スーパードンキーコング3 謎のクレミス島

登録日:2011/09/14 Wed 22:30:07
更新日:2025/03/30 Sun 15:53:50
所要時間:約 7 分で読めます





『スーパードンキーコング3 謎のクレミス島』とは、1996年に任天堂から発売されたスーパーファミコン用ソフト。ドンキーコングシリーズのひとつである。

前々作前作以上に美麗なグラフィックが特徴で、当時のCMではスーパーファミコン最高画質とも謳われた。
またバナナバードなど前作よりもやり込み要素が増え、達成率も103%に変化した。まあ真の達成率は105%ではあるが…。

ただ、前作よりも全体的な雰囲気が一層洋ゲーっぽくなっており、そこで好みが分かれるゲームでもある。

GBAリメイク版は前作2のGBAリメイクと違い、ザコ敵のボイスや効果音だけでなくBGMも全て別の完全新規曲に変更される*1といったかなり異質なものとなっている。
BGMが全て変更になった理由は、最初はBGMもSFC版のものを採用するつもりだったのだがGBAの容量の都合で不可能になり、思い切ってGBA用の曲を全て作ってしまおうということなんだとか。


ストーリー


前作での死闘から数ヶ月が経過し、ドンキー達はDKアイランドで平和に過ごしていた。
そんなある日、ディクシーはディディーの机に書き置きを見つける。
その書置きには「ドンキーと一緒にクレミス島を探検してくる。明日戻る」と記されていた。
しかしいつになってもディディーは帰らず、心配したディクシーは一人クレミス島へディディー達を探しに行くのだった…。



コングファミリー


ディクシーコング
前作から登場したディディーのガールフレンドで今作における事実上の主人公。キャン!
今作でも"ポニーテールスピン"が大活躍する。
性能自体は前作からほぼ変わらずだが、ポニーテールスピンの性能が落ちている(攻撃直後の判定時間が前作よりかなり短い)。
チームアップでディンキーを上に投げると、勢いをつけて地面に落下して、ひび割れの床を割って穴を空けたり、地中のアイテムを掘り出す。
壁に投げつけて跳ね返ったディンキーに乗ることで、玉乗りのように移動する「ローリングプレイ」が行える(鋼鉄製タンクのように複数の敵を一網打尽にはできない)。
ディンキーが重すぎるためか、チームアップ時のディクシーの歩行スピードやジャンプ力は大幅に下がる。しんどそう。エフッエフッエフッ…

●ディンキーコング
今作から登場した新キャラで、ファンキーの親戚であるゴリラ赤ちゃんアォン!
赤ん坊ながら腕の力がものすごく、チームアップ時はディクシーを軽々と投げ飛ばす。
また、水上にローリングアタックで突っ込みタイミングよくBボタンを押すと"水切りジャンプ"ができる。
この方法でしか行けないボーナスステージも存在。
他にはタルを持つポジションが違う。
ディクシーがポニーテールを使い頭の上に構えるのに対し、前作のディディーと同じようにディンキーは前方に抱える。
機動力においてはディクシーの方が有利だが、タルの当てやすさやローリングアタックの持続時間など攻撃面においてはディンキーに任せた方が良い場面がボス戦などで多々存在する。ア゛〜〜〜〜〜〜!!!!!


ファンキーコング
今作は航空会社を休業し、趣味(?)であるボート小屋を営んでいる。クッカチュデェ〜♪
マップ移動をする時に使う乗り物を提供してくれる。(後述)

●スワンキーコング
今作はテント小屋を経営。そこではボールを使った的当てで遊ぶことが出来る。
前作のクイズは一回限りだったが、今作では何回も遊ぶことができるようになった。有料ではあるが、勝てば元を取ることが可能。

●リンクリーコング
学校の先生をお休みして、クレミス島各地の洞窟でバカンスを楽しんでいる。健康のためにエアロビクスを始めたらしい。
今作もセーブ担当。しかも初めから無料でセーブできる。たまに寝てたり、スーパーマリオ64BGMからして)を遊んでいたりする。
また、封印を解いたバナナバードを預ける事もできる。このゲームが彼女の生前としては最後の登場になると誰が予想できただろうか。幽霊として後の作品にも登場するが…。 

