ゼイユ(ポケモン)

登録日:2023/12/07 Sun 22:48:50
更新日:2025/03/22 Sat 21:20:17
所要時間:約 18 分で読めます。





初めまして ゼイユです!

よそも…… アカデミーのみなさん

なかよくしてくださいね! うふふ!


出典:ポケットモンスター、69話『ぼくがポケモンで、キミがぼく!?』、
2023年4月14日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


ゼイユとは、ゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のDLC『ゼロの秘宝』の登場人物。



◆概要


キタカミの里出身でブルーベリー学園に通う少女。同校に通うスグリの姉で、他の親族には祖父のユキノシタ、祖母のヒエがいる。なお両親についての言及は特に無く、健在かどうかは不明。
『ゼロの秘宝』の前編『碧の仮面』にて、パルデア地方のアカデミーと共同で行われる林間学校のため、弟とともにキタカミの里へ帰郷してきた。

一人称は「あたし」。
二人称は、弟には「スグ」「あんた」*1、祖父母には「じーちゃん」「ばーちゃん」。主人公のことは名前の呼び捨てまたは「あんた」、ブルーベリー学園の教師で自身の担任でもあるブライアのことは「先生」を付けて呼ぶ。
年齢は不明だが*2ハイティーンといったところ。服装はブルーベリー学園の女子の制服で、ボディバッグやカチューシャはスグリとお揃い。
頭髪は黒髪ロングヘアに赤いインナーカラー入り。ツリ目で瞳の色は金色。また左目の下に泣きぼくろがある。
そして主人公よりも(というか、男性キャラも含めたNPC全体で比較しても)長身の部類に入る美少女。
弟のスグリとは違い主人公たちとの顔合わせの際にも笑顔で「仲良くしてくださいね!」と本心を隠しきれていない友好的な自己紹介をしていた。
裏表など一切ない自他共に認める美少女なのである。



追記・修正はよそも……アカデミーのみなさんがお願いします! うふふ!






















※これより先は『ゼロの秘宝』ストーリーのネタバレを含みます。

















一見クールビューティーなゼイユだが、共に過ごすうちに主人公には様々な一面を見せてくれる。
例えば……






















急所って どこよ!


絶対 当たってないから!!



出典:ポケットモンスター、69話『ぼくがポケモンで、キミがぼく!?』、
2023年4月14日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



ゼイユ

登録日:2023/12/07(日) 22:48:50
更新日:2025/03/22 Sat 21:20:17
所要時間:約 7 分で読めます





◆目次


◆真の概要




ゼイユを言い表すならば「おもしれー女」で、根は良いものの色々と残念な美人で、そして「姉」である。

見た目はダウナーなクールビューティといった感じ。
本人も自身の容姿には自信があるのか、揉め事に際しては「いざというときはあたしの美貌で…」、とあるポケモンを見て「敵とはいえキレイな顔 どことなくあたしに似てない?」言うなど、なかなかナルシストなところがある。

……だが、実のところの性格は負けず嫌いで、感情をストレートに表す人物。
何か不満があるとよく両拳を握りしめてわなわなと震える仕草を見せ、そもそも里に余所者が来るのをよく思っていないことが言動の端々に表れている。*3
主人公にウソをついて里に入れないようバトルを仕掛けるのに始まり、アカデミー生らとの対面の際も面と向かって「よそもの」呼ばわりしているし、里にある「てらす池」にやって来たブライアにさえ(担任だからかさすがに他の相手よりは控え目な言葉を選びながらも)「よその人に来られたくない」ということを物申しているくらいには、その思いは強いようだ。
笑顔で自己紹介をしていても、アカデミーからの参加者からは「裏表がありそう」と言われている。
弟であるスグリに対してはとりわけ当たりが強く、彼が主人公と仲良くしているのを見て苛立ったり、真っ当な反論をされた際にも非を認めないで「誰がバカだ!手ぇ出るよ!」と理不尽なことを言ったりもする。このため、スグリは言い返すことこそあれ、基本的にはゼイユに頭が上がらず尻に敷かれている。
更に里では「悪童」として昔から有名人だった模様。公民館の管理人にも度々説教されているが改善しようとする様子は見られず、祖父も頭を抱えているほど。

