最大トーナメント(バキシリーズ)

登録日:2014/08/14 Tue 22:28:44
更新日:2024/07/17 Wed 02:58:58
所要時間:約 16 分で読めます






地上最強の男を見たいかーーーーッ

オーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

ワシもじゃ ワシもじゃみんな!!





最大トーナメントとは、板垣恵介の漫画作品・バキシリーズにおいて開催された格闘技トーナメント。

【概要】

シリーズ第一部の『グラップラー刃牙』の21巻から最終42巻まで、実に全体の半数を占めて描かれており、
このパートは「最大トーナメント編」と呼ばれる。
時系列的には、序章「地下闘技場編」の直後らしいが、少なくとも地下闘技場編ラストの試合で刃牙は鎬紅葉に肋骨を折られており、
その負傷が完治するくらいには時間が経過しているものと思われる。
…まあ、両手両足の複雑骨折が一昼夜サンドバッグ叩くだけで治癒する漫画だからそうした考察は無粋ともいえるが。スゴイね、人体♥

「最強トーナメント」と呼称される場合もあるが、「最大トーナメント」のほうが一般的なため、本項目ではこちらで統一する。

試合会場は東京ドーム地下闘技場主催者は徳川光成公。
優勝者には時価10億相当のチャンピオンベルト(古代ローマ・パンクラチオンの歴代王者の腰に巻かれていたもの)が献呈される。
ということは最後の方は中国人拳法家ばかりが付けていたベルトってことかな。
これは基本的に報酬は一切出ない地下闘技場でのイベントとしては異質。

天下一武道会等、バトル漫画では最早お馴染みとなったビッグ・トーナメント形式ではあるが、
全試合をダイジェストすることなく描ききり、多種多彩な登場人物の魅力に加え、トーナメント戦らしい予想外の人物の勝ちあがりや、
場外乱闘・乱入の数々、そして本作の台風・範馬勇次郎の乱入など、予想外の展開の連続で読者を飽きさせない。
バキシリーズ全体を通しても屈指の名勝負がこれでもかとメイクされ、読者人気は非常に高い。
シリーズ全体のひとつの頂点とも言えるだろう。刃牙もまだ主人公らしかったし

ちなみに、連載は上記の通り長丁場だが、トーナメント自体は全試合を一日で行うワン・デイ・トーナメントである。
インターバルなんてものも、当然少ししか無い。どんだけハードなんだよ…
打撲や骨折といった重傷が次の試合になるとかなり回復している辺り、グラップラーという人種のタフネスと回復力が伝わってくる。強いんだ星人…

●目次


【登場人物】

○出場選手一覧


「全選手入場!!」

出場選手は32名負傷退場時のリザーバー4名。その他、途中参加の選手もいる(後述)。
トーナメントの開催を告げる181話「祭りが始まった」においてかませ犬も含めた
出場選手全員の紹介(リングアナウンス)が行われている。この回仕上げた原稿量はなんと60ページ。
後の「刃牙3倍祭り」の走りである。

作者はアシスタントともども丸5日で睡眠時間は1時間というムチャクチャな態勢で制作に打ち込み、
最後の方になると意識は朦朧とし精神は範馬勇次郎のごとく凶暴化、アシスタントがおそるおそる指摘したミスに対して
「作者の俺が描いた刃牙になんでおまえがクレームをつけるんだ!邪ッッッ!!」と怒鳴り返すも
よくよく見れば刃牙の指が6本………などということもあったらしく、「死ぬほどキツかった」とのこと。

ここでは作者板垣恵介にリスペクトを表して、全キャラのリングアナウンスも掲載させていただく。
なお、近年のバキ項目の充実により、個別項目のあるキャラも増えてきたため、そちらについては当該項目も参照してほしい
(残ったのは余り物だけとか言ってはいけない。ネタキャラばっかりとかはもっと言ってはいけないッ!)。


愚地独歩(神心会空手)


「虎殺しは生きていた!! 更なる研鑽を積み人間凶器が甦った!!!」
「武神!! 愚地独歩だァー!!!」

 空手家。詳細は項目参照。


・稲城文之信(日本拳法)


