大乱闘スマッシュブラザーズX

「大乱闘スマッシュブラザーズX」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

大乱闘スマッシュブラザーズX - (2021/09/04 (土) 20:37:34) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/02/07 Mon 20:46:30
更新日:2024/04/15 Mon 21:49:32
所要時間:約 15 分で読めます







リミットを超えた大乱闘


概要

任天堂から2008年1月31日にWii用ソフトとして発売した対戦アクション。
開発はソラ、HAL研究所、ゲームアーツ等。
当初は2007年冬発売予定だったが、翌年1月24日に変更され、さらに発売1週間前に突然の1週間延期と幾多の発売延期でファンをやきもきさせた。

タイトルのXはオンライン機能によるプレイヤーの交差、交わりからきている。

他社キャラクターの参戦、土日を除く平日毎日情報が更新されるスマブラ拳!!の存在からかなり期待されており、
実際ファミ通レビュー(笑)で最近は珍しくない満点を獲得。発売二週間で売上がミリオンを超え、みんなのおすすめでゴールド評価になり評判はかなり高かった。

しかし新規参入を意識した結果、前作と比べると運、逆転要素が強くゲームスピードも遅くなった事やキャラの性能バランスが悪く不満を漏らす人も多い。続編の宿命か。
特に待望のオンライン対戦は匿名性やステージ選択の多数決が仇となり、
ステージが終点ばかりだったり馴れ合いやリンチなどモラルが欠けたプレイが続出してしまい本作の評価を著しく下げる結果になってしまった。
だが、これらの反省点を踏まえ次作次々作で大幅に改善されたのでこれを黒歴史と判定するかは微妙なところである。

2層ディスクを採用した事で容量がかなり多くなり、
単にグラフィックの強化だけではなくモード、収集要素も多く盛り込まれているが、
読み込み不良が発生しやすい問題もあった。

特にサウンドテストで聴けるBGMは全258曲で最初から半分近くのBGMが収録されている。
30人以上の超豪華作曲家によるアレンジと過去の名曲をそのまま使っており質、量共に物凄い事になっている。
ただし兄貴テイストが強い「ゼロツー戦」や原型を留めていない「とげとげタルめいろ」といった良曲ではあるが原曲レイプ扱いされているBGMも。

作曲陣が多すぎる事でサントラが発売出来ないという弊害も発生した。
制作者曰く「3万は軽く上回る」とのこと。しかしサントラを望む声は多い。
当時でも物凄かったが、次作でさらに人数が増えた。



◆参戦キャラクター

歴戦の戦士

マリオ

任天堂を象徴するキャラクターでありスマブラではお馴染みオールラウンダー。
下必殺技が攻撃力はないが相手を押し出すポンプに変更され、マリオトルネードは空中下に変更された。

ドンキーコング

スマブラ元祖パワーファイター。Wiiのグラフィック向上で毛並みがよりリアルになった。

リンク

デザインと声優がトワイライトプリンセス準拠になった。
横必殺技が疾風のブーメランになり、戻り際に相手を寄せる効果がある。

サムス

最後の切りふだを使用するとゼロスーツサムスになる。
しかし、本作では全キャラでも性能がワーストクラスで更に中身であるゼロスーツより弱いという悲惨な事に…。

ヨッシー

上必殺技で僅かに上昇できるようになった。

カービィ

Wiiになっても外見がほとんど変わってないピンクの悪魔。
あまりに悲惨すぎた前作より性能は幾分かはマシになっている。
横必殺技ハンマーは空中でも横に振るようになった。
亜空の使者では実質主人公な扱い。

フォックス

前作からデザインが「コマンド」仕様に変更された。
前作にもあったスマッシュアピールは今回も用意されている。

ピカチュウ

もっとも有名なポケモン。
最後の切りふだは非常に癖がある挙動で操作しにくい。

クッパ

前作は最弱クラスの性能だったが、幾分かはマシになった。
横必殺技が相手を掴んで高所から押し潰すダイビングプレスに変更された。
最後の切りふだは前作に登場したギガクッパに変身して短時間だけ操作できる。