このように、やや我が儘で自分勝手なところはあるものの、一度打ち解けた後は相手を思いやる様子も見せる面倒見の良い性格。
主人公との雰囲気も当初は良くなかったものの、オリエンテーションや鬼を巡る騒動で行動を共にするうちに徐々に打ち解けていく。
お面を着けて参加するものとされている「オモテ祭り」に赴く際には、主人公の分のお面が見つからなかったが、表向きは冷たい態度を取りつつも実際は主人公の分を会場への出発ギリギリまで探していたことがスグリから明かされるなど、偽悪的な一面もある。
後述のとある一件で里に伝わる伝承の真相を聞いた時も、すぐさま義憤に燃えていたので人並みかそれ以上の正義心がある。
それに弟のこともなんだかんだ気にかけてはいて、スグリによれば学園でのあれこれもゼイユが先回りして世話を焼いているという。また、彼が主人公とオリエンテーションのペアを組みたいのに踏み出せないのを見抜いて執り成したり、とある一件のあとにはその内心を案じたりしている。

その他、実はカナヅチだとか。


◆手持ちポケモン


レベル・特性の表記はそれぞれ本編クリア前/クリア後

・スイリョクタウン到着直後

ようこそ キタカミへ

まずは 土の味 嚙み締めなさい
ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成(前) 技構成(後) 持ち物 備考
ポチエナ 12/60 にげあし かみつく
たいあたり
とおぼえ
-
かみくだく
とっしん
ほのおのキバ
とおぼえ
-
ロコン 12/60 もらいび ひのこ
でんこうせっか
かなしばり
うらみ
かえんほうしゃ
じんつうりき
おにび
かなしばり
チャデス - 13/60 おもてなし メガドレイン
おどろかす
からにこもる
-
ギガドレイン
シャドーボール
イカサマ
しびれごな


・オモテ祭り前

じんべえ姿に 見とれて いいよ

その間に 倒しちゃうから
ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成(前) 技構成(後) 持ち物 備考
モルペコ 16/62 はらぺこスイッチ でんきショック
かみつく
つけあがる
にらみつける
オーラぐるま
うっぷんばらし
タネばくだん
でんじは
きあいのタスキ 本編クリア前の場合は持ち物無し
クルマユ 16/63 リーフガード
/ようりょくそ
むしのていこう
はっぱカッター
くさわけ
ねばねばネット
むしのさざめき
エナジーボール
くさわけ
ねばねばネット
-
グラエナ 18/63 いかく かみつく
とっしん
ほのおのキバ
とおぼえ
かみくだく
とっしん
ほのおのキバ
とおぼえ
チャデス - 19 おもてなし メガドレイン
おどろかす
からにこもる
しびれごな
- 本編クリア前の場合
ヤバソチャ - 64 おもてなし - シャカシャカほう
シャドーボール
イカサマ
しびれごな
オッカのみ 本編クリア後の場合


・『碧の仮面』最終戦

あたしに 早起き させたんだから

そのぶん 楽しませなさいよね
ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成(前) 技構成(後) 持ち物 備考
グラエナ 33/70 いかく かみくだく
とっしん
ほのおのキバ
とおぼえ
かみくだく
じゃれつく
ふいうち
とおぼえ
-
モルペコ 33/71 はらぺこスイッチ オーラぐるま
さわぐ
タネばくだん
いちゃもん
オーラぐるま
うっぷんばらし
タネばくだん
でんじは
きあいのタスキ 本編クリア前の場合は持ち物無し
ハハコモリ 34/72 リーフガード
/ようりょくそ
シザークロス
くさわけ
きりさく
いとをはく
シザークロス
とどめばり
リーフブレード
つるぎのまい
-
キュウコン 34/72 もらいび やきつくす
じんつうりき
おにび
うらみ
かえんほうしゃ
じんつうりき
おにび
かなしばり
ヤバソチャ - 35/74 おもてなし シャカシャカほう
ねっとう
イカサマ
しびれごな
シャカシャカほう
たたりめ
ねっとう
しびれごな
オッカのみ 本編クリア前の場合は持ち物無し


・『藍の円盤』

せっかくだから 味わいなさい

テラリウムドームの 土の味!
ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成 持ち物 備考
グラエナ 74 いかく かみくだく
いかりのまえば
ふいうち
とおぼえ
-
ドデカバシ 74 ちからずく くちばしキャノン
ダブルウイング
ニトロチャージ
じごくづき
ズルズキン 74 いかく かみくだく
かわらわり
れいとうパンチ
ビルドアップ
ヤバソチャ
(テラスタイプ:くさ
- 75 おもてなし シャカシャカほう
たたりめ
ねっとう
しびれごな
オッカのみ


・番外編クリア後

あんただけ 目立たせない!

