シュヴァルグラン(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2023/12/30 Sat 00:29:00
更新日:2025/04/10 Thu 09:17:12
所要時間:約 24 分で読める……と、思います……


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BoC’z BoC’z we\n Celeste Oath Cheval Grand CΛ2 Grand itinéraire こしあん派 ちいかわ へそチラ やきうのお馬さん アイリス ウマの大魔神 ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー クラシックディスタンス クラシック三冠チャレンジ コンプレックス シュヴァち シュヴァルちゃん シュヴァルグラン シュヴァルグランE←マックEーンの再来 シュヴァ君 ジュニア期ファン稼ぎ勢 ステイヤー ソシテミンナノ トレセン学園中等部 トレーナースパダリ勢 ヒュー・ボウマン フォーク ボクっ娘 マリンちゃん マリン・C レッサーパンダ ヴ姉妹 主人公に勝ったキャラ 佐々木主浩 偉大なウマ娘 先行バ 劣等感 夏吉ゆうこ 大好きだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 太り気味モデル実装組 巨乳 帽子の子 引っ込み思案 栗東寮 次女 福永祐一 野球 陰キャ 食いしん坊 高尚駿逸 高貴でハンサム




……いつか必ず、叶えてみせます。
僕だって……!



シュヴァルグラン(Cheval Grand)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
CV:夏吉ゆうこ

モチーフ元である競走馬『シュヴァルグラン』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:内気な心に抱く野望。目指すは偉大なウマ娘
生年月日:3月14日
身長:160cm
体重:安定感〇*1
スリーサイズ:B85・W56・H80
靴のサイズ:左右ともに24.0cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:海釣り、野球、1人で時間を潰すこと
苦手なこと:自己紹介、体重管理
耳のこと:1人でいる時は、帽子をとって風に当てる
尻尾のこと:妹からよく勝手に三つ編みにされていた
家族のこと:家族の海外旅行は、交代で行き先を決める
ヒミツ:①嬉しいことがあった時はオーストラリアにいる幼馴染に電話する*2 / ②寝ている時に口がもぐもぐしている
自己紹介:…シュヴァルグランです。…その、身の程知らずなのはわかっています。でも…いつか──い、偉大な…いえ、頑張ります

キャラクターソング:光の後ろ姿
          僕が憧れた青

能力の限界は敗因にはならない
執念の欠如につけ込まれただけだ
それでもなお、その心が人生を変える

土曜名バ座 第211夜「リベンジ」シュヴァルグランより

◆概要

球史に残る名投手・『大魔神』佐々木主浩氏*3馬主とし、クラシック期は芽が出なかったものの古馬になってから重賞戦線で好走を見せ、
2017年には同世代でクラシック三冠で活躍したキタサンブラックサトノクラウンらを抑えてジャパンカップを制した競走馬「シュヴァルグラン」がモチーフのウマ娘
馬名はフランス語で「偉大な馬」を意味する。
2022年の1周年アニバーサリーの特別アニメにおいて出番こそ無かったがエンドロールで初登場、同時に"xxxx02"として公式サイトに追加された。
その後長らく音沙汰が無かったが、同年11月5日の4thイベントで名前が発表され*4、翌月のぱかライブTVでCVが発表された。
ハーツクライ産駒がモチーフのウマ娘はシュヴァルグランが初。
さらには2023年10月から放送された、キタサンブラックを主人公とするアニメ「ウマ娘 プリティーダービーSeason3」では自身が登場するのに加え、
姉にヴィルシーナ、妹にヴィブロスが新たにウマ娘として登場したことで、ウマ娘初の三姉妹が誕生することとなった。

内向的で物静かな性格の、ボーイッシュなウマ娘。一人称は「僕」。
錨のエンブレムがついたマリンキャップ*5を目深に被っており、その内側からは巨大な流星を模したメッシュが覗いている。
帽子はマチカネタンホイザのようなヒト用帽子に穴を開けたものではなく、耳カバーとセットになったウマ娘用の帽子のようだ。
このため、モチーフ馬の性別によって右左のどちらかに付けられる耳飾りをシュヴァルは付けていないのだが、
帽子の右耳の部分に金色の模様が刻まれているという形で表現されている。
なおこの手のキャラにしては珍しく、(下記の固有スキル演出を流用したと思われるが)帽子を脱いだモデルも用意されている好待遇。プールや温泉で脱がないのはいつものこと。

才能と華やかな気質を持つ姉と妹に挟まれて育ったことで、彼女らに対して大きなコンプレックスを抱えている。
超がつくレベルの引っ込み思案かつ人見知りな性格になったのもその影響で、帽子を被るようになったのも「自分を目立たなくするため」だという。
ただ、姉妹仲は険悪どころか良好で、3人で食事に出向くこともある。
特に姉・ヴィルシーナは強大なライバルに何度も挑んでは敗れ、苦労の末に栄冠を勝ち取った自身の境遇と、
シュヴァルの現状に似たものを感じ取って気にかけており、シュヴァルもまたその気遣いは理解している様子。


