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*ウルトラ警備隊 MONSTER ATTACK 【うるとらけいびたい もんすたーあたっく】 |ジャンル|シミュレーションRPG|&amazon(B0002ER6AG)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |メディア|64MbitROMカートリッジ|~| |発売・開発元|ロケットカンパニー|~| |発売日|2004年8月5日|~| |定価|5040円(税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|珍しく防衛軍が主役のお手軽SRPG&br()むしろ自衛隊&ウルトラマンが邪魔&br;''帰ってくれウルトラマン''&br()それも踏まえて原作アレンジは秀逸|~| |>|>|CENTER:''[[ウルトラマンゲーム・リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/928.html]]''| **概要 -登場するヒーローは「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)」+1の4体。 -ジャンルはシミュレーションゲーム。ウルトラシリーズのゲームというと大抵が格闘アクションであり、シミュレーションは珍しい。 -今作の主役はウルトラマンでは無く、なんと&bold(){防衛チーム}である。冒頭で「科学特捜隊」「ウルトラ警備隊」「MAT」のいずれかを選び、それによってシナリオが変化する仕組みを取っている。作品をまたいで怪獣が登場するのはご愛敬。 --実は1992年には「ウルトラマン地球来訪前の科学特捜隊の活躍を描く((原作でも本編より20年前から怪獣と戦っていたとの話がある))」と言う設定の『ウルトラ作戦 科特隊出撃せよ!』(PC-9801)と言うゲームが存在した。設定故にウルトラマンは登場しないうえ、マイナーゲームだが。 --更には1996年には『[[ウルトラ警備隊 空想特撮ゲーム]]』というシューティングゲームが出ているが、こちらはシューティングゲーム故に原作再現性は乏しかった。 **特徴 -システムはほぼ「スーパーロボット大戦」と同様。もちろん今作独自の要素もある。 --前後左右の方向によって攻撃の範囲が変わる。 --背後から攻撃すれば敵の死角になるため反撃されない。 -「予算」や「支持率」を巡るユニークな駆け引き。 --本作には''経験値の概念がなく''、機体の能力を上げるには予算を使って改造する。 --予算は''支持率''によって増減する。支持率は町の被害や自衛隊への救援要請の有無によって変化する為、機体能力を上げたければプレイングによって町への被害や自衛隊の出動を抑える必要がある。 --市街地で施設を破壊された場合、被害金を請求されたりもする。妙にリアル。 -メカはビートルやウルトラホーク、マットアロー等お馴染みのものに加え、マグマライザーや特殊潜航艇S号といった、ややマイナーな地底・海中メカも登場する。MATからはアローとジャイロしか登場しないが。 --改造=強化が可能なのは兵器のみで、隊員本人のステータスを上げる手段はない(武装の強化は可能)。 -ウルトラマンはなんとNPC扱い((原作ではほぼ全ての作品において防衛軍の隊員が変身し、変身後も隊員とウルトラマン両方の意識があったはずなのだが。セブンにいたっては地球人の体を借りているのではなく、地球人に変身している本人である。))。プレイヤーが直接操作することはできず、独特の緊張感を生んでいる。 --間接的に命令をすることは可能。「あの敵を倒せ」「あの町を守れ」「そこに行け」の三つから選ぶ事ができる。 -ウルトラマンだけなく、救援要請によって自衛隊も呼ぶことができる。こちらはプレイヤーが操作でき、更に補給可能なユニットを持っている。 --評価は「防衛チームが倒す>ウルトラマン含むその他のユニットが倒す」となっている為、可能な限り防衛チームで倒した方が望ましい。 **長所 -防衛チームに視点をおいたゲーム性。 --背後が死角になっていることもあり、互いの向きや射程を考えて攻撃する必要がある。スパロボのような反撃中心の殲滅戦は困難でなかなかにシビア。 --ただ単に怪獣を倒す楽しさだけではなく、如何にして被害を最小限に抑えて予算を確保するかを追及する楽しみもある。 -作品間のクロスオーバーステージもあり、それぞれの防衛チームが手を組んで戦うストーリーもある。 -ウルトラマンに命令をすることはできる為難易度を調整することができる。 -怪獣や戦闘の演出など、グラフィックはかなり頑張っている。 --戦闘機などがフィールド1マス分のサイズなのに対し、ウルトラマンや怪獣は4マス分の大きさを占有し巨大感を演出している。 --地上にいる怪獣より小さいユニットは、怪獣が移動するだけで即死する。スケール感をうまく表現できている。 -ドラマパートでは当時の実写を取り込むなどしていて、原作の雰囲気がよく出ている。 -ステージ数も多く、巨大メカの活躍する屋外ステージの他に、等身大の隊員だけで戦う屋内ステージもある。 --屋内ステージは市民への被害が出ないため、治療費以外の被害金を払わずに予算や支持率を上げられる。 -シナリオは原作を大切にしつつ、2つの話が上手にクロスオーバーしている。 --冒頭では物語の説明があり、原作を見ていなくてもわかりやすい。 --「地底人はノンマルトの先祖」「ゴモラとレッドキングを復活させるジェロニモン((原作でも脚本上はこうなのだが、予算の関係によりドラコとテレスドンになったらしい))」など、原作を強引にアレンジした内容の数々はそれなりに笑える。 -怪獣も恐竜戦車やヤメタランス、アイロス星人等なかなかマニアックな怪獣が多い。 -BGMやSEは原作のものを使っていて、これまた雰囲気を盛り上げている。容量の関係上強引な使い方も散見されるが、プレイ意欲を十分に煽ってくれる。 --ツインテールとグドンが互いを攻撃しあうなど、マニアならニヤリとできる原作再現もある。しかもいい勝負をする((ゲーム中、敵ユニット同士が戦うことは基本的にないが、原作設定にあわせて戦いあうようになっている。)) **短所 -''あまりに低い''難易度。 --支持率や予算などを気にしなければ、''ウルトラマンにまかせるだけ''でも大半の怪獣はさくっと倒せる。いや、まあ原作でもそうなんだけれども。単にクリアするというだけなら、ヌルゲーだと言える。 --攻略パターンが単調な為、多少SLGに慣れていれば簡単に攻略可能。 ---普段ゲームに触らないであろうウルトラシリーズファンが遊ぶという事を考えれば、「ウルトラマンこんなに弱くねーよ!」となるのも困るので一概に問題点と言えない部分はあるのだが…。 -''ウルトラマンの存在が邪魔。'' --ウルトラマンが介入することによるメリットが全くない(こっちが危険な思いをしなくていい程度)ため、防衛チームだけで怪獣を倒せるようになると邪魔なだけになる。 --変身したら何も考えずに町のど真ん中に着地して、町を踏み潰しながら歩き回る。もちろんウルトラマンが壊した町の被害はこちらに請求される。 --前述した通りウルトラマンたちは非常に火力が高いため、大抵は2~3発程度の攻撃で怪獣を倒せてしまう。止めを刺されると予算も支持率ももらえず、何もいいことがない。これではさすがにウルトラマンたちの意味がなさすぎる。 --このため何もさせないために「そこに行け」でマップ端の僻地へ飛んでもらうこともしばしば。''帰ってくれウルトラマン''。 -自衛隊の存在意義。 --自衛隊のユニットは基本的に強化できず、呼ぶだけで支持率も下がってしまう。 ---ウルトラマンと違って補給能力以外は貧弱なので、ますます使いづらい。 ---ただし他ユニットへの補給能力があるのは自衛隊のユニットだけである。 -科学特捜隊とウルトラ警備隊、ウルトラ警備隊とMATのクロスオーバーは複数あるが、何故か科学特捜隊とMATのクロスオーバーは1つしかない。 -人によっては気にならないことでもあるが、科学特捜隊やウルトラ警備隊に比べると、MATの扱いは残念さが拭えない。 --その2隊よりも都市戦が多いため、支持率が上がりにくい。 --特捜チームの扱う乗用車の中でも、ポインターに並ぶ人気があるマットビハイクル((原作で武装を追加して出撃している話があるので、非武装だからという理由は通用しない。))が実装されていない。同じく科特隊専用車も登場していないが、こちらは武装が無いといった都合が考えられる。 --元々地底戦車が存在しないこともあり、本作のMATは地上戦用のライドメカを1台も操作できないことになってしまった。 ---地上戦用のライドメカを科特隊はベルシダーが1台、ウルトラ警備隊ではポインターとマグマライザーの2台が操作できる。 //「ペ」じゃなくて「ベ」ルシダー。「ペ」はZATのペルミダー二世。 --原作でも2回しか出番がなかったとはいえ、特殊潜航艇マットサブも実装されていない。特殊潜航艇S号((こちらも登場回数は3回と少ない。))やハイドランジャーは登場したのに…。 ---マットサブがないので水中戦もなし。科特隊とウルトラ警備隊は水中戦で共同作戦を執っているので余計に気になる。 //科特隊とウルトラ警備隊は水中戦で共同作戦→ノンマルト戦 --屋内ステージ戦の機会も無い。確かにMATが人間大の敵と戦っているイメージはあまりないだろうが… --マットジャイロの武装はロケット弾が10発のみで、攻撃力が低い頃や「ウルトラマン夕日に死す」の第2戦ではすぐ弾切れして何もできなくなる。