仮面ライダーゼロツー

登録日:2020/08/11 Tue 03:13:42
更新日:2025/03/27 Thu 20:43:52
所要時間:約 6 分で読めます






“ゼロツードライバー”。これが俺の夢の証……。人と人工知能が、共に歩んでゆく証だ!


ゼロツードライバー!


アーク……お前を倒す!


Let's give you power!
Let's give you power!

ゼロツージャンプ!


変身!


ゼロツーライズ!


Road to Glory has to Lead to Growin' path to change one to two!

仮面ライダーゼロツー!!

It's never over.


仮面ライダーゼロツー……それが俺の名だ!


仮面ライダーゼロツーとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーゼロワン』に登場する仮面ライダーである。


【概要】

飛電或人飛電ゼロツードライバーゼロツープログライズキーをセットして変身する仮面ライダー。
一応本作における最強フォームという位置付けではあるが、全く別のベルトを用いている事もあり、
「新たな基本形態にして最強形態」でもある珍しいポジションでもある(ただし、公式のライダー紹介では「ゼロワンの1形態」扱いされる事も多い)。

変身音声の最後に流れる英語を意訳すれば「力を授けよう」「栄光への道は1から2への成長の道から導くべし」「決して終わりはしない」
地味に音声が「Road to Glory has to」と「 Lead to Growin' path to」で韻を踏んでいる上に若干ダジャレじみたフレーズになっているが、これは或人のギャグをゼアがラーニングした影響と思われる。

飛電ゼロワンドライバーを奪われ、衛星ゼアがアーク=仮面ライダーアークゼロに乗っ取られた上、ゼロワン自体が元々対滅亡迅雷.netを前提としており、
アークゼロに対応するには頭打ちであった事を受け、或人自身が最後の希望として作り出した新たなライダーシステム。
或人曰く「人と人工知能が一つになる仮面ライダー」との事。

設計自体は完了していたが、イズの内部に保存されていたバックアップのゼアが沈黙していた為、これを起動させる為にアークゼロとの次の接触とその結果についての連続シミュレーションを敢行。
結果、数億通りの試行の末にようやくゼアが起動、イズのセントラルメモリーを変化させる形でプログライズキーが、そのキーからドライバーが生成され完成した*1

変身バンクではベルトから赤い「02」のエフェクトが出現し、その後プログライズキーを起動。
すると衛星ゼアのようなエネルギー体が展開し、黄色と赤のバッタのライダモデルが出現。
そして、キーを装填すると同時に、変身者とライダーシステムの接続プロセスにゼアが高度にデータ化した変身者の思考・記憶を挿入、人体と人工知能の相互作用を極大化する「ゼロツーライズ」を実行。
ライダモデルと合体し、02のエフェクトがマフラーのように首元に装着され、変身が完了する。


【容姿】

その姿はライジングホッパーの各所に赤や銀色の装飾が施されたようなもので、最強フォームとしては前作『仮面ライダージオウ』の仮面ライダーグランドジオウはおろか、
これまでの平成ライダーの最強・最終フォームと比較してもかなりシンプルな見た目となっている。

マフラーに見える赤いパーツや赤いグローブなどから、恐らくモチーフは仮面ライダー2号と思われる。
なお最強「フォーム」とは言うが、ゼロワンの一形態ではなく、あくまでも別の仮面ライダーである。


【能力】

身長:200cm
体重:102.1kg
パンチ力:62t
キック力:120t
ジャンプ力:200m(ひと飛び)
走力:0.2秒(100m)(時速1800km)

最強フォームポジションだけあってそのスペックは高く、ゼロワン メタルクラスタホッパー仮面ライダーランペイジバルカン、アークゼロすらも上回る。
特に脚力は段違いであり、キック・ジャンプ・走力は歴代でもトップクラス
かの仮面ライダーネオ1号(145t)や仮面ライダークウガ アルティメットフォーム(100t)にも匹敵し、前作のグランドジオウと比べてもキック力以外は上回っている。

最大の特徴として、シャイニングホッパーさえ凌ぐ高い演算能力と超高速移動能力を備えており、
特に演算能力はゼアと一体化している影響で必要時間こそ同じ0.01秒ながら、何と2兆通りもの予想パターンから最適解を選択して変身者に伝える事が出来、その精度はほぼ未来視の域に達している。
仮想敵のアークゼロと比較しても予想出来る内容があちらの1000倍近い。

