シンクネット(仮面ライダーゼロワン)

登録日:2021/05/08 Sat 19:16:44
更新日:2021/06/05 Sat 23:17:58
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【注意】この項目には『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』本編の重大なネタバレを含みます。

















「この世界は苦しみに満ちている」

「我々は生まれながらにして、神から生きる試練を与えられた」

「しかし、もう悲しむ必要はない。もう苦しむ必要はない」

「もう理不尽な運命に耐える必要はないのだ!」

「私が全てを解放するのだから…」

「私は“エス”。楽園『ガーディア』の創造主にして、人類を導く存在だ」

「さあ、私に選ばれし信者達よ。変身せよ!立ち上がるのだ!!」
「私に選ばれたお前達は、この戦いの後、楽園『ガーディア』へ導かれる!!」


シンクネットとは、『仮面ライダーゼロワン』の劇場映画作品『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』の敵対組織である。
英語表記は『Thinknet*1




概要

謎の男・エスが立ち上げ、管理人を務める闇サイトで、「破滅願望」の持ち主が集っており、構成員数は全世界1億人以上にも上る。
闇サイトとはいえ、その実態は一種のカルト教団で、先述のように1億人以上の人員……もとい信者に加え、独自の兵器や装備までも有する大規模な集団である。
主婦や会社員、ゲーマーといったごくごく普通の一般人から、メンタルクリニックの医師のような社会的地位の高い人間まで存在している。
飛電或人の最終決戦から3ヶ月後、エスに率いられる形で『楽園ガーディア』創造のためと称し、全世界で大規模テロ事件を引き起こした。

シンクネットには改造ZAIAスペックを用いてステータスを登録した上でサイトにアクセスする事により、ナノマシンで構築されたアバターを遠隔操作する機能がある。
劇中の描写からパソコンでアバターの行動方針をある程度決定するという仕様らしく、ナノマシンのAIによる自立行動が可能で、仮に倒されてもログアウト扱いとなり、勝手に自動で再ログインされる。
なのでアバターが攻撃されようが消されようが本体には全く影響はなく、何なら自殺まがいの方法で撤退するといった芸当も可能。
また、アバターは現実世界と同じ容姿に設定したり、或いは全く異なる容姿に設定する事も可能だが、全員顔に回路図のペイントを持ち、両目が赤く染まっている
他にも各個人によって差異はあるが、ほぼ全員が共通して白い服装を身に纏っている。

更にアバターはそれぞれ「スラッシュアバドライザー」または「ショットアバドライザー」と「クラウディングホッパープログライズキー」を使って、仮面ライダーアバドンへ変身する事も出来る。

なお、信者全員がアバター持ちという訳ではないらしく、野立や儀式の間に集まった信者達のようにアバターを使わなかった、
或いはアバドンの力を与えられなかった信者も一定数存在すると思われる。


その実態



「お前達こそ、滅びるべき悪だ!」

天津垓「所詮はアバターでしかイキれない烏合の衆か…」

刃唯阿「エスの想いに比べれば、お前達に同情の余地はない!」

上記で「破滅願望」を持った連中と記述した通り、実は現実の本人は何かしらの問題(ネット難民、ネグレクト)を抱えた『悪意』の持ち主である。
そして彼らは悪意を持ちつつも、苦悩するといったような良心の呵責もない自分本位の人物ばかりであり、
  • 罪のない一般人を平気で襲撃する
  • 仲間の武器を奪い取り、更にはガーントにもする
……といった下劣な行為を平然とやってのけている。

大半の信者には明確な目的を持たず、エスの事は「自分達の破滅願望を満たしてくれる都合の良い存在」程度にしか認識していない。
そのため、「絶対悪」として登場人物ほぼ全員から嫌われるという有様である。
エスがTV本編最終話で見ていたリストの内容だが、恐らくは彼らの素性を記したものだった可能性もある。

