UNDER NIGHT IN-BIRTH

登録日:2023/08/08 Tue 20:18:08
更新日:2024/07/25 Thu 11:50:35
所要時間:約 36 分で読めます




そして―――やがて来る『永劫無限の7日間(セブンデイズイモータル)



UNDER NIGHT(アンダーナイト) IN-BIRTH(インヴァース)』とは、エコールソフトウェアとフランスパンの共同制作(販売はSEGA→アークシステムワークス)の2D対戦型格闘ゲームである。
2012年10月4日から稼働開始しており、フランスパン製としては商業初となる完全オリジナルゲームである。
略称は頭文字からとって『UNI(うに)』。

記事投稿時点での遊べる最新作は『Exe:Late[cl-r](エクセレイト クレア)』で無印含めれば全部で4作ある。
パッと見た限りではシリーズものに見えるかもしれないが、単純にバトルシステムのアップデートなだけでストーリーは無印からそれ以降進んでない*1ので本項目では無印以降(『エクセレイト』→『エスト』→『クレア』とアップデートされてる)のものも全て取り扱う。


【概要】


冒頭の宣伝からこのゲームを知らなくても勘の良いひとは何となく察したかもしれない。

―――これでもか、と言わんばかりに中二病を全面に出した世界観で戦う格ゲーである。

というか、ジャンルも正確には「正統派近代小説感覚・2D対戦格闘ゲーム(ピュア・ラノベナイズ2Dヴァーサスアクションゲーム)」という名前である。……何なんだこれ。
更に言うと設定も元々は製作者の1人の学生時代のノートをベースできたわけで……。

そんな風に文面だけではいろいろ困るものではある……が、クオリティはなかなか高い。
今や2D対戦格闘ゲームはスト4以降やGGXrd以降(後者は2015年開始なのでUNIより約4年後ではあるが)などを見てれば分かる通り3Dキャラをモデルに2D対戦格闘を実現している時代。
そんな中で制作チームは手書きでドットを打ち込んで制作。それだけでも大変*2なのに更に細かく動かすことでより自然な描写になっている。
元々メルブラ等で良く動くドットキャラクター達というのは持ち味として確立していたが、それを更にグレードアップしていると言っても良いだろう。

格闘ゲームとしてみても無印以外はバランスが比較的良い。
キャラランクの強弱あれど、その格差は狭く好きなキャラで戦える。
また最近の格ゲーにありがちなバッタや見えない崩しといった要素を可能な限り廃しつつ(その分起き攻めが強い)、攻め側にも守り側にも見て取れやすいリスクリターンを付け加えることで独自の要素を築き上げている。

また家庭用はチュートリアルが細かく用意されているのが特徴的。
本作のシステムやキャラのコンボと立ち回りだけでなく、格闘ゲーム全般のテクニックをUNIに落とし込んで紹介するチュートリアルなんかも用意されているため初めて触れる人や久々に触れる人にとっても安心設定である。

本作のBGMは、メルブラでのBGMも作曲していた来兎氏が全て担当している。

またアークシステムワークスのゲーム『ブレイブルー クロスタッグバトル』にも本作のキャラが参戦している。


【世界観設定】


ふらぱん情報局等で設定は出ているが、とりあえずこれだけ覚えておけば記事的には問題なさそうなものを挙げていく。

  • 環堺(かんざかい)
ハイド達が住んでいる市内の名前。本作の舞台もここ。
一般的な市内と特に変わりはなく、結構発展してるように見える。とここまで言うと一見普通の市のように聞こえるが―――。
『BBTAG』ではオリジナルステージとして環堺駅があり、ホームにはゲートが取り付けられてることから都内並みに発展が早いようだ。

  • 虚ろの夜
本作におけるステージみたいなもの。
約1か月に一度の満月の夜、虚無が住まう異世界の門が開いてそこから出入りできる場所。
門とは言うが、風景が変わるとかは見る限りほとんどなく(雰囲気で察するしかない)、たまたま迷い込むことも多々あるようだ。普通に過ごしている人にとっては迷惑極まりない。
また虚ろの夜といっても、例えば日本全域がそうなるわけではなく、A市内の範囲はデカいがB村の範囲は狭い、C町は全くない……というように場所によって規模が異なる。環堺は特に大きいようだ。
この夜の間のみ、偽誕者が自身の能力を最大限発揮できるようになる。これが本作における、「どうして一般人がピョンピョン飛んだりして戦えるのか」という理由に一役買っている。
また背景をよく見ると対戦キャラクター以外に人が全くいないが、これは『一般人は一般人しか、偽誕者は偽誕者しか認識できなくなる』ため。
虚ろの夜は普通は一晩のみしか入れない(恐らく夜が明けたら勝手に無くなるし、中に入っていた人は普通に帰ってこれる)のだが、たまに長期化したりすることも。
また、『深淵』と呼ばれる領域を滅することで強制的に虚ろの夜を終わらせることができる。本作のキャラクター達の大体がこれ目的(+悪さしてる奴を止める)で動いていることが多い。

  • 虚無(イモータル)
虚ろの夜になると存在する、所謂魔物。
普段はそもそもいない存在だが、虚ろの夜になるとこちらの世界に現れて人間が持っている『存在する力』を喰らいにかかる。
普通は喰らわれた人間は無気力状態になり、最終的に虚無へと変貌する……が、たまに喰らっても自我を保つなどして生還した場合は『偽誕者』になる。

  • 偽誕者(インヴァース)
上記の虚無に喰らわれて生還を果たした、あるいは虚ろの夜にいすぎた人間が覚醒して能力に目覚めた時の通称。
分かりやすく例えるなら能力者。というか本作でもたまにそう呼ばれてる。使用可能キャラの内のごく一部を除いたキャラがこれに当てはまる。

  • 顕現化(イグジス)
その偽誕者が持っている能力。虚ろの夜で最大限発揮できるが、普段使いでもかなりの制限はあるが使える模様。
例えるならゲージとか、必殺技とかそういうのに近い。

  • 夜刀(やと)
本来は虚ろの夜を防ぐための秩序的存在……だったのだが内紛と下記の光輪が攻め込んだこともあってほとんど滅びた一族。
現在は少ない中で隠れながら生活しているようだ。