「総合格闘技はすでに我々が完成している!!」
「日本拳法稲城文之信だァー!!!」

日本拳法で、直突きの使い手。花山薫の初戦の相手。
序盤こそ一方的な試合展開で花山を圧倒するも、花山の拳を足で受け止めたため骨折。
花山の方程式(握力×体重×スピード=破壊力ッッ)を防御しようとするもガードの上から背骨を折られ、敗北。
技術で上回るくらいでは花山の圧倒的な暴力に対抗できないことを見せつけた。
背骨が折れても最後のあがきに花山の腕を折ろうとした(途中で力尽きたが)ため、花山には「武道やらしとくにゃ惜しい男」と評価された。
それってヤクザに適性があるってこと?
ぶっちゃけ当人の試合より試合後の彼の師匠と花山とのやりとりのほうが有名。


・ロジャー・ハーロン(アマチュアレスリング)


「組みつきしだい投げまくってやる!!」
五輪(オリンピック)アマレス代表ロジャー・ハーロンだァッ!!!」

刃牙曰く「今大会トップクラスの大型選手」らしいが、渋川剛気「達人の達人たる強さ」を見せ付けられて、たったの三撃で惨敗。
その後も同じアマレスのガーレン登場の際には「優しくフォールしてあげよう」と脅かされるなど、ほとんどいい所なし。
自分の1/3ほどしかウェイトのないうえ年齢が3倍の渋川先生と闘うことに躊躇するなど、グラップラーには向いてないが優しい人。
セコンドの名前はサム。ちなみにアメリカ代表。


ジャガッタ・シャーマン(ムエカッチュアー)


「素手の殴り合いなら我々の歴史がものを言う!!」
「素手のムエタイムエカッチュアー ジャガッタ・シャーマン!!!」

ご存知ムエタイ・その1。
勇次郎の横暴で"ジャガった"可哀相な人。
なぜか個別項目がある。
ちなみに、後楽園に来る前の勇次郎につまみ食い感覚でKOされたチャモアンは
ムエタイ五冠王「神様」とまで呼ばれていながらこのトーナメントには出場していない。
(リザーバー枠で出場しようと考えてたのだろうか?)


・三崎健吾(少林寺拳法)


「真の護身を知らしめたい!!」
「少林寺拳法三崎健吾だァ!!!」

初戦は対戦相手のマイク・クインを傷つけずに斥けて刃牙や天内悠には一定の評価をされたが、二戦目の相手はあのジャック・ハンマー
ジャックの噛み付きで手足に深手を負い、「完成度の高い技術体系ではあるが遊戯の域は出ていない」と切り捨てられた。
この蛮行には流石の三崎も完全にドン引き。ほぼ戦意喪失していたが、噛み千切られた自分の肉片を利用した目潰しを受け、そのままアッパーカットで轟沈した。

自身が今どれほどの位置にいるのか知りたいという思いから参加したが、本来護身を旨とする少林寺拳法の使い手が他流の武術大会に参加するのはご法度であり、自身の意を徹したことで師からは破門されている。

後に寂海王という相手を破壊せずに柔で勝利する似たタイプが登場している。


・ラベルト・ゲラン(ボクシング)


「ボクシングは3階級制覇だがケンカなら全階級オレのものだ!!」
「パナマの鉄拳ラベルト・ゲランだ!!!」

元ネタは中量級最強とも呼ばれる「石の拳」ロベルト・デュランだが…、
ヘヴィ級のアイアン・マイケルだって下記の惨状なので、彼の活躍はまあお察し。
初戦は加藤清澄と対戦予定だったが、夜叉猿ジュニアの乱入であっさり倒される。
本部と似た顔をしていることがよくネタにされる。


・畑中公平(柔道)


「打撃対策は完璧だ!!」
「全日本柔道畑中公平!!!」

柴千春のキックをかわして足をつかんだ一本背負いを決めさらに腕を折るが、ずっとダメージの大きい千春に根性で負けてしまう根性なし。

さらに勇次郎乱入の際には、勇次郎に柔道の構えをとらされるも、背負いを力で返され、オシッコポーズをとらされ
最後は投げで頚椎を損傷するなど散々な目に遭う。


・ローランド・イスタス/ローランド・グスタフ(プロレスリング)


