中央神殿

中央神殿は、王宮や王族の住む離宮が存在する中央の土地に位置する神殿である*1

本来の聖地は現在の貴族院であり、貴族院の最奥の間が神殿における礼拝室である*2
その時代では、初代王やその後の王族が神殿長となり、聖地で神事を行ってきたが*3第5期に王族の居住地近くに中央神殿が建立されて以降は、神事がそこで行われるようになった*4

中央の王宮にある供給の間は中央神殿の祈りの間と繋がっていて、中央神殿の祈りの間にある魔術具が貴族院にある供給の間に繋がっている*5
また、中央神殿の聖典の鍵はユルゲンシュミットのに繋がる鍵となっている*6

業務内容

各領地の神殿と同様に奉納式*7祈念式*8など季節の神事を行うほか、古い儀式の研究や*9貴族院の講堂・最奥の間で開催される領主候補生の星結びの儀式(領主会議の際に行われる)*10と成人式*11などを執り行っている。
中央に属する神具の管理、最奥の間の祭壇の管理*12、貴族院の土地への癒やし*13も中央神殿の業務である。
またアダルジーザの離宮に住まう傍系王族やランツェナーヴェに行った者のメダルの保管・管理も中央神殿内で行われている*14
中央神殿でも花捧げが行われており、中央の神官/巫女、王族の側近、中央の貴族、教師等が利用するほか、貴族院の男子学生(魔力感知が発動した者のみ)に対して性教育を行う場でもある。そのため、貴族にとって神殿がどういう場所なのかという悪い意味での共通認識が確立してしまうことになる。*15
各詳細やその他業務については下記考察を参照。

聖典原理主義

中央神殿には、「聖典に載っていることが最も正しく、も聖典に従うべき」と主張する聖典原理主義者が数多く所属している*16
しかし政変後から14年にかけてのその実態は、聖典の記述を盾にとって王の即位や後継者選定などに口を挟み、時には王族から求められた神事の遂行に非協力的な姿勢も見せるなどして、中央神殿の発言力を増し、より多くの利権を王族からもぎとろうとするものであった。

王族との関係

今の王政変に勝利したことで即位した。しかし、中央神殿の聖典原理主義者はグルトリスハイトが無い王は正当なツェントと認められないとして、当初は王の即位を拒否。その後、王族貴族も激減し重要な魔術具の半分近くが動きを止めた状態で国が保てるはずがなく、中央神殿は渋々王位を認めたという経緯がある*17
トラオクヴァールを王位に就かせる見返りとして、各領地の青色神官・巫女から魔力の多い者を中央神殿に集めることを認めさせるなど利権と発言力を確保した*18
中央神殿はその後も王子であるジギスヴァルトもしくはアナスタージウスが次期王となることにも難色を示したり*19、ローゼマインが誤って飛ばした祝福を受けたエグランティーヌ*20が次期王になるべきだ*21など、自らの利権を目当てに政変後の統治の安定に苦労している王族を妨害するような主張を繰り返した。

12年冬の聖典検証会議の結果、中央神殿と王族の溝は更に広まったとされている*22。これまで聖典の記述を盾に王族・貴族の行う政治に口出しをしてきた中央神殿が抱える青色神官ではその聖典をすべては読めていないことが明らかになって主張してきたことの根拠が揺らぎ*23、中央神殿の非協力的な態度に困らされてきていたジギスヴァルトは溜飲を下げ、その後はアナスタージウスから提案されたように神事を中央神殿主導ではなく王族からの命令でローゼマインに行わせることで中央神殿の発言力を削ろうとも画策を始めた*24

13年冬の貴族院卒業式でディートリンデが舞台に描かれている選別の魔法陣を光らせてからは、ディートリンデが次期王である、正しいツェントを選ぶ神事を行う方法が分かったなど治世に混乱を招く主張を中央神殿が再び行い始め、王族はその対応に苦慮することとなった*25

ローゼマインとの関係

真のツェントを得るために古い儀式を蘇らせたいが*26、中央神殿の者では魔力が足りず儀式を再現することができない*27。そこで、
ユルゲンシュミットが真のツェントを得ることは何よりも大事なこと。
古い儀式を研究している中央神殿に協力しろ。
全ては真のツェントを得るため、そして、ユルゲンシュミットのため。
という主張を行い、十分な魔力を持つローゼマインを何とか中央神殿に取り込もうと躍起になっている*28