あたしだって テラっちゃうから!
ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成 持ち物 備考
グラエナ 82 いかく かみくだく
いかりのまえば
ふいうち
とおぼえ
-
ドデカバシ 82 ちからずく くちばしキャノン
ダブルウイング
ニトロチャージ
じごくづき
モルペコ 82 はらぺこスイッチ オーラぐるま
うっぷんばらし
タネばくだん
でんじは
きあいのタスキ
キュウコン 82 もらいび かえんほうしゃ
じんつうりき
おにび
かなしばり
-
ズルズキン 82 いかく かみくだく
かわらわり
れいとうパンチ
ビルドアップ
ヤバソチャ
(テラスタイプ:くさ)
- 83 おもてなし シャカシャカほう
たたりめ
ねっとう
しびれごな
オッカのみ


『碧の仮面』ではキタカミで捕まえられるポケモンやその進化系で揃えられている。
最終戦でクルマユをなつき進化のハハコモリに育て上げているあたり、ガサツな言動の一方で優しさのある人物であることがうかがえる。ただそのハハコモリは最終的なパーティからはメンバー落ちしているのだが。

本編クリア後の場合、2戦目以降はタスキ持ちで確実に耐えてくるモルペコが地味に厄介。
ストーリーで戦うキャラで対戦向けのガチアイテムを持っているという珍しいパターンでもある。
セリフにもある通り、2戦目のみじんべえ姿で勝負してくる。オモテ祭りイベントが終わると二度と見られない。


また、オモテ祭り前の手持ちはレベルをいくらか上げた上でともっこさま戦で共闘することになるがダブルバトルのサポート役としては非常に優秀
タスキ持ちモルペコが確実に「でんじは」を撒いて相手を妨害しつつ、後続のグラエナが『いかく』で攻撃を下げ、ヤバソチャは『おもてなし』で回復してくれる。
ブルーベリー学園でのバトルは原則ダブルバトルなので、その設定が反映されているのかもしれない。

『藍の円盤』で戦えるのは1回のみ。
元々5匹いる中で手持ちが増えたため一部変更されたが、グラエナとヤバソチャは続投しており、ポケモンを大事にする本質は良い意味で変わっていないのが判る。
グラエナとズルズキンの2匹の『いかく』で物理アタッカーを妨害させてくるのが厄介。
また、前編の後にテラスタルオーブが支給されたようで、ここで初めてヤバソチャにテラスタルを使ってお披露目してくる。

番外編クリア後は前編からモルペコとキュウコンが復帰。
ダブルバトルなので前編よりもモルペコのタスキの処理はしやすくなっている。

余談だが、ポケモン図鑑によればグラエナはオオタチの天敵とされている。こんなところでも弟にマウントを取っているのか


◆ストーリーでの活躍


  • 前編『碧の仮面』
なんやかんやあって弟と主人公とともにオモテ祭りに参加したゼイユは、キタカミセンターの裏手で不思議な子と出会い、落としていったお面を拾う。
そして、出会ったその相手こそ、伝承の「鬼さま」だと感じたゼイユは、夜遅くに鬼が山にスグリが入っていかないよう、このことを主人公との秘密にしてその場を後にする。
その後祖父にお面の話をすると、鬼の正体がオーガポンというポケモンであること、そして里に伝わる伝承が偽りのものであることを知る。
その際に「オーガポンかわいそう! ともっこ最悪! 出るとこ出てやるわ!」とブチ切れているが真相を話すことは祖父に止められてしまった。ゼイユは激怒した。必ず、かの邪智暴虐のともっこを除かなければならぬと決意した。

スグリとの課題を終えた主人公とともに、オーガポンが落としたお面を修理するための結晶のかけらを取りに行くために鬼が山のてらす池へ同行。
かけらを回収して祖父の元へ戻ったが、肝心のお面はスグリが持ち出していた。
実はスグリは祖父の話を陰から聞いており自分だけが除け者にされたと思い込み、主人公とゼイユへ激しい感情をぶつける。*4
ともっこプラザでお面を賭けた戦いに主人公が勝利したことでお面は回収できたものの、スグリが激情のあまりともっこ像を殴ったためなのか、ともっこさまと呼ばれるイイネイヌマシマシラキチキギスが蘇ってしまった!
さらに何も知らない住人たちは、ともっこさまをもてなしてスパイスたっぷりの餅を与えてしまった上に保管されていた他のお面も渡しており、このままではお面のないオーガポンが倒されてしまうのは明らかだった。