「全格闘技のベスト・ディフェンスは私の中にある!!」
「レスリングの神様が来たッ ローランド・イスタス!!!」

モデルはアントニオ猪木の師匠であるレスリングの神様カール・ゴッチ。*1
繋がっているものを離さずにはいられないジョイントアレルギーが高じて、ジョイント・フェチ(関節愛好家)と呼ばれる関節技の達人。ライオン相手にも関節を極めるだけの腕がある。
師ビル・ライレー(魂斗羅ではない)はあの愚地独歩とも好勝負を繰り広げたほどの人物。
愚地克巳との試合では肩と肘の関節を外し、さらにアームロックの体勢に追い込むも、克巳の規格外の身体能力には通用せず、左目を潰されて敗北。

勇次郎乱入の際にはフロントネックチョークを極められ、タップするが放してもらえず、そのまま頚椎損傷。
後にジョジョで彼と同じ症候群を患ったキャラクターが出てくる。


柴千春(我流・暴走族)


「タイマンなら絶対に敗けん!!」
「暴走族のケンカ見せたる 特攻隊長柴千春だ!!」

詳細は項目参照。根性だけで戦うド素人。
だがトーナメントでは二勝し、格闘技のプロ相手に大金星を挙げる。
途中棄権という形にはなったものの、「負けることなく」試合を終えた。
その後は刃牙の練習相手にもなる大出世。


・ズール(バーリ・トゥーダー)


バーリ・トゥード((なんでもあり))ならこいつが怖い!!」
「ブラジルのピュア・ファイター ズールだ!!!」

ブラジルの黒人奴隷の末裔。
カミさんが八人もいるリア充。ズール爆発し(ry
家族全員を素手での猛獣狩りで養っている。
初戦はムエタイのデントラニー・シットパイカーをボコボコにした。
二戦目の相手は主人公・範馬刃牙…だったが、試合開始の合図を待たずに飛び掛かり、刃牙をフルボッコ。「勝負ありッッ」となってしまう。
そのまま刃牙はまさかの二回戦敗退…となるかと思いきや、自力で立ち上がった刃牙を見て決着を認めず、勝負再開。
刃牙の得意技・金的蹴りで玉を一個潰されて敗北する。
その後、刃牙が互いに一勝一敗の状態からの完全決着を望み、ズールも同意した為三本勝負へ。最後は刃牙がズールのマウント・ポジションから普通に立ち上がり
金的への寸止めで決着。

野性児との闘いということで、なんとなくやりとりは後のVSピクル戦っぽい。

アニメ版では黒人奴隷のくだりが削られ、「アフリカの戦闘部族の闘士」という設定となっている。
規制の関係もあるだろうが設定も違和感なく纏まっており、むしろ原作ではいなかったアフリカ代表のファイターも揃う事となった。



・李猛虎(テコンドー)


「韓国海兵隊から炎の虎が上陸だ!!」
「テコンドー李猛虎!!!」

モヒカンカットの韓国海兵隊の軍人で、階級は軍曹。
なぜかボクシング対策に特化してきて、そのボクシング(アイアン・マイケル)に初戦で当たるという強運の持ち主。
その自信は本物で、マイケルの射程に一切入らないまま一方的に攻め立てる。
…が、柵をキャンバスに見立て射程エリアを変形させたマイケルのパンチでKOされた。

さらに勇次郎乱入の際には、勇次郎の踵落としで「なにやったのか速くてぜんぜんワカんねェ」まま敗北。


・リチャード・フィルス(バウンサー)


「ルールの無いケンカがしたいからバウンサー(用心棒)になったのだ!!」
「プロのケンカを見せてやる!! リチャード・フィルス!!!」

アメリカでバウンサー*2を職業とする自称「地球一のタフガイ」
その呼び名の通り、試合前には大量のカクテルを飲み干し、セコンドの木製バット殴打の嵐にも耐えるどころかバットを全部ヘシ折ってしまう。
愚地独歩とのジャケットマッチでは独歩の正拳・前蹴りにも耐えるが、鍛えられない箇所である喉への貫手で倒された。
一見独歩の余裕の勝利に見えたが、実際はそのパンチはかなり効いていた。