体質はスピードを武器にマイルや中距離で活躍するヴィルシーナやヴィブロスとは違い、長距離で長く脚を使えるステイヤータイプ。
本人の真面目さも相まって地道なトレーニングの成果が出ており、スタミナは非常に豊富。

そして特筆すべきはかなり太りやすい体質であることだろう。
それに加えて本人が食いしん坊なことや間食癖があること、考え事をすると手近な物を食べてしまう癖があるためすぐ太ってしまうのが悩み*6体重:安定感〇とはなんだったのか
就寝中も口を動かしたりしていることや、育成シナリオではトレーナー室にあった犬のぬいぐるみを食パンと間違えてかじってしまったこともある*7
また本人曰く「中華に目がない」というほどの中華料理好き。こちらは横浜中華街*8が由来だろうか?

そんな彼女の目標はその名の如く「偉大なウマ娘」になること。
いつか見た有馬記念では、姉妹が魅入られた「英雄」と呼ばれた無敗の三冠ウマ娘を初めて破り、
G1を初制覇した黄色い勝負服のウマ娘に憧れを抱いたことから、いつか自分もああなりたいと願うようになった。

主なクラスメイトはキタサンブラックやサトノダイヤモンド
アプリ版には名前こそ出ていないが「リーゼントのウマ娘」がおり、その名前から明らかに「ばんてふハマの番長」こと三浦大輔氏*9の所有馬のどれか*10」がモチーフと思われるがいる。

◆アニメ版での活躍

Season3

主人公キタサンブラックのライバルとして、主役級として登場。
クラシック三冠には挑めなかったものの、シニア級になってからはG1レースで度々顔を合わせている実力者になっている。
一方で性格面では、キタサンブラックやサトノクラウンに対しての強気な言動が多く、
また同期の祝勝会にも顔を出したりしているなど引っ込み思案なところもないなど、アプリ版とはかなり異なっている。
そして父親の影響なのかは不明だがフォークボールの投げ方の本を読んでおり、ヴィルシーナほどではないものの切れ味のあるフォークボールが投げられるようだ。
フォークに拘り過ぎて食事の時はフォークを手放さず、握り方も若干行儀が悪いがご愛敬。


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:G マイル:G 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:G 先行:A 差し:B 追込:F
2023年12月20日に☆3「Grand itinéraire」として実装。
直前のガチャで3期主要メンバーのサトノクラウンがアニメ3期で宝塚記念勝利&史実の香港ヴァーズ開催時期に合わせて実装されており、
彼女に続くようにこちらも実装と相成った。年末年始と3周年を目前にして人の心とかないんか。*11

特に翌日放送の12話はシュヴァルグランが主役となるジャパンカップをメインに扱っていたため、宣伝としても絶好のタイミングになったと言える。
すごく…すごい羨ましいです…!


中・長距離の先行を得意とする。短距離・マイル適性Gはスーパークリークヒシミラクルに続く3人目。史実で毎日杯で掲示板内に入ってることを考えるとマイルFでも良かったのでは…?*12
差し適性もBと高めだが、固有スキルや覚醒スキルも考慮すると、中距離・先行での起用がベスト。

[Grand(グラン) itinéraire(イティネレール)]

もっと強く…
勝負服に、ふさわしく在りたいです。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Grand itinéraire]シュヴァルグラン」勝負服
© Cygames・JRA

馬主・佐々木氏*13の勝負服「水色白袖青二本輪青鋸歯型」がベース。
港に関係する球団に所属していたこともあってか水兵風の衣装。
右襟は濃い青、左襟は水色と異なるのは、着用していたメンコの模様*14から来ており、青鋸歯型はマントの形状で再現されている。
また、星空を思わせるマントの裏地は『YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2013』時のスペシャルユニフォームの柄とそっくりであり、こちらも元ネタの1つかもしれない。
左足にはCHEVAL GRANDの文字が入った飾りベルト*15Vのアクセサリーがついている。

衣装名の内「itinéraire(イティネレール)」はフランス語で行程、旅程などを意味する単語で、全体を繋げて意訳すると「偉大な旅程」といったところだろうか。
いずれにせよ育成シナリオ内でもシュヴァルが掲げる偉大なウマ娘という夢に向けての決意を表した名称と言えるだろう。