●クランキーコング
今作はスワンキーのテントで遊びまくってる暇なジジイ。前作までをついていたとは思えないほど激しく動き回る。メガネ。
真EDの大オチも担当している。

ドンキーコングディディーコング
今作では行方不明。前作と違い見せ場はナシ。


アニマルフレンド


●エンガード
皆勤賞のカジキ。2同様スーパーダッシュが出来る。
今作では変身する場合が多い。水中面が苦手だとしょっちゅうアァゥ!

●スコークス
同じく皆勤賞のオウム。性能は2と変わらない。エッッ!エッッ!

●コークス
前作に比べて大幅に性能がアップした紫のオウム。
スコークス同様羽ばたきが可能になり、足でタルや鋼鉄製タンクを掴むこともできる。やっぱりタマゴ吐き攻撃はできないが。
その特性から、アニマルバレルによる変身でのみ使用可能。
ケケケケケケッ!

●スクイッター
前作に引き続き登場したクモ。今作では正体不明の何者かに狙われたりもする。
前作終了後に鍛えたのか、本作では敵を踏めるようになっている。でも油断するとアォーッ!
その代わり、蜘蛛の巣は地形を貫通しなくなった。
とあるコースでは「真の最強」と称される場合も。

●エリー
今作初登場の。鼻を使って器用に樽を投げたり水をかけて攻撃するお利口さん。
体重が軽いので水に浮く。あとハチやハリネズミは踏んでも倒せない。劣化ランビと言わないで。
でも臆病な性格でドラえもんと同じくネズミが苦手。スニークを直視すると思わずヒィッ!と目を逸らしてしまう。
彼女に変身して進むステージは『○○○○エリー』というステージが多い。

●パリー
今作初登場の小鳥。完全クリアに立ちはだかる大きな壁のひとつ。
プレイヤーの頭上を常に一定間隔を保ちながら飛び続け、頭上のアイテムを回収してくれる。
敵に倒させれないように禁止サインまで連れていくと、姿を消すと同時に3UPバルーンやボーナスバレル等、ほかのアニマルよりも貴重なアイテムを残していく。
後半のステージになるほど最後まで連れていくのは難しくなっていく。
攻撃力は貧弱で、ブーティーバードぐらいしか倒せない。他の敵に当たるとピーピピ…と儚く退場してしまう。

敵キャラ

またまた別部隊のクレムリン軍団とその仲間達。
今作の作風故か、全体的にクリーチャーチックな見た目。

●コブル
地上を歩き回るクリッターやクロンプポジの下っ端。ア゛ーッ!
頻繁に出てきた彼らに比べると若干少なくなった。

●リコイル
ジャンプして移動するカボイングポジ。ア゛↑ーッ!
前作のラトリーよろしく尻尾で立って跳ねる。ボコォ〜ン♪
コブルよりよく出てくる…気がする。

●クリンプ
正面からのローリングで倒せないガブガブ枠。ア゛ーッ!
見た目以外は前作のクランポンとほぼ同じ。ただし背後からならローリングも効くので劣化している。
ちなみに滝ステージのみ何故か少し断末魔が変化する。ア゛ーッ!?

●クランプル
クラッシャやクランチャポジの巨漢。グオォーッ!
やっぱりディクシーでは軽くて倒せない。ディンキーや他の攻撃なら倒せる。
小突いても怒らなくなり、「ホレホレかかってきな」と煽ってくるだけ。

