機動戦士ガンダム アーセナルベース

登録日:2022/04/01 Fri 07:37:17
更新日:2025/03/06 Thu 01:36:45
所要時間:約 14 分で読めます





部隊を指揮して
小隊を勝利に導け!

カードが君を指揮官にする。

2022年2月24日*1より稼働している、ガンダムシリーズをテーマとしたトレーディングカードアーケードゲーム(TCAG)
2023年2月24日よりタイトルを一新し、機動戦士ガンダムアーセナルベース UNITRIBEとして現在稼働中。


概要

ガンダムトライエイジが2021年5月31日に稼働終了したのち、その後継作として発表された。
とはいえ表向きは子ども向けDCDとして展開していたトライエイジとは打って変わって完全に大人向けの作品としてシフトしており、ゲームシステムも全く異なるものに変化している。
カードデザインはレイアウトこそトライエイジとは大きく変わっているものの基本的なスペックでは共通する点が多く、また好評だった証言をはじめ様々な要素が引き継がれており、歴戦のGコマンダーならニヤリとくる要素も多数。
なお両者のカードに互換性はないが、トライエイジで使用していたICカードをガンダムABへ引き継ぎできるキャンペーンがなされていた。

プレイヤーは部隊の指揮官となって筐体から排出するカードを集めてモビルスーツ5枚・パイロット5枚からなるデッキを編成し、相手指揮官と戦闘を繰り広げるリアルタイム戦略ゲーム

後述するゲーム内容も然ることながらカードのコレクション性にも非常に力を入れており、通常レアリティのカードから箔押し・刻印がふんだんに使われているほか、後述のアーセナルレアカードの美麗さは必見。
またトライエイジから進化した点として念願のフルボイス化を果たした点が挙げられ、度々要望が上がりながらも難しいとされていた要素がついに実装された形となる。
特に漫画『アクロス・ザ・スカイ』*2はダムゲー初のボイスあり参戦が実現した。*3
つまりひょっとするとEXVSやGジェネにも…?あるいはあの漫画作品やこの漫画作品、EXVSで一時参戦が噂されていたあの機体も……?

ゲーム性の奥深さ・カードのコレクション性が重なってか、稼動から約1ヶ月経った22年3月ころには各店舗でカードの在庫切れが続出しており、コロナ禍にあるアーケードゲームという現状においてさえ筐体はあるがプレイできない*4店舗が次々と発生する程の大盛況となっていた。

そのため記事ができた時点では遊べるお店を探すことすらも大変な状況にあったが、4月よりカードの安定供給を目指していく、とのアナウンスがなされ、SEASON02にアップデート後は「どこに行ってもカードがない」「Aレアの在庫が無くてチケットが無駄になる」レベルの品薄は解消されつつある。

アップデートは3カ月に1度約2ヶ月に一度入り、その数週間前から新カードや新アビリティの紹介を行うのだが、他のダムゲーでは早々にお呼びかからないような面々が収録されることもほぼ1シーズンに1度ある。
知らない人はとりあえず下の参戦作品/ユニットの欄を見たほうが早い。「え、お前が出てるの……?」というMSやPLがいるだろう。

遊び方

標準的な設定の場合、1プレイに200円を要する。ゲームスタート時に1枚カードが払い出される。

ホーム画面からはプレイヤープロフィールの確認・編集と各種プレゼント・ミッションの確認、そして「ランクマッチ」「チャレンジモード」「カジュアルマッチ」「ブースターレイドバトル」「店内対戦」の複数のバトルモードが選択できる。

  • ランクマッチ…全国のプレイヤーとオンラインで対戦し、勝敗によって増減する「ランク」を競う。
  • チャレンジモード…PvEモード。CPUの部隊を相手に、様々なミッションをこなしていく。まあつまりトライエイジの「ミッション」である
  • カジュアルマッチ…全国オンライン対戦なのはランクマッチと変わらないが、ランク制やレートマッチ制が廃されている。「カジュアル」の名の通りのプレイスタイルや、デッキの試運転などを想定されたモードと思われる。
  • ブースターレイドバトル…PvEモードなのはチャレンジと変わらないが、こちらは基本的に大型モビルアーマーに分類されるような機体が相手になっている。試合1戦当たりでは後述のUTブースターチケット集めの効率が最も良く、ついでにテーマが『逆シャア』になってからは難易度も抑え目になった。初心者にもおススメ*5
  • 店内対戦…文字通り。店内にいる他のプレイヤーとマッチングして対戦を行う。