スピードに関しても最早ワープというレベルにまで昇華されており、上述の演算能力と合わせて、
どんな状況下でも相手の攻撃を回避し、あまつさえ今取ろうとした行動を即座に中止してまた演算を行い反撃するという格ゲーレベルの凄まじいまでの変幻自在ぶりも可能。

また、シャイニングアサルトホッパーのシャインシステムの小型版を生成したり、
アークゼロのように様々な装備を瞬時に生成するゼロツープログライズキーの「ビームエクイッパー」とドライバーの特殊システム「クォンタムエクイッパー」の機能により、演算を使わずとも攻守共に対応力は非常に高い。
ビームエクイッパーから今までゼロワンが使用した武装を生成することも可能で、第42話でプログライズホッパーブレードを生成、無数のマギアを元に戻していた。劇場版ではアタッシュカリバーを生成した。
武器生成の精度は約222倍に跳ね上がっており、武器の性能も底上げされている。メタルクラスタホッパーでは必殺技の出力が必要だったプログライズホッパーブレードによるマギアの正常化もゼロツーでは通常攻撃のみで実行できるほど。
加えてマスク部分を含む各部装甲には飛電メタルの技術が取り入れられており、見た目のシンプルさの割には非常に強固。
ダメージが通らないわけではないものの、その防御力はハッキリ言って異常。
というのもゼロツーの装甲は理論上全ての攻撃を通さない。要するにゼロツーに攻撃を加えても変身者に疲労以外のダメージが通らない。
前述の事象予測によりそもそも攻撃を当てる事が非常に難しく、防御力がゼロワンの比にならない。
逆に攻撃出来た者を数えた方が早いほどであり、規格外の防御力である事が分かる。

マフラーに見える「02」のパーツだが、首元の「0」の部分は「クォンタムリーパー」という次元量子跳躍装置であり、同一世界線上にゼアの予測する結果を同時に存在させる事が可能。
これで疑似的に無数の可能性を併存させ、その中から必要な結果を選び取る事が可能になる。異常なまでの対応速度とワープ染みた高速機動は恐らくこれが理由。

つまり、例えば「敵の正面からパンチを叩き込む」「後ろに回り込んでキックを食らわせる」の2つのアクションが可能だとして、
この2つを実行している可能性を瞬時に切り替える事で「正面からパンチを食らわせつつ、背後からキックを放つ」という異次元の挙動が可能。
「一連の挙動」ではなく、可能性それぞれを部分的に存在させる事で異なる予測結果を両立させているのがポイントで、これによって「個々の挙動に対して精密な予測と対応を行う」アークゼロを完全に出し抜いている。

ゼアの予測する演算結果に従い、最適な攻撃を常時最高速度・最高精度で繰り出し続ける上、
行動予測で対応しようものなら予測した行動を複数、あるいは全部同時に実行可能というとんでもない能力であり、ゼアの予測の範囲内に敵がいるのなら敗北する理由は存在しない。

これだけのスペックを誇りながら平成ライダーの最強フォームに時折見られたオカルト要素は皆無
純粋に劇中の科学力がこれを可能にしているという事実が一番恐るべき点かもしれない。しかも或人の設計図通りであれば誰でも変身可能だったりする。

左肩へ流れる「2」の部分は「ゼロツーストリーマ」という姿勢制御装置で、指向性を持たせた光を放つ事で高速行動中の制御を担うスタビライザーとして機能する。
これは或人の父・其雄が変身する仮面ライダー1型 ロッキングホッパー「サイクレッドマフラー」の発展型と思われる。

また、デザインにも各フォームの要素が盛り込まれており、
……といった具合に見えるようになっている。

総じて、1型を含めたこれまでのホッパー系列の集合体とでも言うべきフォームであり、その意味では「てんこ盛り・全部乗せフォーム」とも言えるかも知れない。


弱点

もはやムテキゲーマーもかくやというレベルだが、実は弱点まで似通っている。
元々対アークゼロ用のシステムである都合上、基本的に攻撃手段が殴る・蹴るなどの直接格闘に偏っているため、単独では広域殲滅型の攻撃手段がない
ただし、仮面ライダーエグゼイドの場合と異なり、こちらはゼロワン用の武装が全て使用可能である他、
必要ならばゼロツープログライズキーとゼロツードライバーの機能で新装備の生成が出来たり、既存の装備の出力調整の可能性を窺わせている為、それらを用いる事で攻撃範囲や火力面、手数の問題はカバー可能。
実際、本編ではプログライズホッパーブレードを用いた場合はメタルクラスタホッパーでは必殺技の出力が必要だったアークマギアの復旧を通常攻撃のみで実行出来ているため、基礎出力の向上により各種攻撃の性能も上昇していると思われる。

