概要
宝剣は「蒼き雷霆ガンヴォルト」シリーズに登場するアイテム。
公式HP解説引用
第七波動(セブンス)を制御するための触媒。
通常、能力者は第七波動の源である“能力因子”を体内に宿している。
皇神(スメラギ)によって管理されている能力者は、因子の大半を体外へ摘出することで、
日常生活において過度な能力が発現しないようセーフティがかけられているのだが、
その際摘出された能力因子を隔離管理するための“器”が宝剣である。
皇神(スメラギ)の能力者は有事となると、管理機関の承認を経た上で宝剣内に移植された能力因子を解放。
宝剣ごと能力因子と融合することで、変身(アームドフェノメノン)を行う。
宝剣の存在により皇神の能力者はその安全性と社会的地位を保証されているのだが、
まだまだ第七波動(セブンス)には未解明な点が多く、宝剣も完全な制御機構とは言えないものである。
公式HP解説引用(爪)
第七波動を制御するための触媒。
通常、能力者は第七波動の源である
“能力因子”を体内に宿している。
皇神によって管理されている能力者は、
因子の大半を体外へ摘出することで、
日常生活において過度な能力が
発現しないようセーフティがかけられているのだが、
その際摘出された能力因子を隔離管理するための“器”が宝剣である。
公式HP解説引用(鎖環)※封鍵の解説
第七波動を制御するための触媒である宝剣、
そのオリジンであり、真の宝剣とされる物。
元々は龍脈を制御して国の霊的守護を高めるために造られた。
現在は役目を終えて国内の各所にて祀られている。
封鍵
宝剣のオリジンである封鍵(ホウケン)は全部で四本存在し、それぞれが龍脈の存在する地点に収められている。
「鎖環」の時代、
ATEMSの幹部・ATEMSナイツは封鍵を狙って日本各地を襲撃。
この過程でナイツの面々は封鍵を使って変身を行い、
きりんや
ガンヴォルトと対決している。
皇神は封鍵の力で未来技術研究所に結界を作り、ある能力者の封印を秘密裏に行っていた。
ATEMSが各地で封鍵を回収して回っていたのは、この結界を解除するためである
(作中の描写から、ATEMSは
レイラの能力によってこの情報を得たと思われる)
宝剣の問題点
公式HPの解説にもあるように、宝剣は完全な制御機構とは言えず
ゲーム内外を問わず、その不完全性・危険性が様々な場面で描写されている。
- エリーゼやストラトスなど、皇神が制御しきれていない能力者でも宝剣を用いた変身ができている。(「蒼き雷霆ガンヴォルト」)
- 強力な能力者であれば、宝剣を使う事なく能力を行使できる。(「蒼き雷霆ガンヴォルト」「義心憤怒」「怠惰なる王国」)
- 能力者によっては、宝剣での変身が精神状態に影響を及ぼす。(「義心憤怒」)
しかし、宝剣を「完全な能力制御機構」としておきたいという皇神の意向もあり
上に挙げたような、皇神にとって都合の悪い事実はすべて隠匿されている。
宝剣の所持者
公式HPの解説、および「怠惰なる王国」のブックレットでは、皇神の能力者全員が宝剣で管理されているように書かれているが
本編の約一年前にあたる「義心憤怒」では“高ランク能力者”は宝剣によって管理されていると語られている。
どちらが正しいかは不明だが、単純に義心憤怒→怠惰なる王国の間で管理体制が強化されたと見ることもできる。
宝剣のつくり
宝剣は、その名の由来となった実在の刀や呪術的アーティファクトを組み合わせ
現代の技術によって加工したものである。
(ただし、サブ宝剣や皇神製でない宝剣についてはその限りではない)
宝剣が実用され始めた時期は語られていないが、「義心憤怒」では
既に皇神の高ランク能力者(紫電、イオタ等)に宝剣が与えられている。
宝剣の進歩
「鎖環」の時代の宝剣は因子の隔離手術を行わずとも第七波動を制御できるようになっており、
性能・コストパフォーマンスの両面で旧式モデルの宝剣よりも優れている。
同時代において、旧式の宝剣は「祭事の時ぐらいしか使われない」ものになっているという。
しかし鎖環の時代に至っても宝剣の大量生産は難しいようで、
きりんは「宝剣一本造るのにどれだけ苦労するか」と宝剣を無駄にしていた皇神への愚痴をこぼしている。
変身
宝剣の所持者は、有事の際に宝剣ごと