●ノッカ
タルに入り込んでいるクロバーポジ。
今回は緑色の樽に顔がペイントされているのでバレバレ。
やっぱり近寄ると走って跳ね飛ばしてくる。踏んで引っ込めてからタルとして投げられるのも同じ。
タルが壊れると悲鳴を上げるが今回も中身の行方は謎。あと重いので水に落とすと沈んでいく。バーン!(ア゛ーッ!)
スクイッターの糸を当て続けると何故か赤い口の部分が緑色になる。発色関係のバグだろうか。(ちなみにノッカ同士でぶつけても発生する)
また、鋼鉄製タンクを投げつけると処理落ちする。さらにその状態で動き出したノッカにぶつかると画面がブラックアウトしてフリーズする(BGMはそのまま。5-1で確認可能。)。
GBA版のみ、ボムクロバー仕様のノッカというべき赤いTNTバレルに入り込んだクラッカも登場する。

●スキッダ
寒冷地仕様の下っ端。
ツルツルしながら同じ場所を往復している。
動きが違う以外はコブルとほぼ同じ。ア゛ーッ!

●バズーカ
巨大なバズーカ砲を担いだ、前作のキャノンポジ。
小柄だが非常にタフな奴で、TNTバレルがないと倒せない。バズーカ砲の上に乗ることはできる。
普通のタル、鋼鉄タンク、TNTバレルと色々撃ってくる。時々近くのスイッチと弾が連動していることも。

●コプター
ヘルメットを被り、プロペラを抱えて飛び回っている。すごく酔いそうである。
どうやっても倒せないが、ヘルメットを踏むと足場にできる。
飛ぶルートは固定なので、彼らが飛び去るまで待つのが吉。
倒せない敵ではあるが、実はやられモーションが存在する。本来は倒せる敵の設定だったのだろうか。

●クラスプ
赤いTNTバレルに入り込んだノッカ。前作の赤いクロバーに近い。
ロープに掴まって移動しており、触れると爆発してしまう。ひたすら往復するタイプと近づいてくるタイプがいる。
自爆される以外に倒せないので避けていくしかない。
一応SFC版のみ飛び道具をぶつけると爆破して倒せる。(GBA版では不可)

●クチャカ
紫色のノッカ。
タルの中から爆弾を取り出して投げつけてくる。
こちらも倒せないが、本体は動けないし投げてくる爆弾以外にはダメージ判定がないのでさっさと通り過ぎればOK。

●カフ&クラウト
クランプルに負けず劣らずのマッチョメン。
いつも2体で行動しており、ダッシュや大ジャンプで攻撃してくる。
素早い上に踏めず、飛び道具でしか倒せない難敵だが、スクイッターがいれば一転、リコイルに毛が生えたような雑魚ブロスに成り下がる。ギャオーンッ!
なお、クレマトア島限定の敵であり、通常ステージには一切登場しない。通常EDまでいった多くの初見プレイヤーは「こいつら誰?」と密かに思った人も多いであろう。

●コイン/コインドーザー
バケツを被り、DKコインや鉄板の盾を持っている。
緑色のコインは背中に鋼鉄タンクをぶつけると倒せ、未入手ならDKコインを落としていく。ドン!ア゛ーッ!
赤バズも倒れるはずのTNTでは何故か倒せない(2-5で確認可能)。
赤色のコインドーザーは倒せない上に近づいて盾で跳ね飛ばしてくる。脱出できないと最終的に穴まで運送される厄介な敵。

●スニーク
悪人面の巨大ネズミ。挙動は前作のニークとほぼ同じ。チュチュ!チュチュ!
ただし、アニマルフレンドのエリーが大のネズミ嫌いな設定で、そのままでは驚いてばかりで近寄れない。彼女が驚かない遠距離からタルなどで倒そう。

●ニックナック/クリッククラック
空を飛んでいる赤い甲虫。前作のフリッターポジ。
足場代わりにあの手この手で踏まれるのも相変わらず。
たまに歩いているタイプもいる。テケテケテケ、プーン……
黄色いクリッククラックは前作のビートルポジ。踏んでひっくり返ったところを掴むことができる。
主な役目は飛び道具というよりエサ。しかも食った奴の反応的に相当不味い模様。

●ブリッスルズ
体が針に覆われた赤いハリネズミ。前作のスパイニーポジ。
例によって正面から攻撃するか飛び道具でしか倒せない。
転がってくるタイプは全身針なのでローリングでも倒せない。相手にせず飛び越えてしまおう。キィー、キィー!ヴッ!