実のところ、エスは 自らの過去 の関係上、信者達を使い捨ての駒、敷いては憎悪の対象にしか見ていない。
エスの計画したテロ行為とは エスの婚約者である遠野朱音を1人にさせないために信者達をアドバンに変身させてナノマシンを混入した手榴弾をばら撒かせ、被害者を昏睡させた上でその生体データを電脳空間に転移させ『楽園』の住人となり
それが完了次第、テロの実行者である信者達はエスの手でまとめて排除されるというもの。

つまり、シンクネットの信者達が昏睡させた善良な市民こそがエスの言う『選ばれし者』である一方、悪意を持った信者達の方がエスにより滅ぼされ、『楽園ガーディア』が完成する。
これが今回のテロ事件の真相であり、電脳世界で生きる朱音のため、そして「醜い『悪意』を垂れ流す」人間を滅ぼす目的で今回の事件を引き起こした。

なお、組織のシンボルマークはアネモネが元となっており、花言葉は「君を愛する」「あなたを信じて待つ」
これはエスの朱音に対する気持ちを表したものだが、彼に集った信者達は醜い悪意を持った、性根の腐った人間ばかりという正反対なものとなっている。

エスが彼らを集めた真の目的から、「シンクネットという名称は“流し台(シンク)のゴミ受け(ネット)”の意味を含んでいるのだろう」と評判になっているとかいないとか。


信者達の離反、そして崩壊へ


「最初から我々のような者を滅ぼす気でいたのか、エス!?」

しかし、エスはゼロワンを倒すためとはいえ、予定の60分よりも早い段階でヘルライズプログライズキーによる「サウザンドブレイク」を発動し、
儀式の間を建物やその場にいたシンクネットの信者諸共吹き飛ばした。
これを不審に思った行動隊長の一人であるベルは、エスを追跡して或人とイズとのやり取りを目撃する。
そして真相を知ったベルは信者から借りたショットアバドライザーでエスを銃撃し、
彼が落としたエデンドライバーとエデンゼツメライズキーを回収すると、それらを使用して仮面ライダールシファーに変身。
自らがエスに取って代わり、シンクネットを率いて楽園の創造主となる事を宣言した。

残りの行動隊長達もベルに呼応する形でエスから離反し、信者達を率いて『楽園ガーディア』のサーバーを目指すエスを妨害した。
実はこのサーバーは信者の操るアバターを構成するナノマシンの制御装置も兼ねており、サーバーが停止するとナノマシン由来の復活・再生能力も全て機能停止するのだ。
それを阻止するため、そして自分達を騙し利用してきたエスに復讐するために牙を向けるも、
事情を知ったライダー達の援護により、エスにサーバーが置かれている場所へと辿り着かれてしまった。

エスが自らを犠牲にサーバーを停止した事でアバターの復活・再生能力も全て機能停止し、自分達の最大の強みを失ってしまったアドバン軍団はライダー達に各個撃破され、
残ったルシファーも最後の悪足搔きとして「サウザンドブレイク」を発動しようとするが、寸での所でゼロワンとゼロツーに阻止され、
2人の放った「リアライジングインパクト」と「ゼロツービッグバン」によるダブルライダーキックを食らって敗北した。
その後、ベルを始めとした4人の実行部隊の隊長の本体や野立らが逮捕された事でシンクネットは壊滅に追い込まれ、大規模テロ事件も終息へと向かっていったのだった。


構成員

教祖

演:伊藤英明
「神が、6日で世界を創造したのなら……私は60分でそれを破壊し、楽園を創造する」

TV本編最終話でもゲストで登場した、『楽園ガーディアの創造主』を名乗るシンクネットの教祖で、アズによって見出されたアークの後継者。
詳しくは項目を参照。


実行部隊長

  • ベル/仮面ライダーアバドン/仮面ライダールシファー
演:福士誠治
「さあ、この世界を終わらせよう!『楽園ガーディア』創造のために」
「いいや、この世界を滅ぼして……我々(・・)の楽園に変えてやる!」

シンクネット幹部のリーダー格。
冷静ながらも冷酷な男であり、味方のアバドンがA.I.M.S.と交戦している隙に犠牲者を出すなど、狡猾さも持ち合わせる。
右肩が赤く塗装されたアバドンに変身し、スラッシュアバドライザーを使用する。