なお、該当期間中ならばさらに「ワンデー大会」等のイベント戦にも参加可能。
バトルモード確定後は前の画面には戻れないので要注意。

出撃前に、自分の部隊を登録する。
筐体中央部、メインモニターの下にあるカード読込スロットの上段にMSカード、下段にPLカードをそれぞれ5枚まで装填することで、出撃するメンバーを決定。
ちなみに、装填したカードが規定枚数より少なくてもレンタルのユニットが自動的に配属されるため、始めたばかりのビギナーでも安心。
経験値ブースト等のオプションを設定したのち、持っていく作戦カードを選択して「出撃」を押すことで(オンラインモードの場合は)マッチング検索に入り、対戦相手が見つかったら戦闘開始。

戦闘終了後には、任意でカードを追加購入できる。追加購入は1枚100円。ゲームを遊ばずにカードだけ購入して帰ることも出来るが、追加購入してから戦闘へは行けないためバトるつもりならうっかり選んでしまわないよう注意。

戦闘システム

縦長の長方形状のフィールドを挟んで向こう側にある敵戦艦の破壊が作戦目標。
その手前には「拠点」が2つ横並びに配置されており、これを破壊することで自軍の出撃可能な範囲が広がる。まずはこれを足掛かりとして狙っていくことになる。
画面手前に位置する母艦が撃沈されると敗北なので、その前に討つべし。

戦闘操作は基本的にメイン画面を兼ねるタッチモニターで行う。
画面左下の黄色い円に囲まれた数字が現在自軍が使用可能な総コストで、時間経過によって溜まっていく(最大値は25)。
その右隣に5つ並んだアイコンが自軍のユニットで、選択したユニットのコストが総コストより低ければ出撃させることが可能。
出撃させたいユニットをタッチして画面中央に向けてドラッグするとマップ上に出撃可能な範囲が表示され、範囲内で指を離すとその地点にMSが降下、進軍していく。

各ユニットには後述するパイロットのタイプやMSの武装タイプに応じた行動ルーチンが設定されており、基本的には全自動で進軍・交戦を行ってくれる。
ユニットの中には追加でコストを支払うことで自分や仲間の強化や援護攻撃、さらには相手の一時スタン、強制移動+攻撃、増援機投入などさまざまな効果を発揮する「アビリティ」を発動可能なものがいる。発動させる時は該当のユニットアイコンを上へスワイプ。
また、ユニットアイコンの下に配置された緑色のSPゲージが一定以上あれば、ユニットアイコンを下にスワイプすることで機体毎に設定された超強力な戦術技が発動可能。
発動時にはトライエイジの攻撃システムを思わせるQTE演出が入るので、ゲージの進行を見てタイミングよく筐体の右側に配置されたボタンを押そう。ゲージいっぱいで止めることが出来ればダメージに+30%の補正が入るため、是非成功させたい。
また、相手に戦術技を発動された時も同様のQTEが入る。こちらも成功させればダメージを30%軽減できる。
なおQTE時にはオペレーターが喋るのだが、SEASON03からは原作同様の組み合わせ(例を挙げれば三日月とバルバトス)で戦術技時にオペレーターの代わりにパイロットが専用ボイスが喋るようになる。(正確には特定の戦術技とパイロットの組み合わせ、というべきか*6

「片陣営の拠点が2つとも破壊される」「どちらかの戦艦がHP50%以下になる」「戦闘時間残り60秒を切る」のいずれかの条件を満たすとCLIMAX BOOSTに突入し、コスト・SPゲージのチャージ速度が上昇する。更にBGMが変化しこのゲームのタイアップソングもしくはガンダムシリーズ各作品の主題歌*7が流れ、演出面でも盛り上げてくれる。
先に敵戦艦のHPを0にするか、制限時間終了時点で戦艦・拠点のHP量が多かったチームの勝利となる。

