初出:第286話
声(ドラマCD第5弾/第6弾/第7弾/第9弾):潘 めぐみ
家族構成
異母姉:父の
元第一夫人の娘
異母姉:父の元第一夫人の娘
異母姉:父の元第一夫人の娘(レティーツィアの実母)
甥:
ランスリット(ドレヴァンヒェルの領主候補生)
姪:
レティーツィア
義妹:レティーツィア(上記と同一人物。父の養女)
異母兄:
ブラージウス(父の元第二夫人の息子で姉の夫)
異母兄:父の元第二夫人の息子
容姿
髪の色:金
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瞳の色:深緑
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派手系美人。ふわふわとした金髪に深緑の瞳。
昔のヴェローニカにとても似ている。
地位
階級:領主一族→メダル廃棄により人として認められない
職種:
領主候補生→元領主候補生→ユルゲンシュミットへの魔力供給者
年齢と属性関連
- ローゼマインとの学年差:+3
- 誕生季:冬
- 属性:光と命以外の五属性
ディートリンデ視点の回
書籍第四部VIII エピローグ
第568話 閑話
ランツェナーヴェの使者 前編
第569話 閑話 ランツェナーヴェの使者 後編
書籍第五部Ⅹ プロローグ
作中での活躍
アーレンスバッハの領主候補生。
自己顕示欲が強く、自身の行為が全て正しいと認識している。
両親からほとんど顧みられることがなく育った。
父の
ギーゼルフリートとは顔を合わせたことが少なく、いつも面倒臭そうな顔で説教をされた後、さっさと下がれと言われるなど疎まれていると感じており、娘として可愛がられた記憶は無かった。
母の
ゲオルギーネからも普段は自分に関心を持ってもらえず、ゲオルギーネに助けとなる事を頼まれた時はようやく自分を見てくれると期待していた。
フェルディナンドの魔力を
感知できておらず、その旨を側近達にこぼしている。
魔力の多いゲオルギーネやギーゼルフリートの子であるディートリンデも、領主の傍系である
マルティナも、フェルディナンドの魔力を感知できないことと、フェルディナンドがエーレンフェスト出身で、かつ母親が定かではないことから、ディートリンデの側近達は(恐らくディートリンデ自身も)、フェルディナンドの魔力が低いと考えている。
その一方で、
レオンツィオの魔力は感知できており、レオンツィオに対して
ブルーアンファの訪れを感じた。
アーレンスバッハの貴族達の殺害の許可を出したと言われている。実際にディートリンデの目の前でレティーツィアの側近は害されている。
領主候補生として
兄
ヴォルフラムの事故死後、
アーレンスバッハの慣習で他に
領主候補生がいなくなったため、次期領主の最有力候補になった。
女性は男性の領主候補生と結婚しなければ
アウブになれないため、婿探しをしていた。
アーレンスバッハの血を引き、優秀生でもある
ヴィルフリートに目を付けていたが、
ローゼマインと婚約したので諦めた。
13年春の領主会議の間、表彰式の襲撃の調査でアーレンスバッハを訪れていた中央騎士団の上級騎士と恋仲になっていたが、王命で
フェルディナンドと婚約して次期アウブとなることが決まった為、別れることとなった。しかし、当の中央の上級騎士は職務に忠実だっただけでディートリンデと恋仲になったつもりは無く、完全にディートリンデの勘違いであった。
次期アウブとは言っても、父
ギーゼルフリートからは義妹
レティーツィアの、母ゲオルギーネからは姪
ベネディクタの中継ぎとなることを望まれていたが、本人は中継ぎのアウブであることを知らず、自身が次期アウブになる事を公言していた。
13年夏、エーレンフェストに赴いて婚約式を行う。
フェルディナンドに対しては庶子であり
神殿に入っていた経歴から見下しており、更に「神殿から救い出した自分に感謝し、心から愛を捧げ、次期領主である自分を立ててくれるに違いない」と考えていた。しかし、フェルディナンドからは
ヴェローニカに似た容姿や振る舞いから視界に入れたくないほど嫌われている。なお、出会っていればヴェローニカから見てもディートリンデは同族。
貴族院で行われた12年冬のアドルフィーネ主催の茶会で
ローゼマインに従姉だからと無理強いして手に入らなかった髪飾りを早速婚約者となったフェルディナンドに強請ったが、フェルディナンドのセンスは信用できないと不満を示し、自身で注文することに拘った。フェルディナンドの館で髪飾りの注文を行った際には、次期アウブである自分に相応しく、王族に嫁ぐ
アドルフィーネの髪飾りよりも豪華にしろと言い張って引かなかった為、
ブリュンヒルデの提案で一つ一つは王族を尊重して格を落とした髪飾りを五つ誂える事で納得した。
エーレンフェストでの歓迎やちやほやされる環境に喜んではいたものの領都を離れた途端に宿の料理の質などにつけては田舎と蔑んでおり、
アウレーリアとの面会を取り付けられないフェルディナンドを「春を迎えたエーヴィリーベのよう(役立たずの意)」と文句を言うなど来訪中の態度はかなり悪かった。
父親の容態急変の報せを受けてアーレンスバッハに急遽帰ることになり、帰途に母の側近
ゼルティエに一服盛られて体調を崩したが、これは母がゲルラッハでの秘密集会に参加する為に計画された事だった。
13年秋の終わりに父が亡くなって後を継いだものの、アウブとしての業務も疎かにしているため、周囲はディートリンデを立ててはいるが殆どの判断をフェルディナンドに仰いでいる。
13年冬、領地対抗戦での
