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キラフロル

登録日:2022/12/14 Wed 11:00:11
更新日:2026/08/14 Fri 14:11:08
所要時間:約 5 分で読めます





\フロシチウ!!/



危険を察知すると結晶の花びらを開いて
円錐形の体からビームを発射する。


毒エネルギーが結晶化した花びらは
テラスタルの宝石に似ていると最近判明した。

\キラシチウ!!/




出典:ポケットモンスター、79話『オーバー・ザ・トップ』、
2023年4月14日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon




キラフロルは『ポケットモンスター』シリーズで登場するポケモンの一種である。

■データ

分類:こうせきポケモン
英語名: Glimmora
高さ:1.5m
重さ:45.0㎏
タマゴグループ:こうぶつ
性別比率:♂50♀50

タイプ:いわ /どく

特性:どくげしょう(物理技でダメージを受けると相手の足元にどくびしが散らばる。)
隠れ特性:ふしょく (はがねタイプやどくタイプもどく状態にすることができる。)

種族値
HP:83
攻撃:55
防御:90
特攻:130
特防:81
素早さ:86

合計:525

特攻+2

タイプ相性
  • 抜群(4倍) じめん
  • 抜群(2倍) みず/はがね/エスパー
  • いまひとつ(1/2) ノーマル/むし/ほのお/ひこう/フェアリー
  • いまひとつ(1/4) どく

キラーメがLv.35でキラフロルに進化


■概要

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」にて初登場したキラーメの最終進化形。

透明な円錐形のカバーの奥に黄色い目という簡素な顔と、その周りに青・紫・水色の花弁のような外皮を持つ。
普段は蕾のように閉じているが、移動時や危険を察知した際には花弁を開いて花のような形状になる。
更に円錐形の体からビームを発射して応戦することが出来る。

この花弁は毒エネルギーが結晶化したものであり、更にはテラスタルの宝石に近い物質であることが最近の研究で判明した。

この結晶は進化前のキラーメにも見られ、進化後のキラフロルと見比べると花の種子を思わせる形状をしている。
普段は岩壁から栄養分を吸収しており、有事の際には猛毒の粉をばら撒いて身を守るという。

意外だが、こんな性別不明っぽい見た目でもちゃんと性別がある。
キタカミ図鑑の一枚絵からすると、親子あるいは進化前と進化後の群れを作って暮らしている様子。


■ゲームでのキラフロル

テラスタルと密接した関係があるという設定からか、その元となった結晶体が存在するエリアゼロの下層部には大量に生息している。

しかしエリアゼロの外ではめったに見かけるポケモンではなく、エリアゼロでキラフロルに襲われた際にネモ「トップのポケモン! 大穴にいるんだ!」「めずらしいポケモンいっぱいいるのかなー」と発言している。そしてルガルガンのドリルライナーでワンパンで沈める。

ネモの言う通り、エリアゼロの外では非常に珍しいポケモン……のはずだったのだが、キタカミの里にも生息している。

おとしものは「テラバースト」の技マシンを作るのに必須であり、さらに努力値はとくこう+2(1)なので、特攻の努力値稼ぎついでに集められる。

東3番エリアの物見塔北の洞くつ内の壁にLv25前後のキラーメがくっついていることがあり、比較的序盤からでも捕獲は可能。
ただし前述の通り「めったに見かけない」枠のため、そうぐうパワーが欲しいところ。

敵としては前述のように第1観測ユニットの前で主人公たちに襲い掛かってきた個体の他に、トップチャンピオンのオモダカのエースとして登場する。
『藍の円盤』では切り札はドドゲザン(テラスタルひこう)に、キラフロルは先発に変更されている。

ちなみに内部データには花びらを閉じた状態の戦闘モーションもあるのだが、この状態のキラフロルを戦闘させる手段がないため没データと化している。


■対戦でのキラフロル

タイプはウツロイドに続くいわ・どく複合
じめんタイプ4倍弱点は痛いものの、いわ単よりも弱点が少なくなり耐性も6つと多め。
ただ、いわ技+どく技の攻撃面における組み合わせは微妙なのが難儀。じめんタイプやはがねタイプ相手にはどちらも半減以下になってしまう。