その後、勇次郎乱入の際には、勇次郎の圧倒的耐久力に「自称」世界一の拳が破壊され、
金的を蹴り飛ばされて「自称」地球一のタフガイは宙を舞うことになる。…自称多すぎ。
バキシリーズで丈夫さを自慢するのは不吉なフラグである。



渋川剛気(渋川流柔術)


「めい土の土産にベルトとはよく言ったもの!!」
「達人の奥義が今実戦でバクハツする!!」
「渋川流柔術渋川剛気先生だー!!!」

詳細は項目参照。愚地独歩との「夢の達人対決」は全編屈指の名勝負。


・アイアン・マイケル/イアン・マクレガー(ボクシング)


「世界ヘヴィ級チャンプこそが地上最強の代名詞だ!!」
「まさかこの男がきてくれるとはッッ アイアン・マイケル!!!」

モデルは言うまでもなくマイク・タイソン。アニメ版では諸般の事情でイアン・マクレガーという名に変更されている。
初戦はボクシング対策に特化して来た李猛虎というピンポイントすぎるかませ犬を撃破。
二戦目の相手は暴走族出身の素人、芝千春。
実力差は圧倒的だったが、対戦相手の驚異的なまでもの根性に苦戦、拳を粉砕してしまう。
その後、千春の勇敢さに敬意を表し、チャンピオンの肩書きを捨てて、自らを「ブルックリンを代表するけんか小僧(ファイティングキッズ)」と任じて、千春と「けんか小僧」対決となる。
両者一歩も譲らず正面から打ち合うが、その「未来」を惜しんだセコンドのサムの乱入で反則負け。
結果として素人に負けたヘヴィ級になってしまった。
だが、読者の間でも最大トーナメント屈指の名勝負と名高い一戦である。
アニメでは微妙に結末が変わっており、更に感動必至である。


“ガッカリだぜボーイ”
イアン「…ジョン!」
“世界ヘビー級王者がこのザマとは。情けない”
サムこの!亡霊がー!!
(サムのパンチ一閃でジョンの霊は消滅)

イアンナイスパンチだ…サム!
サム「…へっ!口程にもねェ…!!」

ちなみにマイケルのセコンドもサム(ロジャー・ハーロンのセコンドとは別人)。

勇次郎乱入の際は、ボクシングのカウンターパンチでダウンを喫した。
その後第三部の『範馬刃牙』の監獄バトル編にも登場(実際のタイソンも逮捕歴がある)するが、
かませのかませのその又かませになってしまう。


ジャック・ハンマー(ピットファイティング)


「闘いたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!!」
「カナダのピット(ケンカ)ファイター ジャック・ハンマーだ!!!」

詳細は項目参照。実質的に最大トーナメントのラスボス的存在。
読者はとっくに気づいてたなんて言わない。


・デントラニー・シットパイカー(ムエタイ)


「オレたちは立ち技最強ではない 格闘技で最強なのだ!!」
「御存知ムエタイ デントラニー・シットパイカー!!!」

御存知ムエタイ・その2。象の描かれたトランクスがトレードマーク。
大会を分かっているのかも怪しいズールを攻撃するも、ズールの反撃によりマウントポジションからボコボコに。
ズールにやられて大会の凄惨さを梢枝ちゃんに教えるのがお仕事。


・セルジオ・シルバ(ブラジリアン柔術)


「柔術の本場は今やブラジルにある!!」
「オレを驚かせる奴はいないのか!! セルジオ・シルバだ!!!」

現実世界では地下闘技場ルールに最も近いバーリ・トゥードで活躍するブラジリアン柔術の選手。
…だったが、初戦の相手はあのジャック・ハンマー(人間じゃねぇ……)。タックルを力で切られた上、
ジャックのパンチ一発でぐるぐる回転して粉砕される(当の本人も後で同じことをやられたが)。
まあ、ディクソン(モデルはヒクソン・グレイシー)も地下闘技場でボコボコにされたらしいので、この結果も仕方ないのかも。


