痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。

登録日:2020/01/08 (水) 16:14:04
更新日:2023/12/27 Wed 08:31:46
所要時間:約 10 分で読めます




夕蜜柑氏が小説家になろうに掲載中のネットノベル。
カドカワBOOKSで書籍化されており、書籍版は狐印氏のイラストと、多少の編集・追加シーンはあるが、大筋はほぼWeb版と変わらない。

漫画版はおいもとじろう氏作でコンプエースに連載中。

また、2020年1月〜3月にTVアニメが放送。
2022年に第2期の放送をする事が決定していたが、放送開始が延期され2023年1月より放送開始となった。



防御特化と概要


分類としてはゲーム中に主人公やその仲間が無双していくタイプ。
それだけならなろう系小説にはよくあるジャンルだが、
どちらかというとコメディタッチな作風で、常識外れな行動を取る主人公メイプルに、敵も味方も唖然とさせられる描写がメイン。

マイペースなメイプルの性格と相まって、ゆるい雰囲気で読み進められる作品。
細かな設定を考察するより、かわいさとぶっ飛び加減を楽しめる方におすすめ。
逆に矛盾・ご都合主義が気になる場合は不快になるであろう事から公式からも注釈がある。

防御特化とその前に。

この作品がご都合主義的展開を含むこと。
また、作者が息抜き程度に書き始めたもののため読む人によっては耐え難い矛盾や違和感を感じる可能性があることが予想されます。
特に、【VRMMO】として完成されたゲーム性を楽しみたい方にはお勧めできません。
そして、それらに対しとても不快に思った際は速やかにページを閉じ、この作品を切ることをお勧めします。
無理して読むことは息抜きや趣味の読書では無いと思います。
また、その後他の楽しい作品を探しに行くことを推奨します。(公式より抜粋)

特に実際にMMOをやっているプレイヤーや、ゲームを作成する運営者が見ると、まず営業形態として有り得ない措置や、大きく矛盾するシステム挙動部などが目に付く。
まあ実際のオンライン対戦ゲームで課金や努力なしに偏った一方的強者を出すシステムが生じたら有無を言わさず強制弱体化&下方修正入るしね
色々な意味で賛否両論が巻き起こる作風である事は否めないだろう。

ちなみに項目ごとに付いている「防御特化と」だが、全話のサブタイトルの頭がコレで統一されている。
なので本稿もそれにならい、項目の頭を防御特化と〇〇に統一している。

防御特化と舞台

舞台となるのはVRMMOゲームである「NewWorld Online」。
レベルアップで取得したステータスポイントを、HP(体力)・MP(魔力)・STR(攻撃力)・VIT(防御力)・AGI(素早さ)・DEX(器用さ)・INT(精神力)から選んで割り振ることが可能。
またゲーム中の行動の結果スキルを習得していくシステムとなっており、プレイヤーごとにできることが様々なスタイルに分かれる。
こういった作品の常として、ゲーム中で受けたダメージはある程度プレイヤーに痛覚として伝達されるようになっており、匂いや味覚も伝達される。
その為、ゲーム中ではケーキ等のデザートは「いくら食べても太らない」嗜好品として楽しまれており、プレイヤーの財布にダメージを与えている。
食べる行為や、その際の味覚はモンスターにも設定されており、攻撃が通じない相手でもかじって食べれば*1HPドレインとして扱われ*2、これはその戦闘中は回復不可能なダメージとなる。
その為、食べ終わるまでのプレイ時間とその間の攻撃を耐えられるだけの耐久力を用意できれば、食べるだけでボスモンスターを倒すことも可能。
仮想空間で健康被害なく見た目や味が悪いだけなので、Youtuberの「食べてみた」が捗りそうな素敵仕様である。罰ゲームにもよさげ。*3
…その割にはメイプル以外、それらしきプレイヤーも配信者も見当たらない…この世界の罰ゲームやYouTuberは絶滅したらしい
ちなみにモンスターを食べる行為自体が「食べる」タイプのスキル獲得のフラグになっており、食べる事への抵抗が無ければメリットしかない。
ダンジョン飯のライオスやセンシがいたら無双できるな

