【アイスクライマー】

このページではキャラクターとしての アイスクライマー を解説する。
ゲーム版は【アイスクライマー(ゲーム)】を参照。

プロフィール

アイスクライマー

他言語

Ice Climbers (英語)

初登場

【アイスクライマー(ゲーム)】

ゲーム名がそのままグループ名になった2人組。
その名の通り、氷山を登山する登山家。
青い防寒具の方がポポ?、ピンクの防寒具の方がナナ?という名前。

作品別

【アイスクライマー(ゲーム)】

1Pがポポ、2Pがナナとなる。性能差はない。
ゲームそのものが、マリオブラザーズと同系統の「協力もできるし妨害もできる」といったゲーム性であり、この手のジャンルのお約束としてポポとナナとで妨害し合うプレイに終始することが多いため、あまり仲良しという印象は受けづらいかもしれない。

【大乱闘スマッシュブラザーズDX】

初参戦。初期キャラクターであり本作では唯一の2人1組。
原作ではもっぱらハンマーを振り回すばかりだったが、手のひらから冷気を放ったり氷塊を発射したりと「氷属性の使い手」というアレンジがなされている。 通常状態のフィギュアではまさかのドット絵である。

ポポとナナのどちらを操作するかは色によって決まる。パートナーは基本的にCPUが操作するが、本体の近くにいる時に本体が攻撃するとパートナーは少し遅れて同じ攻撃を繰り出す。
本体とパートナーは蓄積ダメージまたは体力を共有しない。
使用武器はハンマーで、通常必殺ワザの「アイスショット」では取り出した氷をハンマーで打ち出し、下必殺ワザの「ブリザード」では手から冷気を出す。
上必殺ワザの「ゴムジャンプ」は、パートナーが近くにいるとゴム紐を利用して本体が高くジャンプ出来るが、パートナーが離れすぎているか撃墜されている場合は本体が僅かしか上昇しない。
パートナーが倒されると火力が2分の1になり、ステージへの復帰もしづらくなるなど弱体化する。倒されたパートナーは、本体が倒されるまでは復活しない。
このキャラを語る上で何と言っても欠かせないのが掴んでからの超火力で、本体のつかみ攻撃→パートナーの横強をタイミングよく連打すると通称「ぱしぱし」と呼ばれる永久コンボが成立し、撃墜可能%まで届いた後に投げから横スマに繋げればそれだけで撃墜可能である。
ただしコンボの難易度はそれなりに高い上に、ゲームスピードがぶっちぎりで速い本作の上位層はまず掴むまでが大変な為、キャラランク的には中堅上位程度とされる。

当時は「なぜアイスクライマーを選んだの?」と聞かれることが多かったとのこと。
選出理由としては、まずレトロ枠としてファミコンオリジナルキャラを1枠出そうとなった際「2人同時プレイをもじって2人同時に動かすキャラにしたら面白そうだ」との判断があり、参加が決まったとのこと。
他にも、単純に他に対戦アクションが出来そうなファミコンキャラが浮かばなかったので消去法という側面もあったらしい*1
公式サイトによると友達以上恋人未満の幼馴染だとか。

【大乱闘スマッシュブラザーズX】

初期キャラクター。パートナーの攻撃力が少し減った。体重が少しだけ増加した。
横強攻撃が「横たたき」、下スマッシュ攻撃が「回転はたき」、下空中攻撃が「急降下ハンマー」に変更された。最後の切りふだは「アイスバーグ」で氷山を呼び出す。

