灰色巫女見習いの女の子。「もー!」が口癖。
神殿長の愛人になることが夢。側仕えとして誰かに仕えるより、誰かを使う側になりたいと思っている。
マインに対する神殿長の回し者だが、わかりやすくて自己顕示が強く、初めから神殿長のスパイである事と困らせるように頼まれた事を言った。
マインが部屋を賜った事を知らず、部屋の場所がわかなくて仕えることができず、神殿長にとって必要な情報を全く持ち帰ることができなかったため、神殿長の部屋を追い出された。
男に可愛がられるために生きてきたため、幼くても女を武器にすることを知っているが、マインの回りでは通用しなかった。
以降マインの側仕えの仕事を始めて、巫女としては杜撰なマインを叱咤しつつ、身の回りの世話と掃除と自分磨きに力を入れる。
マインの情報を得るため、そして神殿長と比べて仕事が楽で待遇が良いため、生活の基盤を
院長室へ移す。
洗礼を迎える前は、小さい子供達の面倒を見る人がいなくなってどんどん死んでいく様を見ていたため、孤児院にトラウマを持っている。
マインが孤児院を改革するときは、神殿長に報告せず目を瞑った。自分の時は救われなかったことを悔しがり、「今度デリアが困ったら、助ける」という約束を受けた。
身食いの捨て子の
ディルクと関わってから、家族という大切さを知る。
だが彼を守りたいがために、神殿長の悪事に関わってしまう。主であるマインに不利益をもたらしたため、解任された。
神殿長を頼ってディルクを貴族と
養子縁組するが、契約書を偽造され
身食いの従属契約をさせられた。
神殿長の連座で処刑されるところを、マインの約束によって守られ、トラウマを持つ孤児院で生涯過ごす刑罰に変えられて生きながらえる。
孤児院で罪の意識に苛まれながらも、ディルクの姉として生活している。
その後、ディルクを守るための従属契約書をローゼマインに託され、もう二度と彼女の信頼を疑わないと誓った。