  • 光輪(リヒトクライス)
表向きは慈善活動を主としている団体。裏では虚無に襲われた人たちの保護や能力者達の調査や監視を主とした虚無関連を主としている組織。
本社はヨーロッパのどこか(何処かは不明だが、ピンと来る人もいるかもしれない)にあり、世界各国に支部があるが、日本側はほとんど知られていない。
組織の方針から「男なんか信用できるか(意訳)」と言うことで女性が非常に多い。但し男性も少なからずいる……が与えられた地位は低いようだ。まさに女性社会……。
夜刀が滅んだ現状、最大限に虚ろの夜に手出しできる存在でもあり、同時に「自分たちが秩序である」ということを疑わない。
そもそも虚ろの夜に秩序なんてないので、自分たちが勝手にそう思い込んでる893のシマみたいな状態。
因みに『クレア』時点でのプレイアブルの内4人がここに所属している。その内足癖の悪いのが3人もいる。……光輪は蹴り技が必須項目なのだろうか。

  • 忘却の螺旋(アムネジア)
虚ろの夜における新興勢力。至る所からリーダー……の参謀役がスカウトしたり、他に面を利かせてる奴らを潰した結果、最大勢力になっている。
いわばならず者の武闘派集団とも言えるが、リーダーの力の強さからか部下達の賜物なのか、規模は(日本にいる)光輪と張り合えるぐらい大きい。
こちらにも、この勢力に所属しているプレイアブルキャラが4人いるが、あるキャラクターのある条件を満たすともう1人幹部がいることが判明する。


【バトルシステム】

操作はABCDのボタン4つ式。この項目もレバー操作は基本的にテンキー表記にする。
ABCは他の格ゲー同様に通常攻撃に使い、Dボタンはイグジスアクションと呼ばれる動作に使う。
全部上げると流石に長いのでここではUNIの特徴的なシステム等をピックアップする。
なおシステムの解説は最新作の『エクセレイト クレア』基準のもの。以前のバージョンでは使えないものも含まれていることも。

  • パッシングリンク
チェーンコンボ。但し本作では同一攻撃はチェーンコンボ中基本的に1度のみ使える(2Aのみ、2Aから連打可能。つまり小足連打)という制限ぐらいで、通常攻撃を自由につなげることが可能。
他のコンボゲーのようにA→B→Cは勿論、C→B→AやB→A→Cも出来る、更に言うと5B→5A→5C→2B→2C→2Aみたいな他の格ゲーでは出来ないようなチェーンも(やろうと思えば)出来る。
B系統で牽制、ヒットしてたらC、ガードしてたらAで帳消し……というのは本作の基本ムーブになる。
「あれ、そしたら攻撃側強すぎじゃね?」と思うかもしれない。後述するシステムからそうとは言えないのがこのゲームとなっている。

  • スマートステア
5A連打でお手軽コンボが出来る。キャラ毎に内容は異なるが基本的に5A→5B→C系統→必殺技→(ゲージある場合)EX必殺技の連携を自動的にやってくれる。
先ほどのパッシングリンク中に出した場合に同じ動作(5Bモーションとか)をすでに出していた場合、スマートステア中は例外的に被りを廃止するので連打してて繋がらない……なんてことにはならないので安心。

  • イグジスアクション
Dボタンに割り振られた各種行動。Dボタンを使う基本行動は以下の通り。
  • コンセントレート……地上でD長押し。後述するGRDが増加する。長押しを続けることでEXSゲージが減る代わりに増加を続ける。
  • アサルト……前入力D。相手に向かって鋭いジャンプを行う。要は地上でも使える低空ダッシュ。アサルト中は1度だけ空中攻撃が可能。
  • シールド……後ろ入力D。長押しで持続。ガード中にも出せる(ガードシールド)。勿論しゃがみ中(後ろ斜め)でも可能。要は強いガード行動でノックバックが強い。結構重要。
  • ガードスラスト……ヴォーパル中orEXゲージストック1ある時にガード中に214D。要はガーキャン。但しゲージストック1消費+GRDブレイク。とても危険。
  • チェインシフト……ヴォーパル中に素早くD2回押し。色々複雑なので後述。

  • グラインドグリッド(GRD)、トランスファーステイト
後述するEXSゲージ以上に本作を象徴するゲージシステム
画面下部に合計12個のひし形のゲージ(GRDゲージ)が存在し、その奥側には時間経過を示すリング(トランスファーステイト)が表示されている。
このGRDゲージを溜めつつ、なるべく減らさないことが本作では重要になる。
GRDが増減する方法は以下の通り。
  • 前進すると増加(歩き、空中ダッシュなど)、逆に後退すると低下(地上受け身でも低下する)。
  • 攻撃をヒットさせると増加(最初のヒット時のみで、コンボ中はほとんどたまらない)、ヒットされたら低下
  • キャラ毎のフォースファンクション(BC同時押しで出るキャラ固有アクション)使用時に1低下、1以下だった場合は相手が増加
  • シールドに成功すると大幅増加
  • 6以上は基本的にほとんど溜まらなくなるが、例外的にシールド成立時のみバンバン増える。
こんな風に上手い攻撃、すごい防御を繰り返してゲージを溜めていく。

リングが1周(約16カウント)したときに互いのGRDの内、多い方がヴォーパル状態になる。
ヴォーパル状態中は攻撃力が上昇し、EXゲージ増加量アップ、更に先述したチェインシフトが使用可能になる。
このチェインシフト、ヴォーパル状態でしか使用できず、自身のGRDを全て消費するが……
  • 発動時に時間を一瞬停止させ、ニュートラル状態に戻る。
  • 消費したGRD量に応じて自身のEXゲージが増加。
  • 6以上消費した場合は演出が若干変化+コンボ中の場合、バウンド回数+ダウン追撃(どちらも含めて2回までで、3回目で追撃不能になる)制限をリセットする。
格ゲー詳しい人には分かる通り、要は自身のEXゲージを増加させるロマキャンである。時間が必要で尚且つ相手より上手い動きをする必要があるが、見返りは大きい。

なおヴォーパル状態の解除条件はチェインシフト以外に以下の通り。
  • トランスファーステイトが1周したときに相手のGRDが多い(自分が多かったら再度発動)
  • GRDブレイクが発生する行動をする、もしくは受ける。