原作ではバルカン砲やナパーム弾などの投下機能、レーザー砲も使っているのだが… ---性能もマットアローより低い。飛行するので、踏み潰されたり地形が移動に影響したりすることも無いので使ったほうがいい(生身で戦うよりはマシ)のが救い。 --マットアローのミサイル(最強武器)は地上にしか撃てないため、飛んでいる敵にレーザーや機関銃しか使えない。 ---そのくせ原作再現でベムスターとドッグファイトになる。原作では、そのステージにあたる場面はミサイルで攻撃しているが…。 //テロチルスやドラキュラスの宇宙船も4連ポッドで攻撃していて、後者は撃墜まで追い込んでいます。 ---地底戦車のドリルやジェットビートルのナパーム弾、ウルトラホーク1号の強力レーザー砲のような特に強力な武器でも無いのに、最強武器はこの扱い…一応はミサイル系の中で最も攻撃範囲に優れているのだが。 //((本作では何故か合体状態だとレーザーの威力が上がる。ダイナに登場するガッツイーグルのトルネードサンダーと混同したのだろうか?)) //((ウルトラホーク1号には全操作ユニット中最大のHPがある上に合体状態の行動判定はα号と共通するため、分離→β号・γ号攻撃→合体して攻撃で1機で3体までの敵の標的を引き受けられる(本作では、敵は大抵最後に攻撃したユニットに仕掛けてくる)という利点もある。)) //あの印象的な4つの管を束ねた奴はロケット弾ポッドで、ミサイルはパラゴン戦で岸田さんが大変なことをしていた奴だと思うのですが、ゲーム中の表記が「対地4連ミサイル」で戦闘アニメの内容を見てもそっち(ロケット弾ポッド)だろうと。 --アロー1号は反撃武器が機銃になっているため、反撃武器がレーザーなどの他機体より攻撃範囲や威力が劣る。弾数制でENに影響しないのが利点だが、レーザーの消費は軽く、影響が出るほどの強敵や長期戦ステージが出る頃にはENを影響が無いまでに強化できる。 ---その割にアロー2号の機銃は再現されていない。1号より反撃の範囲が広くて有利なのはいいが、無理に1号に機銃を使わせるくらいならいっそレーザーとミサイルだけにしてしまえば…と思えてしまう。 //書いてませんが、一応ポインターも同。使うこともそんなに無いのであまり気になりませんが --科学特捜隊はMATと同じくやや不遇だが、都市戦が少なめで地上戦メカを持ち、地上限定とはいえ大打撃を与えられる武器や屋内ステージ戦などがあり少なくともMATよりは恵まれている。 --ウルトラ警備隊はメカとスパイアクションに注力したシリーズゆえか航空機の個性が強く((分離合体と単体最強の武器を持つ1号、レーザーしか持たないがHPとENが多く回復手段が少ない本作では長期戦に強い2号、アロー2号と同じような癖の無い3号といった具合))、都市戦も少なく屋内ステージ戦も多めで最も扱いがいい。 //科特隊1(警備隊との共同1)、警備隊2(科特隊との共同1)、MAT0。 -特捜チームの構成員に対して航空機が足りないため、全員が出撃する場合には1~2人が扱いが不便な地上ユニットか生身で出撃する必要がある。 --ウルトラマンに変身するときユニットが撤退する(他のキャラクターが乗れるようにするなどの措置は無い)、撃破されることで変身するステージの存在から、大抵ハヤタ・ダン・ゴウの3人がそのあおりを受ける。 --ウルトラ警備隊は全員が何かの機体に乗れるが、逆に科特隊はベルシダーと生身で2つの地上ユニットを抱えることになる。 ---スパロボの戦艦や強化パーツにあたる存在もないため、対策できない((原作ではジェットビートルやホーク3号はS号やベルシダー、マグマライザーの運搬能力を持つが、本作では特に再現されていない))。 -戦闘シーンの演出が、科特隊とそれ以外とで力の入れ方にムラがある。シナリオや実写画像などの原作を尊重する演出と対照的に、戦闘アニメの原作再現は原作の演出に合わせる気など最初からないようなものもあり、ちぐはぐに感じる。 --ウルトラマンや怪獣・宇宙人が光線などを放つ際にエネルギーを溜める演出が入る。原作ではそんな演出はなく、ゲーム的演出にしても少々テンポが悪い。 --ウルトラマン達はそれぞれ地上でスペシウム光線・アイスラッガー・ウルトラスパーク((スペシウム光線のみ、カットインのままスペシウム光線を撃ち、他二つはSD体系のグラフィックにもどる))の戦闘アニメで本編から撮ったカットインが入るが、ゾフィーはM87光線Aタイプを使っても入らない。 ---本人がM87光線を使ったのは本作発売時でウルトラマンZOFFYとウルトラマン物語の2作があり、入れようと思えば入れらそうなのだが。 //戦闘するのは1話限りなので特にこだわらなかったのだろうか?それとも版権料か?一応、戦闘アニメはちゃんと作っている。 -メカに乗る隊員が誰であろうと、攻撃力や命中率等に変化がない。 --さらに隊員は各チーム1種類で、男女や体格問わず、全員同じグラフィック。 -クロスオーバーのときに部隊を分けることがあるが、シナリオデモでしか言わない。デモが終わった直後に搭乗機などを決める仕様のため見落とさなければいいのだが、スパロボと違い1つの話で複数のステージが展開されるため、見逃してしまうと再度見るのが手間。 -同じ作品が出展の怪獣・メカですら、グラフィックに統一感がない。 --マットアロー1号のグラフィックは明らかに2号・ジャイロとデフォルメのポイントを合わせていない。ホーク1号と2号・3号のグラフィックも感じが違う。 --ゴモラの頭が異様にでかい。他の初代出身怪獣は体系に見合った頭部をしているのに… --アイロス星人はなぜかこじんまりとしている(潰れているようにもみえる)。 -改造費がかなり高く、フル改造するには最低3周はかかる。 -ラスボスは大して強くもなく、エンディングがあっさりしすぎている。 #region(ネタバレ注意) --しかも本作に登場する3作ではなくウルトラマンAのキャラクターである。その3作から無理やりラスボスを選んでも良かったかもしれない。 --そもそも、初代~帰マンに限っても初代の「禁じられた言葉」「小さな英雄」やセブンの未製作話「宇宙人15+怪獣35」あたりを元にすればいいような内容である。なにより何故ウルトラマンAのキャラがただ一人だけ出てきているのか?という違和感はぬぐえない。 //観念的な存在というのは世界線すら跳躍するのだろうか。 #endregion //ウルトラマン達が原作最終回を再現した話で帰る前、ヤプールが昔の宇宙人を生き返らせて暴れさせてるんでゾフィーと一緒にボコリました…という内容。たった一人巨大ヤプール出さんでも、ジェロニモンかメフィラスにラスボス任せればいいような。そいつらがラスボスでもファンは笑って許したろうに、って書こうとした(モチロンこの文ママではない)けど先に書かれてた文で明言してなかったのでぼかした。本作、知名度もあんまり無いだろうし。 //SDガンダムの版権だけで一括全MSが網羅できるってあったけど、巨大ヤプールも一緒で別にAの分までとられないの?でも実写スチールがあったしな…画像が他のに比べて鮮明なんで新しく撮ったのか? -原作再現や夢のクロスオーバーがなされている一方で、原作ファンにとっては違和感を感じられる部分も散見される。 --レッドキングが露骨に不遇((最初のステージでいきなりウルトラマンのかませ犬になったり、原作ステージでは何故かテレスドンのほうが強いうえにテレスドンの前座のような扱いになっている、などなど他の怪獣に比べ異様に扱いが悪い。))。 --何故か悲鳴を使用されているシーモンスなど、一部鳴き声がおかしい怪獣がいる。 --雑魚バージョンの怪獣の存在。本作には雑魚ユニットに相当するユニットが少ないせいか、いくつかの怪獣は色違いでHPが半分に下がった雑魚バージョンが存在する。こいつらはなぜか色のチョイスがとても変で、特に紫のエレキングは不気味である。 ---しかも雑魚バージョンの怪獣は倒しても図鑑にのらない。 --メフィラス星人が出現させた敵はすべて立体映像ということになっている。それはファンの間でよく言われている俗説であり、実際に立体映像であったかどうかは設定されておらず、明言されたこともない。 --科学特捜隊の地底戦車ベルシダーの名前が「ペ」ルシダーと間違っている((タロウに登場するペルミダー二世とごっちゃになったものと思われる。そのペルミダー二世もベルシダーの名前間違えた名称だったりするが。))。 --ジェットビートルが1機だけしか操作できず、また小型ビートルが2機出撃する。逆のほうが原作に近い。 ---ベルシダーがレギュラーメカになっているが、こちらは武装の無い科特隊専用車の代わりかもしれない。 --マットシュートが光線を放つ。原作初期に近い演出なだけで別に間違っては無いが、原作では実弾攻撃の方が多用されている。 //戦闘シーンの演出が~に入れたほうがいいか? -最後になぜタイトルが「ウルトラ警備隊 MONSTER ATTACK」なのかという疑問。 --これが例えば『ウルトラセブン』ベースのストーリーで、ウルトラ警備隊だけ使えるのなら自然だが、科学特捜隊とMATの立場がない。 **総評 コアな原作ファンからすると突っ込みどころは見えるものの、総じてキャラゲーとしては良質で、マニアックな再現性やこだわりが光る作品。~ 純粋にゲームとして評価しても、いくつかの粗こそ目立つが十分に楽しめる作り。単なる「スパロボのパクリ」では終わっていない、密かな傑作と呼んでいいだろう。~ **余談 -初回特典として科学特捜隊の「流星バッジ」が同梱された。「ウルトラマン」の作中で用いられていたあのバッジが、完全レプリカとして忠実に再現されている。