成長率はスタミナ・根性・賢さにそれぞれ+10%。

所持スキル
先行及び中距離で強みを活かせるスキル構成。
特にレアスキルの一つである快進撃は、これまでSSR賢さ【駆けよ、駆けよ、駆けよ!!】オグリキャップのみで取得できた強力なスキルのため、それを自前で持っているのは強みになる。
更に言えば進化スキルの偉大なる踏破の距離指定を考えれば、真価を発揮できるのはやはりジャパンカップとなるだろう。

通常スキル:
末脚、栄養補給、確かな足取り、(覚醒Lv2)スリップストリーム、(覚醒Lv4)尻尾上がり

レアスキル
(覚醒Lv3)快進撃(終盤が迫ったとき先頭にいるか先頭から4バ身以内だと速度と加速力が少し上がる/先行・中距離)
偉大なる踏破(終盤が迫ったとき前の方にいると速度が少し上がり、加速力が少し上がる。2400mのレースだと速度の効果量が増える/先行・中距離)

(覚醒Lv5)全身全霊(ラストスパートの最中に速度が上がる)
全力投球(ラストスパートの最中に速度がすごく上がる)



僕だって──…僕だって──…


僕だって──…僕だって──…っ!


"偉大なウマ娘"に…!!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Grand itinéraire]シュヴァルグラン」固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「Celeste Oath」。
発動条件は「レース中間付近で前の方にいると速度が上がりさらに持久力がわずかに回復する、2400m以上のレースだと回復量が増える」というもの。
先行起用すればだいたい発動するスキルであり、距離が伸びれば回復の効果量が増える効果があるが、「快進撃/偉大なる踏破」が先行・中距離のスキルであるため、
「固有スキルの最大出力を出しつつ、スキルを有効発動させる」となると2400mレース限定と、少々柔軟性に欠ける。
演出では青い蝶2匹を追う描写があり、ヴィルシーナとヴィブロスと思われる。
間違ってもカバーに入るべき二塁ベースから消失し中継では解説をしてた三姉妹のパパに呆れられネットでは原因が不明過ぎて「ちょうちょを追いかけてたから」というネタが爆誕した某プロ野球選手ではないハズ

他の誰でもない…僕が!
僕が、勝ったんだ…!

固有二つ名は「偉大なウマ娘」。
取得条件は「ジャパンC(シニア級)を勝利し、ヴィルシーナ、ヴィブロス、サトノダイヤモンドにそれぞれ勝利し、キタサンブラック、サトノクラウンにそれぞれ3回以上勝利する」。
シニア級ジャパンカップは育成最終目標かつ1着が要求されるためシナリオを攻略すれば自動的に条件を満たすことができる。
ヴィルシーナ・ヴィブロスとはシニア級エリザベス女王杯、サトノダイヤモンドとはシニア級京都大賞典のそれぞれ1回だけしかレースで対決できない。
かつては京都大賞典が育成目標になっているが3着以内、エリザベス女王杯は目標外でという理由で一発勝負だったが、アプデで両方ともコンティニュー可能になったため、ここまで育成できているならよほどのことがない限り取りこぼすことはないだろう。
キタサンブラックやサトノクラウンとはシニア級の育成目標レースで対決することになるため、勝利を重ねていけば自動的に条件は満たせるだろう。

サポートカード

2024年3月21日にRと同時にSSR【Over the Ocean】が実装された。

SSR【Over the Ocean】

得意練習はスタミナ。
固有ボーナスは『絆ゲージが80以上の時、スタミナボーナス』というもので、発動したときのスタミナボーナスは+2。
完凸するとスタミナボーナス+1,スキルPtボーナス+2と5つのボーナスを持ち、
友情ボーナス35、やる気効果30も持つために友情トレーニングの際には大きなステータスアップが見込める。

ヒントで得られるスキルは先行・長距離向けのスキルが揃っており、ヒントレベル3かつヒント発生率50%と高いのも強み。
ただしトレーニング効果は5と控えめであるために、その他の練習での効果は少なめ。
何よりもスタミナサポカを積むのであれば、スタミナサポカ最強格であるSSRサウンズオブアースが居るのが欠点と言える。
連続イベントを進めるとレアスキル「真打(「影打」上位スキル)」を入手可能。
本サポカの特徴として2回目のイベントに成功判定が存在し、成功すると「真打」のヒントレベル+2&「影打」のヒントレベル+2を入手できて連続イベントが終了し、
失敗時だと2回目のイベントで「影打」のヒントレベル+2,3回目のイベントで「真打」のヒントレベル+2or+1となる。
要するに運が良いと2回の連続イベントでレアスキルを格安で手に入れることが可能なサポカとなっている。



