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概要

「CUTOUT シアン編」は、電撃Nintendoで連載されていた短編小説、およびそれを元にしたドラマCD。

前者は「電撃Nintendo」2016年3月号~2016年5月号で「CUTOUT シアン」前編/中編/後編として、
後者はSwitch版「蒼き雷霆ガンヴォルト ストライカーパック限定版」に付属したドラマCDで「CUTOUT 第二話 シアン編」として発表された。



GVとシアンが隠れ家で共同生活を送っていた時期の物語であり、
MMORPG「セプテンベル・ヒストリア」が物語の主軸となっている。
オリジナルキャラクターとして、シアンの友人である「旗野」が登場する。

同時期に発売されたドラマCD「怠惰なる王国」では、セプテンベル・ヒストリアの前身にあたるMMORPG「セプテンベル・レコード」が登場しているが
本作と「怠惰なる王国」両方に共通して登場するキャラクターはモルフォのみであり、シナリオにも特に関連性はない。







登場人物


シアン(声の出演・櫻川 めぐ)
“電子の謡精”の第七波動を持つ少女。友人に誘われ、ネットゲームを始めようと考える。

モルフォ(声の出演・櫻川 めぐ)
シアンの第七波動“電子の謡精”が具現化した存在。
実は「セプテンベル・レコード」と浅からぬ関わりを持っている。

GV(声の出演・石川 界人)
シアンの同居人。ネット環境についてジーノに相談する。
登場人物が限られている関係上、本作では「ガンヴォルト」とは呼ばれない。

ジーノ(声の出演・石谷 春貴)
フェザーの一員。本作ではネットゲームに興じる場面も。

旗野(声の出演・不明)
シアンの学校での友人。
ゲーマーであり、ムードメーカーであり、トラブルメーカーでもある。







ドラマCD版での主な変更点


  • (地の文がカットされている影響で)ドラマCD版では旗野の人物像にあまり触れられない。

  • ドラマCD版では、シアンとジーノがゲーム内のプライベートチャットで直接会話している。*1

  • 「どこかの横スクロールアクションの一作目に出てくるボス」について、ドラマCD版では言及されない。





























私見






「シアちゃん」

ドラマCD版で初めて触れた人だと「シアンは本名で学校に通っている」と勘違いしかねない場面ですが
「シアンは偽名で学校に通っており、そこでついたあだ名が偶然にも本名に近いものだった」というのが真相です。





「ほのぼの日常回」

と思いきや“電子の謡精抹殺”ミッションが発令された理由、
すなわちフェザーがモルフォの持つ「能力者探知能力」を突き止められた理由が判明したのがこの「シアン編」だったりします。
それはそうと、「CUTOUT」の中では唯一ほのぼのとした話です。

ちなみにエデンはモルフォの持つ「第七波動を高める力」に気付いて日本をターゲットにしたので*2
フェザー、エデンの二組織はそれぞれ異なる方向から“電子の謡精”に目を付けた事になります。





「モルフォは、サイバーなエルフなんだから……!」

パッシィーー





「「こんなところで終わらせない!」」

ドラマCD版だときっちり歌が入るからいっそう面白い。



最終更新:2018年05月28日 23:32

*1 小説版では、安全性を考えてプライベートチャットは使わず、フェザー側で用意した通信システムで会話している。

*2 「楽園狂騒曲」参照。