登場人物 > アキュラ





概要

アキュラは「蒼き雷霆ガンヴォルト」「蒼き雷霆ガンヴォルト爪」の登場人物。後者では主人公の一人。




公式HPキャラ紹介引用

どの勢力にも属さず、皇神グループと能力者に対し
強い憎悪を向ける“能力者を滅する者(セブンス・スレイヤー)”。
能力者はいずれ能力を持たない人間を脅かす存在になると考え、
個人で能力者たちを倒して回っている。
能力者たちの能力因子サンプルを回収・解析し、
彼らの第七波動を擬似再現した特殊装備を操り、
ガンヴォルトの前に立ちはだかることとなるアキュラ。
彼は第七波動(セブンス)を持たない普通の人間だが、
皇神(スメラギ)にも比肩する高い科学技術と、
卓越した戦闘センスにより並の能力者を凌駕する力を有している。




公式HPキャラ紹介引用(爪)

第七波動(セブンス)の危険性を説きながらも
命を落とした父の遺志と研究を継ぎ、
能力者根絶のために戦い続ける科学者の少年。
第七波動(セブンス)を持たない普通の人間ではあるが、
独自の技術力と天才的な戦闘センスにより
並の能力者を上回る戦闘力を有している。
前作から装備を一新し、機動力特化型ジャケット
「ヴァイスティーガー」を纏うことで
空戦能力が飛躍的に向上。
また、機動力を維持したまま火力を高めるために
多数のビット兵器と、それらをコントロールする
バトルポット「RoRo(ロロ)」を従えている。




OVA公式HPキャラ紹介引用

フェザーとは別に皇神(スメラギ)グループを付け狙う謎の少年。
第七波動能力者に対し強い憎しみを抱いているようだが……?
ノワというメイドと行動を共にしている。







プロフィール


所属…神園家→無所属
能力…なし
SPスキル…ラストドップラー、ストライクソウ、ヒーリング、ギルトコンビネーション、ファイナルラストドップラー
異名…能力者を滅する者(セブンス・スレイヤー)
年齢…14歳(「蒼き雷霆ガンヴォルト」「爪」ともに)
身長…約165cm
一人称…オレ







来歴


出生

日本有数の名家「神園家」出身の母と、第七波動研究の第一人者である父の間に生まれる。

陽炎のメモリア

アキュラ本人は未登場だが、自身の息子とが可愛い盛りであると神園博士が部下に漏らす場面がある。
この時点では恐らく7歳以下(本編の約7年前である「義心憤怒」の回想パートで、神園博士の死因となった未来技研の事故について言及されているため)。

幕間

皇神未来技術研究所で発生した事故により父を失う。
皇神はこの事故を隠蔽しているため、アキュラは「父は皇神の上層部によって葬られた」と誤認しているが、
父が皇神に対して能力者の危険性を説いていた事実は何らかの形で知りえている
(「陽炎のメモリア」で描かれた生前の神園博士は“能力者”そのものを強く危険視していたため
 アキュラが父の遺志を曲解している訳ではない)。

また、アキュラは父である神園博士の遺した第七波動関連の研究データも受け継いでおり、
このためアキュラの持つ第七波動に関する知識は皇神をも上回る部分がある。

やがて復讐を決意したアキュラは、協力を名乗り出たノワから多額の資金や機材・情報の提供を受けたほか、
直々に戦闘技術を叩き込まれている。
アキュラは戦いにおいて神園家の助力を受けていないが、
ノワには一定の信頼を置いており、彼女からは様々な支援を受けている。

蒼き雷霆ガンヴォルト

戦闘時は、強化ジャケット「メガンテレオン」、父の形見である退魔リボルバー「ボーダー」、
ウェポン・カートリッジを装着する事により能力を疑似再現できる盾「エクスギア」で身を固める。
紫電からは「本物の天才」と評価されているが
組織に属さない、ただの無能力者である事から大きな脅威とはみなされていない。

物語に登場するのはミッション「幻夜」の直前となるが
それ以前からGV七宝剣との戦いがあった場に赴き、宝剣の欠片(=能力因子のサンプル)を密かに回収していた。
更にミッション「幻夜」ではパンテーラを撃破、その能力を回収する事に成功する。
続けてGVとも交戦するが、ここでは劣勢となり撤退した。