有体に言えばガンダムという器に三国志大戦WLWを一緒に煮込んでお出ししたゲームである。

カード

本作のカードは「モビルスーツカード(MS)」「パイロットカード(PL)」「作戦カード」の3種類に分けられ、うち物理カードとして入手可能なのはMS・PLの2種類。
以下、特に注釈がなければMS・PLカードについての解説となる。

作戦カード以外の2種類には
  • アルティメットレア(U)
  • パーフェクトレア(P)
  • マスターレア(M)
  • レア(R)
  • コモン(C)
の5種類が恒常のレアリティとして用意されている。ご覧のように『トライエイジ』から1つ(アルティメット)増えたことになる。
基本的には上に行くほど性能やコスパ面で優れたカードになってゆく傾向にあるが、コモンのカードでもガチデッキに採用されることがあり*8、必ずしも上位レアばかりが強いとは限らない。

ちなみに、高レアリティであるUレア・Pレアのうち一部*9にはパラレルと呼ばれる、同種カードの絵柄違いが収録されている。
ゲーム上では該当の通常版カードと同じものとして扱われる(=通常版とパラレルカードの同時起用はできない)ためコレクション以上の価値はないものの、絵柄だけでなく裏面の「証言」も異なる凝ったもの。カード絵が証明写真、という心無い?評価もあるが。
LX01からは更にシークレットが追加された。扱いとしてはパラレルとほぼ同じ。シークレットだけど普通にサイトでイラストが公開されてるのは見逃してあげよう。
さらに上記とは別枠として、各種イベントや雑誌付録などで配布される「プロモーションカード(PR)」と後述の「アーセナルレア(A)」「リンクステージレア(LX)」が存在する。

また、レアリティとは別に各カード毎に「コスト」が設定されており、カード表面左上の数字で示されている。
ゲーム上では、MSとPLのコストを合算した数値がそのユニットのコストとなる。
基本的にコストの重いカードほど優秀なスペックを誇る傾向にあるが、その分フィールドに出しづらくなることも意味している。
気の狂ったスペックを誇る代償に、最初に20コストもらえるゲームで「MSだけで」13コスト使うカードまで存在する

経験値による成長要素が入っており、戦闘終了時にパイロットはキャラクター毎・MSは出典毎に共有されたレベルに応じてカード性能に若干ながら補正を受けられる。

また「リンクアビリティ」と呼ばれる、一枚だけでは発動しない特殊効果も各カードに設定されており、同じリンクアビリティを持ったカードを指定枚数以上デッキに組み込むことで能力値などに補正を得られる。
たとえば同一作品のカードを3枚以上、「赤い機体」や「ベテランのパイロット」など共通点のあるカードを2~3枚以上など、そのユニットの特徴に由来する条件が多いため、発動を狙って組み合わせを考えるのも有効。
因みに稼働初期から暫くは同名のリンクアビリティは重複しない仕様だったので原作の組み合わせだとリンクアビリティが1つ(場合によっては2つ)勿体無くなってしまっていた。
それを踏まえてか、LX01からは重複するように変更されたのでファンにとっては嬉しいところ。

アーセナルレア

上記の物理カードに設定されたレアリティとは別枠となる、通常のカード排出からは入手できないカード群。
ミッションを達成するなどの条件を満たすことで入手できる「アーセナルチケット」を一定数消費することで、その弾に収録されているアーセナルレアカードから一枚ランダムで手に入る仕組みになっている。

このレアリティのカードは他の種類とはカード表面の構成から異なり、より一枚絵として「魅せる」ことに重点を置いた非常に豪華な作りとなっている。
大河原邦男先生やときた洸一先生が「もともと自分が担当してたやつのMSやキャラ」描いたり
性能面においてもある程度の強力なスペックを持たされており、カード資産の整っていない新米司令官ならば心強い即戦力になってくれるだろう。
2023年2月23日をもって排出終了。

リンクステージレア

アーセナルレアに代わる新レアリティ。
アーセナルレアがシーズン前半と後半で排出されるラインナップが変わっていたのに対し、
リンクステージレアはシーズン後半のみに排出される仕様へ変更された。
カードの共通の意匠として、モビルスーツなら2機、パイロットなら2人がイラストに描かれている。

ランクマでも使えなくはないレア群だが、真価はリンクステージバトルにある。
リンクステージバトルでのみ、リンクステージレアカードの攻撃力が1.5倍に増加されるため一転して一線級カードになる場合も。