前作でも凶悪だった掴みからの超火力がさらに磨きがかかった。
アイスクライマーの特徴として操作側だけでなく相方でもつかみ・投げが行えるという仕様がある。
これにより上投げ以外は投げた直後にもう片方が即つかんでダメージを稼ぐループ技、通称「投げ連」を使用でき、一方的に大ダメージからの撃墜を行う事が可能。
前作では「つかむまでが大変」だったが故に許されて(?)いたアイスクライマーだったが、全体的にゲームスピードが低下した本作においてつかみを回避するのは非常に困難で、多くのコンボが下方修正された全体的に火力が控えめになった中でも、アイスクライマーはこのような即死コンボを相手を選ばず行えるため、発売してしばらくした後に【メタナイト】に続く強キャラとして認知されるようになった。
なお、本作の時点で投げられた直後に無敵時間を入れる予定があったものの実現されなかった。(『for』で実装された)
これが行われていたら評価は大きく変わっていたものと思われる。
投げ連がすべてと言えるキャラクターなのだが、その全てである投げ連を使わずとも武器キャラ特有の強力な攻撃判定と二人掛かりで行われる隙の少ない高火力な連続打撃のお陰で中堅以上の実力はあるとされている。
欠点としては完全に相方ありきのキャラクターなので相方がいなければ一気に最下層のキャラクターにまで落ち込んでしまうこと。
単体性能が異常すぎて付け入るスキがないメタナイトと違い、動き回っていると意外とあっさりパートナーが引きはがされてしまうので、すぐに相方を拾いに行かなければならない
また、乱闘では最後の二人にでもならない限り投げ連がまず通らないのでまともに戦う必要がある。
そして最後の切りふだの「アイスバーグ」がとんでもない死に技。まず撃墜が狙えないだけならまだしも、チーム制乱闘などで使うと味方の復帰まで妨害する可能性まであるトンデモ切りふだ。
「亜空の使者」でも他のキャラクター達が戦う中、2人してのんきに氷山を登っている。 それしかやることが無いのか。
「氷山」の山頂でメタナイトと【ルカリオ】の対決を見届けた後、【グレートフォックス】が氷山に衝突した時の振動で氷山から落ち、「渓谷」で亜空軍と戦う【マリオ】たちや【マルス】たちと合流する。
「亜空間突入口」の最後で【タブー】のOFF波動を受けてフィギュア化してしまった。その後は「亜空間(下)」にて任意で救出可能。

【大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U】

フィギュアとして登場。
新規参戦した【ロゼッタ】がある程度後継キャラとなっており、アイスクライマーのように完全に独立した動きというわけではないが、独立したキャラクターである【チコ】がロゼッタの動きに連動する形で戦う二人一組で戦うファイターとなっている。
プレイヤーとして登場させたかったようだが、後述のとおり2人それぞれが独立したCPUで構成されているため、3DS版ではマシンパワーが足りなかったため参戦できず、WiiU版では4人対戦はできるものの8人対戦(実質16人対戦)が不可能であったため見送られたとのこと。

【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】

隠しファイター。
前作では不可能だった8人対戦(実質16人対戦)が実現しており、非常に画面が忙しいことになる。
前作のロゼッタや【ダックハント】、本作で新規参戦した【バンジョー】【カズーイ】等のように2人1組で戦うファイターは増えつつあるが、2人それぞれがファイター扱いで独立して行動すると言うファイターは現時点でも他にはいない。
DLC9弾解禁時に公開された「ホムラヒカリのつかいかた」によると、開発当初は原作通りホムラとレックスをアイスクライマーのようにタッグで戦わせる案もあったものの、あらゆるファイターの中でもトップクラスに複雑なデザインをしているホムラとレックスを常時登場させながら乱闘するのは不可能であり、前述の16人対戦を実現するためにはアイスクライマー程度のシンプルなグラフィックのキャラクターが限界らしい。

向きによって左右反転するようになった。
弱攻撃1が「右はらい」、弱攻撃2が「左はらい」、ダッシュ攻撃が「ダッシュたたき」、下スマッシュ攻撃が「足もと打ち」、上空中攻撃が「頭上はらい」に変更された。
下スマッシュ攻撃はパートナーがいないと後方が攻撃できなくなり、「ブリザード」は地上で使用してもパートナーも前方を攻撃するようになった。
流石に『X』を反省してかゲームシステム面以外でも投げ関連の修正が入っており、パートナーは掴みを使用しなくなり、本体が相手を掴んでいる時/相手に捕まれている時は操作を受け付けなくなった。
なおどこからでもループコンボにつなげる芸当が不可能になっただけで、コンボ自体は相変わらずかなり得意。【ルイージ】と同じく難易度こそ高いが低ダメージ帯限定の即死コンボをいくつも持っているため、相手に回すとかなりのプレッシャーである。

「灯火の星」では、「光の世界」の「雪山」エリアで解放可能。
元がレトロゲームなので仕方ないが、シリーズボーナスが付くレジェンド級スピリットが存在しない。

特設リングでの通り名は「氷壁の双星」。原作の雰囲気とはかけ離れた無駄にかっこいい名前である。

武器

関連キャラクター

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最終更新:2023年05月31日 12:27

*1 対抗馬は風船割られてダメそうな『バルーンファイト』や技数が少なそうな『アーバンチャンピオン』、そもそもどう戦っていいのかわからない『クルクルランド』や『エキサイトバイク』等