中央の青色神官・青色巫女

昔は成人後に結婚できなかった傍系王族の男性と女性の一部が中央神殿へ送られていた。

政変の際に傍系王族として召し上げると還俗させて戦いに参加させたり、粛清があったりした。
これによる不足を補うため、青色神官と青色巫女を還俗させられるように貴族院で特別措置が多く取られ、魔術具や指輪を与えられた*29
そうして元々の青色神官や青色巫女が中央神殿にほとんど居なくなり、今度は中央神殿がそれを補うため、各領地の魔力が多めの青色神官や青色巫女を中央神殿に差し出させた。このことによる魔力不足が、各領地の収穫量が年々落ちてきている原因とローゼマインは見ている*30

15年春以降の中央神殿の変化

15年春にエグランティーヌツェントとなった後、これまでの中央神殿は解体となった。
王族が管理する中央とされてきた土地のうち貴族院以外はアウブが管理する領地(ブルーメフェルトコリンツダウムドレヴァンヒェル)となり土地と住人に関する神事や神殿業務は各領地神殿の管轄に移ったことから、本来の聖地である貴族院で行う神事のみが中央神殿の業務となり、立地も貴族院に戻り、神殿長はツェントの兼任となった。
このとき不要となった青色神官・青色巫女の多くは各領地へ帰された*31

人物




中央神殿の業務内容に関する考察

貴族院(エアストエーデ/地図の白部分)・中央領(地図の黒部分)・中央管理地(政変後の接収地)が関係し、
それぞれの管理形態に不明な部分が多いため、議論になることが多い。
よって、推定事項などを整理して記述する。(表内で・が付いている記述は全て推定)
中央神殿が建立された第5期以降、数百年 政変後~15年春、十数年
貴族院 中央領 中央管理地(旧トロストヴェーク、旧シャルファー)
住民 貴族院教師(中央貴族)、下働きが年間を通して滞在
政変まではアダルジーザの離宮の住人
王族傍系王族・中央貴族・平民 ・廃領地の生き残りの貴族、平民がそのまま暮らしていると思われる*33
神殿 最奥の間にある祭壇・大神の神具を
中央神殿が管理
中央神殿にある祭壇・大神の神具を
中央神殿が管理
・廃領地の神殿・大神の神具がそのまま残っている可能性が大きい
・少なくとも聖典所有者になる者、現地住民への儀式を行う者が必要で、
中央に集められた青色神官が現地の神殿長などに就任していた可能性が高いと思われる
・その時点で中央神殿とは別組織の扱い?管理下に置いていた?
・元々の神官たちは死亡?もしくは管理下に?

前提として、中央領の構成を以下のように想定
王宮・離宮・中央神殿がある区画
  • 606話の記述から、建設当初の王宮も貴族院同様に徒歩などでは行けず、貴族院からの転移陣のみの可能性がある*34
  • その一方で、606話の記述が貴族院との行き来に限定されていることから、貴族院以外とは普通に徒歩などで行き来できる可能性もある*35
  • 王宮内に中央騎士団の訓練場があることから*36、施設はエーレンフェストの城と似て騎士寮などもあると思われる
  • その他、中央文官等の居住地は不明だが、同じく寮や城内で与えられる部屋があると思われる
  • 中央神殿の立地は王宮の徒歩/騎獣圏内?
    • 建立時期(第5期)は他領からの襲撃を恐れなくて良くなった時代
    • 防御力は下がるが、中央の普通の土地に中央神殿を建立し、転移陣で繋いだ?
    • 貴族院も隔絶された空間というだけで物理的な中央の山の上に存在している様子。王宮はその「隔絶」を解いて、中央領に普通に存在するようになり、徒歩/騎獣で移動できる中央神殿を建立?
    • 聖地(貴族院)から中央領への移住により、襲撃ルートが、敷地内にある各領地の寮(全領地襲撃可能)から、隣接領地に変わり、襲撃リスクが大幅に低減したことから、王宮も神殿も、他領同様、領都と定めた一般区画に普通に建立した?
平民街
  • 中央に平民の住む街が存在する。貴族院の敷地内には存在しない。*37
 王宮城下
  • 立地の特殊性*38から、王宮城下街的な平民街は存在しない可能性もある
  • 聖地から出たことで安全が担保されたと考えていた場合、普通に平民街が存在する可能性もある
 周辺部
  • 他領と同じように平民が住む街が点在し、それを王族(と傍系王族)がギーベのような役割で治めている
    • 現王族は全員離宮に住んでいるようだが、各地にギーベの館に相当する白の建物もあると思われる
  • 606話の記述を考えると、ギーベの役割を得た者たちの王宮との移動方法が不明
    • 中央神殿が建立された時点で上記と同じ推測が立つため、普通に行き来ができ、専属なども登城できるようになっている?
    • 聖地から出たことで安全が担保されたと考えていた場合、移住当初から、他領同様、普通に行き来できた可能性もある