UTブースターカード

またまたリンクステージレアに代わる新たなシステム。
今までとは違い、R、M、P、Uと様々なレアリティが登場するようになった。ブースターの名に違わず、通常排出とは別枠としての普通の排出である。
こちらで新規参戦する作品・MS・キャラクターも存在しており、Uレア、Pレアは通常排出と同じく強力な戦力として活躍できる。レッドドラゴンとか

カードの種類

モビルスーツカード

実際に戦場に出てユニットとして動くことになるカード。
なお、モビルアーマーのような『狭義のMSには含まれないメカ』も恐らく同枠で取り扱われるものと思われるが、現状では該当するユニットが存在しないため不明。
SEASON 02にてMA形態→MS形態と変形できるサイコガンダムの収録が決定し、MAも扱いは同じことが判明した。

HP・機動力・近距離攻撃力・遠距離攻撃力の4つの基本スペックの他に、MSアビリティと戦術技を持っている。
低レアだとたまにMSアビリティなしのことがあるほか、サイコガンダムやザクⅡ(ドアン機)のように設定上の都合で遠距離攻撃だけ・近距離攻撃だけしかできないカードもある。
また武装は「メイン」「サブ」の2種類が設定されている。それぞれに射程が設定されており、基本的にメイン武装を優先して使用する。
なお、一部「シールド」など攻撃力を持たない武装をサブ装備に持つ機体もおり、それらはメイン武装の射程に入るまではアビリティ以外の攻撃ができないことになる。

MSアビリティには自動で発動するものとユニットアイコンを上にスワイプすることで手動発動するものとに分かれており、内容は自機や範囲内の味方機にバフ効果をかけるもの、あるいはスワイプ&ドラッグ&ドロップで指定した範囲内の敵にダメージを与えるものなど。
なお一部アビリティを持たない機体もいる。

また、機体ごとに地形補正が異なり、S~Cまでの判定がある。地形の種類はLX02では「地上」「宇宙」「砂漠」「水中」の4つ。
LX01から日数ごとに使用される地形が変わり、その機体が得意としている地形(Aまで)の場合はステータスが上昇し、逆にCだとマイナス補正が加わってしまう。Bは補正無し。
この地形は1機体ごとに必ず共通されている。例えば別種類のガンダム・エクシアでも『砂漠はCなのでマイナス補正だが、それ以外はA以上なのでプラス補正』ということになる。
……尤も、レアリティの差でこれらをチャラに出来ちゃう機体も少なくないのだが。

そのほか、「近距離」「機動」「遠距離」の3つに分類されるタイプがカード左側面に表示されており、それぞれ優れたステータスを表している。
……まぁたまに表記詐欺のカードも混じってはいる。特に機動タイプは妙に詐欺まがいのカードが多い。

なお、同一のMSは別種のカードに限り同じ部隊に編成可能。
例えば「AB01-010 ドム(R)」「AB01-011 ドム(C)」「AB01-012 ドム(C)」の3枚ならば全て同じ部隊に投入可能だが、いずれか1枚が被っているとそのどちらかしか出撃させることはできない。
黒い三連星デッキなど同一機体縛りをやりたいなら、きちんと別種のカードを揃える必要がある。

パイロットカード

ユニットの戦闘力を補助すると共に、ユニットの行動パターンを決定する役割を持ったカード群。
基本ステータスはMSと同様のものを持っているほか、彼らが持っている「パイロットアビリティ」は条件を満たすと自動発動するものが基本。
MSの任意発動アビリティに連動してその効果をより強力にするパイロットもいるため、組み合わせはよく考えたい。

ちなみに、トライエイジにあった「カード固有の決め台詞」はなくなっており、同一のパイロットであれば全カードで共有される。
パイロットのレベルを上げることでセリフのバリエーションが増えていくため、好きなキャラをひたすら育てるのも一興。