個別ストーリー

陽の落ちかけたグラウンドで必死にトレーニングに励む1人のウマ娘、シュヴァルグラン。
その場に偶然居合わせていたトレーナーは、彼女が先日出走した模擬レースも観戦しており、
惜しくも入着止まりだったものの、その走りには洗練されたものを感じていた。
ただ、どうにも今は余裕が無さそうに見えたためにタイミングを見計らって声をかけることに。

あの……大丈夫か?
……っ!? ――え、あ、えっと……。僕、ですか……?
ああ。少し心配になって
『心配』……。
あ……。その、すみません。大丈夫です。ボクは、大丈夫、なので……。
……では……。

が、初対面ということ含めていきなりすぎたのか、そそくさと逃げられて終わってしまう。

しかし後日、1人夕暮れの海岸線で黄昏るシュヴァルはあまりに素っ気ない態度をとってしまったことに自己嫌悪に陥る。
見ず知らずのトレーナーに心配される程に今の自分は余裕が無いのかと更に後ろ向きになってしまい、
迎えに来た家族――ヴィルシーナとヴィブロスに対する態度もどこか上の空といった様子になっていた。

更に後日、これまた夕日の差し込む時間帯の学園の一角でシュヴァルは物思いに耽っていた。
自分とは正反対で社交的、周囲からも注目を浴び続けていた姉のヴィルシーナに妹のヴィブロス。
同期にしてクラスメイト、夢に向かって常に前を向いて歩み続けているキタサンブラック。

いつも隅っこで縮こまって目立たない自分なんかとは大違い……そんな風に自分を卑下するシュヴァルにも一つの夢がある。
それは幼き日に見たあるレース、ヴィルシーナとヴィブロスも応援していた煌びやかな三冠ウマ娘を見事下したある一人のウマ娘。
喝采の中、天に向かって吠えるその姿が強烈に刻まれたシュヴァルは願っていた、彼女のような『偉大なウマ娘』になりたいと。

……こんな弱虫な僕が……、偉大なウマ娘になんか、なれるわけ、ない……。
……え?

その夢に対しても諦め気味なシュヴァルの吐露した弱音を偶然聞いていたのが、たまたまその場を通りかかったトレーナーであった。
思わぬ展開に顔を真っ赤にしながら逃げ出すシュヴァルであったが、今度はトレーナーがその背を追いかける。
なんで見ず知らずの筈の自分なんかに…と、困惑を見せるシュヴァルに対してトレーナーは躊躇せずシュヴァルに才能を感じたからと答える。

先日の模擬レースだけでもスタートダッシュ、スタミナの豊富さから来る位置取りのキープ力、丁寧な周囲の観察力……
デビュー前でありながらいくつもの武器を持つシュヴァルグランというウマ娘の才能をトレーナーは一つ一つ丁寧に語っていく。
何よりも見過ごせなかったのが、それだけの才能がありながら、自身の夢――偉大なウマ娘になるということも含め、とにかく自身を卑下しすぎなその姿勢。
間違いなく磨けば光る筈のウマ娘が自分の夢すら諦めそうな様子に、トレーナーとして見過ごせるわけが無かった。

少しトレーニングをつけさせてくれないか?
必ず君を、強くしてみせる
……あなたが、僕を――

その自信の無さがどこから来るのかも含め、もっとシュヴァルのことを知り彼女に自信を持たせてやりたい、そんな一心でのトレーナーの申し出。
思っても見ない展開に困惑の最中シュヴァルは、それでも強くなれなかったら、自分のせいで親切なトレーナーの時間を無駄にするだけだったらとまた弱気になってしまうも…

(……っ! 違う、そうじゃないだろ……!)
(ただ前を向いて歩ければって、思ったばかりじゃないか……!)
(チャンスだけを見ろ。強くなりたいなら――まだ、走りたいんなら……!)

すぐさま己を奮い立たせるように気を持ち直し、物凄くたどたどしい口調だったもののトレーナーの申し出を了承し、両者に仮契約が結ばれることに。

極度の自信の無さを除けばトレーナーが見出した才能は勿論、やる気も熱意も根気強さも人一倍なシュヴァルグラン。
トレーナーの指導の下でトレーニングを重ねていった結果、短期間で目に見えてタイムが縮むという確かな結果を示していた。

これも全てトレーナーさんのおかげと思わず顔を綻ばせるシュヴァルであったが、それに対してトレーナーは否定的だった。
飽くまでも自分はほんの少し手を貸しただけであり、この結果は紛れもないシュヴァルグラン自身の成果であると確信していた。。
こちらの指導には素直に従い、細かな確認を忘れない真面目さがあり、きちんとこちらの許可を得た上で追加のトレーニングに励む努力家な一面もある。