そしてまた1週したときに多い方が……と言う感じで本作は駆け引きを行う。
そのため単調な攻めでは相手にチャンスを与えることになりかねない。
更に本作では崩し自体が見切られやすいので、パッシングリンクがあるから攻め側が有利なんてことはなく、防御側が有利な形になっている。

だからと言って防御側はシールドばかりに頼ってはいけない。シールド中に投げなどで崩された場合はGRDブレイクと呼ばれるペナルティが一定時間発生し、自分側のGRDゲージにヒビが入る。
このペナルティ、アークゲーが採用しているネガティブペナルティよりもかなり重い。このブレイクが発生すると……
  • GRDゲージが一切増えない
  • イグジスアクションが使用不能
てな具合で本作で最重要とも言えるシステムが使えなくなるため、大幅に不利になる。
更にブレイク状態でトランスファーステイトが1周した場合、例えGRDが相手より溜まっていても相手がヴォーパル状態になる……と言った具合で極力この状態になることは避けたい。

  • イグジスエンハンスゲージ(EXSゲージ)
身もふたもないことを言うとEXゲージ。ゲージストック数は最大200%(2本)まで溜まる。一部のキャラはEXSではなくFLS表記だがゲーム的には同じもの。
ゲージ100%消費でEX必殺技が出せるほか、下記のヴェールオフにも使う。

  • ヴェールオフ(VO)
ゲージストックが100%以上+移動以外何もしてない状態でABC同時押しでバーストみたいな衝撃波を発生させ、ヴェールオフと呼ばれる状態に移行する。長押しでタメ続けて遅らせることも可能。
それまで溜めたゲージが少しずつ減少し、0になると終了するがその間は攻撃力上昇+ゲージ必要量消費低下の恩恵を受ける。
なお発動時にはGRDブレイクを回復し、衝撃波をヒットさせて吹き飛ばした場合はヴォーパル状態でなければGRDブレイク状態にすることができる。
強引にヒットさせてヴォーパル状態になる……という駆け引きも出来るぞ!

  • クロスキャストヴェールオフ(CVO)
攻撃動作中+ヴォーパル状態でのみ使えるVO。
通常のVOとは違って相手を横に吹っ飛ばしたりGRDブレイクにさせたりすることは出来ないが、その代わりヒット時には真上に打ち上げて追撃出来る。
地味にガードさせても反確にならない(通常は反確)ので仕切り直しにすることも……出来るかも?

  • インフィニットワース(IW)
ゲージ200%(つまり最大)orVO中に41236D。
要は超必殺技。コンボに使うのは勿論、ぶっ放しで当たった場合は一部のキャラは追撃できることもある。

  • インフィニットワースイグジスト(IWI)
自分の体力が30%以下でゲージ200%orVO中にABCD同時押し。
いうなれば強化版超必殺技。IWと違って始動モーションは全員共通で自身を中心に柱みたいなオーラが出るので、それをヒットさせると成立してキャラ毎の演出後に特大ダメージ。
どれも手打ちドットで描いたとは思えないクオリティばかりなので一度は見ることをオススメする。
条件自体は厳しいが、コンボ中に組み込んでも割と安い。更に演出後は強制的に画面中央まで戻る+GRDブレイクorヴォーパル消滅なのでやや悪い意味で仕切り直しになる。まさにロマン技。

なお無印は「相手の体力が30%以下で200%以上EXゲージがある時にVOの最大タメの衝撃波を当ててABC同時押し」という普通に考えて無理だろ、って条件だった。
但し演出に移行すれば相手は死ぬ。実戦で組み込むどころかCPU戦でもほんの数名を除いてほぼ無理だし、そもそも30%以下で何か刺さってたなら普通にコンボで倒せるけど。

BBTAGではUNI勢のアストラルヒートが全員これで、久々に一撃必殺技に。但し始動モーションはそれぞれが演出に使ってる始動モーションを(一部は無理やり)組み込んでるので当てやすかったり当てにくかったり。
……妙に演出がショボくなってたり違和感あるのは気のせい……ではないと思う。


【プレイアブルキャラクター】


  • ハイド/城戸(きど) 灰都(はいど)(CV木村 良平
この中二病ゲームで主人公やってる中二病。しょっちゅう腕が疼く。典型的なラノベ主人公。
いつも通りの退屈な日常を過ごしているときにたまたまリンネと出会い、虚ろの夜に迷い込んで虚無に襲われたところを彼女に助けられたことにより偽誕者になる。
両親が海外出張なので一人暮らしだが一人で生活できるぐらい生活能力が高い。
目覚めた際に使えるようになった『断裂の免罪符(インスレーター)』はどうやらリンネの呪いを絶つ能力があるようだが、同時にリンネの命を絶つことになってしまうため本人はそれをよしとしていない。
主人公なだけあってか、開発時期の間は設定やデザインが何度も変更されていて、特にキャラデザは今とはほとんど違う。キャラデザには森Pのアドバイスもあったとか。
因みに『BBTAG』では(アカツキ以外の)各作品の主役キャラ呼び出し時にはお互いに名前を言う。ハイドの場合は呼び捨てで相手を呼ぶが唯一『P4U』の番長こと鳴上悠だけは「鳴上さん」と名字+さん付けで呼んでいる。

能力は【漆黒のEXS「ヴォイドレッド」】、武器は上述した紅い刀の『断裂の免罪符』。因みに武器は手から出る。
主人公なだけあってバランス型。突進技と崩し能力に難はあるがそれ以外はクセがない。あとネーミングセンスがとっても中二病。例:紅纏イシ闇ノ翼(レッドクラッドクレイヴァー)
武器を使った攻撃にはガードの上からでも体力を減らす効果がある。一部のコンボでは拾いに行くのにコツがあったりディレイをする必要があるが、そういう意味でもステップアップが楽しいキャラでもある。
無印のダッシュCが色々狂ってたのは内緒。


このゲームのヒロイン、というよりハイドの相棒。だが幼女。だが口調は大人しく、婆臭い。
それもそのはずで、寿命の短さから何度も望まない輪廻転生を繰り返している夜刀の人物であり、彼女は夜刀の姫と呼ばれている。但し「何も知らない子供にある日転生前の記憶が流れ込む」早い話がなろうの転生モノでよく見る設定のため肉体年齢はそのまま。
現在ハイドの家にワレン共々居候中。(一応フィクションとはいえ)両親にも連絡を取り合っているし、小学校にも(転校して)何だかんだ通ってる。