ミッション「成層」で再登場。グリードスナッチャーを用い、無限の生命力を持つエリーゼ2を討滅。
直後、GVと再び相対する。前回は用いなかったSPスキルも駆使して戦うが、力及ばず敗北。
その場ではGVに見逃されるが、後に遭遇したアシモフに倒され銃を奪われてしまう。

CUTOUT アキュラ編

ミッション「成層」でGVに敗れた場面と、その後に発生したアシモフとの戦闘が描写される。
彼がノワのサポートを受けて戦っている事は、この小説で初めて明かされた。

蒼き雷霆ガンヴォルト サウンドトラック掲載エピローグ

軌道エレベーター「アメノサカホコ」のふもとに赴き、奪われていた銃を回収する。
この銃に付着していた血液から、アキュラは“蒼き雷霆”の能力因子を入手している。

蒼き雷霆ガンヴォルト爪

ミッション「襲来」から登場。装備は機動力特化型ジャケット「ヴァイスティーガー」と、
フォトンカートリッジ装填型のブラスター「ボーダーII」に一新している。
また、本作では多数のビット兵器とそれを統括するバトルポット“RoRo”を従えている。

ミチルを誘拐したエデンを追い、皇神の自律飛空艇“飛天”への突入を画策する。
突入には失敗したものの、ミチルはGVの手で“飛天”から助け出されていたため無事だった。

蒼き雷霆ガンヴォルト爪 ガンヴォルト編

ミッション「凍結」でGVと遭遇。GVにミラーピースを渡すよう促されるが、拒否して戦闘に突入する。
形勢不利となり撤退するが、この時点ではミラーピースを奪われていない。

ミッション「交差」では、ミチルをまたも誘拐したアスロックガウリの二名と対峙した。
偶然居合わせたGVにガウリとの交戦を押し付け、自身は撤退したアスロックを追撃する。
その後のミッション「楽園」では、アスロックがアキュラの事を「すでに調理済み」であると語っている(ただし、直接その場面は描写されていない)

蒼き雷霆ガンヴォルト爪 ガンヴォルト編(ネタバレ)

+ ...
GVとパンテーラとの戦いが決着した場面に到着。ミチルの亡骸を目の当たりにし、激昂してGVに襲い掛かる。
父の遺志を引き継いで戦うアキュラだが、このGVとの戦いに関しては「自己満足」に過ぎないものと認めていた。

一度は倒れるもミチルの「ソングオブディーヴァ」により復活。
自身を立ち上がらせたのがミチルの力であり“電子の謡精”の力である事は認識していたが
ガンヴォルト編のアキュラはミチルと電子の謡精の関係を教えられていないため、背景を完全に把握できていたかは不明。

最終的にはGVに敗れるが、直後に意識を取り戻した“ミチル”の治療をGVに託される。
以後のアキュラの動向は描かれていないが、ミチルは無事に回復した姿が確認されている。

蒼き雷霆ガンヴォルト爪 アキュラ編

国内に攻め込んできたエデンと交戦し、ミラーピースを集めていく。
ミッション「喪失」でミチルを再び誘拐された後は、ノワが掴んだ情報を元にエデンの本拠地「ベラデン」に突入。
はじめに入手した1枚を合わせ、8枚のミラーピースを集める事に成功するが
ベラデン最奥でこれらのミラーピースをパンテーラに利用されてしまった。

トークルームでは主要人物。グラフィック上はヴァイスティーガーを纏った姿のままだが
ミチルには戦いを隠しているという設定を考えると、実際には別の衣装で療養所を訪れていると思われる。
表向きは神園本家住まいという事になっているが、ほとんど家には帰っていないという。*1

蒼き雷霆ガンヴォルト爪 アキュラ編(ネタバレ)

+ ...
パンテーラが倒れた直後に到着したGVに銃を向け、戦いを仕掛ける。
戦いの最中にミチルが覚醒し、それに伴ってロロのコントロールも失うが最終的にはGVを打ち倒す。
だが、ミチルの手前であった為にGVにとどめを刺す事はなかった。

ミチルの回復を確認したアキュラは、ロロと共に神園家を出奔し、ただの“アキュラ”として生きる道を選ぶ。
その際に「能力者は滅ぼさなければならない存在」と自身に言い聞かせるも、
ミチルもまた“能力者”であるという事実に言葉を失う。