つまり、素直で真面目な努力家ってことだ
……っ、それは――
君のようなウマ娘はそうはいない
……っ。…………す、すみません。

少しでもその自信の無さを改善してあげたいという親切心と熱意からトレーナーは真っ直ぐに伝えるも、
やはりシュヴァルは戸惑いを隠せずに視線を逸らすのみ。
が、そんなトレーナーの言葉に何か込み上げてくる熱も感じていたのだった。

数日後、シュヴァルは学園教官の下で併走トレーニングに励んでいた。
対戦相手として走るのはキタサンブラック、自分にはとても真似できないと真っ直ぐさに憧れるクラスメイト。

しかし、ふとシュヴァルは横目にトレーナーが見学に来ているのを発見し、同時にこれまでのトレーニングを思い返す。
今までの自分とは違う…トレーナーと共に積み上げてきたものがあるんだと気合を入れ直した上で出走。

スタート直後から先頭を駆けるキタサンのすぐ後ろの好位置をシュヴァルはキープし続ける。
やがて迎える最終直線、一気にスパートをかけてくるキタサンに対し、やはりタイミングを逃すことなくその背を追うシュヴァル。
彼女の脳裏に過っていたのは自分を気にかけてくれたトレーナーとの日々と…あの日、自分にかけてくれた言葉と瞳であった。

(僕は――僕が嫌いだ。弱くて陰気で、そのうえ結果も出せなくて、)
(全然、全然自分のことが信じられない……けど!
(あの目の真ん中には、僕がいた……!)

(……っ、だったら!)
(――信じたい! 僕も、僕のことを! 僕だって夢を――)

……っ、追える! 追う、追うん、だぁ……!
――ぁあああああああああっ!!

自分の決意をすべて吐き出さんばかり咆哮…最後の一滴まで振り絞った先、レースの結果はキタサンとの同着に終わる。
2人揃って疲労困憊であったが、いつもと変わらぬ真っ直ぐな笑顔でキタサンはシュヴァルの健闘を称えてくる。
その熱意はレース場脇で観戦していたトレーナーにも伝わる程で、同時に改めてシュヴァルの秘める才能を再認識していた。

そして同日の夕刻、硬い表情をしたシュヴァルがトレーナー室を訪れる。
揺れる視線、震える唇、一呼吸を置いた上でシュヴァルは真剣そのものな様相で真っ直ぐに目の前のトレーナーへと思いの丈をぶつけていた。

僕は本当にっ、……た、大したウマ娘じゃ、ないです……。
じ、地味だし、陰気だし、すぐ太るし、全然キラキラしてないし――
でも……、それでも、どうしても……目指したい姿があるんです……!
ぼ、僕は、僕は――僕は……!
……っ。……せっ――
世界で1番……っ、偉大なウマ娘になりたい……!

まだどこかぎこちないながら、それでも今度は諦めることなく語られたシュヴァル自身の夢、偉大なウマ娘になること。
自分に自信の持てない彼女がどれほどの勇気を振り絞ってそれを自分に語ってくれているのかを理解した上で、トレーナーは静かに彼女の言葉に耳を傾けていた。

あ、あなたがいれば、そこへ行ける気がするんです。
だから、一緒に、来てください……!
………………あっ、いや、その! 来てくださいって言うのは、もちろん、
い、嫌じゃ無ければ、ってことなんですけど……!

そして絞り出すように紡がれる、自分と一緒に歩んで欲しいという決意。
が、いきなり根が変わったわけでもなく、最後の最後でシュヴァルはどこか締まらず尻込みしてしまっていたが――

もちろん! 一緒に夢を叶えにいこう
……っ!
あ、ありがとうございます! 僕、精いっぱい頑張ります……!

今日まで何度も見てきたシュヴァルの才能、直向きな性格、何より自分に語ってくれた夢、
そんな1人のウマ娘の申し出を断る理由などどこにもない。
二つ返事で快諾するトレーナーに対してシュヴァルはぱあっと明るい笑顔を浮かべる。
偉大なウマ娘になるというシュヴァルの夢を叶えるため、両者は正式なパートナーとして歩んでいくことになる。

育成シナリオ

メイクデビューを経て、ファン集めののちはクラシック三冠ではなく重賞で3回3着以上という緩めの目標をクラシック級を通じて目指すことになる。
シニア級では阪神大賞典から天皇賞(春)、宝塚記念を経て京都大賞典、ジャパンカップと進んでいく。
……のはいいが注意すべきは、メイクデビュー後の育成目標「ファンを3000人以上集める」(期限ジュニア級12月後半)
言わずもがなメジロマックEーン案件。
短距離・マイル適性皆無でゼンノロブロイメイショウドトウなどのような救済措置もないため、困ったことに本家マックイーンと全くの同条件である。
一応後に非目標レースでのコンティニューができるようになったので、今では特に気にしなくてもよくなりはした。