純粋な攻撃力の部分についてもヘルライズプログライズキーを用いた必殺技を出力解放無しでゼロワン リアライジングホッパーとのダブルライダーキックで正面突破出来たりと申し分なく、
プログライズキーを用いたドライバー側の出力上昇により、更に威力を高める事も出来る。
オマケに変身前を狙おうにも、プログライズキーの方が自己判断で或人を防衛するため、こちらも事実上不可能。


【総論】

総じて、とにかく弱点らしい弱点が見当たらないライダーシステムであり、構造上存在する欠点も(自前の)別の能力でフォロー可能。

映画『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』では仮面ライダーエデン戦において再生能力に苦戦した結果、初にして現状唯一*2の黒星となってしまった。
そもそもエデン…もとい、エスの再生能力の強みは外部装置によって制御されており、それを何とかしない限りは再生を妨害するだけでも火力を上げて倒そうとしても完全に倒す事が不可能な初見殺しのオンパレードである。
この2重トラップとも言えるエスの不死身の仕掛けはエスやナノマシンの情報を完全に入手しない限り、ゼロツーでなくとも勝つ事は出来なかっただろう。
エデン側も再生能力に加えて、必殺技「エデンインパクト」が「地面から次々とナノマシンによる棘の柱を出現させて回避するゼロツーを追い詰め、移動範囲を狭めた後に閉じ込めて爆発させる」
……という内容の「回避出来る可能性が無くなるまで物量で追い詰める」タイプのゴリ押しであり、この時は相手とタイミングが悪かったとしか言いようがない。
とはいえ、それでもダメージで変身解除されなかった辺り、ゼロツーの防御力の高さも窺い知れる。
なお、あくまで推測であるが、エデン側がナノマシンに頼らず自前の単純な格闘戦だけを行った場合は、互いに決め手に欠けてしまう可能性も考えられる。

Vシネクスト『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』では直接登場はないものの、ZAIAエンタープライズCEOのリオン=アークランドが目論んでいたソルドプロジェクトの実行が或人=ゼロツーが新型通信衛星ウィア打ち上げの為地球を離れていた間であり、
仮面ライダーザイアやソルドマギア、更には仮面ライダー滅亡迅雷もゼロツーには勝てない事が暗に示されており、登場せずとも株を上げている。

要するにこの仮面ライダーとまともに戦う場合、「(最低でも1回は)自分が絶対に負けない条件を用意しておく」のが必須条件となる。


【装備】

基本的にゼロワンの武装は全て使用可能。

  • 飛電ゼロツードライバー
ゼロツー専用の変身ベルト。
ゼロワンドライバーに新たなアタッチメントが装着されたようなビジュアルが特徴。
アークに対抗すべく或人自身が構想し、イズが設計図を作成し、様々なシミュレーションを経てゼロツープログライズキーから生成された。
反応炉「ゼロツーライズリアクター」により変身者と人工知能ゼアの相互作用を極大化し、余剰エネルギーをフォトンとして貯蔵する事で反応速度を劇的に増加させる。
また、オーソライザーの機能も生きており、各種プログライズキーをスキャンする事で6段階の出力上昇が可能だが、上げ幅がゼロワンドライバーと比べて8割増しになっている。

後述のゼロツープログライズキーがゼア本体なのに対しこちらは多次元プリンター及びライダモデル射出機能が備わっており、
本編ではゼロワンドライバーを再生産、Vシネクスト『ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー』では不破の仮面ライダーバルカン ローンウルフ変身時にオーソライザー部からダイアウルフのロストモデルが射出されている。

