バルビート/イルミーゼ

登録日:2016/06/13 Mon 16:36:56
更新日:2025/03/08 Sat 00:23:11
所要時間:約 4 分で読めます







■概要


蛍をモチーフにしたポケモン。
バルビートは♂、イルミーゼは♀しかいない。
綺麗な水がある場所に生息し、お互いに蛍らしく夜行性で、日が暮れ始めると活動を始める(けど時間帯関係なく出現する)
お尻にある尻尾を光らせ、点滅させたり明るさを調整して仲間とコミュニケーションを取っている。
また、そのを利用して集団で空に幾何学的な模様や図形を描く。
水が汚れると住処を移す。まさしく蛍そのものである。

バルビートはイルミーゼから出る甘い香りが大好きで、その甘い香りに引き寄せられる。
イルミーゼは複雑は図形を描く個体程仲間から尊敬され、その模様は200種類以上あることが確認されている。
その模様を研究している学者もいる程である。

実はお互い体重は同じだがイルミーゼの方が10cm背が低い。


バルビート

全国図鑑№313
分類:ほたるポケモン
英語名:Volbeat
高さ:0.7m
重さ:17.7kg
タマゴグループ:虫/ひとがた
性別比率:♂100♀0

タイプ:むし
特性:はっこう(先頭にすると野生のポケモンの出現率が2倍になる)
  /むしのしらせ(HPが3分の1以下になると、むしタイプの技の威力が1.5倍になる。野生ポケモンとの遭遇率が上がる)
隠れ特性:いたずらごころ(変化技の優先度が+1になるが、技を当てる相手があくタイプの場合は必ず失敗する)

HP:55
攻撃:73
防御:55→75(SMから)
特攻:47
特防:75→85(SMから)
素早さ:95
合計:430

努力値:素早さ+1


イルミーゼ


全国図鑑№314
分類:ほたるポケモン
英語名:Illumise
高さ:0.6m
重さ:17.7kg
タマゴグループ:虫/ひとがた
性別比率:♂0♀100

タイプ:むし
特性:どんかん(「メロメロ」「ゆうわく」「ちょうはつ」が無効)
   いろめがね(自分の技が相手に対して「こうかがいまひとつ」の時、威力が2倍になる)
隠れ特性:いたずらごころ(変化技の優先度が+1になるが、技を当てる相手があくタイプの場合は必ず失敗する)

  • 種族値
HP:55
攻撃:47
防御:55→75(SMから)
特攻:73
特防:75→85(SMから)
素早さ:95
合計:430

努力値:素早さ+1


■ゲームでのバルビート&イルミーゼ


初登場したルビー・サファイアでは池のある117番道路に出現する。
この道路は空気の良いシダケタウンに隣接しており、まさしく設定通りの環境の良い場所に出現すると言えるだろう。
出現率はお互い一緒だが、ルビー(エメラルド)ではイルミーゼ、サファイアではバルビートの方が出やすくなるように入れ替わっている。出にくい方は出現率1%なので、後述の理由で、メタモンがいなかった当時はサファイア涙目であった。

他のバージョンでも二匹とも同じ場所に出現する。
BWBW2では大量発生でのみの出現だが、ブラック・ブラック2ではバルビート、ホワイト・ホワイト2ではイルミーゼのみが出現する。
キタカミの里で久々の登場となったSVでは、フィールドではスカーレットではイルミーゼ、バイオレットではバルビートがそれぞれ出やすいが、テラレイドバトルではそれぞれ逆のバージョンでしか出現しない。

なお、育て屋に預けるとお互い50%の確率で生まれてくる。
その為、片方しか捕まえられなくてもメタモンか同じ卵グループのポケモンと一緒に育て屋に預けてを孵せばゲットできる。
だがお互いの相性はあまり良くないため、卵は出来にくい…
バルビートさん、鈍感で色眼鏡の女性は好きですか?

またバルビートはRSの発売前に姿が公表されたポケモンの一匹である。

色違いは、バルビートは赤い部分が青になり、元から青かった肌は紫色に。
一方、イルミーゼは薄紫色の部分が黄色になる。…金髪?