皐月賞・日本ダービー・菊花賞は出走しなくても観戦イベントが発生するが、出走すると隠しイベントが発生し、キタサンブラックやサトノクラウン、ドゥラメンテと対決することになる。
皐月賞・日本ダービーでは、先だって実装されたサトノクラウンシナリオでのドゥラメンテを2回りほど強化し、「これほどまでに強いのか」を通り越して異常に強いステータスを引っ提げたドゥラメンテが、
菊花賞ではキタサンブラックがスタミナ・根性800で出走してくる。
この高すぎる壁を超えて勝利できればステータス大幅アップに加えてスキルのヒントを入手できる。
ガチ育成ではレースに出ても惜しくないタイミング+ある程度の勝算があるかを判断して選ぶことになるだろう。

また、シニア級のエリザベス女王杯に出走することで、ウマ娘ならでは*16のヴィルシーナ・ヴィブロスとの三姉妹対決が実現。
シニア級の夏合宿でもイベントの存在が言及されており、特段のステータス上昇やスキルヒントの入手はないものの固有二つ名取得を狙うなら欠かさず出走したい。

特殊実況はシニア級ジャパンカップに設定されている。
育成目標では1着が要求されるため、特段の条件なく聴くことができる。
+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
やりました! シュヴァルグラン!

姉にも妹にも負けぬ大仕事を、ここ府中でやってのけました!

◆関連キャラクター

同期の「お祭り娘」。クラスメイトでもあり、席はキタサンの前。
いつでも会話やイベントの中心にいて、憧れの相手に追いつきたい一心で常に前を向いて歩み続けているキタサンはまさしく対極の存在。
レースでも後続に背中を見せつけて押し切る強さを持ち、シュヴァルはそんなキタサンに対して憧れと、自分にはとても敵わないという諦念の入り混じった思いを抱いていたが、
日本ダービー後に、圧倒的な強さを見せつけたドゥラメンテと自分を比較して情けなく感じ涙していたキタサンとばったり遭遇。
いつも明るく前向きで前だけ見ていると思い込んでいたキタサンが、身近な誰かと比較して後ろ向きになってしまうことだってあるのだということを知り、
自分と同じだったんだと親近感を感じると同時に、それでも諦めることなく立ち上がる姿を目にしたことで自身もまた頑張らねばと奮起することになる。

アニメでも基本的に同様であるが、諦念というより憎悪にすら近い想いを抱えているなどその感情は更に複雑。
とはいえ本気で憎んでいるわけでは当然なく飽くまでも強い憧れの裏返し。そしてその憧れの思いを全て出し切ったアニメ12話は必見。

史実では同期であることに加えて、さりげなく母馬の交配相手でもある(2020年に生まれた半弟グランヴィノスの父馬)。

サトノ家に所属するウマ娘。
クラウンからは何かと目をかけられており、その様子は年下の弟の面倒を見る姉のような感じである。
併走相手としても一緒にトレーニングを重ねていることから、クラウンとの関係が同期間では一番太いと思われる。

同期の中でも頭二つは抜けた圧倒的な実力を有する、「最強」を目指すエリート一族出身のウマ娘。
史実とは異なり、シュヴァルグランがクラシック三冠のレースに挑戦することで彼女と戦うことができるものの、
上述したように化け物染みたステータスで出走してくるため、勝利するのは容易ではない。

最強を証明するために勝利は必然と、シュヴァルも含めた周囲の殆どに興味なしといった様相ではあったが、日本ダービーで何とか勝利することができると、
自身を超える強さを見せたシュヴァルを称えると同時に、次は自分が挑む番だと菊花賞への出走表明とシュヴァルにも参加するように誘いをかけてくるのだが…

シュヴァルグランの姉妹で、アニメ3期で初登場。
ヴィルシーナからは「シュヴァル」、ヴィブロスからは「シュヴァち」と呼ばれている。
シュヴァルは基本的には目上の人には敬語、姉のヴィルシーナや同期の友人には中性的なタメ口で話すのだが、
気心が知れている妹ということもあってか、ヴィブロス相手の時は口調が若干荒くなるという特徴がある。

小さい頃には三姉妹揃って同じクラブに所属していたが、才能を発揮するヴィルシーナとヴィブロスにばかり注目が集まったため、
真ん中のシュヴァルはあまり注目されず、加えて転換点となった有馬記念を見てからはクラブを移籍した経緯がある。
また、三姉妹の中ではシュヴァルのみ他二人と異なっている面が見られ、
例えばあんころ餅やお汁粉など、甘いもの派閥にしてあんこはつぶあんな二人に対して、
シュヴァルはお餅はのり塩であんこはこしあん派と、好みが姉妹の対極に位置している。