能力は【疾駆のEXS「スピードスター」】、武器は昔の自分が制作したデカい刀の『無銘(むめい)』とその辺で買ってきた折り畳みナイフの『名無(ななし)
すばしっこさはなかなかのもので空中ジャンプが可能。この手の性能にしては珍しく飛び道具も昇龍も使えてリーチもそれなり、体力も平均的とスピード寄りの万能型。火力がないことぐらいが欠点。
無印はリンネの10割コンボから終わりの始まりを告げた。
あとカラーによってはタイツになったりインナーなしになったりできる。一部のカラーでの一部の攻撃では……


巨体の老人。ワレンのおっさん。明らかに人間のように見えないが人間なんです。リンネの付き人。
自身のパワーには絶対的な自信を持つ脳筋おじいちゃん。行く先々でとにかく身体を鍛えたり筋肉つけろとか言うが、流石にワレンのおっさん級は無理だと思う。
実は元光輪所属。ある昔に夜刀を襲撃した際に首領の男気に心を打たれて離反している。つまり光輪が女性社会になった元凶である。
ドット絵師が他キャラ以上に苦心して描いたキャラ。そりゃこんだけデカけりゃね……。

能力は【剛力のEXS「ヘカトンケイル」】、武器は巨大爪の『剛鉄爪 破軍(はぐん)』。あまりにもデカすぎて相手の方にまで伸びてる。
一応投げキャラだが、どちらかというと巨体(腕)のリーチを生かした攻め(パワー)を得意としている。また爪を使った攻撃は「小細工は無用!」と言わんばかりに飛び道具を打ち消す。
巨体であり、相手の方にまで腕(というか武器)が伸びているが、流石にそこまで当たり判定はない。でもやっぱり巨体故に何かに刺さりやすい。
非常に分かりやすいパワー(ついでに投げ)キャラだが、『エクセレイト』と『BBTAG』では強キャラとされている。やはりパワーは全てを解決する……!


DQNみたいな言動するガラの悪いにーちゃん。本名不明。何故かプレイヤーから「まいんちゃん」と呼ばれていたが、『BBTAG』でクマから「マインチャン」と公式で呼ばれてしまった。ハイドからは「マッカチン」とも。
とにかく自分の力を見せつけるために気に入らないやつを片っ端からぶっ飛ばしてる危なっかしい奴。でも割とツッコみ寄りだし、ちゃんと学校に通ってる。
あんまり他と関わりなさそうなキャラだが4番目に配属されている。恐らくUNIの初期案では悪役ポジだった名残か。

能力は【命血のEXS「ブラッドスパイク」】武器(と言ってもいいか微妙だが)は『レインブラッド』。因みに血の雨じゃなくて血の制御と言う意味。
制圧力の高い攻撃と多数の飛び道具、コンボ火力の高さが売り。しかし攻撃すればするほど自分の体力がガンガン減る。
一部の攻撃では体力を吸収する効果を持つほか、デメリットがあるためかヒョロい見た目に反して体力はちょっと高め。
『BBTAG』だと自身の周囲を長時間+広範囲をカバーする高性能の無敵切り返しがついて空中からのめくりが機能するようになって攻守万能タイプになった。なおこれでUNIの時より弱体化してる。わけがわからないよ。


ハイドの学校に転校してきたリンネよりヒロインしてる女子。本名は「原田(はらだ) 織依(おりえ)*3」。ハイドから「原田さん」って呼ばれてて、オリエは「城戸くん」と呼んでくれてる。
ただの転校生ではなく、光輪の第5位の執行官(フィフスイグゼクター)。組織の服着て虚ろの夜に向かった結果、ハイドにバレて「クラスメイトがコスプレしてた」ようななんとも言えない雰囲気になってた。
頑固ではあるが堅物ではないし、ハイドの名前が出ると途端にキョドる。光輪所属だからこそ、「自分たちこそが秩序で正義」な組織のやり方に疑問を抱いてる。でも悪は絶対許さないウーマン
スカートの装飾もあってドット絵師やFAを書こうとする絵師が死にそうなキャラ。

能力は【純潔のEXS「タナトス」】。武器は刀身の長いレイピアの『ルーラー』。勿論Fateとかは関係ない。中の人ルーラーやってるけどこっちの方が早いし。
武器のリーチや突進技の性能が強めで、一部の必殺技女騎士風のペルソナタナトスを呼び出して連携攻撃を仕掛けることも可能。あと妙に足癖が悪い。スカートなのに見えない
一方まともな飛び道具がないことや切り返し性能に難を抱えることもあって攻められるのはやや不得手。体力も最低ライン。
修道服(ぽい恰好)、バクステが無駄に華麗、蹴り、主人公との関係等でシエル先輩や、ペルソナ(みたいな精霊)を使役するレイピア使いで桐条先輩も思い返した人もいるとか。
因みに桐条先輩と、同じく「タナトス」を格ゲーで扱うエリザベスとは『BBTAG』で共演しており、タッグ時の特殊イントロもある。


裸コートのおじ……お兄さん。カービィシリーズの無敵のトゲじゃないよ。普段はどっかの店でバーテンダーやってる。
その正体は「常勝の傭兵」や「収穫者(ハーベスター)」と呼ばれてるフリーの喧嘩屋。元々は忘却の螺旋所属だったが友人がワーグナーに殺されたことで組織を抜けて仇敵を追っている。
……尤も、その友人は虚無落ちしたことで寧ろ自分が殺されかけてた寸前だったこともあり、ある意味恩を仇で返してるようなものではある(が、本人も自覚している)。
なんか設定だけ見るとハイドより主人公やってるし、実際前日譚では主人公っぽいことしてるけどあんまり目立たない印象。

