タケルライコ

登録日:2023/12/21 Thu 06:50:36
更新日:2025/02/06 Thu 19:44:52
所要時間:約 5 分で読めます





体毛から放つ雷であたりを焼きつくすといわれる。
詳しいことはわかっていない。

オカルト雑誌が取り上げて
短いあいだ話題になったライコウの祖先に似ている。



タケルライコとは、『ポケットモンスター』シリーズで登場するポケモンの一種である。

■データ

全国図鑑No.1021
分類:パラドックスポケモン
英語名: Raging Bolt
高さ:5.2m
重さ:480.0㎏
タマゴグループ:タマゴ未発見
性別比率:不明

タイプ:でんき/ ドラゴン
特性:こだいかっせい(ブーストエナジーを持たせるか天気が晴れのときのときいちばん高い能力が上がる。)

種族値
HP:125
攻撃:73
防御:91
特攻:137
特防:89
素早さ:75

合計:590

基礎ポイント:特攻+3


■概要

「らいごううあ!」


スカーレット・バイオレット』の追加DLC『ゼロの秘宝』後編「藍の円盤」にて初登場したポケモン。
古代からやってきたライコウパラドックスポケモンとなっている。

を思わせる容姿だった現代種から一転して他のパラドックスポケモンと同じく恐竜をモチーフとした姿になった。

何といっても長く上に伸びた首が特徴で、他にも前脚の方が長いことから竜脚類の中でもブラキオサウルス科に近い体形となった。

ライコウと同じく体毛からを落として辺り一面を焼き尽くすことが出来るが、こちらは頭部の周りを覆い尽くすように生えており、高い位置にあることからより雨雲を思わせているといえる。
一方首を伸ばして威嚇する際には現代種と同じく後方にたなびかせた姿も確認できる。

過去にオカルト雑誌に紹介されたライコウの祖先とよく似ているらしいが、ホウオウによって蘇ったことで誕生したという設定の現代種との繋がりが本当にあるのかどうかは不明。


■ゲームでのタケルライコ

「藍の円盤」のシナリオクリア後にブルーベリー図鑑を200種類埋めた後にサバンナ休憩所1にいるサザレに話しかける*1とタケルライコの居場所のヒントを教えてくれる。

場所は第3観測ユニットから出て右側にある滝口の周辺におり、話しかけるとバトルになって捕獲することが出来る。レベルは75。
ただし、ウガツホムラ同様、スカーレット限定となっている。

個体値はすべて20で固定されているため、粘るのは性格とボールの種類だけでいい。


■対戦でのタケルライコ

タイプは他の三犬のパラドックスと同じくドラゴンタイプが新たに付与。
メガデンリュウゼクロムパッチラゴンミライドンに次ぐでんき・ドラゴン複合である。

種族値はライコウと比較して素早さを大きく落とし、主にHP・特攻を中心に伸ばす形に。
特防も下がっているが高いHPのおかげで上手くフォローされている。
その耐久指数は紙きれ揃いのでんきタイプでありながら無振りの時点で物理・特殊耐久指数共に2万以上と非常に高い。
素早さも下がったとは言え元が高いので中速程度にはある。
総括すると中速特殊アタッカーとしては理想的な配分となっている。


専用技は「じんらい」。
性能は読んで字の如く「ふいうち」の電気特殊版。
高い特攻を活かせる上に低くなった素早さを補える強力な技だが、「ふいうち」と違ってじめんタイプには無効化されてしまう点には注意が必要。
ちなみに先制技はこれ以外覚えない。
それ以外の一致技には一通り恵まれており、その見た目通りと言う事か「ドラゴンハンマー」を覚えたりする。
また、第9世代で「ライジングボルト」を使える唯一のポケモンでもある。


しかし、でんきタイプの例に漏れずサブウェポンは壊滅的。
ノーマル技を除くと「バークアウト」「ボディプレス」「ヘビーボンバー」「ソーラービーム」のみ
ライコウが使えた「ねっとう」・「はどうだん」・「じんつうりき」・「シャドーボール」は全滅しており、その範囲はかなり深刻。
技範囲を広げたい場合はテラスタルからの「テラバースト」に頼らざるを得ない。
「ソーラービーム」は苦手なじめんタイプへの打点に加えて溜めを短縮出来るにほんばれ状態は特性とも噛み合ってはいるのだが、そうなるとお膳立てまで必要なわけで……。

補助技は相性のいい積み技の「めいそう」。
その他「でんじは」・「ちょうはつ」・「かいでんぱ」・「ほえる」と、ライコウらしいラインナップ。

火力と耐久を両立した種族値に強力な一致先制技と準伝説のパラドックスポケモンに相応しい強力なポケモンだが、基本的に一致等倍技でゴリ押す淡白なアタッカーになりやすいため、テラスタルや他の手持ちでうまく補っていきたいところ。
持ち物はパラドックスポケモン御用達の「ブーストエナジー」に耐久を活かせる「じゃくてんほけん」、火力アップアイテムから「オボンのみ」や「とつげきチョッキ」等相性のいい持ち物はかなり豊富。

レギュレーションFでの解禁早々、ダブルバトルでの環境に大きな影響を与えた1匹。
いそうでいなかったでんきタイプの先制攻撃技はトルネロス+ウーラオス(れんげきのかた)の並びに滅法強く、またドラゴンを合わせた耐性はこの2匹に加えオーガポンガオガエンゴリランダーサーフゴーなどを筆頭とした歴代の環境級ポケモンの攻撃を持ち前の高耐久と合わせて受け止められる抜群の場持ちの良さを誇る。
苦手なポケモンは隣で対処すると割り切る事が出来るダブルバトルでは、先述のサブウェポンが少ない点も弱みになりにくいのである。
伝説のポケモン達が艦橋に進出したレギュレーションGにおいてもグラードンコライドン及びミライドンの特性にただ乗りできる「こだいかっせい」とでんきタイプ、いかくで崩されない先制技「じんらい」の圧力がカイオーガバドレックスに刺さるなど敵味方問わず主流のポケモンと相性が良く、常に高い採用率をキープしている。


■余談

  • 長く伸びた首というインパクト抜群なビジュアルから案の定SNSの話題は本種で持ち切りとなった。
    また長い首にドラゴンタイプが付与とアローラナッシーを彷彿とさせており、ご丁寧に「ドラゴンハンマー」を習得できたりと意識したであろう点も見らえる。
    一方現代種同様の威厳のある顔つきと怪獣のような風貌からあちらとは異なりかっこいいと評するトレーナーも少なからずいる。

  • モチーフと推測されるブラキオサウルス(及びその仲間の恐竜)はかつては「雷竜」という通称で呼ばれていた(巨体故に足音が雷のように響くというイメージから)。



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最終更新:2025年02月06日 19:44

*1 先に「碧の仮面」のアカツキガチグマのイベントをクリアする必要がある。