また、廃領地も上記の周辺部と同じように、王族(と傍系王族)が土地を与えられて分担管理していると想定

通過儀礼の儀式関連

中央神殿が建立された第5期以降、数百年 政変後~15年春、十数年
貴族院で中央神殿が行う儀式 中央領で中央神殿が行う儀式 中央管理地の住人用の儀式
洗礼式 ・アダルジーザの実から傍系王族になる者の儀式が他の傍系王族と同様かは不明
・何らかの別の形でメダル登録されている可能性が高い
・王族、傍系王族の洗礼式は誕生季におそらく中央神殿が王宮で行う*39
・王宮城下町が存在するならば、平民の儀式を季節ごとに中央神殿にて行っていると思われる
・貴族は中央神殿や現地神殿の神官が各家庭に出張したり、冬は管理下の城でお披露目と同時に行ったり、など?
・平民は各神殿にて季節ごと、または秋の収穫祭で一括して執り行っていると思われる
・中央神殿の青色神官が出張し、収穫祭で一括して執り行っている可能性もある
成人式 全領地の貴族の儀式を中央神殿が行う(=貴族院の卒業式) ・王宮城下町が存在するならば、平民の儀式を季節ごとに中央神殿にて行っていると思われる ・平民は上段同様、各神殿で季節ごと/秋の収穫祭で一括 または中央神殿が出張のケースが考えられる
星結びの儀式 王族・領主候補生の星結びの儀式を領主会議で中央神殿が行う ・中央貴族については王宮にて中央神殿が行っていると思われる
・王宮城下町が存在するならば、平民の儀式を中央神殿にて行っていると思われる
・貴族は王宮または現地の城で中央神殿または現地の神殿が行っていると思われる
・平民は上段同様、各神殿で季節ごと/秋の収穫祭で一括 または中央神殿が出張のケースが考えられる
貴族の葬式 - ・王族、傍系王族は王宮や離宮、館などで個別に中央神殿の神官が呼ばれて行うものと思われる
・中央貴族も個別の館に呼ぶ?独身者で王宮住まいが多い?出身領の実家で行う?不明
・中央神殿または現地神殿の神官が個別に呼ばれると思われる
登録証(メダル)の管理
貴族院の住人 中央領の住人 中央管理地の住人
登録証 アダルジーザの実から傍系王族になった者の分、そこから外国へ出た者の分は中央神殿で管理 ・王族・傍系王族・中央貴族は王宮で管理されていると思われる*40
・王宮城下町が存在するならば、その平民の分は中央神殿で管理すると思われる
・その他の街の平民分は、王宮で管理かと思われる
・貴族、平民共にメダル管理は、王宮が行っていると思われる
・ただし貴族院の学生分は中央以外に移動されている可能性がある*41
・ ⇒ 学生期間だけ移動するなどということはせず、黒以外のマントを使用しているだけの可能性がある*42
平民の葬式 - ・王宮城下町が存在するならば、メダルの受け渡しは中央神殿で行うと思われる
・それ以外の街の平民のメダルは秋に徴税官に報告された王宮の文官が転移陣で送っていると思われる*43
・秋に徴税官に報告された王宮の中央文官が転移陣で送っていると思われる