*ウルトラ警備隊 MONSTER ATTACK 【うるとらけいびたい もんすたーあたっく】 |ジャンル|シミュレーションRPG|&amazon(B0002ER6AG)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |メディア|64MbitROMカートリッジ|~| |発売・開発元|ロケットカンパニー|~| |発売日|2004年8月5日|~| |定価|5040円(税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|珍しく防衛軍が主役のお手軽SRPG&br()むしろ自衛隊&ウルトラマンが邪魔&br;''帰ってくれウルトラマン''&br()それも踏まえて原作アレンジは秀逸|~| |>|>|CENTER:''[[ウルトラマンゲーム・リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/928.html]]''| **概要 -登場するヒーローは「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)」+1の4体。 -ジャンルはシミュレーションゲーム。ウルトラシリーズのゲームというと大抵が格闘アクションであり、シミュレーションは珍しい。 -今作の主役はウルトラマンでは無く、なんと&bold(){防衛チーム}である。冒頭で「科学特捜隊」「ウルトラ警備隊」「MAT」のいずれかを選び、それによってシナリオが変化する仕組みを取っている。作品をまたいで怪獣が登場するのはご愛敬。 --実は1992年には「ウルトラマン地球来訪前の科学特捜隊の活躍を描く((原作でも本編より20年前から怪獣と戦っていたとの話がある))」と言う設定の『ウルトラ作戦 科特隊出撃せよ!』(PC-9801)と言うゲームが存在した。設定故にウルトラマンは登場しないうえ、マイナーゲームだが。 --更には1996年には『[[ウルトラ警備隊 空想特撮ゲーム]]』というシューティングゲームが出ているが、こちらはシューティングゲーム故に原作再現性は乏しかった。 **特徴 -システムはほぼ「スーパーロボット大戦」と同様。もちろん今作独自の要素もある。 --前後左右の方向によって攻撃の範囲が変わる。 --背後から攻撃すれば敵の死角になるため反撃されない。 -「予算」や「支持率」を巡るユニークな駆け引き。 --本作には''経験値の概念がなく''、機体の能力を上げるには予算を使って改造する。 --予算は''支持率''によって増減する。支持率は町の被害や自衛隊への救援要請の有無によって変化する為、機体能力を上げたければプレイングによって町への被害や自衛隊の出動を抑える必要がある。 --市街地で施設を破壊された場合、被害金を請求されたりもする。妙にリアル。 -メカはビートルやウルトラホーク、マットアロー等お馴染みのものに加え、マグマライザーや特殊潜航艇S号といった、ややマイナーな地底・海中メカも登場する。MATからはアローとジャイロしか登場しないが。 --改造=強化が可能なのは兵器のみで、隊員本人のステータスを上げる手段はない(武装の強化は可能)。 -ウルトラマンはなんとNPC扱い((原作ではほぼ全ての作品において防衛軍の隊員が変身し、変身後も隊員とウルトラマン両方の意識があったはずなのだが。セブンにいたっては地球人の体を借りているのではなく、地球人に変身している本人である。))。プレイヤーが直接操作することはできず、独特の緊張感を生んでいる。 --間接的に命令をすることは可能。「あの敵を倒せ」「あの町を守れ」「そこに行け」の三つから選ぶ事ができる。 -ウルトラマンだけなく、救援要請によって自衛隊も呼ぶことができる。こちらはプレイヤーが操作でき、更に補給可能なユニットを持っている。 --評価は「防衛チームが倒す>ウルトラマン含むその他のユニットが倒す」となっている為、可能な限り防衛チームで倒した方が望ましい。 **長所 -防衛チームに視点をおいたゲーム性。 --背後が死角になっていることもあり、互いの向きや射程を考えて攻撃する必要がある。スパロボのような反撃中心の殲滅戦は困難でなかなかにシビア。 --ただ単に怪獣を倒す楽しさだけではなく、如何にして被害を最小限に抑えて予算を確保するかを追及する楽しみもある。 -作品間のクロスオーバーステージもあり、それぞれの防衛チームが手を組んで戦うストーリーもある。 -ウルトラマンに命令をすることはできる為難易度を調整することができる。 -怪獣や戦闘の演出など、グラフィックはかなり頑張っている。 --戦闘機などがフィールド1マス分のサイズなのに対し、ウルトラマンや怪獣は4マス分の大きさを占有し巨大感を演出している。 --地上にいる怪獣より小さいユニットは、怪獣が移動するだけで即死する。