正体はメンタルクリニックの医師で、姿形が変わらないナノマシンアバターを使用している。
エスが祭壇を予定より早く信者を巻き込む形で壊滅させた事で、彼の目的が自分達信者の全滅だと知ると彼を裏切り
奪ったエデンドライバーとエデンゼツメライズキーでルシファーに変身し、エスに代わって自分達の理想の楽園を創造しようと目論む。
結果として、皮肉にもエスが滅ぼそうとしていた悪意を持つ人間をアークの後継者として育ててしまう事態になってしまったと言えよう。
だが、その行為も結局は怒りに任せたその場凌ぎに過ぎず、最後はゼロワンとゼロツーに敗北し、警察に逮捕された。

単独の劇場作品において一人の悪役が立て続けに違うライダーに変身するのは、映画『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』に登場したアルゴス以来となる。

  • ムーア/仮面ライダーアバドン
演:畑芽育
「選ばれた者…だよ♪」

シンクネットの女性幹部。
金髪ツインテールゴスロリ服に身を包み、プログライズキーを構えたウサギのぬいぐるみを携えて棒付きキャンディを咥えているというてんこ盛り萌え要素を持つ。
しかし、その性格は自分本位でキレやすく、味方のショットアバドライザーを奪ったりした他、
バルキリーとの戦闘中に「オラオラオラオラ!!」「どけどけどけぇ!!」と叫ぶなど、口が悪い部分も。だがそれがいい…?
右肩が銀色に塗装されたアバドンに変身し、ショットアバドライザーを使用する。

その本体は太った主婦(演:山田梨奈)というもの。
しかもネグレクトを行う母親で、現実世界にも通ずる複数の問題が彼女により浮き彫りになっている。
観客の多くが「ネットの闇を見た」「子供の将来が心配」といった何らかの衝撃を受けただろう

幾度に渡ってバルキリーと女の戦い交戦するも、最終決戦で「ライトニングブラスト」を食らって敗北した。

  • ルーゴ/仮面ライダーアバドン
演:小山悠
「お前達に!楽園への切符はないぞ!」

シンクネットの男性幹部。
細身で眼鏡をかけており、性格は神経質でキレやすく、「バーン!バーン!」と引け腰で銃を撃つ。
右肩が紺色に塗装されたアバドンに変身し、ショットアバドライザーを使用する。

ナノマシンアバターだが、特に容姿を変えておらず、ネットカフェで活動するゲーマー。
ラストシーンの描写から学生の模様。

最終決戦にて仮面ライダーランペイジバルカンの「ランペイジパワーブラスト」を食らって敗北した。

  • ブガ/仮面ライダーアバドン
演:後藤洋央紀
「気合い入れろ!」

シンクネットの男性幹部。
レスラーのような筋肉質の男性で、豪快かつ力任せな男。
右肩がオレンジに塗装されたアバドンに変身し、スラッシュアバドライザーを使用する。
ノールックでプログライズキーを装填する動作が手間取っているのは気にしないでおこう

その正体は痩身のサラリーマンの男性(演:矢部太郎)で、トイレの個室からアクセスしていた。
身体にコンプレックスを抱いているあたり、ムーアとは別の形でネットの闇を感じる。

最終決戦にて滅との「スティングディストピア」と「バーニングレインラッシュ」によるダブルライダーキックを食らって敗北した。


その他

  • 一般信者/仮面ライダーアバドン
累計1億人程度の信者達。
集団で行動するが、幹部の手で倒されたり、武器を奪われたりと何かと不憫。
それぞれ現実での姿は異なるが、容姿そのままの者もいれば、好きに姿を改変している者もいるなど様々。もしかしたらアバターと現実で性別を変えている信者がいる可能性も……?
劇中では信者の一人がネットカフェからアクセスしていたところを唯阿、シェスタ、達に取り押さえられている。