■対戦でのバルビート&イルミーゼ


種族値は攻撃と特攻の値が入れ替わっただけで後は全く一緒。
合計種族値も400と低めであり、第4世代までは不遇の時代であった。
あまりにも不遇すぎて使われないため空気と言われていた事もある・・・

蛍らしく光関係や水関係、羽虫がおぼえそうな技など、意外と多くの技を覚える事が出来る。
だが、それらを生かそうにも種族値がどれも中途半端であり、扱いにくかった。
せめて進化して種族値が上がれば使えそうだが…

バルビートの特性の1つ、「はっこう」は対戦では全く使えない特性。せいぜい「トレース」対策になる程度。
一方の「むしのしらせ」もそこまでHPを減らす前に落とされ、攻撃の高さを生かそうにも「とんぼがえり」位しか良い技がなかった。

イルミーゼも特性を生かせる技が少なく、お互い種族値か覚える技が逆なら何とか活躍できそうだったのだが…


第5世代、蛍は救われた。


なんと隠れ特性で「いたずらごころ」を習得。
このいたずらごころ、詳しくはリンク先の項目を見ればわかるが、かなり強力な特性である。

バルビートの覚える技「ほたるび」は特攻をぐぐーんと3段階もあげるぶっ壊れ性能。
この技を覚えられるのは彼とマナフィデンジュモクのみ(なんでも覚えるドーブルは別として)
その為ほたるびで特攻を上げた後に「きあいのタスキ」で耐え、「バトンタッチ」で交代する通称「ほたるびバトン」のコンボが強力。
読まれやすいのが欠点ではあるが、とんでもない威力の特殊攻撃が可能となる。
他にも「あまごい」や「にほんばれ」を使って天気パーティーの起点にする使い方も。

一方のイルミーゼは「ほたるび」は覚えられないが、バルビートの覚えない能力変化技を多く覚える。
「あまえる」「ゆうわく」「うそなき」「おいかぜ」「てだすけ」「せいちょう」「ねがいごと」等、ダブルやトリプルで味方の能力を上げたり相手の能力を下げたりと活躍ができる。
なお、イルミーゼの習得技の一部が他のいたずらごころ持ちと被ってはいるものの、タイプと役割が異なるため差別化としては十分。
一応、「いたずらごころ」と「ねがいごと」を両立できるのはイルミーゼのみであるが。

だがお互いに種族値は低めなので、使う時には注意が必要。
蛍好きのトレーナーなら愛でカバーしよう。

そして第7世代、両者共にB+20、D+10と種族値のテコ入れが施され益々サポーターとしてさらに磨きがかかった。
…かに思えたが同時にいたずらごころが弱体化。
幸い虫タイプなので、いたずらごころの乗った変化技を無効にしてくる悪タイプには割と強気で出られなくもない。

USUMではタマゴ技としてバルビートが「とびかかる」、イルミーゼが「アロマセラピー」を習得した。


余談だが、第8世代以降「ほたるび」はバルビートが登場しないと技としても登場しないと言う専用技並の扱いが為されている。
まあ元々専用技だったけどさ
おかげでバルビートがいる際に毎度共演しているマナフィは「ほたるび」を没収されておらず、全く共演できていないデンジュモクは剣盾で「ほたるび」を没収されている。


■アニメでのバルビート&イルミーゼ


映画「ピカピカ星空キャンプ」ではバルビートがソーナノヨマワルと共に先行登場した。

AG編第42話「バルビートとイルミーゼ!愛のダンス!」でアニメ本編に初登場。
バルビート使いのロミオとイルミーゼ使いのジュリエが、お祭りでのダンスショーの練習をしていたがうまくいかず、サトシ達が協力した。

その後AG編第80話「初挑戦! 空中競技・ポケリンガ!!」ではバルビートがモブトレーナーの手持ちでポケリンガに参加していた。




バルビート「誰がおかっぱ頭のサラサラヘアーやねん!」
イルミーゼ「オッティモ!!」

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最終更新:2025年03月08日 00:23