ハルクジラ

登録日:2022/12/12 Mon 11:35:54
更新日:2024/02/07 Wed 20:36:52
所要時間:約 4 分で読めます





氷雪地帯を 回遊する。 強靭な 筋肉と ぶ厚い 皮下脂肪で 体を 守る。


氷エネルギーの 集中する 上あごの ツノが 超低温になって 周囲を 凍らせる。



ハルクジラとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。



■データ

全国図鑑No:0975
分類:りくくじらポケモン
英語名:Cetitan
高さ:4.5m
重さ:700.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50%♀50%

タイプ:こおり

特性:あついしぼう(ほのおタイプ・こおりタイプの攻撃技を受けるとき、相手のこうげき・とくこうを半減してダメージを計算する)
ゆきかき(天気がゆきげしき状態のとき、すばやさが2倍になる)
隠れ特性:ちからずく(追加効果がある攻撃技を使用したとき、追加効果が無くなる代わりに威力が1.3倍に上がる)

種族値
HP:170
攻撃:113
防御:65
特攻:45
特防:55
素早さ:73
合計:521

努力値:HP+2

進化:アルクジラ→ハルクジラ(こおりのいしを使用)


■概要

スカーレット・バイオレット』で初登場した種。
ホエルオー同様クジラをモチーフにしたポケモン。進化前のアルクジラは丸っこい白いクジラに手足と角が生えたような姿をしている。笑顔が可愛い。
昔は水中で暮らしていたが、ある日を境に陸地で暮らすようになった。仲間と5匹ほどのグループを組んで暮らしており、氷に含まれるミネラルが好物。

ハルクジラに進化すると体が大きくなり顔つきも険しくなり、角も5本に増える。
その大きさたるやホエルオーには及ばないものの4.5mと大きく、重さに至ってはホエルオーの倍近くの700kgにも及ぶ。単にホエルオーが軽すぎるだけだが
その体を支えるために筋肉が発達しており、その攻撃は絶大な威力を発揮する。皮下脂肪も厚く、寒さにも強くて氷雪地帯を回遊している。
上顎のトゲからは氷エネルギーが集中しており、そこから冷気を放って周囲を凍らせる。


■ゲームでのハルクジラ

進化前のアルクジラが雪山のナッペ山にて野生で生息しており、たまにハルクジラが群れを率いていることがある。
進化には「こおりのいし」が必要だが、他の石と異なり店売りされてないのでフィールドで拾う必要がある。

トレーナーではジムリーダーグルーシャが使用。特性「あついしぼう」でほのお技を半減してくる。
また、彼はバトル用ではない進化前のアルクジラをパートナーとして連れ歩きしている。


■対戦でのハルクジラ

クジラモチーフだがみずタイプは入ってなく、こおり単タイプ。
ホエルオーに匹敵する非常に高いHPを持ちながら、攻撃力も高めと言うわかりやすい物理アタッカー。
この見た目で素早さはなんと73もあり、恐ろしい事にキノガッサパルシェンより素早い。
他の種族値は全体的に低めと、体力偏重ながら欲しい部分はそれなりに持っているような配分。

HP偏重故にHPに振るより防御・特防に振った方が耐久が跳ね上がる。
更に本作はから「あられ」が「ゆき」に代わり、こおりタイプの防御が上がるようになった為物理耐久は意外と確保しやすい。

特性「ゆきかき」ならば素早さが2倍になり、ある程度素早さに努力値を振るだけでドラパルトをゆうに抜けるなんなんだこのクジラ
高速アタッカーの素養は十分だが、いかんせん天候に左右されがち。
隠れ特性「ちからずく」はこおり技は追加効果に困らないので相性が良く、「アクアブレイク」と組み合わせれば十分な範囲を確保できる。
こちらの場合は天候に左右されない為、パーティを縛らないのも利点。
特性「あついしぼう」ならほのおタイプの技のダメージを半減できるため、実質的に弱点が1つ減る。
……のだが、後述の通りこおりとほのおを半減できるみずテラスタルが好相性である為、他の二つと比べると優先度は低い。

メインウェポンは「つららおとし」「アイススピナー」「れいとうパンチ」「ゆきなだれ」と十分。
先制技である「こおりのつぶて」もバッチリ完備。
サブウェポンは「アクアブレイク」「じしん」「じならし」「のしかかり」「じゃれつく」「ばかぢから」「ボディプレス」「ヘビーボンバー」と、
二足歩行になったのは伊達ではなく、意外と幅広く習得できる。

変化技も積み技として「はらだいこ」「ドわすれ」を覚える。
特に「はらだいこ」は「ゆきかき」型では防御UPも含めて意外と狙いやすい。
他、有用な技として「あまえる」「あくび」「なかまづくり」等豊富に覚え、器用な立ち回りも可能。


欠点としては基本的に受けは潤沢なHP任せであり、おまけに耐性脆弱なこおりタイプである事から押し切れないと割と厳しい事。
積み技やテラスタイプの厳選は必須と言える。

テラスタイプでオススメは一致技の威力を上げるこおり・耐性補強に加えてこおり技と相性補完が優秀な「アクアブレイク」に合わせたみずが候補。
ゆきかきならまひを受けないでんきと言うのも面白いが、こおり以外だとゆきの恩恵を受けられなくなる点に注意。


■余談

  • 名前の由来はアルクジラが「歩くクジラ」ハルクジラは巨人を意味する「ハルク」と「クジラ」を合わせたものだと思われる。
  • モチーフは、かつてスペインに回遊していたセミクジラ(ハルクジラの口の周りの角は、セミクジラの頭部のコブの位置と同じである)や北極圏に生息するホッキョククジラと思われ、極端に湾曲した口や背びれの無い背中がそっくりである。他には、角があり体が白いことから、やはり北極圏に生息するイッカクやシロイルカもモチーフに含まれていると推測できる。また、パルデア地方のモチーフであるスペインはかつては捕鯨が盛んであった。
    • 色違いだと体色の殆どを黒が占めるようになり、よりセミクジラやホッキョククジラらしくなる。

  • 陸上に上がった水生生物をモチーフにしたポケモンの先輩としては、ガブリアス系統が存在する。
    • ちなみに、クジラの祖先とされる動物はもともと陸上で生活していたことが明らかになっている。ポケモン世界でも図鑑によればホエルコもかつては陸上で生活していたことや、アルクジラはそのホエルコと近縁の種であることが書かれている点から先祖返りのようなものを起こしているとも解釈できる。



追記・修正は陸に上がってからお願いします。

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最終更新:2024年02月07日 20:36