ピーチ

前作と同じく空中浮遊は健在で抜群の復帰力を誇る。

ゼルダ

リンクと同じくトワイライトプリンセス準拠のデザインになった。

シーク

トワイライトプリンセスには未登場だが当時登場が予定されていた時のデザインに変更された。

アイスクライマー

元祖レトロ枠。投げ連はハマれば脅威。
しかし、次回作で…。

新たなる挑戦者

メタナイト

カービィのライバルでもある仮面の騎士。
攻撃力は低いが全体的に技の攻撃速度が速い。
全ての必殺技が復帰にも使え、滑空もできたりと復帰力も高い。
…が、あまりに高性能すぎてDXのクッパとは別の意味で悲惨な扱いに。

ピット

新たなるレトロ枠であり、大幅にイケメンになった。
滑空や上必殺技で復帰力は断トツ。
スマブラX参戦をきっかけに人気や知名度が向上し、その後25年振りに続編が発売された。

ゼロスーツサムス

サムスが最後の切りふだを使用すると装甲が崩れ中身の彼女が現れる。
この状態で最後の切りふだを使用すると再びサムスに戻る。パワードスーツを着用したサムスよりも身軽で強力。
特定の操作をすると試合前や最後の切りふだなしでも操作する事も可能。

ワリオ

デザインはメイドインワリオ準拠。色換えでいつものオーバーオールにもできる。
なぜか某平面世界の住人のようなカクカクした独特の動きをする。
最後の切りふだ使用中は横必殺技は封印安定。
次作では隠しキャラになった。

アイク

FE蒼炎の奇跡から参戦。
剣士系キャラでは抜群のパワーを誇る。
逆に挙動は鈍く復帰が苦手。

ポケモントレーナー

本人は直接戦わないが、離れた位置でゼニガメ、フシギソウ、リザードンの3体を指示しながら戦う。
強制スクロールなどステージによっては専用の足場が登場する。
ポケモンにはスタミナが設定されており長時間戦うと性能が落ちるので適度にチェンジするべし。
ゼニガメ
3体の中では小柄でスピードがあるが、進化前からか全体的にパワーが低い。
フシギソウ
3体の中では中間的な性能。上スマッシュは当たりにくいが、ふっとばし力は全キャラでトップ。
リザードン
3体の中ではパワーがある。全体的に鈍重だが滑空ができる。横必殺技はボスバトルで頼りになる。次回作では単独で参戦した。

ディディーコング

ドンキーコングの相棒。
見た目通り身軽で独特な技を持っている。
…が、メタナイトほどではないが悲惨な扱いをされてしまう。

リュカ

紆余曲折を得て無事に発売されたMOTHER3の主人公。
同シリーズのネスとは似て非なる部分も多い。
次作では一時は不参戦だったが…。

デデデ

スマブラで長年ファンから参戦を望まれ続け本作でようやく参戦。
見た目通りのパワータイプだがカービィやメタナイトと同じく
多段ジャンプが可能で重量級ながら復帰力は高め。
横スマッシュはふっとばし力や隙の大きさが全キャラでもトップクラス。
CVはなんとこの人

ピクミン&オリマー

ピクミンシリーズの主人公。
本作のキャラでは当時もっとも最近のシリーズからの登場。
それぞれ性能が異なる5種類のピクミンを駆使して戦う非常に玄人好みの性能になっている。

ベールを脱ぐ戦士

ルイージ

任天堂の顔マリオの緑の弟。
DX以前の高い声から現在の低い声になっている。
前作よりさらにイロモノ色が強くなってしまい、上必殺技は外してしまうとさらに隙だらけに。
マリオの下必殺技は変更されたがルイージは前作とそのままで初代と比べると兄とはもはや別物性能といってもいい。
地味にしゃがみながら移動できるキャラクターの1人。
特に最後の切りふだは恐ろしい性能。

キャプテン・ファルコン

音速のF-ZEROパイロット。
パワー&スピードキャラなのだが、本作では全体的に弱体化されている。
走行速度も後述のソニック参戦によりNO.2に陥落してしまった。

ネス

元祖トリッキーファイター。
隠しキャラだが、オープニングで普通に登場している。
リュカと比べると全体的にパワー寄り。

プリン

毎作リストラ候補ながら何だかんだで本作でも参戦したふうせんポケモン。
下必殺技ねむるは前作より弱体化したが、相手の頭に花を咲かせて追加ダメージを与えられるようになった。
亜空の使者ではストーリーに関わらずエンディング後に登場する。