こちらはMSカードとは異なり、同一のパイロットはカードの種類に関わらず1名までしか編成できない。
例えば「AB01-062 バナージ・リンクス(U)」と「AB01-063 バナージ・リンクス(R)」は別種のカードだが同じパイロットのためどちらかしか採用できないことになる。
ただし、「シャア・アズナブル」と「クワトロ・バジーナ」のように設定上は同一人物だが名義が違うケースの場合は別人としてカウントされる模様。
また、1stアムロとCCAアムロなど、完全に同一名義だが姿が異なる場合も別人としてカウントされている。
だが、LX01から出典が同じで同名のキャラクターでも姿やセリフが異なるパイロットカード*10が登場しており、そちらは同時出撃は不可能となっている。

なお、ボイスは全て新録*11。声優さんも当時(あるいは何らかの理由による代役)の方たちが担当している。
トライエイジのように、セリフが本作向けにアレンジされていることも。

  • 殲滅
敵MSを優先して狙う。防衛タイプのユニットに攻撃するとダメージが増加する。
敵の防衛網を崩して自軍の制圧が切り込む足掛かりを作ったり、制圧と一緒に敵の本拠地を叩いたり、敵の制圧に差し向けて自軍の防衛を手助けしたりと多彩な活躍が期待できるマルチロールファイター。
特段不利なタイプが存在しないのが大きな特徴で、戦闘の趨勢はこのタイプにかかっていると言っても過言ではない。

しかし何においてもMS戦を優先してしまう欠点があり、索敵範囲内に一機でも敵MSがいると拠点と比べて遠回りだろうがそちらへ向かってしまう。
このため囮作戦には非常に引っかかりやすく、殲滅が多すぎると相手が順次出してきたMSにことごとく群がって一向に進撃が進まず、その隙に出された制圧が自戦艦に戦略技を……という局地的には勝っていても戦略的にはジリ貧な展開を起こしがち。
あくまでも作戦目標は敵母艦の撃沈ということを念頭に踏まえ、配分を考えて配置したい。

ちなみにMSカードのアビリティの中にはこの「作戦:殲滅扱いのAI機」を増援として呼び出せるものがある。うまくいい位置で呼べると1枚殲滅PLを増やせるためなかなか頼れる…ものの、やはりというかステータスは低め。

  • 制圧
敵拠点・戦艦を狙う。拠点・戦艦に攻撃するとダメージが増加し、逆に拠点・戦艦から受けるダメージを軽減する。

戦略目標へ一直線に突撃するアタッカータイプ。
単純に勝利へ一番近づいていってくれるほか、敵MSなどお構いなしにひたすら進軍していくため能動的に前線を上げることも可能。
何よりも制圧を出すことで敵に対応を迫れるため、殲滅と同等以上にゲームの鍵を握る重要なタイプである。

一方で対MS戦闘では最も脆いタイプと言っても過言ではなく、単身突撃させたところで敵の防衛と殲滅に挟み撃ちされ秒殺されるのが関の山。
活躍させるためには他のユニットとの連携が重要となるだろう。

  • 防衛
敵MSを狙う。制圧タイプに攻撃するとダメージが増加するが、殲滅タイプに攻撃するとダメージは減少してしまう。
出撃ポイントから最寄りの拠点を護衛し、付近に敵影がなければその場で待機する。ユニットアイコンを横へスワイプさせることで、3コスト追加で支払って担当拠点を変更させることが可能。

制圧が攻撃の要なら、こちらは守備の要。
良くも悪くも一定のエリアから前に出ないのが特徴で、殲滅&制圧がイケイケムードで自陣に戻れそうにない時、突然仕掛けてきた奇襲への対応は彼らにしかできない仕事だろう。

加えて、防衛が居座る拠点・戦艦は被ダメージが大幅にカットされる
この“存在するだけで効果を発揮する”のは他タイプにない唯一無二の特長であり、代えがたいアイデンティティでもある。
一発200~300ダメージはくだらない制圧タイプの戦術技が拠点・戦艦に飛んできても、おおよそ1/5までに抑えてしまうのは圧巻の一言。

一方で前線がどれだけ前へ進もうと、まるで敵がくる気配がなかろうと頑として持ち場を離れないため、ラインの構築・前進にはあまり貢献してくれない。
その上殲滅タイプに対して耐性面で不利なため、いざドンパチに巻き込まれると案外あっさり沈んでしまうことも…。

総じて多すぎるとラインの崩壊を招くがいないとそれはそれで困る、そんな悩ましいタイプのパイロット達。
上述の通り殲滅タイプでもある程度似た仕事はこなせるため、敵襲の構成に応じてどちらを向かわせるか決めたい。