メガシンカを除けばいわタイプで最も特攻が高く、それ以外は攻撃を除いて非常にバランスのいい種族値配分。
合計種族値も525といわゆる御三家と同等かつ、使わない攻撃が削り他に割り振った良好な配分をしている。
最も高い特攻種族値130はゲンガーと同等であると書けば分かりやすい。

ちなみに進化前のキラーメの時点でも、SVに出てくる純粋ないわタイプの中ではキラフロルに次ぐ特攻の持ち主だったりする。*1
攻撃が低い分種族値配分は悪くないが、専用技の存在も考えるとそこはかとない勿体なさを感じたりもする。

メインとなるタイプ一致技は「パワージェム」「ヘドロばくだん」「ヘドロウェーブ」を使用することになる。
威力自体はそこそこ高めの技が揃っているためあまり困らない。
1ターンの溜めは必要だが高威力かつ、特攻を上げて使用できる岩特殊技の「メテオビーム」も使用可能。

また、相手の特防を2段階下げる「アシッドボム」もあるためサポートもできる。
ただ、威力100を燃える一致技は「メテオビーム」しかないため、特攻の高さの割には意外と火力は伸び悩む。

サブウェポンは一致技半減以下のはがねに通すじめん技「だいちのちから」
元がそこそこ早いおかげで多くの相手を抜けるようになる、相手の素早さを下げるじめん技の「マッドショット」、
対じめん用の「エナジーボール」を始め通りのいい「マジカルシャイン」、ピンポイントだが「ラスターカノン」など、外見の割に多彩な方。
洞窟に出るポケモンなのに「ソーラービーム」なんかも覚えたりする。

専用技は「キラースピン」
分かりやすく言うと相手をどく状態にする「こうそくスピン」だが、自身の素早さを上げる効果はない。
相手に使用された「ステルスロック」や「どくびし」などの設置技を除去することができる。

威力も確定どくがついているからか30と低く、攻撃も低いためダメージよりも追加効果狙いが主となる。
なお、物理技自体も各種いわ技や「ダストシュート」を習得できるが、外見故か「どくづき」は覚えない。
そして、外見通りと言うべきなのか「じばく」「だいばくはつ」」も覚える。

足りない火力を補いたいところだが、自身の特攻を上げる手段が「メテオビーム」くらいしか無い所も痛い。
持ち物でパワフルハーブを持てば1発は溜めなしで使用できるが使い切りでありやや扱いにくい。

ここまで見るとアタッカーとしては少し攻撃技が物足りない惜しいポケモンなのだが、キラフロルの本領はそこではない。

このポケモンの本領は、特性も含めた先発サポートにある。

その適性を強力にサポートするのが、専用特性「どくげしょう」
物理技を受けると相手フィールドに「どくびし」を撒くという、強烈な効果を持つ。
どくびしの仕様上(除去でもされない限り)効果発動は2回のみだが、物理型ポケモンの安易な攻撃を咎める事ができる。
SV環境においてはヘイラッシャディンルーラウドボーンなど厄介な耐久ポケモンが増えたため毒の刺さりが良い。
そのため、一部のポケモンが素で「どくびし」を撒いている中、キラフロルだけは物理技を受けるだけで「どくびし」をバラ撒いてしまう。
ただ、さすがに特殊技には反応しない。そこまでしたら強すぎるので仕方がないが。

もちろん、特性のみならずサポート系の技もなかなかに充実している。
「どくびし」……はほぼ自力で撒けるのでそこまで優先度は高くないが、「ステルスロック」「まきびし」といった撒き技も完備。

先述の「キラースピン」の存在から、相手の「ステルスロック」などを除去できるため撒き技に対して強いと言うのも嬉しい。
その他攻撃によるダメージを減らす「リフレクター」や「ひかりのかべ」、瀕死になり相手の能力を大きく下げエースに素早く繋げられる「おきみやげ」なども揃っている。