●バズ
回転ノコギリを付けた緑色のハチ……型のロボットだろうか?ヴヴヴヴヴ…… ブーーン!
前作まで登場したジンガーの後継者。
嫌らしい配置や飛び道具でしか倒せないといった基本的な性質はほぼ一緒。
ジンガーとは違い、赤色はTNTバレルで倒せる。その他にもごく限られた手段で倒すことはできるが。
実はSFC版では頭部分に当たり判定が無い。そのせいで6-1では倒さずとも無理矢理通れたりできる部分がそれなりにある。

●ブーティーバード
太っちょな鳥。
いつも何かを飲み込んでおり、攻撃を当てるとそれを吐き出して逃げていく。ピピピピッ!!
中にはTNTバレルなどを飲み込んでいることも。その場合、吐き出すとそのまま下の敵などに当たる。

●ミンキー
ウホウホ言いながら樹の実を投げつけてくるサル。
コングファミリーとの関係は不明。
壁に張り付いており、倒せないので樹の実を避けながら通り抜けるしかない。

●ニッド
木の板を背負ったクモ。ピーン、ピーン…
決まった場所を大ジャンプしている。
上に乗った時だけ跳ねるタイプと、いつも跳ねているタイプがいる。
倒せないが触れてもダメージは無い足場用のキャラ。ただ当たり判定はあるのでタルが触れると壊されてしまう。

●スイーピー
群れで突進してくるキツツキヒュッ!カーンッ……!!
特定のエリアを高速で横切っていくタイプと、突進して壁に刺さってしまうタイプがいる。刺さった方は踏んで足場にできる。

●レンギン
群れで行動するイワトビペンギン。ヴッ!
巣穴から連続で飛び出し、地面を滑ったあと終点の穴などに消えていく。
踏むと倒せるので、群れの間隔を掴んで連続で踏みながら進むのが吉。

●カービン
大砲を持ち運ぶフクロウ。バーン!パチッ…
画面の奥から一定のテンポで火の球を撃ってくる。コングの高さに合わせて上下移動する個体もいる。
倒せないので(ry

●ココ
ピエロみたいな顔の魚。バイトサイズやフロートサムポジ。プクッ!
一方通行タイプの緑と、往復タイプの赤がいる。
泳いでいるだけでエンガードで突けば簡単に倒せる。
後述するニブラの好物。

●リラーチ
殻に棘の付いた二枚貝。やけに目つきが怖い。プクッ!
その場でひたすら開閉しているタイプと上下に往復するタイプがいる。
殻が開いた中身をエンガードで突けば倒せるが、タイミングが悪いと返り討ちにされる。
ニブラ的に不味いらしく、食べてしまうと機嫌が悪くなる。

●バッザー
緑色のこれまた悪人面の魚。
群れをなして巣穴の間を一直線に往復し続ける。
エンガードで問題なく倒せるが、いない時は群れの間をうまく通過しよう。
SFC版では出番が1ステージのみと非常に少ないものの、GBA版では追加ステージでそれなりに見ることとなる。

●バウンティバス
太っちょな赤い魚。プァッ!
ブーティーバードと同じくエンガードで突くとアイテムを吐き出して逃げていく。
それにしても、コインはともかくなんでバナナまで原型留めて飲み込んでいるのやら…。

●グレーミンブリーム
発光する黄色いバウンティバス。キラキラキラ……
攻撃しても倒せないが、一定時間暗闇を照らしてくれる。
つまり、スイッチ代わりにエンガードに定期的に突かれるちょっとかわいそうな役回り。

●ニブラ
厳つい金魚みたいな姿の肉食魚。ガァウッ!ゲフッ…
前作のスナップジョーと同様、一部の水のステージで落ちたプレイヤーに襲いかかるお仕置き役。勿論倒せない。
とあるステージでは、コイツが常時ついてくる中で水中を進むエリアがある。
満腹なら平気だが、空腹になると襲われるので管理させながら進む面倒なステージとなっている。

