初出:第2話
声(ドラマCD第10弾):井口裕香
声(TVアニメ版):井口裕香
家族構成
容姿
髪の色:紺色
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瞳の色:金色
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光が浮き上がるように艶のある夜色の髪。
真っ白で汚れがない肌で、労働と生活感を感じさせない手。
全てがボロの服とちぐはぐな印象で、どう考えても不自然。
地位
年齢関連
マイン視点の回
本編 第一部 全編(プロローグと閑話以外)
本編 第二部 全編(プロローグ、閑話、第132・133話以外)
SS第8話 ある冬の日
作中での活躍
本作の主人公、恐ろしく虚弱で異世界転生者。
身食いとしての魔力暴走により死にかけたところ、前世の記憶を覚醒させて一命を取り留めるが、代償としてこれまでマインとして生きてきた自覚を失う。
以後、前世の
本須麗乃の人格が基本となり行動する。本の為にとんでもない行動をし、本が手に入らない絶望で死を受け入れかけるほどの本狂い。
「(転生物なので)マインの魂はそのままマイン、麗乃の記憶が蘇っただけで、麗乃の情報量が(洗礼前で病弱なのもあり狭い世界しか知らない)マインよりも多いせいで圧倒的な影響を受けてしまったが、(乗っ取りや上書き等で)別人になったわけではない。」
自分の気持ちを誤魔化したい時に早口になったり、困りごとがある時に対策を幾つも考えては早口で次から次に説明する癖がある。
オットーから時間つぶしに石板と石筆を譲ってもらい、文字の練習をするようになる。計算確認ができることから、オットーから報酬に石筆と文字の先生になってもらい、
外壁の門の
宿直室で助手として働く。
ルッツや商人の
ベンノ達の協力を得て、本を作るための紙作りを行う。
身食いで先が長くないことを知ってからは、貴族に飼い殺しにされるのではなく、家族と一緒にいて朽ちる道を選ぶ。
貯金が大金貨2枚を越えて、洗礼前の子供ではありえない額を稼いだ。
夏に
洗礼式の為に
神殿へ行った所で
図書室を発見した。本人は本めがけて一直線に暴走しただけだが、身食いの魔力を求められたりと、紆余曲折を経て神殿で
青色巫女見習いとなる。
神殿では
孤児院の環境改善等を行い、
孤児たちが労働することで生活できる環境へと変える。
神官長に静かにするよう言いつけられていたが騒ぎを起こしたことで、史上初の反省室に入れられた青色巫女見習いになった。この際、白の建物を傷つけていた為に呼び出されたフェルディナンドは、私が孤児達に遊ぶ許可を出したと、
領主である
ジルヴェスターに謝罪している
ベンノには気が付いたら事を大きくしていたり、少し目を離せば死にかけると言われた。
ルッツが家出をした際は、マインが計算機として役に立たずに困った神官長が仲裁することになり、家族会議を壮大にさせてルッツの家族を戦々恐々とさせた。
転生前よりかなり音感がある。記憶にある曲を
フェシュピールで弾いて
ロジーナに感心され、神官長に課題を積まれた。
騎士団の
トロンべ討伐に同行した際、騎士団に祈り、
アングリーフの祝福に至ったことから、神に祈れば魔法になると学習する。
癒しの儀式では圧倒的な魔力を見せつけたため、貴族達に狙われる一因になった。
領主を上回るほどの膨大な魔力を持つことが発覚した為に、記憶をみる魔術具で調査され、その重要性に気がついたエーレンフェスト首脳陣から
貴族院へ入れることを決定された。
記憶をみる魔術具で調査された際に、フェルディナンドに魔力器官を染められてしまった。
祈念式の途中、
フラン達の馬車が襲撃を受けて、感情が高ぶり魔力を暴走させる。神官長に風に祈るように言われ、
シュツェーリアの盾を出して守り抜く。
視察に来たジルヴェスターに気に入られ「お守りだ」と黒い魔石のはまったネックレスを渡される。
後にこのネックレスが養子縁組の魔術具だと判明した。
マインの魔力を求めた
神殿長達と対峙する中、家族や仲間を守る為にジルヴェスターが領主であることを知らぬままに養女となることを決める。
しかし平民が領主の養女となることは通常認められず、また平民の家族との縁が残る事が危険であるために表向きは死亡扱い。
マインとして最後の祝福に、家族や親しい者達に
最高神と五柱の大神の祝福を与えた。
以後は
カルステッドの娘
ローゼマインとして行動することになる。
(なお貴族に係わらなければマインは身食いではるか高み。タウの実で延命するにも限度があり(もっても10歳くらい)、トロンベを大量発生させたことで危険人物として処刑される)
経歴
00年夏 ギュンターとエーファの娘、マインとして誕生
05年秋 前世の人格が覚醒
05年冬 オットーに文字を習う
06年春 オットーの助手として南門に採用される
06年夏 商人見習いになる試験を受ける
リンシャンと植物紙の権利に関して契約魔術を結ぶ
06年秋 商人見習いになる試験に合格する
商業ギルドに商人見習いとして仮登録をする
07年春 カトルカールの一年独占販売権をフリーダに売る契約を結ぶ
07年夏 洗礼式を迎える
マイン工房の工房長として商業ギルドに登録し、販売権に関する契約魔術を結ぶ
髪飾りの製造・販売に関する契約を結ぶ
イタリアンレストランの出資者になる
青色巫女見習いに就任する
孤児院長に就任する
書字版とカルタの販売契約を結ぶ
07年秋 インク協会と契約魔術を結ぶ
ヨハンのパトロンになる
08年春 ジルヴェスターの養女になる契約を結ぶ
ローゼマインに改名し、下町家族と決別する契約魔術を結ぶ
死亡扱いとなり葬式を行う
作者コメント
【
2015年 02月19日 活動報告返答】
マインの夢がどこのどんな景色なのかは、他の誰も知る由がないので、これから先は出て来ません。
マインの祖父母はすでに亡くなっています。トゥーリは会った記憶がうっすらとあるけれど、マインは全く覚えていません。
家族にとってマインの奇行はギュンター譲りなのです。
マインの気質はギュンターとそっくりなのです。
家族内ではよく似ていると評判です。(範囲、狭!)