マルス

隠しキャラだが、ネスと同じくオープニングで普通に登場している。
最後の切りふだは文字通り必殺の一撃。
シールドブレイカーのモーションは突きに変更されている。

Mr.ゲーム&ウォッチ

まさかの電撃参戦した前作から引き続き本作でも参戦。
上必殺技はパラシュートが追加されてゆっくり降下するようになった。

ファルコ

フォックスと同じくデザインが変更された。
前作はフォックスのコンパチだったが、全体的に技のモーションが一新されほぼ別キャラになった。
特に下必殺技は持続できなくなったが、離れた相手にも攻撃できるようになった。
フォックスと同じくスマッシュアピールが用意されているが、ある一言によって一気にネタキャラにされてしまった。

ガノンドロフ

リンク、ゼルダと同じくトワイライトプリンセス準拠のデザインになった。
前作はファルコンのコンパチだったが、ファルコと同じく全体的に一新されている。
特に横必殺技は突進で相手を掴みそのままダウンさせ、空中ではそのまま地面に叩き落とすようになった。
体型やダッシュのモーションなど前作よりオッサンっぽくなりさらにネタ化が進行した。

ルカリオ

ポケモンシリーズで当時は最新だったDPシリーズから参戦したはどうポケモン。
波導により自分の蓄積ダメージが溜まるほど強化される特徴がある。

ロボット

レトロ枠であり初めての周辺機器からの参戦。
下必殺技は溜め系飛び道具でアイテム扱いという珍しい技。
亜空の使者では彼と同じ姿をしている敵が登場するが…。
なお、桜井氏の私物が参考資料に使われたとか。

トゥーンリンク

風のタクトに登場したネコ目リンク。
前作に登場したこどもリンクと性能はほとんど同じといえばだいたい合ってる。
亜空の使者ではストーリーに関わらずエンディング後に登場する。

ウルフ

フォックスのライバルでもあるスターウルフのリーダー。
デザインはスマブラオリジナル。
フォックス、ファルコよりスピードは劣るがパワーがある。
亜空の使者ではストーリーに関わらずエンディング後に登場する。
もともと開発ギリギリの参戦故か次回作では残念ながら不参戦。

スネーク

コナミからまさかのゲスト参戦を果たした伝説の傭兵。
原作お馴染みの豊富な火器や道具を駆使して戦うパワーファイター。
それに相まって動作は全体的に重く技の隙も大きい。
アピールはお約束のダンボールであり、スマッシュアピールはファン必見。

ソニック

セガを象徴する音速の青いハリネズミ。
世界中のファンからもっとも熱望され満を持してのスマブラ参戦。
原作と同じくスピードはトップクラスで走行速度はファルコンを大幅に上回る。
その分パワーは全体的に控えめなので自慢のスピードで相手を撹乱させるようにいきたいところ。


残念ながら本作でリストラされたキャラクター



◆参戦ステージ

本作では隠しステージ含め全41ステージ。
DXからの復刻は10ステージ。

最初から選択可能

戦場

終点

本作から初期ステージになった。
詳しくは個別項目へ。

・ドルピックタウン

移動する足場でドルピックタウンを巡る。
以降のシリーズでコンセプトが似ているステージが登場している。

・いにしえっぽい王国

初代から登場しているいにしえの王国シリーズ。
ゆっくりスクロールする1-1の地形で戦う。
本作のみ一定の確率または特定の方法で1-2になる事も。

マリオサーキット

一定時間毎に画面奥と横からカートに乗ったへイホーが出現する。
画面奥のビジョンでレース中のへイホーの位置を確認できる。

・大滝のぼり

大きな滝が流れている。
DXのアイシクルマウンテンと異なりこちらはひたすら上にスクロールする。

・オルディン大橋

大きな橋の上で戦う。
たまにキングブルブリンが出現して橋を爆破する事も。

・ノルフェア

マグマのエリアで戦う。
これまでのブリンスタの酸と同じく下のマグマに触れるとダメージだが本作では横や画面奥からもマグマが流れ、たまに巨大な津波がきてシェルターに避難しないと大ダメージを負ってしまう。

