスをゼムナスの側近に仕立て上げるためだったことが明らかにされた。
「ヴィクセンの消滅はとばっちり」という割とひどい事実も明かされた
人間時代かつ少年時代のアクセルであった「リア」が登場。
後のサイクスとなるアイザと共に賢者アンセムの城に何度も侵入していたことが明かされた。
彼のハートレスも倒されていたため、人間として復活。
しかし、アイザとブライグが元に戻っていないのに疑問を感じ、強引に闇の回廊を渡りミッキー達の下へ向かう。
今回は マレフィセントに捕まったミニーを助けたりと完全に味方サイドとして動き、
暗躍する マスター・ゼアノートに対する「想定外の一手」として、自らがキーブレード使いになる事をイェン・シッドに提案。
しばらく時間の流れが異なる空間でキーブレード使い用の修行に徹する。
物語終盤、リクやミッキー達が思うように動けずソラがマスター・ゼアノートの器にされかけた時、
間一髪で登場し窮地を救い、またしても盤石をひっくり返すことになった。
その場でアイザがサイクスとして真XIII機関に所属させられていたのを確認して動揺したが、
何とかソラを守りきり全員無事に帰還させることに成功。
本当はリク達の窮地にキーブレードを持ってカッコ良く登場する予定だったらしいが、流石に一朝一夕ではその域に至れず、
全てが終わった後「思った程簡単にはいかない」とぼやいた次の瞬間、無意識にキーブレードを出すことに成功し、最後のオチを掻っ攫った。
人間に戻っているため「リア」と名乗っているが、登場人物全員からノーバディ時代と同じ「アクセル」呼びばかりされ、
終いには本人も本名で呼ばせることを諦めている。
序盤からマーリンの助力を得て時間の流れが違う空間でカイリと共にキーブレードの修行に励んでいた。
また、本作ではかつて交流のあった ヴェントゥスとも再会を果たしている。
シグバールから「急場しのぎ」、ゼムナスからは「付け焼き刃のキーブレード」と軽んじられており、
決戦時には断絶の迷宮でカイリと共にサイクス及びレプリカにより復元されたシオンと戦う。
善戦するもゼムナスが現れたことによって追い詰められ、キーブレードも砕かれてしまうが、
ソラの呼びかけによってシオンの心が戻った事と、彼女の素顔を見た事でシオンの記憶を取り戻し、
シオンが「使えない人形」として始末されかかったのを満身創痍でゼムナスに縋り付き妨害。
不快と言わんばかりにゼムナスには一蹴されるが、そのささやかな抵抗で稼いだ数秒が原因で復活したロクサスの到着が間に合ってしまい、
またしてもアクセルの行動で盤石がひっくり返る事態となった。
本作においてアイザとリアの目的が、「賢者アンセムの城に隠されていた少女の行方の捜索」と判明。
幼き頃、城を探検していた2人は城に閉じ込められていた少女と出会い
(レポートを見る限り、アンセムに悪意はなくその少女が精神障害患者のような症状があったための措置らしい)、
助け出したいと思っていたが、ある日少女は突然いなくなってしまい、行方を探るためにアンセムの弟子となったが、
乱心したゼアノートのせいでノーバディ化したのが彼らがXIII機関入りした真相であった。
機関時代の数々の工作は「アンセムの弟子のゼアノートなら少女の行方を知っているのでは?」とゼムナスにサイクスを近付けるためのものであった。
|