機械仕掛けの儚夢(【非】日常)

ミチルのためにある装置を設計し、彼女を心から喜ばせる。
一方、些細な行き違いからロロの事を悲しませてしまい、彼女(?)の失踪騒ぎを引き起こしてしまった。
その後、公園で偶然出会った一人の少女とロロの捜索に当たった。

機械仕掛けの儚夢(日常)

出番も台詞もあるが、特に目立った行動はしていない。

蒼き雷霆ガンヴォルト鎖環

ミッション「Holynight XIII」で、GVが「壁や天井を高速で跳ねまわりながら恐ろしい機動力で迫ってきた無能力者」について語っている。
鎖環のGVはダッシュでぶつかった相手をロックオンできるようになったが、これはその無能力者の技を真似たテクニックである。

GVは「あれほど脅威に思った相手はかつて他にいなかった」とその無能力者を評していたが、
きりんは「そんな無能力者が居てたまりますか」とあまり本気にはしていなかった。







OVA

ゲーム本編よりも早い時期に登場。
また、メラクの死期がゲーム本編よりも早まったため、宝剣の欠片もより早く入手している。







マイティガンヴォルト

※「蒼き雷霆ガンヴォルト」と「マイティガンヴォルト」の物語は直接的な繋がりを持たない事がゲーム中で明言されている。

「サイバーディーヴァ・オーディション」を止めるべく
単身スメラギ・プロダクションに乗り込むが、パンテーラにいともたやすく倒されてしまう。*2
結果的に「蒼き雷霆ガンヴォルト」本編のパンテーラに近い役回りを演じる事になった。

マイティガンヴォルト バースト(アキュラ編)

ミチルの療養所を訪れた際、眠っていた彼女の手元にあったゲーム「マイティガンヴォルト バースト」が
第七波動能力者を主人公としたゲームであった事に不快感を抱く。
その後、自身のラボで「ミチルが遊ぶに相応しいゲーム」の開発に取り掛かった。
ミチルが持っていたオリジナルのゲームをどうしたのかは不明。

マイティガンヴォルト バースト(アキュラ編・ネタバレ)

+ ...
自作ゲームの完成が近づき、その出来栄えに満足していたが
ロロの何気ない一言からゲームが抱える致命的な問題に気付く。
この問題に対処するため、アキュラは非常に「ブラック」な決断を下した。







備考

入念に計画を練る慎重さを持つ一方、能力者を前にすると暴走してしまう傾向があり*3
その性質のためか、能力者同士の戦闘に横入りする場面が幾度か見られる。
(ミッション「幻夜」でのGVとパンテーラの戦闘、ミッション「成層」でのGVとエリーゼの戦闘。
 また「OVA」でもGVとメラクの戦闘に介入したと思われる場面がある)
この欠点は「爪」の時点では大分克服されており、ミッション「凍結」では撤退するGVを深追いせずに見逃している。

少なくとも「爪」のエンディング以前は全ての能力者を等しく害獣とみなしていたアキュラだが
戦いとは無縁の能力者を手にかけた場面は現時点(2022年7月現在)では存在しない*4

妹であるミチルからもそう呼ばれているので「アキュラ」は本名だと思われるが、ゲーム内で「神園アキュラ」と表記された場面はない。




出展

マイティガンヴォルト
マイティガンヴォルト バースト
蒼き雷霆ガンヴォルト 陽炎のメモリア
蒼き雷霆ガンヴォルト サウンドトラック
蒼き雷霆ガンヴォルト ストライカーパック設定資料集
蒼き雷霆ガンヴォルト爪 機械仕掛けの儚夢
電撃Nintendo 2015年12月号-2016年2月号(CUTOUT アキュラ)
電撃Nintendo 2017年8月号
OVA「蒼き雷霆ガンヴォルト」



最終更新:2022年10月01日 00:38

*1 電撃Nintendo 2017年8月号より。

*2 ステージ開始時のアキュラは自機と対峙しているが、本作のアキュラがGVらと敵対しているかどうかは不明である。

*3 電撃Nintendo 2015年12月号より。

*4 ここでは「白き鋼鉄のX」の一件は考慮しない。