・フリゲートオルフェオン

スペースパイレーツの宇宙船で戦う。
たまにサイレンが流れてステージが反転する事も。

・ヨッシーアイランド

一定時間毎に四季が変わる。
たまにウンババリフトが出現する事も。

戦艦ハルバード

メタナイトが所有している戦艦。
周囲を飛んだ後ブリッジに着陸して様々な武装が襲う。

・ライラットクルーズ

ライラット系を巡る高速宇宙艇プレアデスの上で戦う。
フォックス、ファルコ、ウルフでスマッシュアピールを見る事ができる。

・ポケモンスタジアム2

通常の足場は前作と同じだが本作ではでんき、こおり、じめん、ひこうの4つのタイプに変化する。

・ポートタウン エアロダイブ

F-ZERO GXに登場したコース。
DXのミュートシティより疾走感が増しておりF-ZEROマシンに当たった時のダメージも増している。

・攻城戦

本作から登場したFEシリーズのステージ。
一定時間毎に戦う舞台が変わる。

メイド イン ワリオ

一定時間毎にプチゲームが始まりクリアすると有利になる事も。

・とある星

たまに雨が降って左の坂から水が流れたり右からチャッピーが出現して食べられると撃墜扱いに。

・すま村

プレイする時間によって朝昼夕夜が変わる。
土曜の夜8時にプレイすると…?

・ニューポークシティ

DXの神殿のような広大なステージ。
たまに出現するきゅうきょくキマイラに噛まれるとほぼ確実に撃墜される。
SPでは噛まれると即撃墜扱いに。

・頂上

氷山のてっぺんで戦うが時間が経つとぽっきり折れて山を下り海に着水する。
海に浸かっていると見た事ある魚に食べられてしまう。

・天空界

ピットが住んでいる雲海。
足場を攻撃すると壊れて崖掴まりできなくなるがすり抜けられるようになる。

・ピクトチャット

ニンテンドーDSに内蔵されている機能がまさかのステージ化。
様々な落書きが描かれて変化をもたらす。

  • シャドーモセス島
スネークが忍び込んだFOX HOUNDの拠点。
左右の壁は壊す事ができる。
スネークでスマッシュアピールする事ができる。

隠しステージ

ルイージマンション

ルイージの豪邸。
4つの柱を攻撃するとマンションが倒壊する。

・海賊船

奥から砲撃されたり座礁したり竜巻で空を飛ぶ海賊船の上で戦う。

・テンガンざん やりのはしら

ディアルガ、パルキアが佇む山の上で戦う。
たまにクレセリアが登場する事も。

・75M

ドンキーコングの75mがそのままステージ化。
たまにドンキーコングが前に出てジャッキを呼ぶ事も。

・マリオブラザーズ

こちらはマリオブラザーズがそのままステージ化。
ステージの構造上、撃墜しにくいがカメとカニを当てると横に大きくふっとばせる。
原作と異なり左右はループしてないがSPではループするようになった。

・フラットゾーン2

DXと同じくゲーム&ウオッチの中で戦う。
本作ではファイアとマンホールをベースに一定時間毎にシェフ、ライオン、オイルパニックに変わる。

・エレクトロプランクトン

ハネンボウが飛び交う電子世界で戦う。
本作では唯一オレ曲がないステージだったがSPではオレ曲が選択可能で新規アレンジ曲も追加された。

・グリーンヒルゾーン

ソニックが最初に冒険する舞台。
たまに後ろでテイルス、ナックルズ、シルバーが通る事も。

DXステージ

下4つは条件を満たすと使用できる。



◆いろんな要素

亜空の使者

本作におけるアドベンチャーモード。
1つのモードとは思えない程ボリュームがあり、ムービーにも力を入れている。
しかし、キャラクターの扱いに偏りがあったりオリジナルの敵など内容は賛否両論に。
詳しくはリンク先へ。

大乱闘

コイン制はお札が追加されてコインの額が僅かに変動。評価制バトルは廃止された。
スペシャル乱闘はDXでは1つしか選べなかったが本作では複数の条件で選べるようになった。