・アンドレアス・リーガン/アルテミス・リーガン(プロレスリング)


「デカアァァァァァいッ説明不要!!」
「2m40!!! 310㎏!!! アンドレアス・リーガンだ!!!」
 ←解説仕事しろ。しかしよくパロディに使われる名文句でもある。巨乳以外に個性の無いヒロインの紹介とか。

モデルは実在した巨漢レスラー、エル・ヒガンテ。ただし名前にはアンドレ・ザ・ジャイアントのエッセンスも。ま、とにかくでかいんだ。
身長209cmのマウント斗羽をチビ呼ばわり出来るのは、この世で恐らく彼と(骨延長後の)ジャックだけ。
アニメでは諸般の事情でアルテミス・リーガンと名前が変更された。
アルテミスって女神だろ!ガイアの親戚か!?

刃牙の初戦の相手。軽量の刃牙に真正面から打ち合って敗北。
これまでずっと全力を出して戦えなかったという悲運のファイターだったが、刃牙に全力を出し切って敗北することで解放感を感じていた。
その後も烈海王とタクタロフとが場外乱闘になりかけた際に横槍を入れ、首刈り十字固めでタクタロフに腕を折られてしまう。
バキ世界における「デカいは弱い」を体現するキャラクター。


本部以蔵(本部流柔術)


「柔術は実戦で使えてナンボのモン!!!」
「超実戦柔術!! 本家日本から本部以蔵の登場だ!!!」

詳細は項目参照。武器を持たず更に公園で戦わなかったので横綱に一回戦負け。
その後はいつもの解説役におさまった。彼の薀蓄が入ると愚地館長や渋川先生の試合の面白さが格段に増す。
まぁ、こうしたトーナメントは彼の得意分野とは言えないので、仕方ないのかもしれない。この結果を受けてか、近年では大相撲がフューチャリングされた。


・ロブ・ロビンソン(キック・ボクシング)


「ベルトはオレのもの 邪魔するやつは思いっきり殴り思いっきり蹴るだけ!!」
「キック・ボクシング統一王者ロブ・ロビンソン」

リングアナウンスで「ロブ・ロビンソン」の後に何も付いていないのは原文ママ
アントニオ猪狩の初戦の相手となり、ロートルの相手を見下した態度をとっていたが、
実際の試合では顔面への頭突き・その後のバックドロップで瞬殺される。

その後、範馬勇次郎乱入の際にも登場したが、勇次郎のローキックで大腿骨開放性骨折という重傷を負う。
その後は完治したようで、最凶死刑囚編で再登場するもロードワーク中にドイルに瞬殺された。一命は取り留めたらしい。
都合三回登場して三回とも瞬殺された人。キック・ボクシング≒ムエタイなので仕方ないのか…
モデルはK-1で有名なピーター・アーツ。


・セルゲイ・タクタロフ(サンボ)


「自分を試しに日本へきたッ!!」
「サンボ全ロシアチャンプ セルゲイ・タクタロフ!!!」

試合前、烈海王との言い争いを仲裁しようとしたアンドレアス・リーガンの腕を折ったところまではよかったのだが…*3、初戦の相手はあの烈海王。
まるで試合にならず、転蓮華で首を折られてしまう。
その後、同じロシアのアレクサンダー・ガーレンに「小僧っ子のタクタロフをロシア代表と認めるなんて」と制裁を受けた。
下手したら試合よりも、極寒のブリザードの中での石炭トロッコ引きという練習風景の方が見応えがある人。
下手したら死にかねない転蓮華ですぐにピンピンしてる辺り、この人も十分に化け物なんですけどね。

鎬昂昇(鎬流空手)


「鎬流に更なる磨きをかけ」
「"紐切り"鎬昂昇が帰ってきたァ!!!」

詳細は項目参照。初戦で宿願の兄越えを果たすが、二回戦で渋川剛気に敗れる。


・山本稔(シュート・レスリング)


「今の自分に死角はないッッ!!」
「シュート・レスラー山本稔!!!」

バランスのいい山本選手。
…ネタにされる事が多いが、実際刃牙も注目してたり、勇次郎も名前を知っていた事から、対戦者の天内と相性が最悪だっただけで、実力者には違いなかったのだろう。
モデルは船木誠勝。