  • 野立万亀男
演:アキラ100%
「無駄だ!お前らじゃ、エスは100%止められないよ!」

ZAIAエンタープライズジャパンの常務取締役で、金色のネクタイと「100%」が口癖の癖が強い人物。
今回のテロ以前にエスと接触してシンクネットの理念に賛同し、彼にZAIAの技術を横流しした。
テロには参加せずにガスマスク着用の上でエスの元に向かおうと試みるが、既に犯罪行為を見抜いていた天津に拘束される。
その際に「ボディチェック」と称して身ぐるみを剥がされた挙句要するにいつものアキラ100%福添准が引き連れたヒューマギア軍団の尋問*2により音を上げ、シンクネットの存在を白状した。
テロ終結後はシンクネットの実働部隊幹部4人と同様に警察に逮捕された。
ちなみに名前をよく見ると、天津の関係者の例に漏れず、数字の単位が隠されている*3


その他戦力・装備

  • 戦闘機
ナノマシンで無人操作された戦闘機。
今回のテロで世界中の都市を攻撃し、そのうちの一機が迅がハッキングした際の罠として滅や不破に襲い掛かった。
バルカンは迅との共闘でその機体を仕留めるも、直後に3機が増援として現れ、またしても相手取る羽目になってしまった。「マジかよ…」
その後2人とも多少ダメージを負いながらも最終決戦に合流出来た所を見ると、逃走若しくは撃破に成功したと思われる。
また、ラストシーンにてエスがサーバーを停止した事で、戦闘機のナノマシンも機能停止して墜落したと見られる場面がある。

  • 手榴弾
人間を意識不明にする、ガス状のナノマシンをばら撒く手榴弾。


所属ライダー

仮面ライダーアバドン



「さあ、この世界を終わらせよう!『楽園ガーディア』創造のために」

「オーケー。エス様のたーめーに♪」

「世界最後の60分を…満喫しよう」

「『楽園ガーディア』創造のために…!」


ヒット!


オーソライズ!


「変身!」


シンクネットライズ!


クラウディングホッパー!

An attack method using various group tactics.

身長:199cm
体重:63.8kg/62.1kg
パンチ力:12.6t/10.8t
キック力:38.0t/32.5t
ジャンプ力:44.7m(ひと跳び)/38.2m(ひと跳び)
走力:100mを3.6秒/100mを3.8秒
生物モチーフ:イナゴ

※スペックは実行部隊長/一般信者の順に記す。


シンクネットの信者達がスラッシュアバドライザーまたはショットアバドライザークラウディングホッパープログライズキーで変身する量産型仮面ライダーで、
その名前も新約聖書の『黙示録』に記された、蝗害擬人化・神格化させた悪魔アバドン」に由来する。
変身時に流れる音声の英文を意訳すると「様々な集団戦術を用いた攻撃方法」となり、アバドライザーにプログライズキーを装填した際の音声は2種類共同じである。

メインカラーは灰緑色で腕が黄色、首にはマフラー風のパイプが装着されており、全体的にショッカーライダーを思わせるビジュアルとなっている。
また、幹部4人が変身する個体はマフラー風のパイプと右肩パーツの色が異なっている。

モチーフは前述の通りショッカーライダーで、プロデューサーの大森敬仁氏は「今度の映画にはイナゴライダーが登場します」とデザインチームに伝えたのだが、
デザインチームは「イナゴイダー」と聞き間違えてしまい、ショッカーライダーとレイダーのデザインを折衷した結果、アバドンが誕生したとの事。
また、一部では「インターネットを介して群れるイナゴ」という点から、所謂ブログや掲示板、SNSなどに対して匿名性を盾に大勢で大量のコメントを書き込み荒らす、
或いは近い行為を行う集団の蔑称である『ネットイナゴ』への皮肉も込められているのではとの見方もある。


◇性能

変身者により個体差はあるが、スペックはそれなりに高く、信者の数が膨大であるためにその人数もとてつもない。
更に倒されてもログアウト扱いとなるだけで、再度ログインする事で復活する能力まで持ち合わせている。
なお、敗北・復活する度に「LOG OUT」と「LOG IN」の文字がその場に浮かび上がる。