能力は【強欲のEXS「スナッチャー」】、武器は出し入れ自由の大鎌『ディバウアー』。鎌は突然出したり消したり出来るし、デカいのに普段は片手で振り回すヤベーやつ。
大振りだが火力は高く、一部の必殺技では相手のGRDを奪うことができる。鎌はほぼ見た目通りの判定で空間制圧力が高く、5Cや必殺技を振り回してるだけでも相手はつらい。
それらの要素の代償として流石にコンボ火力は伸び悩む方なので無印だと弱キャラだった。
……が、『エクセレイト』では一転して軒並み全員ちゃんとした格ゲーキャラになるまで大幅下方された中、何故かほぼそのままの性能で登場したために、GRD制圧力・牽制・固め・崩し・火力・切り返し・操作難易度・ハメに近い連携所持(それも多数)などほぼ全ての要素が高次元にまとまっている最強キャラになった。
そんな感じにバージョンアップのたびにキャラランクが反復横跳びするキャラその1。
『BBTAG』の初期はあまりの制圧力に一部のキャラが詰みかねず、システムの相性の良さ崩しのお手軽さとアシストで自由にフォローできることから最強キャラだった。なおこれでUNIの時より弱体化してる。わけがわから(ry
あんまりにも強すぎて横以外の射程が削除されて一転して下位に落とされ、更にVer2.0では個別の調整箇所が1か所しかない酷すぎる仕打ちを受けた。火力はあるので最下位クラスではないのが救いか。


人の姿をしていない異形の生物。元は人間だったらしい。口はあるがそれでしゃべるのではなく、テレパシーで直接会話してる。
虚無ではあるがどうも虚無とはまた違う存在(虚ろの夜でなくても何故か普通にいる)ではあるが、如何せん本人も「どうして、なぜこうなったのか」が分からないままなので完全に正体不明。
こんなではあるが思考自体はある程度正常ではあり、意外と常識人寄り。でも偽誕者は生きるために喰らう

能力は【怪蛇のFLS「ヨルムンガンド」】。武器はなし。彼? は偽誕者ではないためEXSではなくFLS(ファルス)と称される能力。
言ってしまえばダルシムタイプのキャラ。ただでさえ長めの腕が更に伸びるので中~遠距離戦に強い。
それだけでなく、ジャンプ中に上入力でGRDを消費して滞空することが可能。そこから空中ダッシュすると当たり判定のある空中ダッシュが出来る。
色々とクセはあるが、割と操作自体は素直な方で理解さえできれば特に苦はなく扱える。何となくファウスト先生を丸くしたようなタイプ。
無印では最強キャラと思われたが修正で一瞬で弱キャラ(でも地上中段から8割消し飛ばすコンボ持ち)、そして『エクセレイト』では強力な牽制と起き攻めでゴルドーほどではないが3強の1人となった。
そんな感じにバージョンアップのたびにキャラランクが反復横跳びするキャラその2。
『BBTAG』ではみんな大好きハイパーボムを会得した。


ゴスロリ幼女。虚ろの夜に突然起動した「自律神経回路(オートノミックナーヴ)長い。要は虚無絶対殺す幼女型ゴーレム。
傍から見れば不思議ちゃんにしか見えないような子で、たまに頭の中で会議進めて判断することも多い。単なるヤベーやつ
家庭用の前日譚では登場しない(そもそも起動したのはその後)が、プロローグではバティスタ(のもう1つの人格とも言うべき存在?)がそれ以前の話を説明している。
ED後は色々あってハイド宅にお邪魔することになった。幼女2人と巨体のオッサンがいる一軒家(+たまにやってくるクラスメイトの女子)ってカオスでは?

能力は【隷約のFLS「レストリクション」】、武器は羽型のオーバーテクノロジー武器『紅翼(こうよく)七花(ななか)」』。こちらも偽誕者じゃないのでFLS表記。
(どちらかと言うとUNIは立ち回り系だが)コンボゲーに珍しいタメキャラ。ソニックやサマソコマンドの他に前タメとか上タメとかある。後者は流石に空中限定だが。
攻めも守りも比較的高い万能型。あとFLSの力なのか不明だがカウンターヒットを受けない。一方でダッシュは重い方。
『BBTAG』だと誰だお前レベルで声のトーンが違う。


中二病やってるゲームで更に中二病やってる青年。数少ない夜刀の生き残りでハイドのライバルポジ……のはずだが実はそんなに絡みがない。
暗殺者として生きているが、誰が依頼主でどうして行動しているのか、等はっきりしてない点が多い。少なくてもリンネを『救う』ために行動してるのは確かだが……。
まぁそんな彼でもリンネを布団で簀巻きにして放置したりするけど。
因みにキャラデザは元々はハイドの没案からだったり。

能力は【穿鎖のEXS「ケーリュケイオン」】、武器は2本のナイフの『エリミネーター』。
スピード&攻め特化型。要はニンジャ系。手早い通常攻撃に一瞬で間合いを詰める技、更に設置系飛び道具を持ってるため攻めに関してはハイレベル。
一方で守勢に入ると途端に弱くなる。体力も最低ランクで1発の火力もそんなではないのでコンボミスったりしたらワンチャンで突破されかねない。
無印では最凶キャラだったが、エクセレイトで強みを潰されて最弱キャラに、と思ったらエストでまた上位キャラに。
バージョンアップのたびにキャラランクが反復横跳びするキャラその3。


神社の娘のお姉さん。因みに家計は元夜刀の一族。普段は飄々としていて、名前を間違って覚えることも多々ある。
ハイドの剣術は彼女から元は教わったもの(後にリンネが教えることに)なのである意味ハイドの師匠。ただ前日譚以前になんかやらかしたのでそれ以来関係を絶っている模様。何しでかしたって? 公式が教えてくれないんだから知らないよ
ただ関係は絶ってはいるが曲がりなりにも環堺の守り人的立場にいる。そのためハイドの他にリンネ等のことも知っている様子。
他社の格闘ゲームのスカルガールズに背景キャラとしても出演している。

能力は【散華のEXS「無明長夜(エインセルロスト)」】、武器はデッカい居合刀の『菖蒲刀・神路誉(あやめがたな・かみじのほまれ)』、通称あやめちゃん。名前似てるけどおっぱい忍者とは関係ないよ。
リーチの長さと瞬間移動を持ち味としている。ここまで書けばヤバそうだが、実際は更にそこから構えなどを覚える必要があるためかなり難しいキャラ。
隙も決して少なくないため、覚えるまでが非常に大変。