エーレンフェストやフェルディナンドに対する振る舞いは、
アウブ・ダンケルフェルガーの第一夫人や
ハンネローレも呆れるほどひどいものだった。
ツェント候補?として
13年冬、
卒業式の奉納舞で
ツェント選定の魔法陣を不完全ながら浮かび上がらせた。ツェント候補の条件を満たせなかったが、勘違いした
中央神殿の者達から次期ツェント候補と宣言される。
貴族院卒業後、自分がレティーツィアへの中継ぎアウブであることをゲオルギーネから知らされる。
成人したがフェルディナンドとの結婚が一年間延期され、その猶予の間、次期ツェントを目指して活動する。
フェルディナンドに対して
名捧げを要求したり、アーレンスバッハでは忌避されている神事などの業務を命じた。
一介の領主候補生の身分だが、王族相手に次期ツェントとして振る舞い、様々な不敬行為を行っている。
アーレンスバッハの建て直しが完了した暁には、不敬による何らかの処分がほぼ決定していた。
ランツェナーヴェの使者である
レオンツィオに次期ツェント候補を自称し、
トルークを使った甘言を受けてしまう。次期ツェントの後ろ盾として、外国であるランツェナーヴェと手を組んだ。
その後は
レオンツィオの居館に入り浸たり、無料で
魔石を譲ろうとしたりと、今までよりさらにひどい振る舞いをするようになる。そのため周囲からは早急なアウブの交代を望まれていた。
当初、自身がツェントになったら王配の候補には貴族院時代に逆恨みしていた
エグランティーヌと
アドルフィーネの夫である
アナスタージウスや
ジギスヴァルトを取り上げるのも一興と言っていたが、レオンツィオに籠絡されて以降は王配にレオンツィオを据えると発言していた。
15年春に
レティーツィアを騙してフェルディナンドに供給の間で毒を盛り、ユルゲンシュミットへの叛意を明確にした。
本人の言い分では「わたくしがツェントになれば、今のツェントの王命を排してお義兄様を領主候補生に戻すこともできますもの。叔父様達を領主候補生に戻すことも可能ですし、跡継ぎにはベネディクタもいます。アーレンスバッハは安泰です」とのこと。
フェルディナンドに反撃されるが、銀の布で防いで薬を嗅がせて、シュタープを封じるための手枷をつけた。そして供給の間で死ぬまで魔力を吸い取り続ける状態にさせた。
供給の間から出た後、レティーツィアとゲオルギーネにフェルディナンドが死亡したという虚偽報告を行った。
中央騎士団と共に行動している所を
ルーフェンに発見され、隠密行動という事を理解しておらずとても目立つ金髪と派手な髪飾りから特定されている。
トルークを使用されていたことが判明し、犯罪者として記憶を覗かれる。その際にグルトリスハイトを自分の物と思いこみ、
エグランティーヌを盗人呼ばわりするなど相変わらずの自己中心的な言動を見せた。ローゼマインによりメダルを破棄され、シュタープを失った。
評価
側仕えの
マルティナは「……ゲオルギーネ様を見て育っているはずですのに、どうしてこれほど何も考えずに生きていけるのでしょう?」と不思議がり、ゲオルギーネの側近である
グラオザムからは「とてもゲオルギーネ様の娘とは思えぬ無能だ。許し難い」、
ジェルヴァージオからは「考えなしの我儘娘」と味方からも酷評されている。
姉
アルステーデは「少し考えが足りなくて自己中心的なところがありますけれど、わたくし達のために頑張っていたのです。ディートリンデも根は悪い子ではないのですよ」と妹を弁護した。
トルークによる誘導もあって本人の認識ではツェントを目指してレオンツィオを王配に据えようとしていたが、レオンツィオはランツェナーヴェの王座を狙い、ジェルヴァージオはツェントの座を狙っていたことから良い様に利用されていたと思われる。ゲオルギーネは横暴な振る舞いを掣肘せず、陰謀の隠れ蓑にするなどしていたが教育不足から考えなしの行動をとり続け虚偽報告・情報漏洩など様々な失態を犯した。このように利用していたゲオルギーネやランツェナーヴェも彼女の手綱を制御できなかったため、ローゼマイン一行にとってはむしろ大きな助けとなった。
経歴
前02年冬 誕生
05年冬 洗礼式
08年冬 貴族院に入学する
11年冬 貴族院のお茶会にて、リンシャンを手に入れようとしたところ
エグランティーヌに窘められ逆恨みする
12年夏 エーレンフェストとの領地境界門で星結びの儀式に立ち会う
12年冬 貴族院のお茶会にて、髪飾りを手に入れようとしたところ
アドルフィーネに窘められ逆恨みする
13年春 王命により
フェルディナンドと婚約する
13年夏 婚約式
エーレンフェストにて髪飾りを注文する
帰途、体調を崩し
ギーベ・ゲルラッハの夏の館に一泊
13年秋 父
ギーゼルフリートが死亡
13年冬 貴族院の卒業式で電飾奉納舞を行い中央神殿から次期ツェントと認定される
14年春
ゲオルギーネより中継ぎアウブである事を知らされ、
グルトリスハイト探しに一年の期限をつけられた
次期アウブ・アーレンスバッハとしてフェルディナンドと
レティーツィアに祈念式を行うよう命じる
次期ツェントの後ろ盾として他国であるランツェナーヴェを選んだ
14年夏 ギーゼルフリートの葬儀にてエーレンフェスト出身の中央騎士団員が暴れた件で大騒ぎする
15年春 グルトリスハイトを得る為
ランツェナーヴェの王族達と共に貴族院へ赴くが外患誘致を行った反逆者として捕縛された
犯罪者として記憶を覗かれ、メダルを破棄され、シュタープを失った
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最終更新:2025年04月08日 22:36