ただし、その殆どが戦闘経験のない素人であるために一人ひとりの実力はそこまで高くはなく、
戦闘経験豊富な仮面ライダー滅はおろか、弱い連中だと不破や唯阿、A.I.M.S.の一般隊員が生身で戦って勝てる程で、
おまけに終盤では変身待機中の跳ね回るライダモデルに踏み潰されて機能停止する個体までいた。
しかもアバターを使って行動する集団という事もあってか、統率やチームワークなどというものとはまるで無縁の、闇雲に数の暴力で攻める事しか出来ない烏合の衆である*4
このため、量産型とはいえ一応はダークライダー扱いではあるものの、その強さに関しては「歴代最弱では?」との声も多い。
また、倒されても復活するナノマシンアバターとは言ったが、アーマーや変身アイテムといった残骸は残るため、それを集められた結果、計画の中枢を特定される事態になってしまった。

ぶっちゃけるとめっちゃ数が多くてしぶとくて面倒くさい雑魚の集団???「何人束になろうが、屑は屑なんだよっ!」
とはいえ、過去には変身者が弱くても数の暴力で以てライダーを倒した者達もいたが、
アバドンの場合は何度でも復活出来る上に、スタミナも無限に等しいため、上記のカラクリをどうにかしない限り、相当厄介な存在である事は疑いようがない。
実際、個々人が弱いと言っても最終的には相手した滅達5人が少なからず負傷する事態となっている。


◇装備

  • スラッシュアバドライザーショットアバドライザー
アドバンに変身するためのデバイス兼武器。劇場パンフレットなどでは簡略化され、「アバドライザー」としか記載されていない。
形状は前者はザイアスラッシュライザー、後者はエイムズショットライザーに類似しており、性能や運用方法もオリジナルとほぼ同様だが、これらとは異なり「Kamen Rider. Kamen Rider.」の待機音声が流れない。
というよりは、本作のBlu-rayに収録のオーディオ・コメンタリーにて「野立が横流ししたZAIAのデータを元にシンクネットが開発した」と杉原輝昭監督から明かされた。ZAIAの技術パクられすぎである。
なお、劇中での描写に反して変身音声の方は無茶苦茶カッコよく、必殺技音声もどこか爽やかで青春チックというミスマッチ感漂うものだが、
救いようのないライダーほどカッコいい変身音なのは、ある意味平成ライダー時代からお馴染み……なのかもしれない。

  • クラウディングホッパープログライズキー
イナゴのライダモデルを内包したプログライズキーで、アビリティは「ヒット」
インベイディングホースシュークラブプログライズキーに続く、量産型のプログライズキーである。
プレミアムバンダイで受注販売が行われたDX玩具版は上記の2種類のアバドライザーとバックルがセットになった、お得な仕様となっている。


◇必殺技

  • クラウディングエナジーフォールクラウディングバーストキャノン
前者はスラッシュアバドライザーから斬撃を飛ばし、後者はショットアバドライザーから光弾を発射する。
いずれもホルスターベースに接続した状態で発動するのだが、劇中では発動シーンはカットされ、アバドライザーを構えた状態で使用している(最初からそのような演出だったのか、それとも単なる演出ミスなのかは不明)。
設定上、アバドライザー単体で発動する「クラウディングエナジー」「クラウディングバースト」も存在するが、劇中未使用。


仮面ライダールシファー



「約束の時間より早くキーを使って信者を滅ぼした理由が、まさか女のためだったとは…」

「お前らのような、醜い『悪意』を垂れ流すヤツらがアークを生み出し、朱音の命を奪った……」
「お前らを、朱音の世界に行かせるわけにはいかない……!」

「いいや、この世界を滅ぼして―――」

エデンドライバー!

「―――我々(・・)の楽園に変えてやる!」

「……ここからは、私が楽園の創造主となる……!」


ルシファー!


「変身!」


プログライズ!アーク!