コイン

●ベアーコイン
クレミス島における通貨。
前作のバナナコインと違って所持数を保存可能になった。

●ボーナスコイン
今回のボーナスステージで獲得出来るコイン。
クマのブーマーはこれじゃないと満足できないらしい。

DKコイン
前作にも登場したコンプリート要素。
今回はステージ内に隠されているのではなく、ステージのどこかにいる敵・コインを倒すことで入手する。
前作のような意地の悪い隠し方はされておらず、コースの道中で発見できることが多い。
性質上、水中や乗り物ステージではゴール手前にいる。
GBA版ではコインを倒すと自動入手となり手間が若干少なくなった。

コインは背後から鋼鉄タンクをぶつける以外に倒す手段が無い。
ほとんどの場合は近くに無限沸きする鋼鉄タンクがあるのでミスっても問題ないが、ステージによってはアニマル禁止サインで変化した1個で勝負しなければならないことも。


乗り物

今回の移動手段。
水上移動用のボート関係がメイン。

●モーターボート
初期から使用可能。
…とはいっても、スピードは遅く障害物を通れない。

●ホバークラフト
パッチをファンキーに渡すことで使用可能になる。
モーターボートよりもスピードが出る上に岩場を乗り越えられる。

●ターボスキー
スキー板2個をファンキーに渡すことで使用可能になる。
ホバークラフト以上のスピードに加えて岩場だけでなく滝まで登れる。

ファンキーコプター
DKコインを全て集めてファンキーの所へ行けば使用可能になる。
DKコインコンプリートのご褒美的な位置付けだが、水上マシンでは行けなかった場所へも行けるようになるので、オールコンプリートには必須。


クレミス島の住民

クレミス島に元々住んでいるクマ。彼らの家には何故か必ずカウンターがある。
リメイク版ではやけにリアルに描かれている。

●ブルンダー
関西弁で話す知ったかぶりなクマ。
攻略本』等プレイヤーを意識したメタ発言をする。

●バザー
雑貨屋を営んでいるクマ。
温厚だが強欲な性格で、よくぼったくってくる。リンクも犠牲になったらしい。

●ベラミー
植物学者のメスのクマ。
メカノス工場の公害に困っている。

●バーター
紳士を気取っているクマ。
コング達からコインをぼったくろうとするが、後に見事にバチが当たることになる。

●バーナクル
エリア1に住む貝殻コレクターのクマ。
珍しい貝殻をあげるとバナナバードをくれる。
リメイク版では新エリアに移動した。

●バチェラー
リメイク版でエリア1に住んでいるチャラ男っぽいクマ。
コング達にデートの為に必要な美しい花と美味しいお菓子を要求する。

●ブラッシュ
エリア2に住むリバーサイドレースのチャンピオン。逆ギレクマ。
彼の記録を破ると…?

●ブルー
エリア3の入口に住む内気なクマ。最初は他のクマの家とBGMが異なる。実は借金持ち。

●バズーカ将軍
エリア4に住む退役軍人。自慢の大砲を持っているが弾が無い。

●ブリザード
エリア5の山小屋にいるクマ。
ブルーの誕生日プレゼントを用意していたが、ボーリングの球(しかも重過ぎて本人には使えない)という謎のチョイスだった。

●ベニー&ビヨーン
エリア6でリフトを動かしている双子のクマ。しかしビヨーンのリフトは壊れていて、スパナを返すと動くようになるが、素直に返さないと酷い目に遭う。

●バッフル
エリア7で暗号の解読をしている少し顔色の悪いクマ。
暗号を解いた後は何故か変わった話し方になる(右から左へ読んでみると…?)。
完全攻略を知っているプレイヤーからはスルーされるので影が薄い