尚、モンスターの味についてはメイプル曰く毒竜は『ピーマンみたい』で、そこに毒のブレスが加わると『辛味が加わってピーマンっぽい味が消える』とのこと。
爆発する虫についてはわたパチのような食感になるようだ。
現状、他の人がモンスターを食べた描写がない為、「ある程度食べられる程度の味を設定している」のか、メイプル自身悪食で酷い味をマイルドな言い方をしているだけなのか*4は不明。

また、装備は武器を含め敵の攻撃により破壊される場合がある。
本作中でも大きな扱いとなっているのが『ユニーク装備』。
現在判明している入手手段は、初見単独でダンジョンボスを撃破するという物。(ただしテイムモンスターはOKな上、他者から強力なモンスターを借りてもいい。)
『ユニーク装備』は基本的に破壊不可で、一ダンジョンに一つきりの特殊装備。最初に達成したプレイヤーが独占でき、譲渡はできない。
『ユニーク装備』は基本的に取得者のステータスに併せた能力が上昇するが、更にスキルが付加された物もある。
また『ユニーク装備』の中でも更にレアな物にはスキルスロットがある物もあり、身に付けたスキルを付与できる。ただし不可逆で掛け捨て式。
レアな『ユニーク装備』は「破壊成長」という壊れる毎に更に強化される物まで存在する。

このクソゲー仕様のせいでメイプルが防御力に極振りした挙句、運よくレアスキルを取ってしまった結果、ほとんどの攻撃を食らってもノーダメージで弾いてしまう。
そんなメイプルのチートバグプレイスタイルに触発された、それぞれ方向性の違う異常性を見せる仲間が集まってしまう。
バランス調整に苦慮する運営の思惑をよそに、メイプルギルドは敵やダンジョンを蹂躙しながら攻略を進めていく…という物語。

VRMMORPGを題材にした作品ではあるが、いわゆるデスゲーム物や極限の死闘を描いたものと違い、ゲームの世界は平和そのもの。
現実のオンゲのような「こっちは遊びでやってんじゃねえんだよ!」という殺伐なリアルもない
自由にログアウト可能かつ特にゲームに裏は無く、主人公達が純粋にゲームをプレイする様子を描いている『Only Sense Online -オンリーセンス・オンライン-』のようなタイプ。
ゲームと現実を行き来しながらも、メイプルの性格が特に豹変することがないのも世界観の描写に一役買っていると言えよう。
オンライン対戦要素もありPK(プレイヤーキル)等もあるゲームだが、本作で描かれているPKシーンがイベント時などの「PKする事前提のイベントでPKされるデメリットが薄い*5」事もあり、ギスギスするシーンは皆無。
蹂躙されるプレイヤーの悲鳴はあれど、いっそそれすら楽しんでいるようなプレイヤーが多く、そういう意味では『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』が近い作風かもしれない。
というか「痛いのは嫌」というタイトル通り、プレイヤー達はメイプルの一方的蹂躙で『痛み』を感じているはずでは…全員ドM?

なお、同じくVRMMOが題材の『デンドログラム』はアニメ化が同時期である。デンドロビウム』それは機械神メイプルです

防御特化と主な登場人物


【楓の木】


メイプルの創設したギルド。
所属する人数こそ小規模ながら、メイプルが勧誘した結果、ほぼ全員がなんらかの異常性を有したプレイヤーばかり集まる人外魔境。
また、メンバーの多くがユニーク装備を所持しているというバランスブレイカーの無法地帯でもある。

  • メイプル
CV:本渡楓

主人公。本名、本条楓。抜擢された中の人も一字違いである。

ダメージを受けることによる痛みのフィードバックを嫌ったために、VITにステータスを極振り。
さらにVIT以外の成長が困難になるがVITを2倍にする【絶対防御】など、防御力を強化するスキルを取得した結果、
防御貫通攻撃でないとあらゆる攻撃を受け付けないほどの防御力を得た。
普通の大盾型キャラであるクロムのフル装備より、装備を外した生身のメイプルのほうが防御力が高い*6…と考えればおかしいことがよく分かる。