DX玩具版は新規のベルトではなく、後述のゼロツープログライズキーに付属する「ゼロツードライバーユニット」として発売。
DXゼロワンドライバーの可動部分を取り外し、本体右側のコネクト部にユニットを接続する形でゼロツードライバーが完成する。
ただし、ドライバー本体のギミックの都合上、劇中でドライバーを装着した時の「ゼロツードライバー!」の音声は存在しない。
また、一応この状態でも他のプログライズキーを装填出来、必殺技音声や変身音を流す事は可能ではあるが、「プログライズ」などの一部音声は流れなくなる。

  • ゼロツープログライズキー
ゼロツーに変身するための新型プログライズキーで、アビリティは「ゼロツージャンプ」
イズのシンギュラリティが達した事に伴い、彼女のセントラルメモリーが変化して誕生した。

キー左部分のレンズ状のパーツ「セントラルゼア」には人工知能となったゼアが格納されており、レンズ部分を「ビームエクイッパー」として使用する事でアイテムの精製が可能。
シャインシステムを小型化した左端部「サテライトモジュール」からバリアを張るなどゼアの独自判断による防衛行動も出来、これにより初登場時に或人の危機を救っている。
ゼア自身が変身者を判別して認証する為にオーソライズを行う必要がなく、スイッチを押すだけで自動的にキーモードへと移行する。

また、これ自体が大量のデータを保存する記録媒体であり、セントラルゼアの機能によりデバイスの精製やデータのやり取りも可能と、変身以外にも結構な汎用性を持つ。
『ファイナルステージ』ではサウザー課に一時的に貸し出され、不破と刃唯阿の変身用チップのデータ復旧に使われている。
『REAL×TIME』ではドライバーごとエデンに奪われてサウザンドジャッカーに装填後・ハッキングされてゼアのデータがジャッカー内に保存され、ヘルライズプログライズキー誕生に使われた。

或人とイズはゼア破壊後はこのプログライズキーを持ち、ゼアへの回答を求める事でゼアに接続している。

DX玩具版では過去の最強フォーム関連アイテムと同様、主人公の各種台詞が収録されている。
また、こちらはゼロツードライバー本体と異なり、『ゼロワン』における大半のベルト系DX玩具としっかり連動可能。


必殺技

  • ゼロツービッグバン
キーを押し込んで発動するライダーキック
こちらは相手を何度も蹴り込む連続キックとなっており、トドメの際には大きく「02」の文字が出現する。
あるいは超高速移動を伴った連続攻撃を繰り出す。
無論、必殺技名もデカデカと出現する他、アークに乗っ取られたヒューマギアを引き剝がす事も可能。
ゲーム『仮面ライダーバトル ガンバライジング』では光の奔流に包まれながらゼア内部に移動し、相手の位置情報を把握・捕捉した後に高高度から飛び蹴りを繰り出すパターンとなっている。

  • ゼロツーカバンストラッシュ
アタッシュカリバーにゼロツープログライズキーを装填して発動。
映画『REAL×TIME』にて使用し、オレンジ色の衝撃波を飛ばした。


【余談】


  • 初登場は第40話と前作のグランドジオウと並ぶ遅さであり、『ゼロワン』本編は全45話なので、作品全体としての割合を見るならかなり遅めの登場となった。更に第42話で或人がアークワンへと変身してしまい、第44話では再びゼロツーに変身したものの、TVシリーズへの登場は通算4話となった。
    ただし、本作が全45話になったのは新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で放送が約1か月間休止*3した事が原因であり、その一方で玩具は本編登場の1ヶ月前の6月に発売されていた事から、本来であればもう少し余裕を持っての登場になったと思われ、ゼロツーの出番も多く設定されていたのかもしれない。
    • その分、勝率は非常に高く、本編では無敗(苦戦すら0)、劇場版含めてもエデンに敗北したのみであり、ダメージによる変身解除は一度もない。
      対エデンも敗北と言うよりはゼロツードライバーを剥ぎ取られた事による、ある意味では強制終了とも取れ、あちらが色々な意味で周到な用意をしていただけで全体的には優勢だった。
      逆を言えば上記にある通り、そこまでの用意をしないとゼロツーへの対処は到底無理であるとも言える。

  • 近年の最強フォームと比べてシンプルなデザインなのは、コンセプトが「ゼロワンという工業製品をフルモデルチェンジした新製品」だからとの事。
    そのため、コンセプト的には「仮面ライダーゼロツー」という新しい仮面ライダーの基本フォーム・後継機もしくは最新機種と言った方が正確かもしれない。