そこでゼイユはスグリを引っ張り出して鬼が山の恐れ穴へ向かい、主人公がマシマシラを撃退したところで三匹からお面を取り戻すべく「お面とり戻し隊」を結成する。ネーミングセンス……。
里で聞き込みをしてともっこさまの居場所を突き止めお面奪還に向かい、三匹それぞれとのバトルではゼイユがサポート役として参戦し、協力して盗まれた3つのお面を回収に成功。
さらに別行動をとっていたスグリが住人たちを説得して回っていたことでオーガポンに関する誤解が解け、全てが丸く収まったことでオーガポンを恐れ穴へ帰すことに。
しかしオーガポンは住処に戻らず主人公とともに行くことを望み、それを見たスグリがわがままを承知で主人公にバトルを挑んだりと一悶着ありつつも、主人公とオーガポンの力比べ、そして主人公がオーガポンをゲットする様子を見届ける。

翌日、ゼイユは急遽ブルーベリー学園へ一足先に戻ることになり、主人公をともっこプラザへ呼び出しバトルをする。
ちなみにこの時はオーガポンを手持ちに入れている必要があり、ボックスに預けている場合は手持ちに入れるよう催促してくる。
逃がしたりHOMEに預けている場合は文句を言いつつもそのままバトルになる。前作におけるダクマとマスタードと同様
そしてアカデミー生との別れのあいさつでは、当初自分たちの里に余所者が入ってくることを好ましく思っていなかったこと、そして林間学校を通じてその考えを改めたことを伝え、主人公との再会を望みつつ里を出発したのだった。


  • 後編『藍の円盤』
主人公がブルーベリー学園への交換留学生に選ばれたことをきっかけに後編が始まるが、それは誰あろうゼイユが推薦したからだった*5
前編での一件を経て変わってしまったスグリのことは気にかけつつもどう接して良いか戸惑っており、前編での横暴ぶりはどこへやら「怖い」とまで表現しているほどで、かつてのような弟に戻してくれるのを願って彼のことを主人公に託す。ちなみに、後編ではゼイユの方から電話がかかってくる場面があるが、前編で分かれる前に連絡先を交換したのかもしれない。また、後編でゼイユと初めてバトルをするときにオーガポンを繰り出すと嬉しそうにする。
そして終盤では、ブライア、スグリ、主人公と一緒に、エリアゼロの更なる深奥部へと潜ることとなり……?

ブルーベリー学園が舞台ということで、ゼイユの寮の部屋や所属する教室にも出入りできるし、更に彼女の交友関係や学園での様子も描写されており、クラスメイトには「お騒がせ娘」とか「ワガママだけどなんか憎めないのよねー」とか評されている。寮の部屋にはナマズンの水墨画やポケモンの二頭身人形なとが飾られていたり、チョコレートのお菓子がたくさん置かれていたりする。なお、キッチンはあまり使われていない模様。
ブルベリーグ四天王の1位であるカキツバタのことは「いけすかない男」と目してちょくちょく突っ掛るも、飄々としている彼に体よく受け流されワナワナしっぱなし。かわいい。更には主人公に「(カキツバタは)何を考えてるかわからない、信頼しないで」「(カキツバタに)えげつない噛みつきをお見舞いしてやりなさい」とまで言っている。過去にカキツバタと一体何があったのか……?
一方、クラスメイトにして同校の生徒会長でもあるネリネとは不思議とウマが合い、互いを親友と認める仲。ちなみにネリネのことをゼイユは「すっごい面白い女なの」と紹介しており、自分も当てはまっているという自覚は無さそうだ。類は友を呼ぶって言葉知ってる?
なお、カキツバタによればゼイユはリーグ部ではランク外だそうだが、彼女は課外活動が忙しくてリーグ戦をやっていないだけと反論している。ちなみに後編開始前まではブライアの調査活動を手伝って色々な地方を回っていたとのこと。

実力はブルベリーグ四天王を上回っていると捨て台詞を吐き、カキツバタも「違いない」と否定していない。だが、番外編で全員正気でなかったとはいえゼイユ+ペパー+ボタン+村人数人でスグリ1人を突破するのに手間取っていた*6から流石に疑問符がつくため、上位ランカークラスだと思われる。
番外編後での再戦では、ランク5位の強化アカマツがPTのLvが82~84の所Lv82~83である為やはり四天王と比べると1枚劣る、と言った所が妥当か。
直接戦闘で見てもほのおを受けられるのがキュウコンだけな上に、ほのおの弱点を突ける技がこちらも2倍弱点で喰らうヤバソチャの「ねっとう」のみだから全く勝てる気がしないし
とはいえあのテラスタルバカにあっちこっち連れ回し+護衛丸投げだったのなら実力も付きそうなものであるが