そのままではVIT以外のステータスは0なので*7固いだけでしかないが、
STRに依存しない攻撃スキルなどもゲームを進めるにつれて次々に取得していき、攻撃手段も豊富。
ダメージを受けないまま一方的に蹂躙していく姿はまさに理不尽。

強力な毒の奔流を放つ【毒竜(ヒドラ)】を始めとして、広域殲滅を得意とする傾向にあるが、
攻撃スキルは使用回数制限のあるものが多く、ここぞという場面以外では節約のためにあまり積極的に攻撃しない。
また、ステータスが防御極振りな為、ステータスを参照しないヒドラのような攻撃手段以外ではまともなダメージは出せない。

時折、モンスターを生きたまま食する行動を取る事があり*8、レアスキルの一部はこの行為で習得している。

性格はほのぼのしており、天然で能天気気味。
ダメージを受けず歩くのに支障なければ、雑魚敵の攻撃を受けても無視してしまうほど。
ただ常人より感性がずれており、通常は隠されているゲーム中のレアスキル取得イベントに遭遇すること多数。
更に彼女に関しては物欲センサーが全く機能しておらず、レアドロップを初見で手に入れることがよくある。
周囲からは、目を離した隙にいつの間にか成長している、と認識されている。
【暴虐】という見た目が怪物になるスキルを入手して以降、他のプレイヤーにはラスボス扱いされることに。

かわいい見た目でぶっ飛んだ行動を取ることから、他の一般プレイヤーからも常に話題になる、ゲームにおける看板プレイヤーの扱いをされている。
想定外の挙動を引き起こすメイプルには、運営も当初は調整に四苦八苦していたが、
メイプルの注目度が高く下手にいじれなくなったことと、メイプルの行動に触発されて他プレイヤーの課金アイテムの購入数が増えたりする*9ことから、運営側からもほぼ黙認されることとなった。
ただし高防御力の階層ボスを用意する*10等、メイプルでは苦戦するが通常プレイヤーなら対応可能なボスの実装をしたりと、メイプル対策を完全に放棄したわけではない。

装備しているユニーク装備は、現時点で彼女の物にしか備わっていない壊される度に強化されて修復される「破壊成長」を持つ。
しかも壊された次の瞬間、一瞬で修復されるので、実質「破壊不可」の完全上位互換となっている。
これは自分自身の装備を破壊して銃器や刀剣を展開し、レーザーや銃弾で攻撃する【機械神】のコストとしても使われる。
…ちなみにこの「破壊成長」には何故か上限回数制限も限界値も設定されていない為、無尽蔵に強化成長していくという馬鹿げたチートスキル。運営仕事しろ*11
またMPが低くMP消費技がそのままでは使えない点を、持っているスキルを破棄して装備に付加することで回数制限が有るがMP消費を無視できる「スキルスロット」により活用。
上述の攻撃スキルの使用回数制限は、「スキルスロット」に入れた事も影響している。

これ以外にも普通の防具も持っているが、それは装備してもHPが上がるだけという極端な物。
というのもとあるイベントで手に入れたスキル「身捧ぐ慈愛」を使うための装備。
このスキルはHPを消費して一定の範囲に「カバー」を適用するというものなのだが、メイプルの素のHPだと消費HPに足りないので、この装備を使って水増しする必要があるのである。
そしてカバーが適用されるということは「実質的にこの範囲内は無敵」ということである。
これを使っている間はメイプルは天使の姿になるが、相手からしてみれば悪魔そのものである。
味方全体にダメージ無効を付与する天使、某TCGに居ましたね…。



〇シロップ
CV:島袋美由利

第二回イベントで入手した、メイプルと共闘可能なテイムモンスター。
亀の姿をしており、植物を操作して敵の動きを封じたりできる。
また巨大化すると高威力の【精霊砲】で攻撃できる他、
メイプルが背に乗った状態で【念力(サイコキネシス)】を使用することで、空中浮遊して移動手段にも。
サイコキネシスは本来は敵モンスターを浮かせるスキルであり、成功率や効果時間は相手からの抵抗によって判定されるのだが、 味方モンスターは抵抗しない 為にいくらでも浮かせる事が出来てしまった。
これも運営のチェックミスが招いた惨事*12だが、結局運営は諦めてスルーした。あきらめんなよ!どうしてそこでやめるんだ!