  • ゼロツーの登場により、「メタルクラスタホッパーが“ゼロワンとしての”最強フォーム」だとする声もある(「仮面ライダーアークワンはダークライダー、リアライジングホッパーは応急処置フォームだから」と理由もある)。
    とはいえ、公式からメタルクラスタホッパーが最強フォーム扱いされる事はなく、「ゼロツーが最強フォーム」で一貫している。

  • 主人公のパワーアップが過去の姿に戻れない不可逆パワーアップなのは、1号、2号、スカイライダーBLACK RXに次いで歴代でも5人目であり、偶然にも全員バッタのライダーである
    また、不可逆パワーアップにより別の仮面ライダーになるという例に限れば歴代でもRXとゼロツーの2人だけである。もっとも、或人は最終的にゼロワンドライバーを取り戻してゼロワンに回帰しているので、結果論だが「不可逆」ではなくなっている。

  • 変身ポーズは振り付け指導によるものではなく、高橋氏が自ら考案して練り上げたもの。
    氏曰く「1号ライダー」としての大先輩に当たる1号やクウガの変身ポーズ等を参考にしつつ、自身初の最強フォームという事で思い入れ深いものにしたいと考えたという。




その追記・修正は……予測済みだ。























以下、『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』のネタバレ注意!!




















そうはさせない…!

ジャンプ!
ゼロツージャンプ!

Let's give you power!
Let's give you power!



ゼロツーライズ!

仮面ライダーゼロツー!!


イニシャライズ!

リアライジングホッパー!





お前を止めるのは!

俺達だ!
私達です!


ヘルライジングホッパーに変身し、自滅同然にエデンと闘う或人だったが、そこにゼロツーが出現。その変身者は……何と或人を守る為にゼロツードライバーを回収していたイズであった。
その後、改めて或人とイズの同時変身が実現し、ゼロワン リアライジングホッパーと共に仮面ライダールシファーを撃破した。
社長に就任する事が使用に必要なゼロワンドライバーとは違い、使用に制限がないゼロツードライバーだから出来たダブルライダー並び立ちである。

メインヒロインが主役ライダーに変身する事自体非常に珍しく、『仮面ライダーW』に(の中だけとはいえ)登場したなにわの美少女仮面以来であり、最強フォームを使用するのは初*4
女性ライダーとしてもスペックは歴代最強クラスであり、しかもイズが戦闘面では初心者であるにもかかわらず、同じ初心者である仮面ライダーアバドンの集団は勿論の事、
アバドンの幹部格であるが故に構成員よりも強く、なおかつ手負いとはいえリアライジングホッパーと互角以上に戦ったルシファーが手も足も出ないなど滅茶苦茶強いのである。
いくら優れたAIを持つヒューマギアとはいえ戦闘の素人が変身したにもかかわらず、(相手が雑魚の集団とはいえ)仮面ライダーの軍団や首領格を相手に無双したあたり、ある意味このライダーシステムの存在そのものがバランスブレイカーである事が証明されたと言える。

なお、スーツアクターはメズール仮面ライダーマリカ、バルキリーなど女形アクターとしての活躍も多い藤田慧氏で、所々の仕草にイズらしさが取り入れられている。

その後、『仮面ライダーリバイス』のスピンオフ作品仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ withガールズリミックス』にもイズver.のゼロツーが再登場。
こちらではアタッシュカリバーを使用した他(或人ver.ゼロツーと異なり逆手で所持)、自身以外のガールズリミックスの面々が百目ミスタイタンの猛攻の前に一度はダメージを受ける中、ほぼノーダメージという相変わらずのチートぶりを見せている。


あなた方を止められるのは私達です!!



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最終更新:2025年03月27日 20:43

*1 ちなみにこのライダーシステムがなかった場合の結果は総じて「或人を含む仮面ライダー全員の死亡」。流石のイズも或人の死に関するシミュレーションを立て続けにさせられたのは堪えたのか、ゼロツーの初陣後には完全に臍を曲げていた。

*2 仮面ライダーオルトロスバルカン戦については一撃を受けただけであり、ダメージによる変身解除ではない。もっと言うとエデン戦ではベルトを外されて変身解除しているため、こちらもダメージによるものではない。

*3 その間は再開までの繋ぎとして総集編が放送された。

*4 しかも『ゼロワン』でドライバーとプログライズキーを共有して変身したのも初だったりする。