登録日:2012/11/10(土) 13:32:58
更新日:2025/03/26 Wed 12:26:54
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【DQⅣ】
第二章の最後のイベント。
舞台は大国エンドール。
エンドール王は武術大会の優勝賞品として娘のモニカと結婚する権利を提示したが、後述する優勝候補の男が残虐な性格だったために後悔しているらしく、女性である
アリーナが優勝すれば結婚は無しになるという事でアリーナに参加を依頼する。
もしどっちか、もしくはどっちも同性愛者だったらどうすんだというツッコミはたまにあるが気にしてはいけない
実際モニカ本人も「アリーナ様が男の人だったら…」とかなりの好意を見せており、そして小説版ではアリーナは両性愛者のような描写の為に
割と洒落になってない。
一応モニカはリックという青年と恋仲になるがそれはそれで。
会場はエンドール城の地下。
控え室には道具屋や教会に宿屋、ついでに井戸や城の外への近道もある。
個人参加なので、アリーナ単独での戦いとなる。
勝ち抜き戦なので途中で
ホイミや宿屋を使う事も出来ず、回復手段はアリーナの手持ちの
薬草のみ。
戦闘中以外に試合の合間にも使用可能。
普通にプレイしているならばアリーナは鉄の爪、くさりかたびら、はねぼうしを
装備している筈なので、持ち込める薬草はオリジナルなら5個、リメイクなら9個となる。
2〜4回戦の対戦相手は薬草を確実にドロップする為、実質オリジナルなら8個、リメイクなら12個。
ちなみにリメイクならば
カジノ景品のスパンコールドレスや星降る腕輪で強化する事も出来るが、勿論コインを稼ぐ時間の分だけ敵を狩っていた方が強くなるのでやり込み向け。
5回戦を勝ち抜くと決勝の出場権が得られる。
二人の決勝進出者を戦わせ、勝った方が優勝となる。
◆一回戦 VSミスター ハン
武闘家。
通常攻撃のみの雑魚ポジション。
彼のグラフィックは後に戦う盗賊バコタにも使用されている。
小説版ではアリーナの
ライバル的なキャラと化している。
武術大会の前に、フレノールでの誘拐事件の実行犯の1人として登場し、
人質を取られて手を出せなかったアリーナを一撃で気絶させる。
その後、誘拐犯達に裏切られて
砂漠に置き去りにされ、反省して腕輪を探すうちにエンドールに来たが、腕輪の所持者達が呪われたような死を遂げて行方不明になったために断念する。
金が無くなったので武術大会で名を上げて誰かに雇われようとする。
また試合前に「買ったけどサイズが合わなかった」と、鉄の爪をアリーナに譲った。
CDシアター版では一撃で降参し、
ブライに「見かけだけの筋肉男」とバカにされた。
ゲームブックでは名前すら出ていないが、作中では一回戦と二回戦について「勝利した」という事しか描写されていないため、そのどちらかで対戦していた可能性はある。
◆二回戦 VSラゴス
狩人。
素早さが高い。
FC版では
ブーメランを使用。後の作品でブーメランが全体武器になり、リメイクではブーメランが削除された為、彼の得物もクロスボウに変化している。
あとFC版は野暮ったかったのがリメイクでは
イケメンになった。
専用グラフィックだが、
没データには武器を持っていない「しじん」というモンスターデータがある。「人間態ピサロとの戦闘イベント用のモンスターだったのでは?」という噂もあるが真相は不明。
小説版、CDシアター版では「敵ではなかった」の一言で片づけられてしまう。
ゲームブックでは三回戦の対戦相手として登場。ブーメラン、または接近しての蹴りでアリーナに一撃を食らわせる事には成功するものの、その直後に倒される。
◆三回戦 VSビビアン
バニーガール。
杖を持っており、
ギラ、
ヒャド、ベホイミを使う。会心の一撃が出た直後にベホイミを使われるとやるせなくなる。
しかし
MPは12とかなり少ない為、少し耐えれば肉弾戦に切り替わる。
何故モニカ姫との結婚がかかった大会に女性のビビアンが参加しているのかは不明だが、案外アリーナと同じ理由で参加を依頼されたのかもしれない。
ビビアンのグラフィックは専用のもの。
小説版、CDシアター版では「敵ではなかった」の一言でry)
ゲームブックでは四回戦の対戦相手として登場。
一人称は「アタイ」。アリーナを「ネンネちゃん」呼ばわりして
挑発しながら
メラを連発するも、MP切れになったところで怒り心頭のアリーナに追い回され、降参を叫びながら逃げ回る羽目になった。
挿絵は無いが、スカートをちらつかせて観客にアピールする描写がある事から、ゲームとは異なりバニーガールではない可能性がある。