  • サリー
CV:野口瑠璃子

本名、白峯理沙。
楓、もといメイプルとは旧知の友人。メイプルがNewWorld Onlineを始めるのを誘ったのもサリー。

回避に特化した、短剣の二刀使い*13
HPやVITには一切ステータスを振らない代わりに、攻撃を全て回避することで生き残る、メイプルとは真逆のスタイル、いわゆる回避盾と呼ばれるロール。

機動力を補助するスキルを重点的に取ってはいるものの、
回避そのものは使用スキルに依存しない、集中力と勘による純粋なプレイヤースキルによるもの。
ただしお化けなどのホラー系の雰囲気だけは大の苦手で、途端に冷静さを失ってしまう。

また重度のゲーマー故に、学力が低くメイプルをNewWorld Onlineに誘ったのに一緒に開始しなかったのは、勉強に時間を取られたため。
もし一緒に始めていたらメイプルはもっとまっとうなプレイで始めていただろう。ある意味全ての戦犯。
好戦的な性格で足りないメダルをPKで手に入れたり、弱者や戦意のない相手にも襲い掛かるなど、かなり悪辣なプレイスタイルをしている。

敵の攻撃をギリギリで回避して翻弄し、できた隙に仕留めるのが得意。
近接攻撃での連撃が強力だが、初級魔法なども広く浅く取得しており、対応力は高い。


〇朧
CV:松井暁波

サリーのテイムモンスター。
狐型で、幻影を見せて敵を攪乱させる。
サリーの機動力と相まって、さらに捉えることが困難に。



  • クロム

大盾使いの上位プレイヤー。
メイプルが頭角を現して以来、話題性では一歩譲ることになるが、実力は十分に高い。
あちらの戦闘スタイルがあまりに常識外れなだけで、
クロムの方が正統な大盾のプレイヤースタイルに近く、スキルに頼らないPSもクロムの方が上。

ダメージを受けないわけではないが、戦闘中の耐久力・回復力が極めて高く、猛攻に晒されてもしぶとく粘る。
リアルラックも妙に高く、50%の確率で死亡ダメージをキャンセルしてHPを1残す「デッド・オア・アライブ」が100%成功のごとく発動する(497話時点で発動しなかったのは1回のみ)。
大盾故に攻撃力は低めで仲間のカバーが得意だが、
単独でも近接攻撃の反撃で削り合いに持ち込めばそうそう負けはしない。

メイプルと出会ってから、同じ大盾使いとしてよく世話を焼いており、
また掲示板では「名無しの大盾使い」として、メイプルの話題を提供している。
一応楓の木の常識枠だが、後に専用装備を手に入れた結果、一般プレイヤーからすればどうしようもない大盾使いとなり、楓の木の変人と同じ扱いをされるようになった。


  • イズ

アイテムや装備の生成、素材の取り扱いに特化した生産職。
普段は拠点の工房にこもっており、質の高いアイテムの生産に勤しむ。

前線にはあまり出ずアイテムによる回復およびバフでサポートに回るが、
いざとなれば爆弾などの攻撃アイテムを使い戦闘もこなす。


アニメ化した同時期に放送されている特撮同名のキャラがいるが全くの偶然、むしろこちらのほうが先である



  • カナデ

中性的な雰囲気の、魔法使いの男の子。
掴みどころのない性格で、記憶力が極めて良い。

ユニーク装備に付加されていた、
1日限定で使用できるスキルをランダムで取得する【神界書庫(アカシックレコード)】と、
魔法スキルを魔導書としてストックして消費することで使用できる【魔導書庫】により、
幅広い分野のスキルを使用可能。



