用語 > 因子





概要

第七波動能力者の体内に存在する因子であり、能力の源。形状や性質、また体内でどのように分布しているかは不明。
少なくとも血液中には含まれており、アキュラアシモフに奪われた銃に付着していた血液から“蒼き雷霆”の能力因子を入手している。

作中では「能力因子」「第七波動誘因子」と表現される。また、単に「因子」と呼ばれる場合もある。







摘出

因子は、手術によって摘出する事が可能である。以下が主な例。

  • 神園博士による摘出
強すぎる力により、生まれたばかりのミチルの体を蝕んだ“電子の謡精”の因子を神園博士が摘出した。
この時に摘出された因子は皇神の裏工作により回収され、後にシアンに移植されることとなる。
手術後、ミチルは声を失うなど体調に大きな異常をきたした。

ミチルは14歳、シアンは13歳であり、シアンは誕生する以前に因子を移植されているため*1
この手術は「蒼き雷霆ガンヴォルト」から数えて13~14年前に行われたものと考えられる。

  • 紫電の因子摘出
かつて紫電プロジェクト・ガンヴォルトの被献体として“蒼き雷霆”の能力因子を移植されたが
その際、能力が暴走したために即座に因子を摘出された。
「蒼き雷霆ガンヴォルト」の7年前に起きた出来事と思われる。

※以下、「爪」の核心に関わる記述なので、注意。
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  • 謡精の宝剣への摘出
シアンとミチルの融合により活性化した因子を摘出。手術が誰によって執行されたかは不明。
摘出された因子は謡精の宝剣(ペンダント型)に収められ、ミチルの能力は完全封印された。
幼少期に行われた手術とは異なり、この手術でミチルの身体に影響が出る事は無いと語られている。

  • その他
皇神によって管理されている能力者は、摘出した能力因子を宝剣に隔離しており
有事の際に管理機関の承認を得た上で宝剣ごと能力因子と融合し”変身(アームドフェノメノン)”する。

エデンの精鋭、G7が持つ変身マテリアル・宝書には変身者の能力因子が組み込まれており
これも能力者から因子を摘出した例に当たると思われる。







複製(クローニング)

皇神グループが発明した技術により、因子は培養・複製する事が可能になっている。
この技術が応用された事例として、プロジェクト・ガンヴォルトが挙げられる。







移植

因子は、他者に移植する事が可能である。
第七波動の潜在能力がある生物*2に因子を移植し、適合すれば人工の能力者となる。
“蒼き雷霆”を移植されたGV、“電子の謡精”を移植されたシアン、“念動力”を移植された紫電らがこの例に当たる。

その一方で、因子と被献体とが適合しなかった場合は拒絶反応が発生し、能力は暴走状態となる。
この例が、“蒼き雷霆”の因子を移植された紫電である。

「因子を移植したが、能力が発現しなかった」という例は、どの媒体においても見られない。
紫電が“念動力”には適合した一方で“蒼き雷霆”には適合できなかったように
ポテンシャルを持つ人間であっても、全ての因子に適合する訳ではない。







因子適合率

「義心憤怒」で言及された設定。
能力者候補のパーソナル・データと能力因子との相性から予測される値であり、因子移植の目安となっている。
ただし、一方では「気休めに過ぎない値」とも言われており、完全に信頼できるものではない。







出展

蒼き雷霆ガンヴォルト サウンドトラック
蒼き雷霆ガンヴォルト爪 サウンドトラック
蒼き雷霆ガンヴォルト 義心憤怒
電撃Nintendo 2015年8月号(能力者PROFILE・ガンヴォルト)
電撃Nintendo 2015年9月号(能力者PROFILE・シアン)






最終更新:2020年08月11日 22:35

*1 電撃Nintendo 2015年9月号より。

*2 電撃Nintendo2015年8月号には「第七波動の潜在能力を秘めている人や動物は献体、もしくは適合者と呼称されている」と記述がある。