モトトカゲ

登録日:2022/12/13 Tue 14:01:37
更新日:2023/11/19 Sun 08:11:48
所要時間:約 5 分で読めます





大昔から人を背中に乗せていたらしい。1万年前の壁画に様子が描かれている。

人を乗せて時速120㎞で疾走する。人の体温で背中が温まり元気になる。


モトトカゲとは『ポケットモンスター』シリーズで登場するポケモンの1種である。


■データ

全国図鑑№:953
分類:ライドポケモン
英語名:Cyclizar
高さ:1.6m
重さ:63.0㎏
タマゴグループ:りくじょう
性別比率:♂50♀50


特性:だっぴ(体の皮を脱ぎ捨てることで状態異常を治すことがある。)
隠れ特性: さいせいりょく(手持ちに引っ込むとHPが少し回復する。)

種族値
HP:70
攻撃:95
防御:65
特攻:85
特防:65
素早さ:121

合計:501

努力値:素早さ+2


■概要

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて初登場したポケモン。
進化前、進化形ともに存在しない。だが実は……(詳しくは「コライドン・ミライドンとの関係性について」で後述)。

体は深緑色で顔・喉・尾が黒色、頬が赤いトカゲをモチーフにしたポケモン。
主人公のライドポケモンであるコライドンミライドンを小型化・簡略化したような見た目をしており、タイヤのような喉袋と尻尾を丸めることでタイヤにするといった共通する特徴を持つ。
それらのことから、ネモコライドンミライドンについて「モトトカゲによく似ている」とコメントしている。

三種類の形態が確認されており、日常的には四足歩行の「デフォルトフォルム」、戦闘時には二足歩行の「バトルフォルム」、人を乗せるときには喉袋と尻尾を膨らませた「ライドフォルム」になる。

一万年前の壁画に描かれているほど、パルデア地方の住人とは長きに亘って密接な関係を築いてきた。
現在も一般的なライドポケモンとして共存していて、地形が起伏に富んだパルデアにおいて自転車自動車のようなよくある移動手段は一般的ではないという事情もあり、モブポケモンとして至る所で姿を見られる。
そのためなのか、専用の駐車(もとい「駐」?)場が多くの町の出入り口に作られ、ポケモンセンターもガソリンスタンドを思わせる建物になっている。
このように歴史・文化面において、現実のバイクや自動車を統合したような役割を担っており、馬の鞍や手綱、バイクのパーツなどに相当する騎乗モトトカゲ専用の装身具なども市販されている。
なお、ライドに際して運転免許に当たるライセンスの有無や、ライドが法的に許可される年齢制限が設けられているかどうかは不明。

気性は温厚で、人間に乗ってもらうことで保温効果を得て苦手な寒さを凌げるため、モトトカゲ自体も人間との共存を好意的に受け入れているらしい。
人間を乗せた状態でも最高時速120㎞の速さで疾走する。
また、非常に硬い頭部と強靭な尾は走行時の衝撃の緩和とバランスの維持、そして同時に戦闘の際には強力な武器として使われる。

ちなみに、走行以外でライドポケモンとしての機能はあるのかは不明。
ただ、コライドンが持つ巨大な翼やミライドンにあるエネルギーの膜を張るような器官は見られないことから滑空は無理だろうし、崖のぼりもできない模様*1。水上でも泳げないポケモンが利用するボートの上に乗って戦い、モンスターボールから出しても自由に移動できないことから、少なくとも人間を乗せた状態で遊泳する能力も無いと思われる。


■ゲームでのモトトカゲ

アカデミーの課外授業が始まった際に生徒がモトトカゲに乗って移動しようとする様子が描かれているほか、各地の駐車場で見かけることもある。
また、ブロロロームほどではないにしろスター団の連れているモトトカゲも改造が施されており、尻尾部分が暴走族のバイクよろしく飾り付けられている。

野生では東1番エリアから野生の個体が生息している。
120㎞で疾走するという設定を反映してからかフィールド内を猛スピードで疾走しており、その際はコライドンミライドンに乗ってダッシュしないと追いつけない。
捕まえる際にはライド状態で追いかけるか、止まったところを狙うとよいだろう。
ボーッとしていると画面外から突っ込んで来られることもあるけど。

+ コライドン・ミライドンとの関係性について(終盤のネタバレ注意!)
三つのシナリオをクリアするとエリアゼロに行くことができるようになるが、そこでオーリムフトゥーから古代未来からやってきたパラドックスポケモンの存在を聞かされる。