スケール感をうまく表現できている。 -ドラマパートでは当時の実写を取り込むなどしていて、原作の雰囲気がよく出ている。 -ステージ数も多く、巨大メカの活躍する屋外ステージの他に、等身大の隊員だけで戦う屋内ステージもある。 --屋内ステージは市民への被害が出ないため、治療費以外の被害金を払わずに予算や支持率を上げられる。 -シナリオは原作を大切にしつつ、2つの話が上手にクロスオーバーしている。 --冒頭では物語の説明があり、原作を見ていなくてもわかりやすい。 --「地底人はノンマルトの先祖」「ゴモラとレッドキングを復活させるジェロニモン((原作でも脚本上はこうなのだが、予算の関係によりドラコとテレスドンになったらしい))」など、原作を強引にアレンジした内容の数々はそれなりに笑える。 -怪獣も恐竜戦車やヤメタランス、アイロス星人等なかなかマニアックな怪獣が多い。 -BGMやSEは原作のものを使っていて、これまた雰囲気を盛り上げている。容量の関係上強引な使い方も散見されるが、プレイ意欲を十分に煽ってくれる。 --ツインテールとグドンが互いを攻撃しあうなど、マニアならニヤリとできる原作再現もある。しかもいい勝負をする((ゲーム中、敵ユニット同士が戦うことは基本的にないが、原作設定にあわせて戦いあうようになっている。)) **短所 -''あまりに低い''難易度。 --支持率や予算などを気にしなければ、''ウルトラマンにまかせるだけ''でも大半の怪獣はさくっと倒せる。いや、まあ原作でもそうなんだけれども。単にクリアするというだけなら、ヌルゲーだと言える。 --攻略パターンが単調な為、多少SLGに慣れていれば簡単に攻略可能。 ---普段ゲームに触らないであろうウルトラシリーズファンが遊ぶという事を考えれば、「ウルトラマンこんなに弱くねーよ!」となるのも困るので一概に問題点と言えない部分はあるのだが…。 -''ウルトラマンの存在が邪魔。'' --ウルトラマンが介入することによるメリットが全くない(こっちが危険な思いをしなくていい程度)ため、防衛チームだけで怪獣を倒せるようになると邪魔なだけになる。 --変身したら何も考えずに町のど真ん中に着地して、町を踏み潰しながら歩き回る。もちろんウルトラマンが壊した町の被害はこちらに請求される。 --前述した通りウルトラマンたちは非常に火力が高いため、大抵は2~3発程度の攻撃で怪獣を倒せてしまう。止めを刺されると予算も支持率ももらえず、何もいいことがない。これではさすがにウルトラマンたちの意味がなさすぎる。 --このため何もさせないために「そこに行け」でマップ端の僻地へ飛んでもらうこともしばしば。''帰ってくれウルトラマン''。 -自衛隊の存在意義。 --自衛隊のユニットは基本的に強化できず、呼ぶだけで支持率も下がってしまう。 ---ウルトラマンと違って補給能力以外は貧弱なので、ますます使いづらい。 ---ただし他ユニットへの補給能力があるのは自衛隊のユニットだけである。 -科学特捜隊とウルトラ警備隊、ウルトラ警備隊とMATのクロスオーバーは複数あるが、何故か科学特捜隊とMATのクロスオーバーは1つしかない。 -人によっては気にならないことでもあるが、科学特捜隊やウルトラ警備隊に比べると、MATの扱いは残念さが拭えない。 --その2隊よりも都市戦が多いため、支持率が上がりにくい。 --特捜チームの扱う乗用車の中でも、ポインターに並ぶ人気があるマットビハイクル((原作で武装を追加して出撃している話があるので、非武装だからという理由は通用しない。))が実装されていない。同じく科特隊専用車も登場していないが、こちらは武装が無いといった都合が考えられる。 --元々地底戦車が存在しないこともあり、本作のMATは地上戦用のライドメカを1台も操作できないことになってしまった。 ---地上戦用のライドメカを科特隊はベルシダーが1台、ウルトラ警備隊ではポインターとマグマライザーの2台が操作できる。 //「ペ」じゃなくて「ベ」ルシダー。「ペ」はZATのペルミダー二世。 --原作でも2回しか出番がなかったとはいえ、特殊潜航艇マットサブも実装されていない。特殊潜航艇S号((こちらも登場回数は3回と少ない。))やハイドランジャーは登場したのに…。 ---マットサブがないので水中戦もなし。科特隊とウルトラ警備隊は水中戦で共同作戦を執っているので余計に気になる。 //科特隊とウルトラ警備隊は水中戦で共同作戦→ノンマルト戦 --屋内ステージ戦の機会も無い。確かにMATが人間大の敵と戦っているイメージはあまりないだろうが… --マットジャイロの武装はロケット弾が10発のみで、攻撃力が低い頃や「ウルトラマン夕日に死す」の第2戦ではすぐ弾切れして何もできなくなる。原作ではバルカン砲やナパーム弾などの投下機能、レーザー砲も使っているのだが… ---性能もマットアローより低い。