The creator who charges forward believing in paradise.

「ハッハッハッハッ……」

OVER THE EDEN.


「あと10分でこの世界は滅びる……」

身長:191.2cm
体重:84kg
パンチ力:46.3t
キック力:98.9t
ジャンプ力:57.3m(ひと跳び)
走力:1.1秒(100m)

スーツアクター:中田裕士(エデンと兼任)


エスの真意を知り、彼の下から離反したベルが強奪したエデンドライバーエデンゼツメライズキーを用いて変身する仮面ライダー。
本作の実質的なラスボスであり、その存在は劇場公開まで巧妙に伏せられていた。

変身プロセスは巨大な骸骨型のロストモデルが出現し、それがベルを嚙み砕く事でスーツとアーマーを形成する。
変身音声にある英語を意訳すれば「エデンを超える」であり、「楽園」を「裏切った」存在の名前が「ルシファー」というのは何とも皮肉である。
また、元々エス用のシステムで変身しているためか、変身音声のうち形態名やライダー名を示す前半部分が丸ごとなくなり、追加された音声も全体的にバグったようなものになり、プログライズ時にドライバーのレンズ内で雷雲のような不規則な明滅が起こっている。

なお、何故エデンと同じライダーシステムを用いたにも拘わらず、エデンと異なる姿をしているのかは不明だが、
推測するなら「自分達を裏切ったエスに対する怒りや憎悪」を抱いたベルの『悪意』が、ゼツメライズキーまたはドライバーのデータを上書きしたと言った所か。
またエスの最終目的を考えると、シンクネットの信者は寧ろ「滅ぶべき存在」でしかなく、またアズにとってエスは「数多のアークの後継者候補を手っ取り早く集めてくれた手駒」であり、
最終的にルシファーが(アズを介さない形とはいえ)誕生した事から信者全員がアークライダーに目覚める可能性は十分高かったと思われる。
ロストモデルやライダーの姿がエデンから急に変わったのも、アズにとって想定済み、若しくは最初からそうなるように仕組んでいたのだろうか。

撮影用スーツはエデンの塗装を変更して処理したものとなっている。


◇容姿

変身アイテムが同じであるため、全体的なフォルムと紺色を基調としたカラーリング自体はエデンと同様だが、
エデンでは血管のように走っていた各部のラインが色が抜けたように白く変色し、口元のラインが増えた事でパッと見の印象は大きく異なり、骸骨や死体を思わせるイメージとなった。
また、エデンではあった目の下の「涙ライン」が白くなって本数が増えた事で、涙ではなくドクロの歯のようにも見える。エスと対比して「血も涙もない」というべきか。
また、手足のアーマーも形状が微妙に変化している。


◇性能

カタログスペックはエデンよりも上で、更に変身者であるベルの体がナノマシンによるアバターであるため、アバドン同様の無限再生能力を持つ。
はっきり言って性能そのものはエデンの完全上位であり、実質的にはこのライダーシステムの強化形態に当たる……のだが、
  • エスがシンクネットのサーバーを破壊したため、無限再生が停止
  • 同様の理由で超回復能力も停止
  • 或人がエデンと3回も戦った後(うち1回がヘルライジングホッパーとして暴走状態だった点を考慮すれば、厳密にはハッキリ自我を持った状態で戦ったのは2回)であり、手札が全部割れている
  • そもそも変身者のベルが本質的には単なる一般人
  • 身体構造がエスとは違うためにナノマシンの操作も不可能かつ、サウザンドジャッカーの用途を理解出来ていないが故に使いこなせていない
という条件が重なった結果、強みが全く存在しない状態でゼロワン リアライジングホッパーとイズが変身したゼロツーと戦う羽目になってしまった。
そもそもエデンが或人に勝てたのは相手を研究していた事と初見殺しだったという側面が強く、その初見殺しが使えないとエデン自体もサウザーやルシファーと全く同じ弱点を抱える事になる。