烈海王(中国拳法・白林寺)


「中国四千年の拳技が今ベールを脱ぐ!!」
「香港から烈海王だ!!!」

詳細は項目参照。このころはまだツン。…というか、誰もコイツがデレるなんて思っていなかった。
初戦・二回戦を圧倒的実力で勝ち抜き、愚地克巳をも瞬殺するが、
主人公補正「範馬の血」を覚醒させた範馬刃牙に敗れ去る。
釣鐘を割ったり黒曜石を玉にしたりするだけでは飽き足らず、地下闘技場の廊下の壁を打突で砂に変えている。


・猪狩完至/アントニオ猪狩(プロレスリング)


「ファンの前でならオレはいつでも全盛期だ!!」
「燃える闘魂 猪狩完至 本名で登場だ!!!」

詳細は項目参照。このころの猪狩は輝いていた。このころは。
最大トーナメント後、東京ドームで最大トーナメントでも実現しなかったマウント斗羽とのスーパードリーム・マッチを行う。


鎬紅葉(アスリート)


「医者の仕事はどーしたッ 闘志の炎 未だ消えずッ!!」
「治すも壊すも思いのまま!! 鎬紅葉だ!!!」

詳細は項目参照。初戦で弟・鎬昂昇に敗れた後は、だんだんと扱いがヒドイことに…


・金竜山(大相撲)


「特に理由はないッ 横綱が強いのは当たりまえ!!」
「協会にはないしょだ!!!」
「日の下開山! 金竜山がきてくれたー!!!」

モデルは大相撲の元横綱・貴乃花関。
協会には内緒。…だったが、お父さんにはバレていた。
初戦では公園で戦わなかったから本部以蔵を撃破。
二戦目はアントニオ猪狩との超一流対決を演ずるが、老獪な猪狩に翻弄された。
結果は庇い手によって「試合に負けて勝負に勝つ」形となり、一応横綱としての面目は保たれたまま敗退した。
なお、本人は「相撲で負けた」と言っていた*4が、もし相撲に拘り過ぎなければ結果は違っていたかもしれない。
勇次郎乱入の際にも登場したが、正面からのぶちかましを止められた挙句に力負けし、リング際で脊髄を損傷した。
猪狩に大銀杏を託すシーンと、その後刃牙に負けて「すまねェ横綱。ダメだったわ」と謝りに来た猪狩を笑顔のサムズアップで迎えたシーンは最大トーナメントでも名シーンに挙げるファンも多い。

その後は『バキ道』にて久々に再登場。
やはり脊髄損傷の影響が深刻だったようで、やたら老けた現役を引退した姿で登場した。
最大トーナメントで相撲にこだわった過去の経緯とは逆に、「“相撲”をすれば勝てていた…!」と最大トーナメントについて述懐しており、渋川や独歩達を率いて岩浪混沌軍団を破った巨鯨達と対峙する。


加藤清澄(神心会空手)


「暗黒街で磨いた実戦カラテ!!」
「神心会のデンジャラス・ライオン 加藤清澄だ!!!」

詳細は項目参照。夜叉猿の乱入でボコられて退散。一切の攻撃が通用しなかった。
その後はオドロキ役に徹し、大会の盛上げ隊長として貢献した。末堂と共に正拳突きで克巳を激励するのは名場面。


花山薫(我流・喧嘩師)


「実戦だったらこの人を外せない!!」
「超A級喧嘩師 花山薫だ!!!」

項目参照。幼年編以来の登場。再起不能の診断を吹っ飛ばしてさらにでかく・さらに強くなって帰ってきた侠(おとこ)。19歳。
トーナメントの成績は芳しくなかったが、愚地克巳との天才対決は歴史的名勝負。名言多し。
ただし、ガーレンのスープレックスでノック・アウトされたのは黒歴史


・マイク・クイン(アメリカン・プロレス)