  • ヒルダ(CV高田 初美)
本作のほとんどのストーリー*4でラスボス務めるおばさん。でもゴルドーより年下だ。「パラドクス」と呼ばれてることが多々ある。
忘却の螺旋のトップ……ではあるのだが雑務等はすべて下に任せっきり。とにかく自分の力に絶対的な自信を持っていて、それ以外のことは全く興味ない。
実際設定でもトップクラスの能力を持っていることは確かなので手に負えない。だがあまりにも強すぎてその内虚無落ちする可能性も示唆されている―――。

能力は【煌朧のEXS「パラドクス」】、武器は(と言っても良いのか分かんないが)空間から物質を生み出す『闇の衣(マスカレード)
ユズリハと似たようなリーチの長さとワープ持ち。そのうえ崩し能力も高い。離れたところから技を振り回してるだけでも勝手に崩れることも多々ある。
でもやっぱりこの手のキャラの宿命として接近されたら弱いし、ワープも単体では性能高いわけではない。
つまり無敵技を持ったら大変なことに……と言ってたら『BBTAG』で見事にやってくれました。でもトッププレイヤー曰く「ただの分からん殺し(だから下位)」。ウソでしょ……?
無印だと1人だけゲージストック数が4あったが、エクセレイトから他と同じ2にされた。南無。


TYPE-MOONとのコラボで実現したキャラ。名前で察する人もいるかもしれないが見た目はメルブラのシオンっぽい奴
メタ発言するわ勝手に暴走するわヘイト買うわでかなり好き放題やってる。そのせいで一部のプレイヤーからはこいつシオンの皮を被ったネコアルクじゃね?とか言われる始末。
……シオンがMBTL出れなかった理由はこいつのせいじゃないだろうな?
BGMの「Blood Drain -Again-」はMBAAのOP曲のアレンジ版。作曲者によるセルフアレンジでもある。

能力は【精密のEXS「アナライジス」】、武器は細い透明の鞭みたいな『エーテライト』と、公式では表記されていないがハンドガンの『バレルレプリカ』。
シオンの性能でUNIに出したらこんなになりました、なキャラ。近距離寄りの万能タイプ。空中ジャンプが可能で空投げも所持している。
一方銃には弾数制限があり、リロードが必要になる(手動でも可能)が、それをジャストで止めると次の発射する弾の威力が増加する独自の性能を持っている。


  • ケイアス/明日真 景(あすま けい)(CV松岡 禎丞
忘却の螺旋の参謀役。でもヒルダがあんななので実質組織のまとめ役。元々無印でゴルドーの相棒として出てたが、プレイアブルはバージョンアップの『エクセレイト』から。
しかし組織に属していながらもヒルダを囮にしたり、知らない間に好き勝手やってたりと抜け目のない奴。
こんな風に頭脳派のように見えて、実際はゴルドーの相棒と言うこともあり『血塗れの混沌(ブラッディ・ケイアス)』と呼ばれた実力派だったそうな。

能力は【肖影のEXS「アンブラル」】、武器は光輪から奪った法典『ケイアスコード』。
BBのカルルみたいな、本体と呼び出した虚獣「アジ・ダハーカ」による波状攻撃をウリとしている。獣を呼び出して攻撃している間に自分が更に攻撃、その間に指示を出して……と言う感じ。
ただこの手にありがちな欠点もほぼ継承していて、本体のリーチが短く、何度も指示していると画面上部のアイコンが暗くなってしばらく使えなくなる……ということも。
また、ダハーカは呼び出して攻撃することは出来るが、意外にも設置だけすることは出来ない割と脳筋仕様だったが、『クレア』では設置だけを行う技が追加された。


名前とCVでピンと来た人もいるかもしれないが、イロモノだらけの2D格闘ゲーム『アカツキ電光戦記』よりゲスト参戦の本人である。
どうも原作中に日本に来たらたまたま虚ろの夜に迷い込んでしまったようだ。
その他詳しい設定は項目があるのでそちらを参照。
ネタ全開のエルトナムとは違い、原作を崩さずにこちら側の世界のキャラには深くかかわらないといったゲストキャラのお手本のような立ち位置。
そのエルトナムからは先輩と呼ばれているが、先輩呼ばわりの真相はネットワーク連携アーケードゲームでシオンエルトナムよりアカツキの方が先に出ているから。
ちなみにゲスト参戦できたのは『アカツキ電光戦記』の作者であるサトル氏が本作の制作に携わっているため。グラフィックもサトル氏が一人で手掛けたのだとか。
専用BGMは原作のホームステージ曲ではなくOPのアレンジ「開戦 -Again-」

能力は【迅雷のEXS「電光機関(ブリッツモーター)」】。要は原作設定の電光機関が偽誕者と認識されてしまったようだ。
こちらも原作の性能をUNIに落とし込みました、的なキャラ。各種特殊技必殺技は勿論、特徴的なシステムの攻性防禦もフォースファンクションとして落とし込まれている。
……が、あまりにも自重しすぎたのか、リーチが短く火力も低い、隙も多いと三重苦を押し込まれた弱キャラだった。でも神風のド派手さから使う人も多かった。
その後の『エスト』では低すぎた接近戦性能を大幅に上げられたこともあり、幾分か持ち直してはいる。
この縁もあってか、『BBTAG』では電光戦車と共に出演出来た。


  • ナナセ(CV飯塚 麻結)
ツインテールの女子中学生。あとすごい覇気のない声。たまたま虚ろの夜に迷い込んだら近くにいた虚無に噛まれてしまい偽誕者になってしまった。更にそこで見かけたのがハイドだったので「ツンツン頭の男がなんかやった(意訳)」と勘違いして追っている。
まぁ実際はハイドは助けた側だったので単なる八つ当たりなのだが……。
それでもってまた虚ろの夜に来たら来たらでハイドの悪口ばっかり(たまに的を得てる)と、妄想癖のヤベーやつ。
……ところでツンツン頭の高校生を追ってる女子中学生って何処かで聞いたことあるような

