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ロクサスの正体は人間ではなく、ハートレスに襲われた(あるいは何らかの要因で心を抜き取られた)人間の肉体と魂が狭間の世界で再構成された怪物「ノーバディ」であり、
 
元となった人の姿を保てる上級ノーバディにして、自身と同じ上級ノーバディ達で構成された「XIII機関」のNo.XIII。
 
通称「めぐりあう鍵」。
 
ソラは『KH』において幼馴染のカイリを救うために一度自らの意志でハートレス化しており、
 
それがきっかけでロクサスは「ソラのノーバディ」として誕生した
 
(名前も「Sora+X 」のアナグラム)。
 
通常はハートレスとノーバディがどちらも消滅する事で本体が再生するため、
 
本体とノーバディが同時に存在する事はあり得ないが、
 
ソラは半身のロクサスを残したまま、カイリとの絆で奇跡的に人間として再生したため、
 
これによりロクサスは本体とは別に存在する事になった。
 
なお、ソラがハートレス化していた時期が極端に短かった上に上記の経緯で人間として元に戻ったため、
 
ノーバディなら必ず持っている人間であった頃の記憶を持っていない。
 
その後、XIII機関のリーダーであるゼムナス にスカウトされて機関員となり、
 
ハートレスを倒す事で集めた心を材料に、心の集合体「キングダムハーツ」を作る計画の要として活動していたが、
 
後に自身の正体を知るために機関を裏切り脱走した。
 
		| 『KHII』及び『358/2Days』比較 
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キーブレード使いのノーバディであるためキーブレードを使用可能。
普段は「キングダムチェーン」を使用しているが、
 特定の条件下で「約束のお守り」と「過ぎ去りし思い出」(『KH』に登場した武器)を装備した二刀流となる。
 
 
『KHI』と『KHII』の間にあった『CHAIN OF MEMORIES』においてソラは記憶を失っており、
 
ディズとナミネによりコールドスリープに入った状態で記憶修復を試みられていたが、
 
上記のように半身のロクサスが欠落していたせいで大きな支障をきたしており、
 
機関から脱走したロクサスはリク と激戦の上に敗北し、
 
記憶を操作された上でソラと同期したデータの世界に転送されていた。
 
ゲーム冒頭でロクサスが自らの故郷だと思っていたトワイライトタウンも、
 
実際はディズによってデータで作られた仮想世界*1 であり、
 
そこで暮らしていたという記憶も、ハイネを始めとする友人達や街の住人も全てデータ上の偽物であった
 
(ロクサスを奪還しようとするXIII機関の目を欺く意図があったのと、
 
 ロクサスに抵抗される事なくソラとの同化が完了するまで彼を手元に置くのに都合がよかったため)。
 
最終的に偽りの記憶を振り払いXIII機関員だった時の記憶を取り戻したロクサスだが、
 
既にその時にはソラとの同調が殆ど完了しており、悔いを残した表情でソラの元に還った。
 
 
最終決戦前に、XIII機関において親友だったアクセル の消滅をきっかけにソラの中にあるロクサスの人格が活性化し、
 
本体であるソラと精神世界で一騎打ちで対決するが敗北。
 
ソラの事を自分の本体と認めると同時に、完全に同化する形で消滅した。
 
 
「さすがは俺の───」
 
 
この戦いはオリジナル版ではムービーイベントのみであったが、
FM版ではバトルイベントとなり、実際にプレイヤーがロクサスと戦うものに変更されている。
 
 
『358/2Days』ではロクサスを主人公としてプレイすることになる。
 
ロクサスがXIII機関員だった頃の物語であり、彼の機関所属時の生活・活動に加えて、
ロクサスが機関を脱走するに到った経緯が描かれた 。
 
最終決戦では『II』で描写された通り、リクとの一騎打ちとなる。
 
『3D』ではソラの夢の中に登場。
ロクサスはノーバディである自分をソラの一部だと認識していたが、
 当のソラからは「ロクサスはロクサスとして存在すべき」と、
 彼の自我を認める発言を返され、笑みを浮かべていた。
 
 
『KHIII』ではマスター・ゼアノート 及び彼が率いる真XIII機関への対抗策の1つとして、
 
ソラはロクサスを復活させるために奔走することになる。
 
本来、ロクサスの復活はソラがハートレス化しない限り不可能だったが、
ヴィクセン が完成させた最新式のレプリカを使い、ソラとは別の器を用意され、
 
レイディアントガーデンで賢者アンセムとイエンツォ(ゼクシオン )が、
 
ヴィクセンに託されたレプリカとトワイライトタウンのコンピュータに残されたロクサスのデータを元に、
 
レプリカの素体がロクサスの器と化すように尽力し、加えてキーブレード墓場の決戦にて、
 
アクセルともう1人の行動がきっかけで心が解放され復活。
 
ソラとの心の繋がりを元に墓場に駆け付けた。
 
 
ロクサスの容姿がヴェントゥス に似ているのは、ソラの心とヴェンが同化していたことで影響を受けていたためである。
 
ファンの間では「ロクサスの自我はヴェンのものでは?」という意見もあったが、
 
『3D』及び『KHIII』にてそれぞれ別の人格だと断定された(演じる内山氏も微妙に演じ分けている)。
 
ただ、劇中のヴェンの人格は一度壊れた心をソラの心と同化して修復した上で形成されたものであり、
 
ソラの心から人格を形成したノーバディのロクサスと同様、ソラの心を基盤にして形成された存在であり、
 
ある意味兄弟のような関係と言える。
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