●ブーマー
エリア8で爆弾小屋に住んでいる何でも壊すのが生きがいの危ないクマ。
ボーナスコインをあげるとステージを塞ぐ岩を爆破してくれるが、最後の爆弾のみぼったくってくる。
最終的に彼もバザーのぼったくりの犠牲者になる。


ステージ


●エリア1:オランガタンガ湖
最初のエリアだけあって難易度は比較的低め。
小さな湖や、それを囲む桟橋や小屋など和やかな風景が広がるが途中には雪が積もっているエリアもある。
浅瀬とはいえ、ステージ1から水に入る場面がある。
ボスは巨大樽のベルチャ。
倒し方が「虫を口に投げ込んで食わせる」というかなりの初見殺し。ついでに言うと結構えげつない。
食わせると不味くて仰け反るのかゲップの勢いなのか後ろに後退し、奥の穴に突き落とせば勝利。
元々本人の口から出てきた虫なのになぜ食ったし。
なお、本体に触れてもダメージは無い。
リメイク版では後ろの穴にトゲ付きのローラーが追加されており、触れるとダメージを受ける。
どの道一番後ろまで押されると穴に落ちて死亡なので特に意味はないが。

●エリア2:クレムウッドの森
大きな木や川辺を進むステージが登場。川辺のステージは水中に潜ることもあるが、まだまだ本格的な水中ステージではない。
タイムアタックが出来るステージ、リバーサイドレースが登場。ここで新記録を出してクマの家に行くと…?
ボスは巨大クモのアーリック。ガーリックでもターメリックでもアーボックでもない。弱点は顎。攻撃するための樽は上段に出現するためアーリックを踏み台にして上に登る必要がある。
顔や爪のほか、足の付け根当たりにもダメージ判定があるので特にディンキーで挑む場合本体が当たらないように注意。
バウンドする毒玉は両端が安全地帯で、ディンキーは樽を抱えてここに逃げ込めば大丈夫。
が、一見楽そうなディクシーは上に樽を掲げるため、安全地帯にいても樽が毒玉に当たって壊されるので避けるときは樽を下ろしておこう。

●エリア3:コットントップの入り江
巨大な湖と滝が舞台のエリア。本格的な水中ステージが登場する。
ボスは水の魔人スクワーター。外見は岩に埋め込まれたカネゴン。ノーダメージだが大きく押される水鉄砲で落下を狙ってくる。
その性質上、コングが1匹でも2匹でも難易度は変わらない。エリーに変身して戦う。
弱点は目だが、滝から目を覗かせている間しか攻撃が通らない。両方の目を2回ずつ攻撃して1ダメージになるが、両目が露出する時間は短いのでモタつくと仕切り直しになる。
GBA版は攻撃(押し出し)パターンが増えており、難易度が上がった。

●エリア4:メカノス工場の島
工場や巨大な配管が舞台のステージ。工場は1の時とは雰囲気がだいぶ異なり、溶鉱炉が並ぶ高温な雰囲気となっている。
ボス直前のダクトステージではパワーアップしたコークス初登場。
ハラハラのこぎり』はみんなのトラウマ
ボスはカオス。バロンクルール(後述)の作った戦闘ロボット
エリア3と同時に解禁される。もちろん両方クリアしないとエリア5へは行けない。

●エリア5:雪山K3
巨大な雪山が舞台のエリア。エリア1にもあった雪山ステージが再登場するほか、崖を登っていくステージも登場。
ポツンと立った謎の工場『ねらわれたスクイッター』では謎の狙撃者から逃げながら進んでいく風変わりなステージ。ボーナスステージも異色なものがある。
ボスは雪男のブリーク。スワンキーのテントと同様のシステムの雪合戦で戦う。GBA版でスクイッターを狙撃する時の高笑いの声が同じなせいでこいつが狙撃者なのではないかと噂されている
十字キーの上下で上段・下段の狙う位置を決める。ディンキーはサイドスローなので狙う場所より少し左寄りに立つこと。
弱点は胸元で、雪玉を投げ終わった後の背を高くしている状態のときしか攻撃が当たらない。
場所を変えながら雪玉を投げては隠れる、という動きを繰り返すが、負けそうになってくると卑怯にも帽子に仕込んだ雪玉大砲を撃ってくる。
更に追い詰めると一度に複数の雪玉大砲を発射するようになる。着弾点をよく見て回避しよう。
またこの時は背を低くしているため、こちらからの攻撃が当たらなくなる。
リメイク版では上下のターゲットを自動で行ってくれるようになり、難易度が下がった。