初登場時こそワガママが目立つものの、いざストーリーを進めてみれば弟を気にかけつつ主人公の面倒も見てくれる場面が多く、前後編通して主人公をサポートする役回りとなっている。


  • 番外編『キビキビパニック』
後編クリア後は学園に姿を現さなくなるが、休学の方針を取ったスグリに付き添う形でキタカミの里に帰省していたことが明らかになる。
当然主人公をサポートする役回りになる……かと思いきや、今度は真っ先にモモワロウの暗躍によって操られ「キビキビー!!」と奇声を発しながら奇妙な踊りを踊るだけになってしまった。真っ先に操られている辺り、前編での行動を休眠中のモモワロウが見ており危険人物と判断されたのだろうか?ゼイユの性格上、ネモ同様に「ご自由にどうぞ」と置かれた餅を早い者勝ちと独り占めした線も捨てきれないが。
しかも番外編で初登場した場面でこの有様で、番外編ではゼイユとの戦闘イベントが用意されていないので、本当にただのおもしれー女で出番が始まって終わる。
尤も、ゼイユが無力化されてしまったおかげで、番外編にてようやくスグリに活躍の出番が回ってくることになったが。
余談だが、祖父の発言から焼きそばが好きらしいことが判った。
また、スグリ同様ネモには番外編の滞在期間だけで10回以上バトルに付き合わされたらしい。



番外編クリア後にはリーグ部の部室に顔を見せるようになる。モモワロウに操られていたところを撮影していないかと主人公を問い詰めたり、弟や「ブルベリーグ四天王」の面々はもちろん、ネモ・ペパー・ボタンとの交流の様子も見られたりする。
また、後編のやさぐれた性格から元に戻った弟との力関係も元通り……かと思いきや案外そうでもなく、騒動を経てたくましくなったスグリは姉の理不尽な発言や軽口に対し、今までなら怯んで黙っていただろうところできっちり噛みつき返すようになっている。
一方でゼイユも彼の変化や努力を認めており、「過保護すぎたかも」「これからは適度に見守っていく」と認識を改めている。
その他、弟と違って訛っていない理由は曰く「あたしがイケてる女だから」。
どこまでもブレることを知らない、イケてておもしれー女なのだった。


◆主なセリフ

数々の迷言名言もキタカミの里の名物……かもしれない。
どんなシチュエーションでそのときゼイユがどんな表情を見せていたのかは、是非プレイしてお確かめあれ。


前編『碧の仮面』

  • 「急所ってどこよ!絶対当たってないから!!」

  • 「キィー!なんなの!こんなのまぐれでしょ!」
最初のバトルで急所に2回当てると聞ける。SVには必中確定急所の技を使う御三家がいるが、それ以外の確定急所の技でも言うのである意味面白い。

  • 「タイプ相性って知らないの?予習が足りないんじゃなーい?」
 しかし、今ひとつ技で倒されても発言したり、特性『ぼうだん』を知らずにブリガロンジャラランガ等相手に「シャドーボール」を使ったりと、状況次第で更なる失態に繋がるのは内緒。