土地への魔力供給関連

中央神殿が建立された第5期以降、数百年 政変後~15年春、十数年
貴族院の敷地 中央領の土地 中央管理地(旧トロストヴェーク、旧シャルファー)
小聖杯 貴族院の敷地(小領地規模)用の小聖杯があり、中央神殿が管理している様子*44
・第491話の貴族院の奉納式において、小聖杯は中央領用のものだけを王族が集めて、全て中央の為に持ち帰っており、貴族院用の小聖杯が無いような文脈だが、そこにあった可能性もある
中央領用の小聖杯がある ・廃領地の小聖杯がそのまま残っている可能性が大きい
・その場合、現地の神殿長が管理していると思われる
・全てを中央神殿に集めて管理している可能性もある
・旧トロストヴェーグは中領地規模、旧シャルファーは小領地規模
奉納式 13年冬の奉納式の時期の貴族院で、中央神殿が貴族院の神具に関わる様子の描写が無い*45
・貴族院の期間中に王族に最奥の間を開けさせその場でor神具を持ち出して何日もかけて奉納式を行う事は難しいと思われる
・ただし、政変前であれば、貴族院の教師のように許可の魔石を与えられ、少し容易であった可能性はある
・中央神殿の神官は貴族院の神具に普段からは魔力を込められないが、貴族院の学生分の魔力がたまっていそうではあるので、その魔力を利用するだけの可能性もある
中央神殿が担当していると思われる*46
・つまり冬に小聖杯を持っているのは中央神殿
ただし、13年冬の奉納式の時期、「収穫に影響を及ぼし春になる前に行う、魔術具や神具への魔力供給」を王族が行っている描写もある*47
・王宮に国を保つための未登場の魔術具が多種あるとは思われるが、神具も含まれている
・ローゼマインはこれを中央神殿ではなく王族が神事(奉納式)を行っていると解釈したが、詳細は不明
・各神殿で行っていると思われる
・中央神殿に全神具と小聖杯を集めて行っている可能性もある
祈念式 毎年、祈念式のために最奥の間を王族に開けさせて祈念式を行っている*48
・貴族院の土地を癒やすのは中央神殿の管轄らしいが*49、魔獣に土地を荒らされた場合の文脈
・中央神殿の者が神具(杖)を使って土地を癒やす様子(草木までは生えないこと)は貴族院教師が知っている様子*50
・直轄地の農村のように貴族院の土地に神官が直撒きしている?またはギーベ領のように何かしらをしている?
・王族参加の奉納式で余った液体魔力が図書館の礎に使用された例から、中央神殿が貴族院に点在する図書館以外の施設(中央棟や騎士棟他や大神の祠など?)の礎に注いでいる可能性はあるが、不明。ただし貴族院でそのようなギーベ相当の業務があるとしたら、担当は王族になりそうだが…
・採集場所の癒やしは各領地の領主候補生(冬)や*51*52、領主(春)など各領地*53
・各領地ごとに様子の違う寮の建物維持および入館管理は各領主
・国の礎の魔力が満たされた後は花の開花時期が早くなったり*54、採集場所を回復することで貴族院全体に魔力が満たされたりなど*55、全体的に各魔法陣が連動して土地が自動回復している様子
・貴族院用の奉納式の存在も不明で、小聖杯がどこに使われているのかいまいち不明瞭
中央にはギーベの役職に就いている者はおらず、ツェント以外の王族がギーベのように離宮やその周辺に魔力を配るために管理している*56
・つまり春~秋に小聖杯を持っているのは王族
王族は結婚すると与えられる土地があり、そちらに魔力を満たす仕事も行う*57
ただし、第553話(春)では「貴族院と中央神殿の二カ所に聖杯がありますし、祈念式が終わった今ならば小聖杯も魔力を溜めるために使えますから、中央神殿に準備させてください」と貴族院・中央の小聖杯を中央神殿が持っているような記述もある
(奉納式を現地の神殿で行っている場合)
・現地神官が他領のギーべ領のように王族ギーベに小聖杯を渡す形
(奉納式を中央神殿一括で行っている場合)
・中央領と同様に、王族ギーべが中央から小聖杯を持ち帰る形
・中央神殿神官が出張して王族ギーベに渡す形
収穫祭 - ・徴税は王宮の中央文官、小聖杯の管理は王族ギーベが行っていると思われる
・王族ギーべ領における平民の洗礼式、成人式、星結びの儀式を中央神殿が行っている可能性がある
・廃領地の平民の洗礼式、成人式、星結びの儀式を収穫祭の時に現地神官or中央神殿が一括で行っている可能性がある
・小聖杯については上段同様に、現地神官が回収、中央神殿が回収、王族ギーべが持ち帰るケースが考えられる
・徴税は王宮勤務の中央文官or現地の城勤務の中央文官が行っていると思われる