他の補助技としてはどくタイプらしく「どくどく」や時間稼ぎ用の「ニードルガード」、特性の発動回数を増やしやすくする「こらえる」
火力こそ伸ばせないが防御力を大きく上げる「とける」「てっぺき」、半端な素早さを大きく上げる「ロックカット」と面白い物が揃い、
天候技も「にほんばれ」「あまごい」「すなあらし」と雪以外には全て変更可能。

まさしくサポートの鑑と言えるポケモンだが、先述の通り特攻が高いポケモンであるため火力も最低限は出してくる。
補助技を封じる「ちょうはつ」を撃たれても相手が物理型であれば特性でどくびしを撒けるため最低限の仕事ができるのも嬉しい所。
初手適性が高いことを逆手に取り、攻撃してきた相手を強制交代される「レッドカード」を持たせてクッションとしてあと投げする運用も面白い。

もちろん、サポートは特性任せにしたアタッカーも一手であり、実際にアタッカー型は結果も残している。


なお、タイプと習得技の都合はがねタイプの浮遊持ちにはほぼ無力*2
SVはテラスタルでこの条件を満たすポケモンも少なくないため、相手に出てきたらサポートだけ済ませるか、大人しく退くようにすること。
こちらもテラスタルで対抗するのもありだが、ほのおだとじめんが、かくとうだとエスパーが一貫してしまうのが少し悩みか。

持ち物は基本的に行動保障用の「きあいのタスキ」や4倍弱点対策の「ふうせん」。
どくびしを強引に踏ませるための「レッドカード」も相性は良い。
アタッカーの場合は火力アイテムや受け重視の「とつげきチョッキ」、「メテオビーム」に頼るなら「パワフルハーブ」と言ったところ。


ちなみに、隠れ特性はエンニュートと同じ「ふしょく」。本来毒状態にならないはがねタイプやどくタイプを毒状態にできる変わった特性。
「どくげしょう」があまりに強力なので採用は稀だが、耐久型やあまりどくを撒きたくない(他の状態異常を狙いたい)時はこちらか。
ただ、高速回復技は「ねむる」しか覚えないため、回復はほぼ「たべのこし」「くろいヘドロ」*3頼りになるのが少し難点。

ただ、紙同然のエンニュートよりは耐久戦はやりやすくはなっている。
なお、「なげつける」や「トリック」「すりかえ」は覚えないので「どくどくだま」を持っていたり持たされたりすると自分がどく状態になってしまうので注意。


■メガキラフロル




大きくなった花びらが分離。
本体を防御しながら周り毒の破片をまき散らす。


分類:こうせきポケモン
高さ:2.8m
重さ:77.0kg

タイプ:いわ/どく
特性:てきおうりょく

  • 種族値
HP:83
攻撃:90
防御:105
特攻:150
特防:96
素早さ:101
合計:625


Pokémon LEGENDS Z-A』にて新たにメガシンカが実装された。

巨大化した一番外側の花弁が分離して本体の周りを周回するようになり、戦闘では敵の攻撃を防ぐ盾となりつつ、同時に猛毒をまき散らすという攻防一体の強力な武器となっている。
これはモーションでも防御技を使用するとよく見ると破片が飛び散っているのがわかる。
また円錐状の部分はさらに長く鋭く伸び、内部には進化前のキラーメに見られるつぼみのような形をした胴体が出来ている。

種族値は攻撃に+35、特攻に+20、防御・特防・素早さに+15。
なぜか使用する機会がほぼない攻撃が大幅に伸びてしまい無駄が大きくなっている、
元の種族値が攻撃削られている無駄のない配分であったため、これ以上無駄のない配分をすると強すぎると想定されたのかもしれない。
キラフロルは一致技以外の物理技に乏しく、なんなら『Z-A』では攻撃範囲的に物理技でないと攻撃範囲や技速度に困るような技もないのが痛い。
また、基本的に対面で勝てないとはいえ、素早さもコイツの影がちらつく困った強化がなされてしまった。