「超一流レスラーの超一流の喧嘩だ!!」
「生で拝んでオドロキやがれッ ニューヨークの鋼鉄人!! マイク・クイン!!!」

アメリカン・プロレスのプロレスラー。顔のペイントや腕の紐などから元WWF(現WWE)世界ヘヴィ級王者のアルティメット・ウォリアーをモチーフにしていると思われる。
顔をペイントしただけのピエロではなく、ボクシングではゴールデン・グローブにも出場しているらしいが、
少林寺拳法の三崎健吾の関節技(関節や靭帯を傷つけず痛みを与えるもの)を受けて「ギバーップ」した。
後にペイントを落とした状態で観戦していた。
ほとんど負傷しなかったはずだが、勇次郎乱入時にはなぜか登場せず。賢い判断ともいえる。
結果的にトーナメント参加選手で唯一、ほぼノーダメージだった。
ある意味最も幸運な男。


愚地克巳(神心会空手)


「武術空手はこの男が完成させた!!」
「神心会の切り札!! 愚地克巳だ!!!」

トーナメント開催前からの豊富な描写や、父愚地独歩の「俺より強い」発言もあってその声望は高く、ある意味このトーナメントの主役の一人。
…だったハズだが、花山薫戦での大苦戦、そして烈海王による実は烈も内心ビビっていたが瞬殺劇もあって「空手界の最終兵器(笑)」状態が長く続くことに。
その汚名を返上できたのは、だいぶん後になってからである。
キン肉マンでいうなら、第21回超人オリンピックのウルフマン的ポジ。


範馬刃牙(トータル・ファイティング)


「若き王者が帰ってきたッ」
「どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ」
「俺達は君を待っていたッッッ」
「範馬刃牙の登場だーーッ」

説明無用・われらが主人公。
この大会で巨凶・範馬の血に目覚め、後のシリーズで一気にDQN化が進行することに…


○リザーバー


「加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました!」

補欠選手。出場選手が多いため、両者KOなどの不測の事態に備えたファイター。

マウント斗羽(プロレスリング)


今回は刃牙との対戦で負傷した右膝が完治していなかった為、リザーバー出場。
夜叉猿乱入により無効試合になった加藤清澄vsラベルト・ゲランの代役として出場。
デモンストレーションでは身体を使った試し割りでワゴン車を破壊。刃牙への再戦の機会をご老公に感謝する。
だが、試合では烈海王と互いに1分K.O.予告をし、完治してない右膝をやられて1分で敗れてしまう。*5
ただし、あの(初期はプライドが高過ぎて傲慢だった)烈があからさまに弱点を狙ったぐらいのタフネスかつ強敵であった事は違いない。
これでもダメージは少なかったようで、トーナメント後は東京ドームでアントニオ猪狩とのスーパードリーム・マッチを行う。
むしろ彼にとってそっちの方が本番。


・フランシス・シャビエル(カポエイラ)&栗木拓次(伝統派空手)


モブキャラ夜叉猿にあっさり始末されたため、来歴さえ不明。
ただ、栗木の恐慌状態にも拘らず斗馬に鼻血を出させるのが精いっぱいの攻撃力、夜叉猿相手の「人間じゃねえ…」(という何処かずれた反応や)「ひゃいい~~っ」というリアクションはそこそこ有名で、作中最弱候補に挙げられている。
シャビエル?開会式以外は気絶している姿のみ。


夜叉猿ジュニア(野生)


項目参照。刃牙が倒した夜叉猿の息子。父親より強いらしい。
ゲランを通路で撃破したのち試合場に乱入してひとしきり暴れたが、愚地克巳犠牲になった


天内悠(ボディーガード)


詳細は項目参照。範馬勇次郎の推薦で最大トーナメントに飛び入り参戦。
初戦に勝利するも、愚地独歩戦での言動が勇次郎の逆鱗に触れ、勇次郎の制裁を受けて強制退場させられた。


「……ッッ  どーやらもう一名は到着が遅れている様ですが、到着次第ッ皆様にご紹介致しますッッ」

・アレクサンダー・ガーレン/アンドレアノフ・ガーランド(アマチュアレスリング)