史実では姉弟妹の3きょうだいとなるが3頭の中では唯一父が異なり(シュヴァルグランはハーツクライ産駒・ヴィルシーナとヴィブロスはディープインパクト産駒)、
毛色もシュヴァルグラン号が母譲りの栗毛なのに対し、ヴィルシーナ号とヴィブロス号は両親両方と似てない青毛と、色々な意味で似てないきょうだいだった。*17
ちなみに3頭とも福永祐一騎手の騎乗経験があり、ヴィブロスとは主戦同士。

史実での同父にして寮のルームメイト。
互いに(基本的には)大人しい性格でやや卑屈なくらいの引っ込み思案、
同期に強大なライバル*18が居るなどの共通点からか、ルームメイト同士仲は良い。
また、そのライバルであるオルフェーヴルに対して苛烈なほどのライバル心(と憧れ)を抱いている点も、アニメのキタサンに対するシュヴァルを彷彿とさせる。
あとどちらもファンから君付け呼びされている。たしかに史実だと牡馬だけどさぁ…

  • シャインプレイズ
シュヴァルの幼馴染。実は1世代先輩でもある。
転換点となった有馬記念を観戦してクラブを移籍した先で出会い、シュヴァルの堂々とした走りに惹かれてからは一緒にトレーニングに励む日々を送っていた。
トゥインクル・シリーズでも活躍しており、シニア級では阪神大賞典と天皇賞(春)で対決の機会がある。
しかし夏に成績不振からトゥインクル・シリーズを離れオーストラリアへ移籍。ジャパンカップでの対決を誓うが……。


元ネタはデビュー前の育成厩舎も同じで、夏になると調整のために一緒に調教に励んだパートナーの競走馬「アドマイヤデウス」か。
「Shine」と「Deus」は近いと言えるか微妙だが、「Praise」は「Admire」とほぼ同じ意味である。
史実でのエピソードについては後述。

  • 父親
シュヴァルのシナリオには直接登場しないが、度々言及がある。
シュヴァルの趣味である海釣りも父親の影響で始めており、冬にはオフシーズンを利用して2人で釣りに行っている。
夏合宿にも「念のため」と称して折り畳み式の釣り竿を持参しているが、家族で釣りをするのはこの2人だけらしい。
(なお、ヴィブロスのシナリオではガッツリ登場するため、そちらも参照のこと)

モチーフは言わずもがな、前述の佐々木主浩氏であろう。
プロ野球選手や馬主としての活動のほか釣り師としても有名である。
またアニメ版のシュヴァルの私服の背中には氏の現役時代の背番号「22」が描写されている。
佐々木氏は「2月22日午後2時22分生まれ」という出自や故郷の宮城県の市外局番から「22」という数字にこだわりを持っていたことで知られていた。
シュヴァルの姿が『ぱかライブTV』内で公開された映像において初めて世に出た際その名前は伏せられていたが、
上記の映像が放映される中シュヴァルがクローズアップされた時間が放送開始から2時間22分後の22時22分ごろであったため、
上記の佐々木氏の「22」繋がりでその正体を予測する声があがったという。*19


余談

アドマイヤデウスとシュヴァルグラン

シャインプレイズのモデルとなったアドマイヤデウスは父アドマイヤドン・母ロイヤルカード(父サンデーサイレンス)という馬。
主戦騎手は岩田康誠。主な勝ち鞍は2015年の日経新春杯と同年の日経賞。

馬同士の血統面ではサンデー持ち程度の薄い共通点のみであり、この面で幼馴染設定ができるほど特筆すべき事情は存在しない。
この二頭の繋がりは「同じノーザンファーム早来にて一緒に放牧中の調整を受けていた」という環境面と、馬主同士が深い親交がある*20という二点が幼馴染設定に繋がったと思われる。
このように関係を持っていた二頭だが、2017年8月にアドマイヤデウスがトレードによって豪州競馬に移籍。
豪州GIコーフィールドカップ・メルボルンカップから「海外所属馬」として故郷のGIジャパンカップへ向かうというローテーションが組まれた。
しかし、コーフィールドカップ前の追い切りで靱帯断裂という命に関わる大怪我を負ってしまう。
「生きていれば種牡馬として供用できる」という判断もあり、すぐに安楽死とはせず必死の治療が行われたのだが、11月25日に治療の甲斐なくこの世を去った。
その翌日である11月26日は、アドマイヤデウスが凱旋してくるはずだったジャパンカップの開催日。
そのジャパンカップにて悲願の勝利を勝ち取った馬こそアドマイヤデウスと共に走ったシュヴァルグランであった。
その勝利の報を聞いたノーザンファーム早来の林宏樹調教主任は取材にこう答えている。

「シュヴァルグランが夏に牧場に帰っていた頃、共に調教を行っていたのがアドマイヤデウスでした。彼のことは非常に残念でなりませんし、そう思うとゴール前でシュヴァルグランの後押しをしてくれたのは、天国のアドマイヤデウスではないかという気もしています」


えっと…気になるところがあったら追記・修正してくださいね…?

