テツノワダチ

登録日:2022/12/07 Wed 02:42:12
更新日:2023/01/19 Thu 11:24:34
所要時間:約 3 分で読めます






ドンファンという ポケモンに
似ているような気が するが
体の質感や 移動方法など
生物的に 全く 異なる。
まるで あれは 鉄の轍だ。

―バイオレットブック「エリアゼロの怪物」より






※SV終盤のネタバレを含むため、未プレイの方は注意!※















『ウィ・ルドン・ファー!!』



近年 目撃例が ある。 古い 探検記に 記された 謎の 物体に 似た ポケモン。
オカルト雑誌が 紹介した 宇宙人が 送り込んできた 科学兵器に よく 似ている。




テツノワダチとは、「ポケットモンスター」シリーズに登場するポケモンの1体である。


■データ

全国図鑑No.986
分類:パラドックスポケモン
英語名:Iron Treads
高さ:0.9m
重さ:240kg
タマゴグループ:タマゴ未発見
性別比率:性別不明

タイプ:じめん/はがね

特性:クォークチャージ(ブーストエナジーを持っているか、場がエレキフィールドのとき、自分の最も高い能力が上がる)

種族値
HP:90
攻撃:112
防御:120
特攻:72
特防:70
素早さ:106

合計:570

努力値:防御+3

進化:なし


■概要

ポケットモンスター バイオレット」限定で登場するポケモン「スカーレット」限定で登場する「イダイナキバ」とは対になっている。
「バイオレットブック」にて記されているポケモンで、その姿は「金・銀」で初登場したよろいポケモン・ドンファンと似たような姿をしている。

その実態は本来この時間軸にいるはずのないポケモン、通称「パラドックスポケモン」の未来種の1種で、ドンファンの遥か未来の姿と考えられる存在。
まるでドンファンが機械化されたような外観で、鉄球に足の生えたような、全体的に丸っこいフォルム。原種よりも一回り小さいくせに、重量は2倍にも及ぶ
鼻と尻尾(のような部分)と背中がつながったようなベルト部分はそのままに、鼻部分と繋がっていない小さな丸顔、牙パーツのつき方ものそれとはかけ離れていると、ドンファンとは似ても似つかない顔つきをしているのも特徴。
液晶状のギロ目の下には腹話術人形のような開き方をする口があり、その口から食事する際の姿はまさに異様と言える。

ドンファンのように体を丸めて転がるように移動するのだが、本体は微動だにせずベルト部分だけを回転させるという衝撃的なモーションにアインラッドを思い浮かべたプレイヤーも多いであろう。
過去の事例で襲撃を受けた際も、突撃してきた後の地面が深く削れて焼け焦げた跡が残ったというほどであるから、ベルトの赤く発光する部位は相当の高熱であると考えられる。
この性質から、「鉄の(わだち)(※轍:車輪の跡)」と仮称を与えられ、それが改名されないまま現在のポケモン名として定義されている。

基本的に好戦的で冷酷な性質。スカーレットのイダイナキバと同じように、遭遇した探検隊が致命傷を負わされたという記録まで存在する。
最近ではパルデア地方の乾燥地帯でも目撃されているようだが…


■ゲームでのテツノワダチ

ゲーム序盤でペパーから見せてもらったバイオレットブックにてテツノワダチの項目を見れるのだが、実物を拝見できるのは意外と早い。なにしろ、ロースト砂漠にて、『土震のヌシ』と呼ばれる巨大な個体が君臨しているのだ。
ロースト砂漠はチャンピオンロードの過程で基本的には必ず通ることになるのだが、レジェンドルートを走っていなくてもヤツが高速で砂漠の中を走り回っている光景は誰もが驚愕すること請け合い。
レベルは45と周囲のポケモンに比べてかなり高く、カラフジムに挑戦する道すがらはともかく、カラフジムをやっとクリアできる程度で挑むのは危険。

どうしても消耗覚悟してでも挑むというのであれば、特性ががんじょうジオヅム・キョジオーンがオススメ。
なんたってはがねタイプであるため、1発耐えてしおづけにしてやれば4ターンで確実に倒せるからだ。