礼拝室の地下に存在する礎の間と聖典関連

中央神殿が建立された第5期以降、数百年 政変後~15年春、十数年
貴族院の礎 中央領の礎 中央管理地(旧トロストヴェーク、旧シャルファー)の礎
神殿地下の礎 国の礎
・「貴族院の礎」は敢えて言うならば貴族院を成立させ魔力供給を受けているじじさまがそれに当たると思われる
作中未登場
・第4期(王宮建立)~第5期(中央神殿建立)に新設された可能性は高い
・礎が無いと中央領の魔術結界≒境界門なども存在できなくなると思われる
・また、王族に中央の土地を与えたりギーベのような役割を与える事も難しくなると思われる
・当時の王族には礎を神殿と共に新設する知識があった
・中央神殿の建立の際に礎を新設し、王宮に加えて中央領を形成した流れ?
・各地に存続したままとなっている可能性が高い
礎への入口 貴族院図書館のメスティオノーラの像
・王宮に国の礎への正規の入口と鍵が存在しているかどうか不明。少なくとも政変以降は失われている
作中未登場
・中央領の礎が存在した場合、通常であれば王宮には正規の入口と鍵、中央神殿図書室には予備入口と聖典の鍵が存在することが想定されるが、下3段参照
・旧ベルケシュトックのような反抗の様子が作中では無かったため、
領主一族は処刑されても城自体は穏便に明け渡され、
アウブの鍵も失われず、中央の管理者が礎の間に入って染めて管理していたと思われる*58
・礎に関わるには領主候補生コースを履修する必要があるため、管理者は傍系王族と思われる
聖典 国の聖典を中央神殿が中央神殿の聖典として管理 「中央神殿の聖典」は作中未登場
・無い、もしくは、あっても死蔵?
・第5期のグルトリスハイトを持つ王族が神殿、神具を作っているのに聖典だけ作らないのは不自然だが、聖典だけ流用したと考える方が自然?
・各地の神殿の聖典があったと思われる
・中央神殿から派遣された青色神官が神殿長(聖典保持者)になっている必要がある
聖典の鍵 国の聖典の鍵を中央神殿が管理
・貴族院図書館のメスティオノーラの像に対する鍵になっている事は政変で失伝
「中央神殿の聖典の鍵」は作中未登場
・第5期で作られていない場合、中央の礎が存在したとしても中央神殿図書室の予備入口は存在しないことになる
・各地の神殿の聖典の鍵があると思われる
・神殿図書室の予備入口と聖典の鍵については失伝している
供給の間 あるが不使用
王宮の供給の間→中央神殿の祈りの間の魔術具→貴族院の供給の間→国の礎に繋がる*59
王宮の供給の間は、国の礎に魔力供給をする為のもの
・中央の礎に魔力供給をするための供給の間が存在していないかのような記述*60
・城が穏便に明け渡され、礎が染め替えられていれば、供給の間や登録の魔石も通常通り使用されていたと思われる