1人用

シンプルはDXまであったボーナス制度が廃止された。
競技場はDXと同じものが収録されているが、仕様が変更されたり複数で遊べるようになった。

シンプル

前作よりステージ数が多く、所要時間が長くなっている。
今作ではステージごとに登場するCPUがある程度固定されており、その中での対戦形式がランダムとなっている。

+ シンプルのステージ一覧
  • ステージ1
ゼルダの伝説のキャラクターとの戦い。
ステージはオルディン大橋または海賊船。

  • ステージ2
ドンキーコングシリーズまたはヨッシーシリーズ。
巨大ヨッシー戦は味方が2人つく唯一のバトル。

  • ステージ3
ポケットモンスターシリーズ。
ステージはポケモンスタジアム2またはテンガンざん。
テンガンざんが苦手な人はここでストックを落としやすいので注意。

  • ステージ4
ファイアーエムブレムシリーズまたはMOTHERシリーズ。
MOTHERシリーズの場合はキマイラに注意。

  • ボーナスステージ「ターゲットを壊せ!」1
本作では個別のキャラクターごとにステージが割り当てられているのではなく、難易度によって5つのステージがある。
難易度やさしいの場合はレベル1、難易度ふつうならレベル2、難易度むずかしいならレベル3、難易度とてもむずかしいならレベル4、難易度ゲキむずの場合はレベル5。

  • ステージ5
星のカービィシリーズのキャラクターとの戦い。
ステージは戦艦ハルバードで固定。

  • ステージ6
敵はサムス(メトロイドシリーズ)またはピクミン&オリマー(ピクミンシリーズ)。
オリマー戦ではチャッピーにも気をつけて。

  • ステージ7
敵はキャプテン・ファルコン(F-ZEROシリーズ)またはスターフォックスシリーズのキャラクター。

  • ステージ8
マリオシリーズのキャラクターとの戦い。

  • ステージ9
レトロゲームのキャラクターとの戦い。

  • ステージ10
敵はワリオまたは他社のキャラクター(スネークまたはソニック)。

  • ボーナスステージ「ターゲットを壊せ!」2
前回よりもステージのレベルが上がる。
難易度やさしいならレベル2。難易度ふつうならレベル3。難易度むずかしいならレベル4。難易度とてもむずかしいならレベル5。
ゲキむずのみレベル5をもう一度やることになる。

  • ステージ11
バトルロイヤル(後述)

  • 最終ステージ
マスターハンドとの戦い(後述)

+ シンプルの対戦形式一覧
  • 通常戦
1対1で戦う通常戦。最低2戦はこの形式になる。
難易度やさしいなら相手のCPUレベルが低い上に吹っ飛びやすいため、強力なワザを持つキャラクターなら短期で決着をつけることも可能。
逆に難易度ゲキむずは相手が吹っ飛びにくい上に非常に攻撃的。逆に自分は吹っ飛びやすくなっているので対戦ゲームのレベル9のCPUより手強いと感じるだろう。しかも前作よりもAIが改善されて賢くなっているため、自滅を誘うのも難しくなった。

  • チーム戦
2対2のチーム戦。CPU1人を味方につけ、敵のCPU2人と戦う。本作では最低2戦はこの形式になる。
前作同様、難易度を上げると味方は弱体化する。特にゲキむずだと味方はすぐに死ぬことが多い。
本作ではそのステージで敵として選ばれなかったキャラクターが味方につく*1

  • ジャイアント戦
ステージ2以降で登場する、巨大化したCPUとの戦い。本作では最低2戦はこの形式になる。
相手は通常戦に比べて吹っ飛びにくく、攻撃力がかなり上がっている。
特に巨大マリオは攻撃力が非常に高く、本来のマリオの短所(リーチが短い、火力が低い)がほぼ解消されているため危険。空中戦に強い巨大プリンや巨大カービィも厄介。

前作と異なり、後半のステージ6以降では味方がいない状態で戦わなくてはならないため鬼門となっている。
また前半のステージ5までも味方は1人しかつかない。
例外としてステージ2の巨大ヨッシー戦のみ味方が2人(ディディーコングとドンキーコング)つく。