ヌシポケモン戦で一度戦闘して追い詰めた後、スパイスを食べて強化された状態でペパーと共に最終決戦となる。
ペパーはほのおタイプを持つスコヴィランを繰り出してくれるため、イダイナキバよりは優位に戦いやすい。
とはいえ撃たれ弱いスコヴィランの耐久ではやはり2〜3発で沈むので、フォローは忘れずに。
見事に撃破してひでん:すぱスパイスを獲得すれば、その効果でミライドンがライド技「かっくう」を習得し、行動範囲が広がる。

その後はこの「ヌシだった」テツノワダチが砂漠内で佇んでおり、話しかけるとゲット戦となる。
特別な証持ちと6U固定の上、何よりも最終シナリオ突入前にパラドックスポケモンをゲットできる唯一のチャンスなため、是非ともゲットしておきたい。
最大の注意点は、(他の元ヌシポケモン同様に)捕獲するだけでなく、倒してしまっても二度と復活しない点。
他の伝説系のポケモン同様に一度エンディングを見れば復活すると思っていた多くのプレイヤーを絶望のどん底に叩き落とした。
ちなみに近所には野生のドンファンもいるので運が良ければツーショットが撮れる。

最終シナリオの舞台となるエリア「エリアゼロ」にも多数生息しており、そこで彼ら「パラドックスポケモン」についてを知ることになる。
なお、そのエリアにはパラドックスポケモンが出ていかないようにバリアを張っていたのだが、少ないながらもそのバリアを抜け出して外部に進出した個体がいる模様。その中の1体が後の「土震のヌシ」である。
エンディングを迎えた後は、エリアゼロ全域に一般個体が出現。色違いや二つ名を狙うなら必然的にこのタイミングとなる。


■対戦でのテツノワダチ

今となってはありがちな「じめん/はがね」タイプであるが、SV初期ではテツノワダチが唯一となっている。
実はドンファンよりも少し攻撃は落ちているものの、それを補うかのように素早さが補強されている。というかガブリアスよりも速い。
特攻と特防も上昇しているが少し心許なく、ドンファンと違って「がんじょう」がないため高威力の特殊技で弱点を突かれると何もできずに沈む危険がある。

メインウェポンは「じしん」と「アイアンヘッド」、が安定。
「ヘビーボンバー」と「アイアンローラー」も覚えるが、前者は(ドンファンより重いとはいえ)240kgでは最大威力を出せるポケモンが限られ、後者はフィールドを張るお膳立て必須でほぼ一回きりしか使えないため使い勝手が悪く、採用価値があるかは微妙なところ。
サブウェポンは「ワイルドボルト」「こうそくスピン」「はたきおとす」「いわなだれ」「がんせきふうじ」「ストーンエッジ」「メガホーン」「ボディプレス」「アイススピナー」「しねんのずつき」辺りが有用。
またでんきタイプでないにも関わらず交代技の「ボルトチェンジ」を覚えるという珍しい特徴を持つ*1。火力はお察しだがサイクル戦で大いに機能するので採用価値は高い。

変化技はあまり覚えないが、起点作りの「ステルスロック」や「ボディプレス」とのコンボ用の「てっぺき」、特性発動のための「エレキフィールド」が目ぼしいところ。
特に「ステルスロック」は「ボルトチェンジ」「はたきおとす」「がんせきふうじ」等と併せて、先発出しでのサポート運用で強力に機能する。

道具候補は並の特殊耐久を補う「とつげきチョッキ」、フィールド無しでも特性を発動する「ブーストエナジー」、4つある弱点を物理受けして利用できる「じゃくてんほけん」あたりか。


■余談

  • どう見ても象とは微妙にかけ離れた顔つきではあるが、鳴き声自体は(機械音が混じっているが)ほとんどドンファンのそれである。

  • ちなみにフィールドでの鳴き声も、「Will Donphan」(≒未来のドンファン)からきていると思われる。

  • 現状、未来のパラドックスポケモン唯一のはがねタイプ(他はメカニカルな外見をしているくせにはがねタイプを持っていない)。


『ウィー! ルドン!(追記・修正 オ願イシマス)』


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最終更新:2023年01月19日 11:24

*1 SV登場ポケモンではフォレトスとテツノワダチのみ。