因子と融合することで変身(アームドフェノメノン)を行う。
この変身現象は、因子の封印を解除して能力者に戻す際に発生する「副作用」であり
あくまで宝剣の主目的は第七波動誘因子の封印にある。
なお、この副作用を意図的に起こすよう作られたのが“
宝書”である。
変身後の能力者の肉体は、生身の時よりも
能力の発現に適したものとなっている。
作中に登場した宝剣
天叢雲(アメノムラクモ)
紫電の持つ宝剣。
ゲーム外のメディアを含めても、紫電がこの宝剣のみで変身している場面が描かれた事はない。
七宝剣
皇神に所属する能力者七名が持つ宝剣の総称。
ゲーム中で「七宝剣」という単語が用いられる場面は無いが
「怠惰なる王国」でメラクの所持する宝剣が「七宝剣」と呼ばれているため俗称ではない。
火之迦具土(ヒノカグツチ)
デイトナの持つ宝剣。天之尾羽張(アメノオハバリ)の別名でも呼ばれる。
国産みの男神イザナギが用いたと言われる武器を素材としている。
不動国行(フドウクニユキ)
メラクの持つ宝剣。
織田信長が所持していたとされる刀剣を素材としている。
小龍景光(コリュウカゲミツ)
イオタの持つ宝剣。
国宝指定されていた、とある刀剣を素材としている。
蜥蜴丸(トカゲマル)
ストラトスの持つ宝剣。
民話に登場する妖刀がベースとなっている。
布都御魂(フツノミタマ)
エリーゼの持つ宝剣。
雷神タケミカズチが使用したと言われる剣が元となっている。
岩融(イワトオシ)
カレラの持つ宝剣。
武蔵坊弁慶が使ったとされる薙刀を素材としている。
小烏丸(コガラスマル)
パンテーラの持つ宝剣。
鋒両刃造(きっさきもろはづくり)と呼ばれる形状の“両刃の刀”が元となっている。
サブ宝剣
高ランク能力者に与えられる宝剣であり、更なる能力封印を施すためのアイテム。
通常の宝剣とは異なり、サブ宝剣は出自の存在しない、ゼロから作り出された完全人工宝剣である。
「義心憤怒」の時点で、高ランク能力者にサブの宝剣を与える計画は既に存在している。
反対に言えば、この時点では実用化はされていない事になる。
八咫烏(ヤタガラス)
紫電に与えられたサブ宝剣の一つ。
変身時は陽の化身《レイヴンフォース》という分身へと姿を変える。
黒豹(クロヒョウ)
紫電に与えられたサブ宝剣の一つ。
変身時は陰の化身《パンターフォース》という分身へと姿を変える。
模造宝剣
「蒼き雷霆ガンヴォルト爪」に登場した宝剣で、素材は不明。
単に「レプリカ」とも呼ばれる他、電撃Nintendoでは「コピー宝剣」とも表記。
パンテーラが持ち帰った皇神の技術を元に
エデンが作った宝剣だが、模造品故に皇神の宝剣には及ばない。
それでも変身は可能であり、第七波動を高める効果も備わっている。
その他の宝剣
※以下、「爪」の核心に迫る記述なので、注意。
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「謡精の宝剣」
神園ミチルから摘出した“電子の謡精”の因子を収めた宝剣。通常の宝剣と異なり、ペンダント状。
「蒼き雷霆ガンヴォルト爪」の隠しエピソードに登場。ノワからシャオに移譲された。
「生きた宝剣」
「蒼き雷霆ガンヴォルト爪」の隠しエピソードで言及される。「生きた宝剣」と書いて「シアン」と読む。
生まれたばかりのミチルから摘出した“電子の謡精”の因子を移植されたシアンの事を指す。
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出展
蒼き雷霆ガンヴォルト 義心憤怒
蒼き雷霆ガンヴォルト 怠惰なる王国
蒼き雷霆ガンヴォルト 蒼き雷霆ガンヴォルト爪 オフィシャルコンプリートワークス
電撃Nintendo 2015年10月号(能力者PROFILE・紫電)
電撃Nintendo 2016年1月号(能力者PROFILE・デイトナ/メラク)
電撃Nintendo 2016年2月号(能力者PROFILE・イオタ/ストラトス)
電撃Nintendo 2016年3月号(能力者PROFILE・エリーゼ/カレラ)
電撃Nintendo 2016年4月号(能力者PROFILE・パンテーラ)
電撃Nintendo 2017年12月号(能力者PROFILE・ガウリ)
最終更新:2022年10月01日 00:42