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最終更新:2025年04月10日 09:17

*1 野球ゲームの『パワプロ』シリーズに同名の特殊能力があり、ステータスが調子に左右されにくくなる効果がある(現在では「調子安定」)。モチーフ元の馬主である「大魔神」佐々木主浩氏は、シーズンを通じて安定感のあるリリーフ投手だった。実際にゲーム中でこの特殊能力を所持していたこともある。佐々木氏の世代では99年新人王の上原浩治(2024TCKプロモーションアンバサダー)・松坂大輔(ウマ娘のナイスネイチャに脳を焼かれた男)両投手もこの特殊能力を持っていた。

*2 元ネタは後述のアドマイヤデウス。アドマイヤドン産駒。また2017年ジャパンカップで騎乗したヒュー・ボウマンは豪州ニューサウスウェールズ州出身。

*3 日本プロ野球名球会 副理事長。横浜ベイスターズ→シアトル・マリナーズ→横浜に所属。剛速球と落差の大きいフォークボールを武器に、「彼の名前がアナウンスされると相手チームのファンが帰路に就く」とまで言われた絶対的な抑え投手として活躍、日本人歴代2位となる通算381セーブの記録を残している。

*4 全くの余談だが発表と同じ日に「横浜優勝」が果たされている……横浜F・マリノスの方だが

*5 「マリンちゃん」という名前がついている

*6 これを反映してか、太り気味モデルが実装されている

*7 元ネタのシュヴァルグラン号も寝藁を食べることがよくあったくらい食い意地が張っていたらしいのでその再現なのかもしれない

*8 横浜スタジアムから大通り一本挟んですぐ隣に善隣門がある超近傍。試合前に中華街で食事をしてからスタジアムに向かう(デーゲームの場合はその逆)観客もいる。スタジアムの売店にも横浜中華街の組合の監修を受けた店舗があったりする。

*9 横浜DeNAベイスターズ監督で、現役時代は横浜ベイスターズ一筋の投手。現役プロ野球選手としては初めてとなる中央競馬の馬主資格を取得しており、自身のトレードマークでもある「リーゼント」を冠名に使用している

*10 3歳時に安楽死を提案されるほどの大怪我から復帰、50戦6勝の長きに渡って戦い抜き京都競馬場の誘導馬になった「リーゼントロック」や、氏の初所有馬でこちらも36戦3勝と頑健さを武器に戦い抜き、中京競馬場の誘導馬となった「リーゼントブルース」辺りがよく名前の挙げられる候補。

*11 特に同年10月、11月は共に新規育成実装ウマ娘が1人だけという流れが続いていただけに、年末を目前に月2人ペースに戻ったのも大きいだろう。

*12 スーパークリークは1800m以下を一度も走っておらず、ヒシミラクルは1800m以下の未勝利戦を悉く負け続けていることによるものと思われる

*13 かつては「マジン」冠名を使用。現在は冠名を使用していないが、榎本加奈子夫人のアドバイスにより「ヴ」を名前に入れているほか、”VICTORY”のVであることも含まれている。その第一号がヴィルシーナ

*14 メンコの模様は、ヴィルシーナとジェンティルドンナとの因縁がきっかけ。この因縁以降、氏の所有馬は全てこのデザインのメンコを着用している

*15 上述デザインのメンコには、その馬の欧字表記も刺繍されている

*16 シュヴァルがエリ女に出れないのもそうだが、そもそもヴィルシーナはシュヴァル2歳の年で引退。シュヴァル・ヴィブロス間はあり得たが実現しなかった。

*17 ディープインパクトは栗毛を生産しない遺伝子を持っていたのもあってハルーワスウィートの栗毛が受け継がれず、ハーツクライは普通の体質なので発現させられた

*18 シュヴァルはキタサンブラック、シオンはオルフェーヴル。ちなみに両ライバルのモチーフ馬はどちらもサンデーサイレンスの孫にあたるという共通点がある。

*19 実際はどちらかというと上記の勝負服などの特徴からの推測が多かった。

*20 佐々木と近藤利一(アドマイヤ冠の馬主)は「寿司屋で一緒に食事していた佐々木の知人が携帯の着信音をGIファンファーレにしていたら、隣にいた近藤が着信音に反応して話しかけてきて知り合った」というエピソードがある。そして、この出会いをきっかけに親交を持った近藤のサポートによって佐々木は中央馬主資格取得に至っている。佐々木の勝負服が近藤の勝負服に似たデザインを使っているのもこのため。