『Champions』で得た特性は「てきおうりょく」
本来、ポケモンは自身と同じタイプの攻撃技を使用すると1.5倍の補正がかかるようになっている。
しかし、「てきおうりょく」の特性を持っていると、この補正が2.0倍となる。
つまりタイプ一致の技のダメージが1.33倍になる特性と考えてよい。

同じ特殊毒アタッカーである特攻種族値170のメガゲンガーと比較すると
どく技に限れば1.2倍の火力を叩き出すことが可能となる。

「てきおうりょく」の特性を持っているポケモンの中では最高の特攻持ち。あえて攻撃が伸びたのも納得だろう。
先述のキラフロルのサポート適性・初手適性の高さの裏を書いたアタッカーとして奇襲性が非常に高いのも強み。

ただ、いわ技はともかく、どく技は弱点を突ける範囲が狭いため、若干ゴリ押し気味になる点には注意が必要。
また素早さは101とやや早いが、高速というほどでもない点が惜しい所。
半端な素早さを補強できる「ロックカット」も選択肢。
耐久も高めで比較的しぶといが流石にじめん4倍である点は厳しく、特に自身より1早いガブリアスは天敵。

■アニメでのキラフロル

前々からOPで登場が示唆されていたが、第79話「オーバー・ザ・トップ」で満を持して登場。
リコのニャローテ、ロイのアチゲータ、ドットのウェルカモの三匹を相手にするため、キラフロルに加えてキラーメ二匹のトリプルバトルとなった。
ひゅんひゅん飛び回るキラーメ達を従えたキラフロルはまるでビットを装備したモビルアーマーさながら。
ちなみにキラーメのおきみやげだが、なんと花のような頭部の下にぶら下がっている身体っぽいところが取れる

ぽこ あ ポケモンでのキラフロル系列

イクラ カワイーカラって ワタシに サワッちゃ ダメだぞ!

キラフロルとキラーメのそれぞれ別個体が、条件さえ揃えば中盤から友達になってくれる。性別はキラフロルが♀*4、キラーメもおそらく♀。
キラフロルは一人称がワタクシで、やや中性的な口調のお姉さん風。
そしてキラーメは自分の可愛さに自信がある(ありすぎる)自認カワイーでこちらも中性的な少女風口調。
彼女らはすみかの近くに鉄を散らかしてくれる。ぜひ仕分け上手なポケモンと同居させよう。

マッタク カワイーノも カンガエモノダなー

■余談

  • モチーフは硫酸塩鉱物の「胆礬(たんばん)(カルカンサイト)」だと推測されている。
    色合いも綺麗な青色*5をした毒性を持った物質であり、更に語源が「銅の青い花」という意味である。
    また水に溶けやすいという性質もあるため、「とける」を覚えるのはそこから来ているのではないかと思われる。


  • 名前の由来は恐らく「キラキラ」とスペイン語で花を意味する「フロル(flor)」。
    フロルという言葉も先述通り、元ネタの胆礬が「銅の青い花」と呼ばれるところからきていると思われる。

  • ポケマス等で花弁を広げた姿でオモダカの横にいるキラフロルの姿を見ることができるが、意外とでかい。ところで1.5mってどこのこと…?

  • ちなみにオモダカさんの髪にはたまにキラーメが絡まっているらしい…


追記・修正はキラフロルと一緒にテラスタルの謎を研究しながらお願いします。

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最終更新:2026年08月14日 14:11

*1 全ての岩タイプを含めるとアルセウスに劣る。

*2 ひこう複合には一応いわ技が通る

*3 テラスタルするとダメージを受けるようになるため、テラスタルをしないかどくテラスタルにする場合に採用

*4 英語版でのニンゲンのきろくでは、キラフロルを指して「She」と言ってる手紙が確認できる

*5 ちなみにこの青色が「金・銀」に登場するタンバシティの由来である胆礬色(たんばいろ)。