エデン同様、ナノマシン由来の能力が使えなければ単なる「スペックが高いだけの仮面ライダー」でしかなく、
変身者の戦闘経験の欠如も相俟って『ゼロワン』の世界で最強のダブルライダー相手に勝利出来る可能性は皆無。
一応、リアライジングホッパーと正面から渡り合えるだけの戦闘力はあるので決して弱いわけではないのだが、如何せん変身者のベルがエスと比較して小物過ぎた事に加え、
イズが変身したゼロツーが加わってからは一方的に叩きのめされていた事から、直前までのエデンの強さのギャップと相まって「弱い」という印象を持たれがちになってしまっている。
そもそもこの時点での或人は連戦の疲労に加えてヘルライジングホッパーの反動でボロボロの状態だったため、フルコンディションの状態の或人と戦った場合にも渡り合えたかは疑問符が付く。
おまけにBlu-ray収録のオーディオ・コメンタリーでも杉原監督から「ぽっと出のラスボス」呼ばわりされる有様だった。


◇装備

  • エデンドライバー
  • エデンゼツメライズキー
エスから強奪したものを使用。
上記の通り、ルシファーへの変身に際して、ゼツメライズキーのロストモデルが人間の女性から巨大な骸骨に変わっている。
劇中ではそのまま使用したが、DX玩具版ではキーの起動スイッチを長押しして、モード切替を行う形となる。
なお、この状態では起動時に流れるアビリティ名の次の音声が「シンクネットアビリティ」となる。

  • サウザンドジャッカー
こちらもエデンが使っていたものを拾って使用。
エデンとは異なり武器として多用されたが、用途を理解出来ていないが故に使いこなせていない場面が見られた。

  • ヘルライズプログライズキー
落ちていたものを回収した後、サウザンドジャッカーに装填して使用。


◇必殺技

  • パラダイスインパクト

「こんな世界……滅ぼしてやるゥウウウウウッ!!」

変身後にエデンゼツメライズキーを押し込む事で発動。
「サウザンドブレイク」を放とうとした瞬間に空中に打ち上げられたため、追ってきたゼロツーを叩き落そうと回し蹴りを放ったが、
そのゼロツーに初動を潰されたところにゼロワンのライダーキックを食らって撃ち落された。
なお、Blu-rayの映像特典として収録されているDATA FILEには、何故か「エデンインパクト」と記載されている。確かにエデンのライダーシステムを使ってはいるけども……

  • サウザンドブレイク

「楽園の創造主は……俺だァァァッ!!」

叩き落された所に刺さっていたサウザンドジャッカーを引き抜いて使用。
ゼロワンの「リアライジングインパクト」とゼロツーの「ゼロツービッグバン」に対抗しようと、青白い稲妻状のヘルライズプログライズキーのエネルギーを纏った状態で突き立てたが、
力及ばず敗北し、サウザンドジャッカーもヘルライズプログライズキーも機能停止した。



「Wiki篭り!編集し続けろ!!」


「本項目が追記・修正される力を生み出すのは、他でもない……お前達(Wiki篭り)だ!!」


この項目が面白かったなら……\シンクネットライズ!/

最終更新:2021年06月05日 23:17

*1 この単語自体は現実世界にも存在し、一般的には「研究者や各界のリーダーをはじめとしたネットワークを基盤として、公共政策に関する分析・研究或いは提言、関与を通して広報活動或いは対話を展開するネットワーク型シンクタンク(研究機関)」を指す(Wikipediaより引用)。

*2 白衣の天使ましろちゃんによる激痛足ツボマッサージ、弁護士ビンゴによる罪状の読み上げ、腹筋崩壊太郎の腹筋による攻撃(幸い(?)、掠り傷で済んだが)。人工知能特別法仕事しろ。

*3 天津「垓」、仮面ライダー「サウザー(thouser)」(Thousand=1000)、天津「一京」、「与太」垣ウィリアムソン(一𥝱の倍の量)、野立「万」亀男。

*4 実際、他の仲間の武器を奪い取ったりフレンドリーファイアを平気で行ったりするなど、統率が取れていない場面が非常に多い。