●エリア6:カミソリ渓谷
巨大な渓谷地帯で、洞窟や崖、湖が中心となるステージ。
最初の洞窟ステージではコークスが本格的に登場し。コークスの力を駆使して進むステージとなっている。
「もう飛べないオウムなんて言わせない!」
エリア全体に渡って無敵のコプターがあちこちに出没する。動きが早く広い羽根を振り回しており当たり判定が大きいので注意。

SFC版のボスは巨大なリラーチのバーボス。エンガードに変身して戦うシリーズ初の水中戦
弱点は通常のリラーチと同じ顔だが、先に顔を守っている紫のリラーチを倒そう。
GBA版は新規ボスのクロクタプス。
3本の腕を持つボコボコした球体の怪物。定期的に降ってくる爆弾に腕を誘導してダメージを与える。
足場の下にはやたら毒々しい緑色の水が広がっているが入水しても平気。ただし浅瀬なので水に入っても潜ることができない。
このボス戦の爆弾は完全新規グラフィックでTNTバレルとは異なり、掴むことができず、時間経過かボスの接触で爆発する。
起爆する瞬間に近くにいると自分もダメージを受けるので注意。
体力も他ボスと比べて地味に高め。


●エリア7:カオスの隠れ家
エリア4で戦ったカオスの本拠地。隠れ家という割にワールドマップで堂々と城が見えている。
エリア5、6を2つとも(リメイク版では9も含めて3つ)クリアすると道が開いて進めるようになる。
カミナリに気をつけろ!』『コインドーザーのもり』『さかさまパイプライン』といった、本作屈指の鬼畜ステージが大集合。
ボスはカオス→バロンクルール。ここでカオスの正体はバロンクルールが造った事が判明する。

●エリア8:クレマトア島
海中に沈んでいた幻の島。
とはいえ、攻略本を持ってた人はホバークラフト入手時に早々と出現させてしまう
前作のロストワールド同様、コインを集めないと先に進めないが、こちらも必要なコインを序盤に入手する手段がある
流石に最終ステージだけあって「スイーピーのもり」、「ポンコツロケットでGO!」と難関ステージが多い。
特にGBA版では、「ポンコツロケット〜」は冗談でないほど鬼畜化している。
ボスはバロンクルールだがエリア7の時とは全く違う戦闘になる。

●エリア9:パシフィカの滝壺
GBA版で新たに追加されたステージ。カオスの隠れ家が出現しない原因
ターボスキー入手後に入れるためか、難易度はエリア5~6と同程度。
風吹く海を進む『サンゴのもり』は難関ステージの1つに挙げられる。
『あらしのまえ』、『すいちゅうたんけん』は専用の背景とGBA版新BGMが合わさりある意味芸術と言えるだろう。
ボスはカミソリ渓谷から左遷されたバーボス。
カミソリ渓谷にいた時よりも体力が若干減ったが第3形態時の安全地帯が狭くなっている。


バナナバード

バナナのような姿をした鳥。島の各地に封印されてたりクマに飼われたりしている。
各地に封印されたほら穴があり、近付くと突然穴が開いて入れるようになる。
中には光り始める4色の水晶。これの意味するものといえば…
ちなみに解除に失敗するとカンッ
本作のやり込み要素のひとつであり、彼らを全て助け出すのが目的となる。
全て助けた後で、雲の中に囚われているバナナクイーンの所に行くと真のエンディングが見られる。








追記・修正は達成率105%を出してからお願いします。

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最終更新:2025年03月30日 15:53

*1 ただし水中ステージBGMは1の水中ステージのアレンジ曲