ちなみに、指揮官レベル30で解放される作戦カード「攻勢の狼煙」を発動すると、このタイプが撃破されるまでの間「制圧」タイプに変わる。ヒャア我慢できねぇ凸だ!
1度しか使用できない上出撃中の全防衛タイプに適用されてしまうため発動タイミングは考える必要があるが、柔軟な運用に役立ってくれるだろう。

また上で並べた殲滅・制圧・防衛がそれぞれ何枚入っているかを並べた数字はデッキパターンの言い方として定着している。
例えば殲滅3・防衛2なら「302」、殲滅1・制圧3・防衛1なら「131」など*12
ビギナーならデッキの総コストを40~35くらいに調整して「221」「212」がシステムに慣れやすいか。

作戦カード

物理カードとしては収集できず、ゲーム上にのみ存在しているカード群。要はGオーダーである
部隊全体に効果の及ぶ強力な効果を持った「切り札」で、指揮官レベル(プレイヤーレベル)の上昇や各種実績に応じて順次解放されてゆくほか、SEASON02では「デッキに指定のリンクスキルが発動していれば選べるようになる」という形式の作戦も実装された。不評だったのでリンクスキルによる追加はS02で追加された2枚のみだが。

合計コストが3以下になるように2枚まで選択可能で*13、1度の戦闘で使用できるのはカード1枚につき1回まで。
総じて使用タイミングを見極めることで強烈な効果を発揮するカードばかりな為、自軍の編成や想定されるシチュエーションに合わせて選びたい。

参戦作品/ユニット

SEASON 01より登場


SEASON 02より登場


SEASON 03より登場


SEASON 04より登場


LINXTAGE01より登場


LINXTAGE02より登場


LINXTAGE03より登場


LINXTAGE04より登場


BOOSTER PACK 機動戦士ガンダムSEEDシリーズより登場


UNITRIBE 01より登場


UNITRIBE 02より登場


UNITRIBE 03より登場


UNITRIBE 04より登場


UNITRIBE 05より登場


UNITRIBE 06より登場


BOOSTER PACK 機動戦士Gundam GQuuuuuuXより登場 ※ネタバレ注意※


FORSQUAD 01より登場



オリジナルキャラクター

ゲーム内で各種ナビゲーションやアナウンスを担当するキャラ達。いわゆる「オペ子」。
ホーム画面にて好みで変更できるが、別のキャラに変えようとすると若干不満そうな声を出す。
また服装もシリーズ各作品の隊服を基本に複数種が用意されているため、好みに合わせてカスタマイズしてみよう。

  • ウフリィ・アスキス(CV:杉山里穂)
  • テゴナ・オサナメ(CV:生田善子)
  • ガル・レヴ(CV:相坂優歌)

なお上記の3人の他にミヤ・ビトエなる人物もいるようだが……?




追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ガンダム
  • ガンダムシリーズ
  • アーケードゲーム
  • TCAG
  • データカードダス
  • ガンダムトライエイジ
  • 機動戦士ガンダム
  • 機動戦士ガンダムSEED
  • 機動戦士ガンダムUC
  • 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
  • バンダイナムコ
  • ゲーム
  • ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
  • 機動戦士ガンダムAGE
  • ガンダム00
  • Ζガンダム
  • 第08MS小隊
  • アクロス・ザ・スカイ
  • MSV
  • MISSING LINK
  • ククルス・ドアンの島
  • ウルズハント
  • 0083
  • ガンダムW
  • ガンダムビルドファイターズ
  • 水星の魔女
  • 逆襲のシャア
  • Gガンダム
  • ΖΖガンダム
  • 機動戦士ガンダム サンダーボルト
  • EXVS2OB
  • 機動戦士Gundam GQuuuuuuX
最終更新:2025年03月06日 01:36