更に、博士から解析した結果コライドンミライドンはモトトカゲの古代未来の姿であることが判明していると語られた。

つまりモトトカゲは、ゲームのパッケージを飾る
伝説のポケモンと血縁関係を持っていたのである。

幻のポケモンでは、ディアンシーメレシーの突然変異という設定で一般のポケモンと血縁関係を持っているという前例があるが、パッケージを飾った伝説のポケモンではこれが初となる。

古代未来に対してモトトカゲはまさに現代(現在)の象徴といえるポケモンなのかもしれない。



■対戦でのモトトカゲ

ジジーロン以来のノーマル/ドラゴン複合。
なんと中盤から登場する無進化一般ポケモンながら合計500越えという高い種族値を持つ。
しかし、その種族値は素早さに大きく振られており火力面は平均~やや上、耐久は紙と分かりやすくスピード特化となっている。

物理技は一致技は「すてみタックル」「げきりん」「ドラゴンクロー」と火力は困らないが癖があるものが揃う。
サブウェポンは「アイアンヘッド」「アイアンテール」「かみくだく」「アクアテール」「アイススピナー」「ワイルドボルト」「ほのおのキバ」「はたきおとす」「パワーウィップ」とさすがはノーマル・ドラゴン複合と言うべきか豊富。
見た目バイクだからか積み技「ギアチェンジ」が使えるのも見どころだが、耐久難なのであまり積む余裕はないかも。

一方、特殊技は一致技以外では「10まんボルト」「オーバーヒート」と意外なところを覚えるものの数は少ない。
しかし、後述の戦法をする際にはこちらの方が向いている。

そしてこのポケモンの最大の特徴が、自身のHPを半分削る代わりに味方を「みがわり状態」にする準専用技「しっぽきり」
この技はミミズズも使えるが、素早さが高いおかげで「ちょうはつ」等で邪魔されずに無償降臨させやすく、隠れ特性が「さいせいりょく」のため、「しっぽきり」で減少したHPを回復可能という大きな長所を持っている。
それに加えてHPを削らずに離脱できる「とんぼがえり」、積みアタッカー対策としてフェアリータイプ以外なら強制的に交代させられる「ドラゴンテール」を覚えてくれるためサイクル戦にとても向いた性能をしている。
自力で「ちょうはつ」を習得でき、高い素早さとの相性がいいのも長所。

その際の攻撃技は少しでも高いダメージを出すためには特殊技で絞る方がいいだろう。
物理では高火力の技が自身の耐久を更に削いだり、行動を制限するなど小回りが利かず、はがねタイプにはどちらも半減されてしまうため、サイクル戦特化にするなら「りゅうせいぐん」や「オーバーヒート」といった高威力の特殊技で固めておく方が無難。

欠点は素早いがゆえに交代先に「みがわり」を残しづらい点と耐久面の脆さから自身より速いポケモンや強力な先制技を繰り出せるポケモンには滅法弱いことだろう。
特に弱点を突ける上に準速でも先制出来ないほどの素早さに加えて、特性「すりぬけ」で「みがわり」を貫通できてしまうドラパルトは天敵。
加えて一致技で弱点を狙えるのがドラゴンタイプのみと言うのも悩みどころで、はっきり言って火力はあまり期待できず、最後に残されてしまうとさいせいりょくも機能しなくなり悲しみを背負う事になりがち。




■余談

  • 名前の由来はおそらく英語圏の「モータバイク」を略した「モト」に「トカゲ」を合わせたもの。
    またコライドン、ミライドンの「元」となったポケモンというニュアンスも含むダブルミーニングでもあるのだろう。ミライドンはともかくコライドンは寧ろモトトカゲの元じゃないんか

  • スター団の公式イラストではモトトカゲが四匹も描かれているが、手持ちのポケモンとして使用してくる団員は誰もいないことから移動専用だと思われる。
    もしかすると主人公のコライドンミライドンのように、ライドポケモン専用の別のモンスターボールを持っているのかもしれない。




追記・修正は古代未来、そして現代のライドポケモンと一緒に冒険しながらお願いします。

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最終更新:2023年11月19日 08:11

*1 ロースト砂漠の崖の上にいるモブトレーナーは、戦闘前に「(主人公は)ポケモンにライドしてここに来たのか」と一人納得しかけるが、戦闘後にはモトトカゲに崖登りができないことを思い出し不思議がっている。