◆四回戦 VSサイモン
さまようよろい。
FC版は緑(ピサロナイトと同色)、リメイクは青い。
攻守共に優れている。しかも薬草まで使う。素早さが低いのが
弱点。
一番の難所なので、薬草の残量には注意。
小説版、CDシアター版では「敵ではry)
ゲームブックでは五回戦の対戦相手として登場。挿絵を見る限り、原作とは兜の形状が異なり、トサカ状の飾りと2本の角が付いており、面頬が無い。
本来は王宮の騎士で、「モニカ姫をどこの馬の骨ともわからぬ者には渡さない」という気持ちで大会に臨む等、生真面目な性格。
ルート次第では「自分の目的はモニカ姫の身を守る事だけで、アリーナが優勝するのは構わない」という理由で、アリーナに鉄の爪について教えてくれる事も。
ゲーム同様の強敵で、アリーナと激闘を繰り広げる。
本編よりも後の世界を舞台とした『ドラゴンクエストⅣ ワールド漫遊記』では騎士長になっている。
エンドール王が退屈しのぎのためにモンスター武術大会を開催したものの、軽はずみにも王家の宝剣と騎士の称号を賞品にしたために後悔してしまい、解決策としてサイモンが赤い全身鎧でキラーアーマーに扮して優勝を目指す事となった。
王の期待通り、サイモンは決勝戦まで勝ち残るものの、尻尾にピンクの
リボンを結んで鉄の爪を装備したトラ男に倒されてしまう。
だがそのトラ男の正体は、ぬいぐるみを着たモニカ王女であり、賞品を辞退したために事無きを得た。
ちなみにサイモンは、人々から「相手がモニカ姫だからわざと負けた」と噂されるようになり、実直な本人は否定したものの、逆にそれによって噂が真実味を増し、「忠誠心が厚く、慎み深い男の中の男」と思われるようになったという。
◆五回戦 VSベロリンマン
イエティ。
分身の使い手で、ターン毎に4体に分身する。本物は1体のみで、残り3体に攻撃してもダメージは与えられない。
本物がいる場所はランダムだが、リメイクでは分身の瞬間をよく見ると微妙に速度が遅いヤツがおり、ソイツが本物である。
分身が難易度を上げている為、本人の能力値はそこまで高くない。
火の息の使い手。
コイツのみモンスターらしく、モンスター図鑑に登録される。
小説版、CDシアター版ではエンドールのカジノ所属で格闘場のチャンピオンという設定にされており、「どうしてモンスターが武術大会に参加しているのか」という疑問がフォローされた。
分身能力でアリーナを翻弄するも、目を閉じて精神集中する、いわゆる「心眼」戦法で分身を破られ、試合放棄して逃走した。
ゲームブックでは五回戦の対戦相手がサイモンに差し替えられた都合で、ミスターハン同様に名前すら出ていないが、こいつも一回戦か二回戦で対戦していた可能性はある。
◆決勝戦 VS
デスピサロ
アリーナが来る前に五回戦勝ち抜きをしていた男。
残虐な性格の持ち主で、対戦相手を惨殺したというエピソードが聞ける。
しかしアリーナがベロリンマンに勝った頃には既にエンドールから去っており、アリーナが戦う事はない。
そもそもデスピサロが大会に参加したのは勇者が参加しているのではと思ったからであって、出場していないとわかったためにこれ以上続ける理由がなくなったからだと思われる。
その為ベロリンマンに勝てば晴れて優勝、第二章クリアとなる。
PS版では、その後対戦相手と
移民として再会可能。出現条件としてアリーナがパーティーにいる必要がある。
あらくれ。
武術大会の後は世界中を旅して修行していたらしいが、まだアリーナには勝てないと語る。
船乗り。大会では細身のイケメンだったのに移民ではヒゲマッチョとえらくイメチェンする。
面子の中で唯一モニカと結婚したかったと語る。
移民の町に愛を探しに行くが見つからなかった模様。だが、ビビアンが移民していると彼女に惚れ、求婚する。
バニー。
移民システム的には女だが
実は男だとカミングアウトしてくる。グラフィックを見る限り胸はそれなりにあるように見えるが男なので
ぱふぱふは出来ないらしい。
ノリの軽い性格で、ラゴスからのアタックにも乗り気だが……うん。
化粧でかなり誤魔化しているらしく、移民の町で夜に会いに行くと「すっぴんの顔を見られたくない」と凄く嫌がられる。
武術大会はデスピサロ見たさに参加したとの事。アリーナと同じ理由でスカウトされた訳ではなかったらしい。
戦士。
アリーナ戦が
トラウマになっているようで、行く先々でアリーナの恐ろしさを語っている。
アリーナ戦で受けた怪我も未だに治っていないらしいとのことだが、本当にそれだけの重傷なのか、それともアリーナとの再戦を拒否するための口実なのかは不明。少なくとも自力で移民の町に来れるくらいには元気なようだが。