  • カスミ

刀使いの上位プレイヤー。
攻撃力、機動力、防御力がどれも高水準に揃っており、堅実に戦う。
豊富な太刀筋の攻撃の他、HP減少や一時的なステータス減少などのデメリットの代わりに自身を強化するスキルを持つ。

刀や和風な家具に目がなく、気に入ったものにすぐ散財するためよく金欠になる。
一応楓の木の常識枠その2。
しかしそのオーソドックスな強さはやはり「どうしようもないもの」である。


  • マイ
CV:加隈亜衣
  • ユイ
CV:諏訪ななか

大槌使いである、双子の姉妹。
マイが姉で黒髪、ユイが妹で白髪。

二人ともSTR、物理攻撃力に極振り*14
その分鈍足かつ紙耐久で、仲間にカバーされないとすぐ倒れてしまうため、おかげでゲームを辞めようかと思うほど序盤に苦しんだものの、
同じ極振りプレイヤーのメイプルに出会い、レベリングに連れていかれた事から特異性が開花。

まずはハンマー二刀流から始まり、現時点では「ハンマー8刀流」という尋常ではない状況に。
攻撃力版メイプルといえるような超威力を手にし、ボス相手でも物理攻撃耐性がなければ瞬殺してしまう。
第9回イベントではこのハンマー8刀流×2人の超絶打撃で「本来数十人で戦うはずのレイドボスをワンパン」してしまった。
それ以降レイドボスの場に楓の木が来るだけで「勝ったな」とか思われる事に。

武器を使わなくともイズが作った鉄球を投げつけるだけで、一般のプレイヤーは盾ごとへし折られてワンパンされる。
更にはハンマーで鉄球を射出するトスバッティングという悪夢じみた攻撃も可能だが、これを可能にするためイズは四苦八苦したらしい*15



【集う聖剣】


ゲーム中最大の勢力である大規模ギルド。

  • ペイン

【集う聖剣】のリーダーであり、NewWorld Onlineで最もレベルの高いプレイヤー。
【聖剣】の二つ名を持つ長剣使い。
メイプル同様強力なレアスキルをいくつも持っており、イベントでは毎回高順位をキープしている。
常に強くなることを模索しており、メイプルをギリギリまで追い詰めた*16事もある。
メイプル撃破にもっとも近い人物。


  • ドレッド
CV:山崎たくみ

【神速】の二つ名を持つ、短剣使いの上位プレイヤー。
姿を消すほどの高速で動き、直感で危険を察知して攻撃を避ける。



  • ドラグ

斧使いの上位プレイヤー。
【地割れ】で地面をボロボロにし、足止めしている間に高攻撃力で吹き飛ばす戦法で戦う。
防御面は気にせず、大抵はフレデリカに援護を任せっきり。



  • フレデリカ

軽い性格の魔法使い。
サリーのことをライバル視していて、よく決闘を挑んではあしらわれる。

魔法を一度に多数発動する【多重詠唱】によって、手数の多い攻撃魔法と、防御力の高い障壁を展開。
味方の能力を上げる補助魔法も得意。



【炎帝ノ国】


大規模ギルドに位置し、【集う聖剣】に次ぐ勢力のギルド。

  • ミィ

炎属性に特化した魔法使いで、【炎帝ノ国】のリーダー。
スキル【炎帝】により莫大な火力を振るい、殲滅力はトップクラス。
ただしMP消費が激しく、MP回復ポーションの残数が経戦能力に直結。

人前では威厳ある態度で振る舞うが、素の性格ではなく、
本人は演じるキャラを壊さないように取り繕うのに苦労している。



  • シン

【崩剣】の二つ名で呼ばれる。
片手剣使いではあるが、【崩剣】のスキルにより剣を分裂させ、自在に操って飛ばす。



  • マルクス
CV:石田彰

罠を設置し、範囲に入った敵にダメージを与えたり妨害するトラッパー。
移動範囲が限定されるダンジョンや、防衛戦が本領。
相手が罠を踏む場所を見極める才能を持っており、的中すれば効果が高い。