ちなみ今作のシンプルでは巨大ドンキーコングとの戦いはない*2

  • 軍団戦
ステージ4から登場する、敵のCPUの集団10人との戦い。本作では最低2戦はこの形式になる。
敵は通常戦よりも吹っ飛びやすいが、数の暴力で襲ってくるため厄介。
難易度が低いうちは敵がかなり吹っ飛びやすくなっているので強力なワザなら一撃で倒せるため、あまり苦戦しない。
逆に難易度を上げると敵がなかなか吹っ飛んでくれない上にCPUレベルも高くなる。
特に難易度ゲキむずで敵がネス軍団またはリュカ軍団だった場合は、ステージが非常に広い(ニューポークシティ)ため最悪。

  • メタル戦
メタル化したキャラクターとの1対1の戦い。ステージ6以降のバトルのうち、最低1戦はこの形式。
ジャイアント戦以上に相手が吹っ飛びにくくなっている。特にメタルクッパ、メタルスネークなどはダメージ200%でも倒れないほどの強敵。

今作ではステージは戦場ではなく、完全にランダム。
ステージがマリオサーキットやグリーンヒルゾーンなどの場合は、メタル化した敵の短所である「復帰性能が低い」という短所が事実上解消されているため難所である。

  • バトルロイヤル
ステージ11で登場。ステージは終点で固定。
対戦相手はステージ10までに登場しなかったキャラクターの中からランダムで3人選ばれる。
CPU3人は互いに敵同士らしく、運が良ければ同士討ちを狙える。

  • マスターハンド戦
最終ステージのマスターハンドとの戦い。条件*3を満たすとクレイジーハンドも登場。
今作では最初から両手同時に襲いかかってくる。
マスターハンドのHPは難易度によって変化し、やさしいでは最小の150、ゲキむずでは最大の360(クレイジーハンドもいる場合は合計720)になる。

イベント戦

今作では1人用と2人用がある。イベント戦ごとに難易度(やさしい、ふつう、むずかしい)を調整することができるようになった。
前作ではイベント戦ごとに難易度を調整することができなかったため、慣れていないプレイヤーだと後半の難関のイベント戦はなかなかクリアすることができなかったが、今作では初心者でも隠しキャラクターを全員出現させていれば全部のイベント戦を比較的簡単にクリアできるようになった。

+ 主な一人用のイベント戦
  • #1 ふたりの迷惑大王
マリオを使ってクッパとデデデ大王の2人を倒す。
敵が吹っ飛びやすいので楽勝。

  • #2 ランドマスター起動
フォックスを使って1分以内に敵を1人以上倒せばクリア。
最後の切り札が常時発動できる状態になっている。

  • #6 クッパのブラザーズ
クッパを使って、強制スクロールステージである「いにしえっぽい王国」の地上ステージで、ゴールするまで生き残ればクリア。
敵のマリオ軍団は倒しても無限に出てくるので無視してOK。
難易度を上げるとスクロールが高速になるが、人によってはむしろやりやすくなるとか。

  • #11 ヨッシーレインボー
アイスクライマーを使って6匹の色違いのヨッシーを倒していくのだが、倒す順番を守らないと失敗となる。
赤→ピンク→黄色→緑→水色→青の順番で倒そう。

  • #15 デデデデデハンマー
プレイヤーはデデデ大王を使用。味方2人もデデデ。
敵は巨大化かつメタル化したデデデ。復帰能力が低いので実は意外と簡単。

  • #17 超滝のぼり
強制スクロールステージのアイシクルマウンテンで、頂上に到着するまで生き残ればクリア。
使用キャラクターのゼルダは機動力が低いので、序盤でシークに変身すること。
敵のアイスクライマーは無視でOK。

前作の氷山大脱走の踏襲。

  • #18 死闘、ダークリンク
プレイヤーはリンクを使用。ダークリンクとの一騎討ち。一人用のイベント戦としては唯一の体力制バトル(HP200)。
オルディン大橋で戦うことになるが、キングブルブリンは登場しないので実質終点。
敵のダークリンクは難易度やさしいでもそこそこ強く、難易度むずかしいだとかなり手強い(CPUレベル9相当)。
体力制バトルだが短期決戦を狙うなら画面外に投げて倒すことも可能。