  • 「ふ…ふーん?タイプ相性知ってたんだ」

  • 「誰がバカだ!手ぇ出るよ!」

  • 「よそも……アカデミーのみなさん 仲良くしてくださいね!うふふ!」

  • 「はー!?キタカミ伝説はあたしの方がくわしいっての!弟のくせにナマイキ!」

  • 「あんた ねーちゃんよりよそ者の肩持つってのー!?ムカつきすぎて気絶しそうよおお!!」

  • 「本当でしょうね!?あんた 嘘ついてたらドガース丸飲みだかんね」

  • 「何あれ?スグのくせに反抗的ね」

  • 「別に優しいでしょ 手ぇ出してないもん」

  • 「なんか文句あるの?副リーダーの座おろすわよ」

  • 「ヤバくなったらあたしの美貌で何とかするし」

  • 「赤っ恥かかせたら、あの顔も赤~く染まるかしら?」

  • 「敵とはいえキレイな顔。どことなくあたしに似てない?」

  • 「おしゃれマフラー腹立つ!えげつないおすわりさせてやる!」

  • 「あたしに早起きさせたんだからそのぶん楽しませなさいよね」

  • 「痛いとこばっかついてきて!あんた友達少なかったり!?」


後編『藍の円盤』

  • 「あの子、同級生ですっごいおもしろい女なの」

  • 「何それ!ひさびさすぎて記憶失った?」

  • 「あっ!オーガポンじゃん!やっぱり あたしが 恋しくなったのね?」

  • 「……これ、カキツバタ。いけすかない男。いちおうブルーベリー学園で一番強い……強かったやつ」

  • 「あたしは学外活動が忙しくてリーグ戦やってないだけですー!強さ的には四天王なんて余裕で飛びこえてんだから」

  • 「もうー!あいつ!本当!何なのよ!!しかもデートとか……は?デートって何!?」

  • 「カキツバタにふざけたこといわれたら、えげつないかみつきをお見舞いするのよ!」

  • 「ひゃ!ビックリした!!もう!なんとかドン……だっけ!?あんたねえ……デカいのよ!」

  • 「あたしが許可するわ!やっちゃえ、あんたたちー!」

  • 「先生、テラスタルバカなんだから、もっと大人として自覚しなさい!」

  • 「ったく!本当にバカな……弟なんだから……やっと……素直になれたじゃん。うわあああああん!!」


番外編『キビキビパニック』

  • 「キ…… キ…… キビキビー!!」

  • 「キビキビー!! キビキビー!!」

  • 「はー!?なんですって!?あ ん た た ち!どういう意味よー!?」


◆ゲーム以外の媒体において


第4章から登場。
原作通り余所者嫌いで、キタカミの里にやって来たライジングボルテッカーズ一行に塩対応を見せるが……?スグリについては同話時点では言及していない。
なお、ダウンロードコンテンツ出身のキャラクターがアニポケ本編に出演するのは、実は旧作も含めシリーズ史上初めて。*7

  • Webアニメ『放課後のブレス』
セリフは無いが最終回にスグリとともに一瞬だけ登場。アカデミーの紹介動画をスマホロトムで視聴していた。


◆余談


  • 名前の由来はおそらくスグリ科の落葉低木「フサスグリ」の別名「グロゼイユ」と思われる。

  • 諸々の言動があまりにも生々しさを感じる程「姉」のそれであるため、特にリアルに姉を持つプレイヤーを中心に「ゲーフリは姉という生き物を理解(わか)りすぎている」「姉キャラじゃなくて姉」とのコメントが聞かれ、果ては「ゼイユは姉の擬人化なるパワーワードも爆誕したとか。


  • 2024年には、ポケモンセンターから「ノックするとキビキビダンスの動きをするゼイユのボールペン」が発売されてしまった。念の為言うが正真正銘の公式グッズである。ちなみにボタンバージョンも発売されているが、先述の通り福圓氏は『ポケマス』ではボタン役なので地味に中の人繋がりが発生することになった。

  • 有志がSNSサイト・Xで集計した「夢女子が選ぶ2024年の100人」で第92位を獲得した。『SV』の女子キャラで同企画にランクインしたのはチリに次ぎ2人目。ちなみにスグリも件のランキングでは2023年から2年連続で4位となっている。


追記・修正は、急所に当てられた姉がお願いします。

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  • 長身美女
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最終更新:2025年03月22日 21:20

*1 スグリを短縮せずに呼ぶのは主人公と初対面を果たす場面でのみ。

*2 海外版では弟が14歳前後と読み取れる発言をしているため、ゼイユは少なくともそれ以上。

*3 いわゆる田舎人特有の排他性?

*4 自分等にも非があるとはいえ、いつもと違う様子に動揺していた。このとき、主人公の性別でコメントが違う。

*5 前編クリアの前に後編を始めた場合は、シアノが「情報筋から主人公のことを聞いた」という差分セリフになる。なお、本編およびDLC前編をクリアしていないと、後編を始めることはできてもブルーベリー学園で最初の授業を終えてから先のシナリオには進めない。

*6 事前のバトルの瀕死を度外視すれば確認できるだけで26匹。スグリのわかる手持ち数は13匹とこれだけでも2倍の差となるし、しかもスグリがトレーナーとしての矜持で6匹までしか使ってないならさらに差が広がる。モモワロウとの決着寸前には流石に「これ以上持ち堪えられない」と厳しそうな発言をしていたものの、スグリもよく持ちこたえたものだ。

*7 『剣盾』のダウンロードコンテンツ出身のマスタード・クララ・セイボリーは、WEBアニメになら出演したことがあるがアニポケ本編には2025年現在未登場。