関連作品 > CUTOUT アキュラ編





概要

「CUTOUT アキュラ編」は、電撃Nintendoで連載されていた短編小説、およびそれを元にしたドラマCD。

前者は「電撃Nintendo」2015年12月号~2016年2月号で「CUTOUT アキュラ」前編/中編/後編として、
後者はSwitch版「蒼き雷霆ガンヴォルト ストライカーパック限定版」に付属したドラマCDで「CUTOUT 第一話 アキュラ編」として発表された。



原作「蒼き雷霆ガンヴォルト」におけるガンヴォルトとアキュラの二度目の戦い、
およびアキュラとアシモフの対決をアキュラの視点から描いた作品となっている。

固有のオリジナルキャラクターは登場していないが、ノワは「爪」よりも早くこの作品に登場している。







登場人物


アキュラ(声の出演・増尾 興佑)
第七波動能力者と皇神グループを憎む少年。
本作では「蒼き雷霆ガンヴォルト」であまり描かれる事が無かった彼の心情、
及び、ミッション「成層」でガンヴォルトに敗れた後の動向にスポットが当てられている。

ノワ(声の出演・恒松 あゆみ)
アキュラをサポートするメイドにしてオペレーター。

ガンヴォルト(声の出演・石川 界人)
“蒼き雷霆”の能力者。物語冒頭、その力を用いてアキュラを下す。

アシモフ(声の出演・雪田 将司)
フェザーの創始者の一人。「チームシープス」のリーダー。







ドラマCD版での主な変更点


  • 冒頭で描かれるガンヴォルトVSアキュラの戦闘シーンが長め。

  • アキュラの心情描写は、小説版に比べてやや少なくなっている。

  • アキュラの銃「ボーダー」を巡ってのアキュラとアシモフのやりとりが追加。

  • 物語後半におけるノワの活躍・台詞が大幅に追加。それに伴い、アキュラとの会話も増えている。





























私見






「Dr.アキュラの謎」

宇宙までやってきた手段、最終的な生死*1、生還した手段など
アメノウキハシで再登場したアキュラくんには様々な謎がありました。

本作はそんなアキュラの一部始終に注目しつつ、その心情にも切り込んだ作品となっています。
なお、心情については上記したように小説版の方が詳しく描写されています。





「アシモフVSアキュラ」

原作では台詞でさらっと流されたこの戦いが本作のハイライトです。意外と健闘しています。
バトルが目当てならドラマCD版の方がおすすめ。ノワの活躍も少し増えてます。





「電磁結界」

ゲーム中では「攻撃がすり抜ける」「残像」などと説明されている電磁結界(カゲロウ)。
本作の小説版によれば「肉体を電子に変換し、攻撃を素通りする」能力との事です。

ただこれは「アシモフの電磁結界」についての解説なので
ガンヴォルトの電磁結界はまた別な形式で発動している可能性もあります。





「ノワさん」

ノワは「CUTOUT(小説版)で初登場→爪で本格登場」という経緯を辿っています。
冷静な性格、たまに見せる皮肉屋な面、あれこれ言いつつもそれなりにアキュラ思いな所など
基本的な設定は小説版の時点で既に固まっていたようです。

アキュラに戦闘技術を仕込んだのはこの人なので、当然常人よりはずっと強いと思われますが
本作で戦った相手は「弱体化している」アシモフで、しかも小競り合い程度*2なので、結局どれくらい強いかは分からない。





「アキュラー」

知る人ぞ知る(?)「DXマシンアキュラー」ですが、本作のドラマCD版ではこれに続く新たなアキュラーが登場しました。
さらにこの少し後に発売された「機械仕掛けの儚夢」では、アキュラーでこそないものの新たな珍ネームが誕生しています。



最終更新:2018年05月28日 23:31

*1 こちらは「CUTOUT」より先に「サウンドトラック掲載エピローグ」で生存が判明していた。

*2 ドラマCD版では一応一発食らわせている。