  • #22 ゆけ!ジャイアントドンキー
2対2のチーム戦。プレイヤーはディディーコングを使用する。味方として巨大なドンキーコングがついている。
敵はシークとルカリオ。
味方のドンキーコングは巨大な割にほとんど役に立たず、特に難易度むずかしいだと勝手に自滅することが多い。
しかも自分のディディーは吹っ飛びやすい、攻撃力が低いなど弱体化しており、ハンデ戦となっている。

  • #24 カモン!ブルーファルコン
キャプテン・ファルコンを使い、制限時間内(ポートタウン エアロダイブの足場がコースを一周するまで)に最後の切り札でロボット2体を倒す。
最後の切り札でないと敵を倒せない(倒しても復活してくる)ので注意。

  • #25 波導は我にあり
プレイヤーはルカリオを使用。最初から200%近くダメージが溜まっているため、波導パワーが最大になっている。
敵はネスとシーク。

  • #27 三大怪獣、大暴れ
ロボットを使って、ニューポークシティに現れた巨大クッパ、巨大ドンキーコング、巨大リザードンの3匹を倒す。
敵は巨大な割に吹っ飛びやすいので、見た目ほど難易度は高くない。
ただしこちらも吹っ飛びやすくなっているので油断は禁物です。

前作のガルガンチュアの踏襲。

  • #33 魔王降臨
プレイヤーはガノンドロフ(ストック2機)を使用。敵はリンク、ゼルダ、ピットの3人。
敵は全員飛び道具を持っており、CPUレベルも高いので手強い(難易度むずかしいだとレベル9相当)。
これをクリアするとDXステージで唯一の新曲である「大神殿/神殿」が聴けるようになる。

前作のトライフォース集結の逆バージョン。

  • #38 キツネ狩りのオオカミ
プレイヤーはウルフ(ストック2機)を使用。敵はフォックスとファルコの2人。
敵2人は難易度やさしいでもそこそこ強く、難易度むずかしいだとかなり手強い(CPUレベル9相当)。
スマートボムがよく出現するので注意。

  • #40 最終決戦
プレイヤーのストックは2機。クッパ、ガノンドロフ、デデデの3人を倒す。
敵は3人とも吹っ飛びにくく攻撃力が高いので、こちらもパワータイプのキャラクターで挑みたいところ。

前作のホントの最終決戦の事実上の踏襲だが、ミュウツーの代わりにデデデ大王が登場する。

3社の看板キャラクターであるマリオ、スネーク、ソニックとの戦い。マリオは任天堂の代表だけあって巨大化している。
ややこしいルールは一切なく、ただ大乱闘をすればいいだけである。
ストックはプレイヤー含む全員が2機、場所は終点と、ストック数やステージにギミックは特に無く、まさに真剣勝負に相応しい。

敵の巨大マリオは攻撃力が非常に高いため、プリンなど軽量級のキャラクターで戦うのは危険。本来のマリオの短所(リーチが短い、火力が低い)がほぼ解消されており、特に難易度むずかしいだとCPUレベルも高いため、前作のギガクッパよりも手強い。

+ 主な二人用のイベント戦
  • #1 ふたりの迷惑大王
1人目がマリオ、2人目がカービィを操作する。敵はクッパとデデデ大王。
一人用と違って、プレイヤー側はどちらもストックが2機もあり、逆に敵は2人とも1機しかないため楽勝。
ただし一人用よりも若干敵が強くなっているため油断は禁物。

  • #2 きわめろ!ポケモンタッグバトル
プレイヤー、敵ともにピカチュウ(ストック1機)とポケモントレーナー(ストック3機)を操作するチーム戦。
敵のピカチュウを先に倒して、2対1の状況に追い込めば簡単。
ポケモントレーナーは一度倒されたポケモンには交代できないので注意。

  • #3 最速、最短、サドンデス
1人目はヨッシー、2人目はデデデ大王を操作する。
どちらも蓄積ダメージが300%ある状態でスタートする。
どちらか1人が10秒間生き残っていればクリア。
敵のリュカとピットは倒さなくてもOK。

  • #7 死闘、ダーク軍団
一人用の#18のリメイク版。
リンクとサムスを操作し、ダークリンクとダークサムスと戦う。
全員HP200の体力制バトル。
一人用と同様に、キングブルブリンは登場しない真剣勝負。