移民の町を紹介された時も、行くから命は助けてくれとアリーナを非常に恐れている。
イエティ。
ひたすら「うおーん」と叫んでいるが、案外気さくな性格の持ち主である。
【DQⅪ】
「仮面武闘会」というパロディイベントがグロッタの街で開催。
その名の通り仮面をつけて戦うのだが、素性を隠す目的がある仮面舞踏会と違い、単なるファッションの様子。名前も隠さず公表されるが、希望があればリングネームで参加も可能。
優勝賞品は命の大樹へ向かうための手がかりとされている虹色の枝、準優勝者にはイエローオーブが進呈される。枝を手に入れる為に参加したおかげで、追われている身である筈の主人公達は見事足取りを掴まれてしまった。
なお、各色のオーブはそれぞれの国や金持ちが所有していたが、イエローオーブのみここで入手することになる。残る国にしてオーブが貰えない国はサマディーのみだが、まさかこれも売っ払った代物なのだろうか…
戦闘は2vs2のバトル。
また、ここでは入場時の
BGMはⅣのエンドール格闘場、戦闘BGMはⅣのものとなる。控室のBGMもⅣの格闘場控室のもの。
だが、戦闘と戦闘の間に外で鍛える事も可能。
開会式でのタッグ選出では、
主人公は
マルティナと組むことになったが、「どこの馬の骨とも分からん奴に組ませる訳にはいかん」と
ロウの物言いが入って仕切り直しとなり、主人公は前回優勝者の
ハンフリーと組む事になる。
孫相手に酷い言いようである
他の参加者はちゃんとくじ引きで決められた…のだが、下記のリストを見る限り本当に公正に行われたのかは怪しいところ。
主人公チームからは主人公、
カミュ、
シルビアが参戦する。
ここでは作中確認出来る参加者のみ紹介。この大会を巡る物語についてはハンフリーの項目参照。
◆予選 VSガレムソン&ベロリンマン
こちらのベロリンマンはイエティっぽいが人間。ガレムソンは専用デザインのマスクをしたあらくれ。元々覆面をしているためか、ガレムソンに仮面は配られなかった。ベロリンマンは目元がイエティのような仮面をしているが元々があんな顔である。
代名詞の分身もあるが、実はそんなに目眩しとしては役に立っていない。分身は補助に回っているので分かりやすい。
「キングスライム級のお尻」によるダブルヒッププレスは非常に強力。
ガレムソンはこんなのと組まされるのは不服らしいが、意外と息は合っている。ちなみに中の人はムンババも担当。
◆カミュ&ミスター ハン
戦闘機会なし。予選でマルティナ&ロウに敗退する。
なお、ハンはベロリンマンの連れだったりする。
また、
PS4版の豆知識によれば、ハンはドゥルダ郷の元修行僧だったそうだが、居眠りが原因で破門されたとのこと。
その割には問題児のロウは1万回尻を叩かれても破門されていない。王族だからだろうか…
◆準々決勝 VSビビアン&サイデリア
ビビアンはⅧスタイルのバニーガールの色違いにデザイン変更。
サイデリアはサイモンのパロディキャラ。
ビビアンはベホイミを使う為優先的に倒したい。
やはりというかお色気コンビとして名を馳せており、男性ファンは非常に多いという。
◆準決勝 VSレディ・マッシブ&マスク・ザ・ハンサム
どう見てもシルビアなレディ・マッシブと、相方の
イケメン。ハンサムはPS4版と
3DS版で得物が違う。
シルビアは
騎士の生まれということもあり、非常に強敵。また、スキルパネルの状況問わず技は固定。この時点で習得不可の名乗りまで何故か使ってくる。
なお、ハンサムは大会終了後は
シルビアに惚れている。
ちなみにハンサムの中の人は
ベロニカの
中の人の実弟。同じ画面に登場するシーンがないのが残念なところ。
◆決勝戦 VS
ロウ&
マルティナ
ロウは時折様子を見てサボる為、攻撃の激しいマルティナを優先的に倒したい。
連携技「魔闘旋風脚」は仲間入り後少し育てることで「魔闘演武」として使用可能。
マルティナはラリホーが時々聞く。
◆エキシビションマッチ VSハンフリー
表彰式にて、どちらが枝を手にするべきかを決めると同時に、本当のハンフリーを観客達に見せる目的でタイマン勝負。
既にアラクラトロのエキスからは卒業した為、非常に弱い。情けなくなるほど弱い。
しかし、雌雄を結した後の観客とのやりとりは本作の名シーンのひとつである。
追記・修正お願いします
- ドラクエにおけるバニーガールの男率の高さは異常である。堀井ェ…… -- 名無しさん (2014-03-08 18:52:34)
