概要
神園博士は「蒼き雷霆ガンヴォルト 陽炎のメモリア」の
登場人物。
フルネームは明かされていない。
解説
ゲーム本編の時代では既に故人だが、紫電やアキュラがその存在に言及している。
「陽炎のメモリア」の時代における年齢は三十代初頭。
彫りの深い顔、色の薄い肌、白一色の髪が特徴的な人物。日本生まれのハーフ。
(両親どちらが外国人であるか、またどこの国の人物であるかは語られていない)
来歴
過去
政略結婚により、退魔師の家系「神園家」の女性と結ばれ、
アキュラ・
ミチルの双子を授かる。
しきたり上、妻の実家である神園の性を名乗っている。
また、神園家は妻の妹夫妻が継いでいる為、彼自身は旧家の重圧からは無縁の生活を送っている。
誕生して間もなく“電子の謡精”の強大な力に蝕まれたミチルを救うため、彼女に
因子摘出手術を施した。
この時摘出された因子は
皇神の裏工作により回収され、後に
シアンに移植される事になる。
陽炎のメモリア
皇神未来技術研究所に勤務。第七波動を制御する様々な革新的技術を開発した功績から「生きた伝説」と称される男。
ただし神園本人は「霊的遺物が引き起こす現象の法則性を検証し、その組み合わせでできることをまとめただけに過ぎない」と延べており、
制御法の根幹である、皇神が秘蔵していた陰陽道・呪法を「解明」したというには程遠いと考えている。
能力者の危険性を皇神グループの上層部に説いていたが、その訴えが聞き入れられる事は無く、
前述の技術開発の他、能力者を被献体とした人体実験に関わる日々が続いていた。
“蒼き雷霆”の因子を移植された少年、
タケフツを被献体とした実験を行っている最中
彼の能力の暴走に巻き込まれて死亡する。
第七波動能力者に対する憎しみは非常に強く、
強制的に能力者とされたタケフツさえも「バケモノ」と呼び、嫌悪していた。
人工能力者の創造についても「人間をバケモノに変えるなんて虫唾が走る」と語っており、否定的な立場にある。
死後
第七波動、および能力者の危険性を記した資料を遺していたが
神園の死後、皇神によって資料が改竄されたため、これらの主張は闇に葬り去られる事となった。
しかし「近い将来、能力者によって人類は淘汰される」という予測データ、
また秘蔵していた第七波動関連の研究データは息子アキュラに引き継がれ
アキュラの戦う所以、またその技術力の根底となっている。
神園の遺した多くの技術は能力者に対する支配体制をより強固なものへと変えていったが、
未来技研の焼失事故による人材・研究成果の喪失は後の研究にも少なくない影響を残しており、
「義心憤怒」では、プロジェクト・ガンヴォルトに関わっていた皇神グループの研究員が
「せめてあの方(神園博士)の研究資料が残っていればよかったんだが」と漏らす場面がある。
「鎖環」では、皇神の資料を見た
きりんが“第七波動研究の第一人者”と呼ばれた学者、
および彼が語った「近い将来、能力者が人類を滅ぼす」という主張について話す場面がある。
備考
タケフツに第七波動を与えたのは、神園とは別の研究チームと明言されているため
神園自身が「
プロジェクト・ガンヴォルト」に関わっていたのかは現時点でははっきりしていない。
アキュラが使う退魔リボルバー「ボーダー」は、神園博士の形見である。
参考
蒼き雷霆ガンヴォルト 陽炎のメモリア
蒼き雷霆ガンヴォルト 義心憤怒
電撃Nintendo 2017年8月号
最終更新:2022年10月01日 00:40