  • #8 ぜーんぶオレさまのもの
ワリオとクッパで協力し、敵のマリオとルイージより先にコインを(2人の合計で)2000G集める。
イベント戦のコイン制バトルでは敵は倒さなくてもOKだが、プレイヤーの使用キャラクターのどちらか片方が倒される(自滅を含む)と失敗になるので注意しよう。

  • #11 リフォーム大作戦
ルイージとピーチで協力して、敵のマルスとアイクより先にコインを(2人合計で)300G集めよう。
他のコイン制バトルよりも枚数は少ないが、ルイージマンションの柱を壊してしまうと失敗になるので注意。

  • #14 暗黒のカーディアン
一人用の#27のリメイク版。

ガノンドロフとウルフを使用し、敵の巨大ドンキーコングと巨大リザードンを倒す。
プレイヤー側は小さくなっており、吹っ飛びやすいので注意が必要。

  • #15 4つの剣X
コイン制バトル。
プレイヤー2人、敵2人ともに全員がトゥーンリンクを操作するのでややこしい。

  • #17 ソニックとマリオ
プレイヤーはマリオとソニックを使用。
敵はマリオ3人とソニック3人。

  • #19 アンドルフの影
プレイヤーはフォックスとファルコを使用。
倒すべき敵はウルフ1人だけだが、アシストフィギュアのアンドルフが常に板ポリゴン(ウルフには当たらない)を吐いてくるため危険。

  • #20 ふたりで最終決戦
悪役やライバル系のキャラクター6人(クッパ、ガノンドロフ、デデデ、ワリオ、ウルフ、メタナイト)と戦う。

  • #21 ホントのオールスター戦
35人全員を相手に休憩無しで戦う過酷なバトル*4
プレイヤー側は2人ともそれぞれストック1機しかない。
ステージは終点ではなく戦場となっている。


フィギュア名鑑

前作にも登場したいろんな作品のキャラクターのフィギュアを観賞できる。
今回はジオラマ風に飾って写真を撮る事もできる。

シール

フィギュアと同じく収集要素の1つ。
原作のイラストをそのまま使っているためフィギュアには無いがシールにはいるキャラクターも大勢いる。
亜空の使者では使用キャラの強化に使われる。

クリアゲッター

いろんなモードでさまざまな条件を満たすとごほうびが貰える。
条件を満たすと両隣に別の条件が判明したり難しい条件はゴールデンハンマーを使う事もできる。
この仕様はカービィのエアライドのクリアチェッカーと同じで以降のシリーズでも登場している。

ステージ作り

その名の通り対戦のステージを作成するモード。
自由度はあまり高くないが足場が殆んど無い歪なステージは作れる。
一定の条件を満たすとパーツが増える。

名作トライアル

ファイター達が過去に登場した懐かしのレトロゲームを数十秒から数分だけ遊べる。
一部作品は複数のセーブデータがあり、中盤から遊べるものもある。

最後の切りふだ

元々は初代から構想していた要素。
不規則に飛来するスマッシュボールを攻撃し、破壊する事で体が光り強力な技を使用できる。

アシストフィギュア

モンスターボールのような物で使うとシリーズのライバルや脇役ポジション、知名度が低いマイナーキャラクターなどが援護してくれる。

画面内登場

初代に登場してDXでカットされた試合開始前のそれぞれのキャラクターが登場する演出が復活。
DXから参戦したキャラクターにも新規に用意されており、それぞれの持ち味が活かされてみていて飽きない。

アピール

DXまでは1つだけだったが本作からキャラクター毎にそれぞれ3つに増えた。
かっこいいもの、かわいいもの、笑っちゃうもの、腹が立つもの、よくわからないものなどバラエティ豊か。
スネークは3つ全てダンボールに隠れて同じに見えるがよく見ると姿勢や動作が微妙に異なっている。

滑空

一部の羽のあるキャラクターは空中ジャンプの頂上で特定の操作で空中を滑空できる。
しかし、強力すぎたからか次作で廃止された。

転倒

その名の通りダッシュしようとすると64分の1の確率でこけてしまうシステム。
開発側はパーティ性を想定していたのだがプレイヤー間では不満が続出してしまいこちらも次作で廃止された。



おきらくに編集していって下さい。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/