心配性で自信なさげな性格。



  • ミザリー

【聖女】の二つ名で呼ばれる僧侶。
範囲回復のスペシャリストで、HP・MP回復などや、味方の蘇生も行える。

ミィの振る舞いが作っているものだと知ってからは仲良くなり、素の性格で気を許されている数少ない1人。


【その他】

  • ドラぞう
CV:丹下桜
アニメ版に登場した「NewWorld Online」のマスコットキャラ。
主にイベントの司会進行を担当している。
語尾に「ドラ」を付ける。


  • 「NewWorld Online」運営
CV:玄田哲章久野美咲、坂本千夏、高戸靖広、竹内順子、小清水亜美(新人秘書)
見通しの甘さと仕事のいい加減さに定評のある人たち。
PVPもあるMMORPGに入手条件が厳しい代わりに非常に強力なスキルや装備を多数実装しており、その時点で対戦バランスを考えてない節がある。
イベント戦においても 撃破は無理だろうという前提の運営の悪意の塊と言う名の強力ボス *17を用意しつつ、報酬はきっちり相応に強力なものを用意しており、フラグの建設に余念がない有様。
PVPイベントもある為か強力すぎるスキルの下方調整等を行ってはいるが、厳しい下方修正はプレイヤーからの批判に繋がると考えたのか調整が甘く、根本的な解決には至っていない。
「大盾使いがこのスキルは取らないだろ」という慢心のせいで、今日もメイプルは運営の想定を超えて暴走を続けている。
アニメ第二期はオリジナルキャラの新人秘書が登場。

  • どこかの「NewWorld Online」スレの住民
最初は突飛な行動をしておかしな耐性を持っているメイプルのステータスや所持スキルを考察していたが、あまりにフリーダムなメイプルのプレイスタイルを見続けた結果、深く考えるのをやめてメイプルの行動を見守って楽しむようになった。つまり俺らだな。
上記の通り、クロムもこのスレの住人で、「名無しの大盾使い」と名乗っている。



文量が少ないのは嫌なので追記力に極振りしたいと思います。

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最終更新:2023年12月27日 08:31

*1 ただし飲み込まない(食べない)と再生する。

*2 ただし最低ダメージ

*3 そもそも雑魚の兎リンゴ(アニメ版のみで、原作並びに漫画版では角が付いた兎)のようなモンスターからして美味しそうで、食べてと言っているようなもの

*4 スイーツを普通に甘く楽しんでいるので、少なくとも味覚障害ではない。

*5 イベント中の弱体化等はある。

*6 生身で4桁、装備込で5桁に突入している。なおクロムのフル装備VITやマイユイのフル装備STRでも3桁止まり。

*7 所持している装備もVITのみ上がるユニーク装備やHPのみ上がるイズ製の装備等で、STRやINTが上がる装備を所持していない。

*8 システム上は、HPドレインとして扱われている

*9 実際のオンラインゲームでも、有名プレイヤーの影響を受けて他のプレイヤーも同じ装備を揃えようとしたり似たプレイングをしようとしてみたり…は聞かれる話である。問題はいじれないならメイプルと同様の個体が出てこないとおかしいのだが。

*10 所持している攻撃スキルが効かない相手だと、メイプル一人では果てしない時間をかけて食べるくらいしか対処法がない。

*11 普通に対人オンライン対戦ゲームでこんなぶっ壊れスキルが出たらクレームの嵐で、即座に修正されて然るべきだろう。

*12 これも実際のオンラインゲームではたまに聞かれる話であり、『意図しない動作』により一躍大人気のアイテムやプレイスタイルとなるのは割と聞かれる話。作品によって禁止=再調整されるかそのままにしたうえで他で調整されるかは異なるが、基本的には問答無用で下方修正される。

*13 初期装備は短剣一刀のみ。

*14 メイプルが有名になった後は真似してステータス極振りするプレイヤーが続出したが、この二人は当初メイプルのことは知らず、現実世界で筋力が乏しいためにゲームの世界では、というのが理由

*15 並の鉄球ではハンマーで叩いた段階で砕け散ってしまうため

*16 スキルの所持状況次第では勝っていた可能性もある。

*17 実際、トップクラスのグループが一瞬で殲滅されている