ロシア出身の巨漢のアマチュアレスラー。驚異的な腕力と運動神経とを併せ持つ怪物。
熱烈な愛国者であり、祖国のためにたった一人で永久凍土の大地に巨大なウラン採掘場を掘り抜いた。…被爆してないか心配である
徳川老が用意したリザーバーの一人で、ロシア代表の敗北と出場枠の空白が出場条件。タクタロフの敗退と、柴千春のドクターストップによる棄権でその条件を満たした。

敗北した同じロシア出身のタクタロフに制裁を加えた上で、御老公に自身の出場を要求。同じアマレスのロジャー・ハーロンを威圧し、
柴千春の抗議を圧倒的な力で天井にぶつけることであっさり排除、さらに花山薫をスープレックスで投げ飛ばすなど上々の滑り出し。
さらに一・二回戦を試合せずに突破したため、無傷での参戦を自ら不服として250㎏のアナコンダと試合場で対戦。蛇相手にレスリング技をかけて、最後は頭を踏み潰した。
…だが、その後のジャック・ハンマーとの『怪物対決』では、「明日を見ない」ジャックの超人的な強さに敗れ去った。

第二部『バキ -BAKI-』でも登場したが、同じロシアの死刑囚シコルスキー戦闘描写もなく敗北した。
結果、まともに作中で勝てたのは上記のアナコンダだけであり、そのインパクトある登場とは裏腹の極端なかませ犬っぷりに、ファンからは
「アナコンダにだけ勝った男」
…という微妙に有難くないニックネームで呼ばれるハメに…いや怪獣クラスのアナコンダに勝っただけでもめちゃくちゃスゲェんですけどね?

彼のその後についてはスピンオフ作品で語られることになる。
登場シーンの大半が全裸か半裸かレスリングスーツしか着ていない男で、彼が上半身に衣服を着たのはオリンピックで金メダルを誇示する時と大統領に服従を誓う時、
つまり一般人ではあり得ないレベルで礼節を要求される場面のみだった。

モチーフは人類最強クラスのレスリング選手、アレクサンドル・カレリン。
諸般の事情でアニメ版ではアンドレアノフ・ガーランドに名前が変更された。流石にそのまんますぎるもんね…


○その他の重要人物


  • 徳川光成

本トーナメントの主催者で、地下闘技場オーナー。観客からの愛称はミッちゃん。
人間が犬やニワトリみたいに闘うのを見るのが好きというクレイジーサイコジジイ。
本大会だけでも、
  • 成人の身長以下の仕切りで観客席と区切られた闘技場に猛獣を放つ
  • 人を喰らう大猿に加藤をけしかける
  • 自分の部下が蛇に食われてるにも拘らず目の前の試合に胸を躍らせる
  • ジャックの体調を思いドクターストップをかけようとした医師を、ドスを突き付けて制止する
…などの所業をしている。
後のシリーズでは原人を地下闘技場で飼ったり、宮本武蔵のクローン人間を生み出したりと暴走ぶりが加速する一方である。



地上最強の生物。
自分抜きの「最強」トーナメントを面白くするために、ジャガッタ・シャーマンをジャガらせ、
天内悠を推薦枠として無理やりねじ込む、その天内が気に食わない発言をしたら勝手に制裁を加える、
勝ち上がった9人全員との試合を要求、代わりに出てきた負け犬9人相手に無双して「俺TSUEEEE!」する、とまさにやりたい放題。
だが、御老公の雇った狙撃手の麻酔銃で昏倒しちゃったのは黒歴史


○試合結果


 アニヲタ イズ ビューティフル!!!



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最終更新:2024年07月17日 02:58

*1 ただし若い頃のゴッチである。

*2 バーのタチの悪い酔っ払いを相手にする用心棒

*3 もっとも、リーガンは本当の親切心から仲裁しようとしただけなので、とんだとばっちりである。

*4 ジャーマンスープレックスの掛ける前の体勢は相撲で言うところの「五輪砕き」であり、相撲のルールではこの体勢になった時点で勝負が決定する。

*5 ちなみに斗羽の方も、今の自分が全力を出せるのは1分が限界と自己分析していた。もしくは下記のドリーム・マッチの為に力を温存しておきたかったのかもしれない。