能力は【旋纏のEXS「闇夜に踊る舞姫(ウインドミル)」】、武器は細い大剣の『ゼファー』。
波動昇龍突進と格ゲー三種の神器を持ち、さらに空中戦が得意なキャラ。ただこのゲーム、空中行動がお世辞にも強いとは言えないので強すぎるわけでもない。
あと彼女も彼女でネーミングセンスがとっても中二病。例:風に舞うプルマージュ


目にハイライトの宿ってない男子中学生。虚ろの夜では黒髪セーラーのツクヨミと呼ばれる女子と共に行動している。姉であるツクヨミを病的なまでに慕っているシスコンを超えたシスコン……というかもはやストーカー
ツクヨミのことを「姉さん」と呼び慕っているが血のつながりはない。というより、ツクヨミは本来「ストリクス」と呼ばれている。
こうした理由も、前日譚で実の姉の死を目撃してしまい、その後偶然自身の姉に非常に似た彼女を勝手にそう呼んでいるだけ(つまり身もふたもなく言うなら現実から目を背けてる)。

能力は【闇鉤のEXS「ケリケラータ」】、武器は背中についてる蜘蛛の足みたいな刃『八裂の八脚(プレデター)
横へのリーチがとっても長く、更に設置攻撃が使えるのでとにかく攻めには困らない。一方縦には弱く、切り返しも出来ないので1回攻め込まれるだけでも死亡フラグ
普段は対空技っぽい下段技なのに溜めると同じモーションの中段技、なんて後にも先にも多分こいつぐらいだろう……。


『エスト』からの新規キャラ。本名はよし子。このゲームでとってもやってる中二病。規律の厳しい学生自警団「EFG」所属だったが規律の厳しさと能力の自由を求めて抜け出して本当の自分を探してる。
それで虚ろの夜に入ったのも偽りの自分を否定するためで、本当の自分を知る人を探してるようだ。
とまぁそんな風に端的に言うならただの中二病重患者であり、意図的に女王様キャラ演じている本当に頭大丈夫かなこの子が、割とボロが出る。
因みに初期案ではゴルドーの妹で「シュメティ」という名前だった。そのためゴルドーも元々はヘビ使いだったそうな。

能力は【振鳴のEXS「バロックノイズ」】、武器は白ヘビらしい獣『ムニエル』を鞭として扱ってる。
全てが高水準のハイスタンダード。言ってる意味が分からないが本当なんです。通常攻撃の長さだけならまだいいが、飛び道具に対空や無敵持ち、火力も十分とほしい要素が全て揃ってる。
少し後隙が長いことを除けば特に欠点らしい欠点が見当たらない。こんなところにもゴルドーの妹の名残があった。ある意味グラブルVSのフェリの大先輩。


真面目に中二病やってるゲームに突如やってきたアホの子。口癖は「~んゆ」。これでも光輪所属だが最下位となる第10位の執行官(テンス・イグゼクター)である。実力自体は十分だがテストの回答箇所が全てずれてたから最下位である。何やってんだミカァァァ!!
元々は待機命令出てたが親友のオリエを助けるために命令違反してまでわざわざ環堺までやってきた。すげぇよ、ミカは……。前日譚のキャラストーリーは頭痛くなること間違いなし。
地味にハイドとはあんまり関わりのない女性キャラだったりする。(他の女性キャラは大なり小なり彼についてのコメントがある)
ある年に流行ってた某オススメシリーズは彼女から始まったのである意味で某ピエロが虚弱化した全ての元凶とも言える。

能力は【激進のEXS「ディーゼル」】、武器はものすごくデカい籠手の『バッヘルベルカノン』。
小柄な見た目とは裏腹にパワータイプ。接近できれば持ち味の高火力でガンガン溶かせる。掴み技を持つなど崩しにも困らない。
……が、接近できればの話であり、武器持ちの多い本作で飛び道具もなくてリーチも短く、大振りの技が多いので接近しても出来ても大変。かち合いも妙に強くないので強さはちょっと微妙。あと光輪なのに他3人に比べたら足癖が悪くない
……つまり接近できる手段があればめっちゃ強い、ということなのでアシストをバンバン呼び出せる『BBTAG』だと思う存分パワーを発揮できる。


半裸の袴の男。初出は『エクセレイト』のヒルダのEDからだがプレイアブルは『エスト』から。常に目を瞑っていて、両腕には鉄輪がはめられている。忘却の螺旋所属だが単に強い奴に会いたいがためにいるだけ。
偽誕者である以前に強者との死合いを求めるために、自身の肉体を鍛えすぎて下位の虚無に食われてもほぼ無傷で生還している。そのため偽誕者としての力は微小でしかない。
それで偽誕者と渡り合えるんだから、この人どんだけヤバイんだろう……。

能力は【罪渦のEXS「メイルストルム」】。武器は当然持ってない。
徒手空拳で戦う完全な素手キャラ。飛び道具どころか高性能な突進技すらも持っていないが当身技を所持しているのでいざとなったら切り返せる。
また彼だけ全ての攻撃がカウンターヒットしない代わりに特殊なカウンターヒットのHAVOCが発生する。言ってしまえば更に高性能なカウンターヒットとも言うべきシステムで、通常よりも怯み時間が長くなり、追加ダメージが発生する。これはバティスタすらも例外ではない。
とにかく触りに行くまでの時間と辛抱強さが問われる立ち回り型のキャラ。その代わりなのか、簡単なコンボでもかなり減るようになっている。


  • ワーグナー/宮代・エリカ・ワーグナー(CV石上 静香
ドリルヘアーのお嬢様。この人も光輪所属であり、第4位の執行官(フォースイクゼクター)とも『赤騎士』とも呼ばれてる。でもオリエより年下らしい。(同年代の)男が嫌い。
徹底的な任務遂行を優先するあまり、邪魔する奴は誰だろうと過激な手段で排除するとんでもなくヤベーやつ。そのため環堺に謹慎と言う形で送られた。でも極端に走ってるだけで他の光輪の皆さんも似たような性格(らしいの)だが。
……文面から嫌な予感がした人はまさにお察しの通りであり、このゲームでたった1人のガチで殺す気満々のキャラ*5。ゴルドーの親友を殺したのも彼女であり(仕方ない面もあるが)半ば八つ当たり気味にゴルドーが仇敵として目を付けている。

能力は【灼熱のEXS「フレイムタイラント」】、武器は小剣の『ファイアブランド』とバックラー型の盾『アンキレー』。本来は兜の『エーギス』もセットらしいがそれは光輪に没収されている。
飛び道具を持たないがその分小回りの利く通常攻撃に高性能の突進技2種に昇龍持ち。遠距離戦には弱いが間合いに入れば彼女のもの。
また武器を各種1度だけ強化する必殺技を持つ。何か刺さっただけで順番に解除されてしまうが、その分火力を上げられるため強力と言えば強力。
どうでもいいが、ダウン中の相手を踏みつけて爆発させる特殊技を持っている。ありがとうございます!
もっとどうでもいいが、IWIでよく見ると全裸になってる。……もしかして聖霊庁の腹黒い方とお知り合いですか?