*1 一部店舗では2/17より先行稼働

*2 証言執筆担当者の関西さんが原作のため、『トライエイジ』の時点で登場してはいた

*3 ただしこれが影響してか?今のところシリーズ原作キャラのキャストは全作品共通で一切明示されていない。

*4 TCAGは法律上「カード自販機」の名目で稼働しているものが多く、本ゲームもその一つ。そのため、カードが払い出せないとゲームも遊べない仕様となっている。

*5 勝っても負けてもチケットが貰える量は変わらない

*6 実際に同じ機体・原作通りのパイロットでも「プロモカードや低レア枠のため戦術技モーションが異なる」場合は言ってくれないのが確認されている

*7 基本的にはトライエイジで言うところの「特集弾」になっている作品のものが選ばれる

*8 例えば01稼働開始当時は高レアリティに同スキル上位互換がいなかったクランクやギルボア。特にクランク二尉は03現在でも高レアに選択肢が極めて少ない1コスト制圧という利点もある

*9 プロモーションカードも含めると、ビルドファイターズ配布CPのアイラが(パイロットとしては最初に)パラレルが用意されている。こちらのカードイラストは後述の証明写真ではなく、通常版がクールに決めたところ・パラレルが本編で肉まんを買い食いしていたシーンがモチーフ

*10 SEEDの傷ありイザークや00の片目を負傷したロックオン

*11 バーニィとヨンム、サーシェスは後任が決まっていないこともあり、ライブラリ音声が使われている。

*12 ただしこれらは「殲滅が3枚以上」「防衛が2名以上」「制圧が3枚以上」の特殊なリンクアビリティを持っているパイロットを組み込むのがほぼ前提のデッキ

*13 S04までは合計コストが2以下まで。指揮官レベル5までは1枚、10以降は2枚まで選択して戦闘で使用することができた

*14 モードチェンジが再現されているカード。

*15 厳密には稼働開始前のトライエイジ引継ぎキャンペーン景品として初登場

*16 後に登場した『ΖΖ』準拠版はシステム上は別機体となっている。

*17 変形が再現されているカード。

*18 例によってシャアとは別カウント

*19 厳密にはSEASON02ではなく、01途中の配布カードで初登場

*20 02ではガンダムナドレになるカードは収録されていない。

*21 アプリ配信に合わせての実装と思われたが、あちらが延期したため結果的に先行参戦になった

*22 ORIGINアニメ版ではなくMSV準拠。

*23 厳密にはSEASON03ではなく、02途中の劇場入場者配布カードで初登場

*24 今回はFbじゃない方だけ。ちなみにトライエイジでは逆に稼働終了までFb仕様だけだった

*25 最初のカードイラストでは素顔が露わになっているが、(この時は)ゼロやエピオン不在ということもあって今回はミリアルド名義ではない

*26 システム上はアレルヤと完全な別人扱い。パイロットレベルは別個に計算される他、同時編成も可能

*27 年齢は公式で17歳と明記されているが、カードの裏面は何故か空白。単なる把握ミスというわけでもなさそうだが……?

*28 台詞は4号基準。参戦告知時点でのネタバレ回避があったものと思われる

*29 娘のエリクトも一緒に搭乗してるらしく、一部ボイスではエリクトが喋る

*30 ZZ出身として収録されているため、こちらになっている

*31 出典こそオバブからだが、作品リンクアビリティは「N-EXTREME」になっている。

*32 物語終盤でバイオフィールドを纏った状態 所謂覚醒Z

*33 2人で一つのパイロットカード。トライエイジにおけるコンビ扱いカードと異なり、登録するとそれぞれのパイロットカードを同時登録不可。

*34 システム上の立ち絵はメタバース内でのもの

*35 作品のリンクアビリティは逆襲のシャアになっている

*36 当然ながら?フリット編準拠の容姿のカードのみ。

*37 ロザミア表記がなされることが多いが、今作ではカード名もロザミィで登場。先述したΖガンダムと同様の理由から、出典が『Ζ』のサイコ・ガンダムMk-Ⅱもこの弾で登場。

*38 今回はアサルト・バスターパーツどっちも非装備の状態のみ参戦。

*39 トライエイジでダブルオーとダブルオーライザーが別機体扱いされていたのと同様に、オーライザーとの合体ギミックは再現されていない

*40 セラフィムガンダム部分の分離ギミックはカードイラストのみ。

*41 ガンダムエース10月号の付録プロモカードとして先行発行され、その際はミスタークロボン・長谷川裕一先生がイラストを執筆。

*42 オメガサイコミュ未発動状態のツインアイが露出していない状態