コメント

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  • ページ作成ありがとうございます。おつかれさまです。さて、ページのタイトルが「中央神殿」であるからには、冒頭が「中央にある神殿。」だけでは簡潔すぎで、立地情報として後段の「本来の聖地」に書かれている内容をこの冒頭に持ってきたほうが明快かと思います(この方針で再編集してかまわなければ私のほうで編集いたしますが、どうしましょう?)。また業務としては貴族院に限らず「中央管理の土地全体」の癒やしや魔力用意(小聖杯に魔力を込め配り回収してくる)、貴族院以外でも行われる中央在住貴族の神事(葬儀等)や平民の神事も行っているはずです。本編に明記のある事実と推測可能な事柄と記述上で分離する必要がありますが、トラオクヴァール治世では「中央」の管轄する土地として2つの廃領地(旧トロストヴェーク、旧シャルファー)が増えているため、これらの増えた土地に魔力を行き渡らせるのも中央神殿の青色神官・青色巫女の仕事であるため、貴族に還俗していった青色が減った穴埋めだけでなく追加の業務量をこなすためにも青色の増員は必須で各地神殿から集められる理由の1つであったろうと考えられますね。 (2020-04-26 22:15:17)
    • web版本編から拾えることを中心に書きました。書いている途中で「建物としての中央神殿」と「組織としての中央神殿」があることに気づき、その分け方も考えましたが上手く書けず辞めました。本編に登場する「中央神殿」は「組織としての中央神殿」が殆どで、立地については読みぬけがあるかもしれませんが、情報がかなり少ないんですよね。書籍版は読んでいないので、書籍版などから加筆が可能であれば、是非お願いします。 (2020-04-26 22:49:27)
      • とりあえず書きたいことは書き終わりました。5-1までの範囲だと書籍版やふぁんぶっくで中央神殿に関する情報の追加はなされていないと思います。 (2020-04-27 20:02:25)
    • 中央神殿関係はスレでも話題になっているのを以前時々見かけていましたが、混乱しやすいですよね。確かアナエグ夫妻がギーベのように小聖杯を扱っていたり、色々と推測できる部分はあれど情報が少なかったり散りばめられているので、おっしゃる編集方針でまとめて頂けると非常に嬉しいです。(個人的には神殿地下の「中央領地の礎」の存在の有無なども気になっているんですが、かなり推測だらけになってしまうんですよね…グル典の議論ページなどのように推測メインになっても良いかもしれないですが) (2020-05-27 02:40:46)
  • 「中央神殿の業務内容に関する考察」を追加してみました。中央関連を考え出すといつも頭が混乱するので、今まで見たことのある意見をおぼろげに思い出しつつまとめてみました。色々と考察範囲が広いので前提から間違ってたりしてる可能性もありです…追加編集またはご意見お願いします (2020-06-21 03:34:24)
    • 住民の定義にもよるけど……貴族院の寮に一年中滞在している、ヒルシュールやソランジュのような人間と、そういう人間の側仕えや、そういう人間に食事を供給する食堂の下働き等も、貴族院の住民と言えるような気がする。。。<住民なし (2020-06-21 09:54:44)
      • 住民の定義がメダル登録地と住所でごちゃっとしてますね…確かに教師や下働きは住所が貴族院・メダル登録地は中央領。廃領地の貴族平民はどちらも住所は廃領地・メダル登録地は中央領扱いですよねきっと。表は住所ってことにして、説明をつける形がいいかも(表彰式強襲事件の廃領地の貴族たちも各地にそのまま住んでた) (2020-06-23 04:14:13)
        • で、学生だけは親の出身領地の学生として貴族院に通っている形…親も先祖代々廃領地出身の場合は適当にメダル振り分け…?少なくともブローチを使うにはどこかに住民登録しないとだし、良くわかりませんな (2020-06-23 04:19:37)
    • ふぁんぶっく3 Q&AのAより「中央には平民の住む街がありますが、貴族院の敷地内にはありません。貴族院の平民は下働きとしてどこかの寮に所属しています。」<平民街情報。 明確なのはこれだけなので、平民街の前提記載の分割を少し変えました。 (2020-06-21 09:55:43)
  • 中央神殿長は誰が任命してたんだろう? (2024-02-27 02:38:43)
    • 王族誕生以降はツェントが任命するか、中央神殿内部で次期神殿長を決めてツェントに承認を貰う(最終的には領主会議の承認が必要な案件かもしれない)とかじゃない?レリギオンは多分先代ツェントの任命か承認、イマヌエルは自動昇格でトラオクヴァールの追認、王族前は神殿がどれだけ強いかで状況が変わるからケースバイケースじゃないのかな。 (2024-02-27 03:24:51)
      • イマヌエルはビジュアル出てるけど、2年生の聖典検証に来たくらいのレギリオンって幾つくらいだったんだろ?エーレンの前神殿長・ベェーゼヴァンス~中高年?。。。政変前就任だったら傍系王族の系譜も在るんだっけ? (2024-02-28 22:34:46)
        • #411で「壮年のおじさん」と言ってるのでユルゲンの寿命から考えると30代中頃〜40代くらいですかね? 子供が成人する手前くらいから孫が洗礼式を行うくらいまで (2024-02-29 00:48:57)
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最終更新:2022年05月03日 09:15