飛行するので、踏み潰されたり地形が移動に影響したりすることも無いので使ったほうがいい(生身で戦うよりはマシ)のが救い。 --マットアローのミサイル(最強武器)は地上にしか撃てないため、飛んでいる敵にレーザーや機関銃しか使えない。 ---そのくせ原作再現でベムスターとドッグファイトになる。原作では、そのステージにあたる場面はミサイルで攻撃しているが…。 //テロチルスやドラキュラスの宇宙船も4連ポッドで攻撃していて、後者は撃墜まで追い込んでいます。 ---地底戦車のドリルやジェットビートルのナパーム弾、ウルトラホーク1号の強力レーザー砲のような特に強力な武器でも無いのに、最強武器はこの扱い…一応はミサイル系の中で最も攻撃範囲に優れているのだが。 //((本作では何故か合体状態だとレーザーの威力が上がる。ダイナに登場するガッツイーグルのトルネードサンダーと混同したのだろうか?)) //((ウルトラホーク1号には全操作ユニット中最大のHPがある上に合体状態の行動判定はα号と共通するため、分離→β号・γ号攻撃→合体して攻撃で1機で3体までの敵の標的を引き受けられる(本作では、敵は大抵最後に攻撃したユニットに仕掛けてくる)という利点もある。)) //あの印象的な4つの管を束ねた奴はロケット弾ポッドで、ミサイルはパラゴン戦で岸田さんが大変なことをしていた奴だと思うのですが、ゲーム中の表記が「対地4連ミサイル」で戦闘アニメの内容を見てもそっち(ロケット弾ポッド)だろうと。 --アロー1号は反撃武器が機銃になっているため、反撃武器がレーザーなどの他機体より攻撃範囲や威力が劣る。弾数制でENに影響しないのが利点だが、レーザーの消費は軽く、影響が出るほどの強敵や長期戦ステージが出る頃にはENを影響が無いまでに強化できる。 ---その割にアロー2号の機銃は再現されていない。1号より反撃の範囲が広くて有利なのはいいが、無理に1号に機銃を使わせるくらいならいっそレーザーとミサイルだけにしてしまえば…と思えてしまう。 //書いてませんが、一応ポインターも同。使うこともそんなに無いのであまり気になりませんが --科学特捜隊はMATと同じくやや不遇だが、都市戦が少なめで地上戦メカを持ち、地上限定とはいえ大打撃を与えられる武器や屋内ステージ戦などがあり少なくともMATよりは恵まれている。 --ウルトラ警備隊はメカとスパイアクションに注力したシリーズゆえか航空機の個性が強く((分離合体と単体最強の武器を持つ1号、レーザーしか持たないがHPとENが多く回復手段が少ない本作では長期戦に強い2号、アロー2号と同じような癖の無い3号といった具合))、都市戦も少なく屋内ステージ戦も多めで最も扱いがいい。 //科特隊1(警備隊との共同1)、警備隊2(科特隊との共同1)、MAT0。 -特捜チームの構成員に対して航空機が足りないため、全員が出撃する場合には1~2人が扱いが不便な地上ユニットか生身で出撃する必要がある。 --ウルトラマンに変身するときユニットが撤退する(他のキャラクターが乗れるようにするなどの措置は無い)、撃破されることで変身するステージの存在から、大抵ハヤタ・ダン・ゴウの3人がそのあおりを受ける。 --ウルトラ警備隊は全員が何かの機体に乗れるが、逆に科特隊はベルシダーと生身で2つの地上ユニットを抱えることになる。 ---スパロボの戦艦や強化パーツにあたる存在もないため、対策できない((原作ではジェットビートルやホーク3号はS号やベルシダー、マグマライザーの運搬能力を持つが、本作では特に再現されていない))。 -戦闘シーンの演出が、科特隊とそれ以外とで力の入れ方にムラがある。シナリオや実写画像などの原作を尊重する演出と対照的に、戦闘アニメの原作再現は原作の演出に合わせる気など最初からないようなものもあり、ちぐはぐに感じる。 --ウルトラマンや怪獣・宇宙人が光線などを放つ際にエネルギーを溜める演出が入る。原作ではそんな演出はなく、ゲーム的演出にしても少々テンポが悪い。 --ウルトラマン達はそれぞれ地上でスペシウム光線・アイスラッガー・ウルトラスパーク((スペシウム光線のみ、カットインのままスペシウム光線を撃ち、他二つはSD体系のグラフィックにもどる))の戦闘アニメで本編から撮ったカットインが入るが、ゾフィーはM87光線Aタイプを使っても入らない。 ---本人がM87光線を使ったのは本作発売時でウルトラマンZOFFYとウルトラマン物語の2作があり、入れようと思えば入れらそうなのだが。 //戦闘するのは1話限りなので特にこだわらなかったのだろうか?それとも版権料か?一応、戦闘アニメはちゃんと作っている。 -メカに乗る隊員が誰であろうと、攻撃力や命中率等に変化がない。 --さらに隊員は各チーム1種類で、男女や体格問わず、全員同じグラフィック。 -クロスオーバーのときに部隊を分けることがあるが、シナリオデモでしか言わない。デモが終わった直後に搭乗機などを決める仕様のため見落とさなければいいのだが、スパロボと違い1つの話で複数のステージが展開されるため、見逃してしまうと再度見るのが手間。 -同じ作品が出典の怪獣・メカですら、グラフィックに統一感がない。 --マットアロー1号のグラフィックは明らかに2号・ジャイロとデフォルメのポイントを合わせていない。ホーク1号と2号・3号のグラフィックも感じが違う。 --ゴモラの頭が異様にでかい。他の初代出身怪獣は体系に見合った頭部をしているのに… --アイロス星人はなぜかこじんまりとしている(潰れているようにもみえる)。 -改造費がかなり高く、フル改造するには最低3周はかかる。 -ラスボスは大して強くもなく、エンディングがあっさりしすぎている。 #region(ネタバレ注意) --しかも本作に登場する3作ではなくウルトラマンAのキャラクターである。その3作から無理やりラスボスを選んでも良かったかもしれない。 --そもそも、初代~帰マンに限っても初代の「禁じられた言葉」「小さな英雄」やセブンの未製作話「宇宙人15+怪獣35」あたりを元にすればいいような内容である。なにより何故ウルトラマンAのキャラがただ一人だけ出てきているのか?という違和感はぬぐえない。 //観念的な存在というのは世界線すら跳躍するのだろうか。 #endregion //ウルトラマン達が原作最終回を再現した話で帰る前、ヤプールが昔の宇宙人を生き返らせて暴れさせてるんでゾフィーと一緒にボコリました…という内容。たった一人巨大ヤプール出さんでも、ジェロニモンかメフィラスにラスボス任せればいいような。そいつらがラスボスでもファンは笑って許したろうに、って書こうとした(モチロンこの文ママではない)けど先に書かれてた文で明言してなかったのでぼかした。本作、知名度もあんまり無いだろうし。 //SDガンダムの版権だけで一括全MSが網羅できるってあったけど、巨大ヤプールも一緒で別にAの分までとられないの?でも実写スチールがあったしな…画像が他のに比べて鮮明なんで新しく撮ったのか? -原作再現や夢のクロスオーバーがなされている一方で、原作ファンにとっては違和感を感じられる部分も散見される。 --レッドキングが露骨に不遇((最初のステージでいきなりウルトラマンのかませ犬になったり、原作ステージでは何故かテレスドンのほうが強いうえにテレスドンの前座のような扱いになっている、などなど他の怪獣に比べ異様に扱いが悪い。))。 --何故か悲鳴を使用されているシーモンスなど、一部鳴き声がおかしい怪獣がいる。 --雑魚バージョンの怪獣の存在。本作には雑魚ユニットに相当するユニットが少ないせいか、いくつかの怪獣は色違いでHPが半分に下がった雑魚バージョンが存在する。こいつらはなぜか色のチョイスがとても変で、特に紫のエレキングは不気味である。 ---しかも雑魚バージョンの怪獣は倒しても図鑑にのらない。 --メフィラス星人が出現させた敵はすべて立体映像ということになっている。それはファンの間でよく言われている俗説であり、実際に立体映像であったかどうかは設定されておらず、明言されたこともない。 --科学特捜隊の地底戦車ベルシダーの名前が「ペ」ルシダーと間違っている((タロウに登場するペルミダー二世とごっちゃになったものと思われる。そのペルミダー二世もベルシダーの名前間違えた名称だったりするが。))。 --ジェットビートルが1機だけしか操作できず、また小型ビートルが2機出撃する。逆のほうが原作に近い。 ---ベルシダーがレギュラーメカになっているが、こちらは武装の無い科特隊専用車の代わりかもしれない。 --マットシュートが光線を放つ。原作初期に近い演出なだけで別に間違っては無いが、原作では実弾攻撃の方が多用されている。 //戦闘シーンの演出が~に入れたほうがいいか? -最後になぜタイトルが「ウルトラ警備隊 MONSTER ATTACK」なのかという疑問。 --これが例えば『ウルトラセブン』ベースのストーリーで、ウルトラ警備隊だけ使えるのなら自然だが、科学特捜隊とMATの立場がない。 **総評 コアな原作ファンからすると突っ込みどころは見えるものの、総じてキャラゲーとしては良質で、マニアックな再現性やこだわりが光る作品。~ 純粋にゲームとして評価しても、いくつかの粗こそ目立つが十分に楽しめる作り。単なる「スパロボのパクリ」では終わっていない、密かな傑作と呼んでいいだろう。~ **余談 -初回特典として科学特捜隊の「流星バッジ」が同梱された。「ウルトラマン」の作中で用いられていたあのバッジが、完全レプリカとして忠実に再現されている。

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