家族ラブなところも、マインは自覚していませんが、周囲から見るとそっくりです。
ご近所ではマインの奇行を実際に知っている人が少ないですが、「ギュンターの子だから」で大体が済みます。(笑)
>前マインはエーファ母さんに熱を出している間の夢の中の話をしてた…って事は生まれ変わり?
まぁ、そんな感じです。
麗乃と今のマインは同じようでいて別人ですね。
環境が人を作ると私は思っているので、全く同じではいられないと思っています。
その中でも変わらない物がありますけれどね。
【
2018年 02月21日 Twitter】
>キャラ設定
マインは子供だったので、ギュンターやオットーにも負けるくらい設定が少ない。
麗乃の部分を足してもギュンター達に負けるかな? 麗乃時代は現代で想像しやすい分、端折られている部分も多いから。
【
2019年 03月18日 活動報告】
ふぁんぶっくのQ&Aに答えたことがあるのですが、実は、先に「本須麗乃(もとすうらの)」の名があります。
「本は須く、うらのである(本は当然私の物である)」という意味です。
日本語の古い一人称に「うら」があり、「うらの=私の物」から英語mine、ドイツ語でmain(主人公)という言葉遊び的に「マイン」の名前が決まりました。
【
2019年 11月15日 Twitter】
>麗乃とマインの関係性
麗乃とマインが従来同一の魂を持ち、麗乃がマインに転生しましたが、5歳の時前世の記憶が蘇ったため、前世の記憶が現在の記憶を上書きし、マインは自分がマインではなく麗乃だと思うようになった。
原作を深く読み込んでいる方でしょうか。
作者としてはこちらの意識で書いています。
麗乃の記憶や人格が前世として奥底にあり、新しく生まれることで前世を包み込むように、マインの意識が生まれ育っていく。本来ならば、経験を積むことでマインとしての人格や意識が厚みを帯びていくので、前世の記憶に今の自分が呑まれることはない。
けれど、マインは身食い。
熱に呑まれるたびに自分が熱に食べられるような感じがして、自意識が穴だらけになる。
普通ならば、マインとしての言動を積み重ねることで今世の自分を立て直していくのに、ほとんどベッドで寝ているだけ。接するのは家族だけ。新しい経験ができない。
マインにとって新しくて嬉しい経験は、夢の中で得られるものだった。
前世とは思わず、健康で走っても苦しくない。美味しい物を好きなだけ食べられて、自分の好きなことを好きなようにできる夢をマインはよく見ていた。
「夢の中で生きたい」「ずっと眠っていたい」「麗乃になりたい」
夢の話をして母さんに怒られても、(第一部Ⅱの短編参照)マインにとって一番自由にできるのは夢の中。
「体に悪い」と何もかも禁止する父さんも、わたしだけ健康に産んでくれなかった母さんも、外で走り回れて一人だけいつも楽しそうなトゥーリも、みんな大嫌い。
マインが身食いの熱に自意識を呑まれる時、必死で手を伸ばしたのは家族ではなく麗乃の記憶。
自分から望んで、今の自分を捨ててマインは「本須麗乃」になった。
でも、本須麗乃として生きていけるわけがない。麗乃の人格や記憶を手に入れても、そこで生きていく体はマインのまま。
別に麗乃の記憶を手に入れても健康になれるわけではないし、子供の脳では感情制御も完全とは言えない。
皆はマインとして扱う。
その結果、麗乃の意識でマインとして生きていくことになった。
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最終更新:2024年05月21日 00:14