『クレア』からプレイアブルになったまた光輪の聖盾(リッターシルト)所属の男性。女性が苦手。先ほどの用語通り光輪は男不遇の組織なのである意味苦労人。
元々ワーグナーとの対抗馬として育て上げられただけであって実力は十分あり、本人もそれに応えたい一面もあるが、ある程度話は通じる性格らしく前日譚ではメルカヴァと会話してたり、打倒赤騎士を掲げながらも本質は光輪と聖盾の協力を望んでいたりする。
元々は初期案のオリエの代わりのキャラだったが、女性キャラを増やしたいという理由で危うく存在がなくなりかけてたりする。ある意味1番の敵はワーグナーではなくオリエかもしれない。

能力は【氷華のEXS「デアグラシアル」】、武器はレイピアとしても扱う長杖『リドル』。
比較的長めの攻撃に多数の派生を持つ突進技、飛び道具を持っている。対空必殺技はないがフォースファンクションが打撃無敵技なので切り返しも不得手ではない。
一部の氷攻撃をヒット、もしくはガードさせると氷棺アイコンが点灯し、その状態で更にヒットさせると相手を一定時間凍結させる。BBのジンと言えば分かりやすいかもしれない。
アイコンは自身が攻撃を受けて怯むと切れるので、堅実そうに見えて実は攻め重視のキャラだったり。IWIはIWより当てやすさ、ヒット後の状況、演出面が劣る(相手を凍らせて上から落とすだけ)等欠点だらけなのもマイナス点。
因みにオリエの元になったキャラと言うこともあってか、いくつかのモーションと足癖の悪さはオリエに似てなくもないかも。


【余談】


この項目でちょくちょく触れてる無印の評価だが……簡単に言えば世紀末級の酷さだった
とりあえず出回ってる情報をさっと上げられるだけでも……
  • GRDの増加条件が2ヒット目以降にも適用されてたので長いコンボをすればするほど有利。ガーキャンもないので攻め側が完全に有利だった。
  • めくり可能でガードさせて有利のダッシュCが直撃からのコンボで10000(この時はほぼ全キャラの8~9割らしい)を吹き飛ばすハイド
  • GRDの初期仕様を没収されようが平気で70カウント以上永久コンボするリンネ
  • 小足と爆速昇り中段*6でループするオリエ
  • 小足とガードされて微不利の中段と無敵技持ちで、何かガードされて体力リードしてたら永久連続ガードでラウンド終了までガードさせ続けるバティスタ
  • 持ち前の機動力の高さから相手を固めた状態でスタート*7、ガー不連携ありでコンボ火力が高いセト
  • やりたい放題やって多数面から喧嘩売ったエルトナム
……こんな有様である。そんなこと(や、ギルティギアやブレイブルーの存在もあって)人がいないのも同然だった。
しかもこんな世紀末環境でも「全キャラ戦えなくはない」だったみたいなのがある意味恐ろしいというか……。
現在はアップデートで無印自体が遊べなくなり、『エクセレイト』からは当初の想定したゲームデザインに持ち直しているが「無印仕様にも触れてみたい」と言う人も中にはいるそうな。

現在最新作の『クレア』はPS4(PS5)、switch、steamで遊ぶことが出来る。その内steamは、ゲーム自体は2012年に稼働開始以降グラフィック等のアップグレード自体はしなかったので遊ぶ側としてはありがたいことに要求スペックがかなり低い。
とりあえず普通のゲームが動くPCであれば動かせるお手軽さは大きな長所とも言える。

どちらかと言うと国内では(無印でやらかしたせいもあって)マイナーな本作ではあるが、逆に海外では大会やEVOのタイトルにも選ばれたことがあってかなりの人気の高さがうかがえる。
因みに海外でも日本語音声のままだが、『BBTAG』では新たに海外音声が収録されている。ミカの特徴的な語尾はなくなったんゆ

そして稼働開始から約10年後の23年8月5日。EVOにて『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes(シストセレス)』が2024年初頭にリリースされることが発表され、24年1月25日に発売された。
実質1章分しかストーリー進んでないのに『虚ろの夜の物語は結末(クライマックス)へ』と向かうようで、キャラクター達も「終わり」を示すセリフも多いようだが……?



これより先は『アニヲタwiki』の深淵―――。

     『追記・修正』する気ねーならさっさと帰りな!!


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  • UNI
  • 所要時間30分以上の項目
最終更新:2024年07月25日 11:50

*1 一部の誕生日ボイスや『BBTAG』ではそこから少し進んだ後のもの、また家庭用のストーリーはそれぞれの前日譚になっている。

*2 歩きモーションで例えた場合、3Dモデルはモデルを作って歩かせるだけ(勿論自然な感じにする大変さもある)でいいが、2Dドットは歩くドットを1から描く必要があり、更に「歩く」という1つの動作を完成させるためだけに何枚も描く必要がある

*3 初期は「バラーディア」が本名で「原田」が偽名だったが、家庭用ストーリーで「バラーディア」が通名で「原田」が本名ということになった。

*4 無印だけで見ても、ヒルダがラスボスではないのはオリエのみ(メルカヴァがラスボス)

*5 他の面々は言い方は色々あるが大抵は『偽誕者としての能力を封じた』程度、つまり命までは奪っていない。

*6 『エクセレイト』以降はジャンプの昇り中の空中攻撃は全て上段になってる。

*7 無印はメルブラのようにラウンドコール中に移動行動が可能だった。好きな位置に行けるので自分が得意とする距離まで行けば開始と同時に攻め込めるため。