- あとダーマ神殿のピチピチギャルになりたいおじいちゃんとかも…… -- 名無しさん (2014-03-08 18:57:33)
- 戦闘シーンFC版ではみな「いっぴき」と表示されていたんだが、人間だよね?ベロリンマン以外。 -- 名無しさん (2014-03-08 19:17:30)
- ↑「敵」である時点で人間扱いしないのが普通。 -- 名無しさん (2014-03-08 19:19:04)
- サイモン、ゲームブックではかっこ良かったのに… -- 名無しさん (2014-03-08 19:56:14)
- ベロリンマンが優勝したら分身に舐めまわしに、モニカ姫の薄い本が厚くなるな -- 名無しさん (2014-05-16 21:24:33)
- 4コマではサイモンの中身はリック王子ってネタがよくあった -- 名無しさん (2015-10-04 22:28:14)
- 小説版はミスター・ハンがアリーナのライバル的立ち位置でラゴス~サイモンはその他の雑魚扱いというありさま -- 名無しさん (2015-10-04 23:01:45)
- 五章になるとコロシアムは延々式場状態に・・・せめてリメイクでは強力なモンスターと1対1で闘えるようなおまけモードくらい付けて欲しかった -- 名無しさん (2015-10-26 22:02:30)
- やればわかるけど低レベルクリアの壁の一つなのよねこれ・・・ -- 名無しさん (2015-10-26 23:10:58)
- もしアリーナがレズだったらどうするつもりだったんですかねぇ…… -- 名無しさん (2015-10-26 23:36:44)
- ベロリンマンはモニカ姫との結婚の約束を後悔した王様が男達を倒させるために用意したモンスターかなと好意的に解釈……できなくもないか????? -- 名無しさん (2016-07-31 18:42:32)
- 低レベルだとサイモン戦で会心出ないと詰む。しかもレベル低いと会心率も低い。 -- 名無しさん (2017-01-23 23:30:43)
- 11にてラゴス以外再登場(サイモン→サイデリアに性転換)マスクザハンサムの本名がラゴスだったりするんだろうか -- 名無しさん (2017-09-13 21:37:49)
- ↑4、4コマではアリーナ「私は女でも構いませんが」、モニカ「〇刑」というネタがあった。 -- 名無しさん (2021-02-08 18:31:17)
- 4コマだとデスピサロがいなくなったのはロザリーに浮気を疑われて慌てて帰ったからだってオチがあったな -- 名無しさん (2021-06-05 12:07:05)
- 4コマではビビアンをレズかと勘繰るアリーナにタイトル「アリーナも観客からはそう思われてるかもしれない」というネタがあった。 -- 名無しさん (2021-06-05 14:50:34)
- この辺りのドラクエでは、やたらと自分の娘を景品にしてくるブルジョワな親父どもが出てくるが、本当に何考えてんだ。娘の気持ちとか権利とか、頭にも眼中にもないのか。 -- 名無しさん (2022-03-28 13:39:13)
- ↑世界観が中世ベースだから価値観もその辺に寄せてるんでしょ -- 名無しさん (2022-03-28 13:50:40)
- ↑2 ルドマンとエンドール王くらいしかいない気がするが、他に誰かいたっけ? -- 名無しさん (2022-03-28 14:35:54)
- 結婚する相手を事前に見る機会があるだけマシ、レベルではあるな -- 名無しさん (2023-01-20 04:37:22)
- デスピサロが優勝しても、もうすでに恋人でロザリーがいるから結婚を辞退してただろう。 -- 名無しさん (2023-03-13 23:13:37)
- ルドマンはブオーンをなんとかしないといけない事情があるから許してあげて -- 名無しさん (2023-03-13 23:14:37)
- FC版で低レベル進行とかしない場合、はねぼうしを外して薬草6個持ち込んだ方がよかったりするのだろうか……? -- 名無しさん (2023-03-21 14:57:21)
- ↑5 ローラ姫……は姫がべた惚れで実家出てってるから逆か。 -- 名無しさん (2023-03-21 16:59:14)
- ラゴスのオマージュキャラが11にいないとおもったがマスクザハンサムが担ってるのかも!残念なイケメンだし(そもそも本名がラゴスの可能性ある?) -- 名無しさん (2023-06-23 16:39:17)
最終更新:2025年03月26日 12:26