*1 第606話

*2 第421話

*3 第493話

*4 第606話

*5 第652話

*6 第650話、第663話

*7 第491話

*8 第553話、第639話

*9 第544話

*10 第366話

*11 第491話

*12 第491話、第511話

*13 第396話

*14 第640話

*15 ふぁんぶっく6 Q&A

*16 第401話、第421話

*17 第406話「聖典を調べる 後編」

*18 第401話

*19 第388話

*20 第335話

*21 書籍第五部II 書下ろしSS「注意すべき存在」

*22 第415話「領地対抗戦の始まり(二年)」

*23 第410話「ターニスベファレンの事情聴取 後編」、第411話「聖典検証会議」

*24 書籍第五部II 書下ろしSS「注意すべき存在」

*25 第557話「閑話 望みと出口」

*26 第543話

*27 第545話「地下書庫での作業」

*28 第544話「領主会議の星結び 後編」、第556話「領主会議の奉納式」

*29 第289話

*30 第556話

*31 第656話

*32 第639話

*33 書籍第四部VIIエピローグ 表彰式を強襲した廃領地の貴族達が管理下の土地で普通に暮らしていたというケースがあるため、全員抹殺や追放ではなく、ある程度の数は暮らしていると推測される

*34 第606話 ツェントは襲撃してくる者を防ぐため、居住地をエアヴェルミーンのいる聖地から別の場所に移し、聖地と転移陣を刻んだ扉でしか行き来できないようにした。

*35 他領と同様に貴族院と転移陣でしか行き来できないようにすることで、他領の侵攻難易度をあげただけの場合。 貴族院内で生活していると全領地から容易に攻められるが、貴族院外に住居を移せば、侵攻ルートが隣接領に限定される為

*36 書籍第五部II特典SS

*37 ふぁんぶっく3 Q&A

*38 第606話 ツェントは襲撃してくる者を防ぐため、居住地をエアヴェルミーンのいる聖地から別の場所に移し、聖地と転移陣を刻んだ扉でしか行き来できないようにした。

*39 書籍4-5エピローグ 秋の洗礼式後に派遣されたヒルデブラントが貴族院を未知の場所として初めて訪れる様子※お披露目は貴族院の領主会議にて

*40 第640話 アダルジーザの傍系王族と普通の傍系王族は違う

*41 黒マントの学生がいない事から、学生は中央/中央管理地以外の住民として、政変後に現存するどこかの領地色のマントを賜り、各城の転移陣を使い、各領地の寮に所属していることになる

*42 ふぁんぶっく5 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン「王族が管理している離宮の一つが(貴族院内での)寮になっている」ため、転移陣は王宮の物を使用し、寮監は中央で賄いつつ、学生は各領地/どこか1つの領地に振り分けられて領地対抗戦などに参加している可能性が出た。学生は住居も明確に区別されており、何か貢献しても振り分け先の領地の順位などに考慮されず、融和も起こらないような管理形態が考えられる

*43 第232話、第371話

*44 第639話 貴族院の最奥の間で神官達が小聖杯や神具を並べているのをしばらく見ていたアナスタージウス王子

*45 第491話 中央神殿で奉納式はしているが貴族院の祭壇に神具が全て残されている様子※奉納式には全神具が必要

*46 第491話 奉納式の時期に多忙な様子の中央神殿

*47 第496話

*48 第639話

*49 第396話

*50 第396話

*51 番外編2話

*52 第664話 全く管理されず放置されているアーレンスバッハの採集場所

*53 番外編17話 第556話でローゼマインが回復の祝詞を広報した領主会議の後、各領地の領主や騎士団が回復

*54 番外編11話

*55 番外編17話

*56 第553話/14年春時点

*57 第378話

*58 番外編3話 旧シャルファー+旧中央のコリンツダウムは土地の魔力に余裕がある様子

*59 652話

*60 第652話