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ミラビリス

Illustrated by ささつゆ様(オーダーメイド.com)

+ 私服
Illustrated by ささつゆ様(オーダーメイド.com)


【名前】
通称:ミラビリス
(本名は別にあるが、名乗ることは稀)
二つ名:〝探偵〟
【疾患名】
《犯罪偏愛/ハイブリストフィリア》
【所属組織】
東都探偵倶楽部 (元公安33課)

【Arcanum&Status】
体力 敏捷 知力 感受 器用
2 3 6 5 4
Arcanum/The Hermit (隠者)

【疾患者カルテ】
公安33課の第一期生で、人為的に第六疾患者となるべく調整・実験を施された覚醒した疾患者。ハイブリストフィリアに目覚め犯罪を愛するようになってしまう。
彼は犯罪行為「そのもの」を愛している。動機・準備・過程・人物・結末。それら全てを耳障りの良い甘美なオペラのように感じ、暴かずにはいられない。大義と偏愛が一致した彼は次々と第六疾患者を保護し続けるが、ある事件で多くの犠牲者を出してしまう。それ自体は咎められる事は無かったが、その時彼は始めて自分の行き過ぎた偏愛と大義名分が一致する事の恐怖。自らの罪ならぬ罪を自覚し、逃げるように公安33課を退職。特殊な事件も取り扱う探偵業を、大都会の片隅で営み始める事となる。

ただ、何か大きな望みがあるわけではない。ただ、自分と同じ過ちを繰り返す者や、その偏愛に苦しむ者がいたら、自由に止めてやりたかっただけだ。犯罪者を捕らえるのではなく、犯罪者になる事を止めてやりたかっただけ。故に、彼は今日も事務所で煙草をくゆらす。迷い猫を探すなり不倫を調べるなり、自分の疾患を極力使わずに解決している傍ら。その鋭敏過ぎる嗅覚は、時折犯罪の匂いを嗅ぎつけてしまう。それも、凶悪ならば凶悪な事件の予感ほど。……首を突っ込まざるを得ないし、金にならない事件を今日も解決するのだ。

彼の能力は「犯罪行為そのもの」。犯罪行為の全てを愛するが故に知っている。知っている故に、その予感を些細な事から見破る。他人を簡単に静かに殺す方法を知っている。歩く犯罪百科。ちょくちょく公安からも何がしかの組織からも厄介な事件を押し付けられている。
色々やっている所為か、数々の疾患者に自分の事務所をたまり場にされている。ランチは近所の美味いパン屋と決めているし、たまに来る郵便屋の青年には公安でしか知り得ない情報を頼み込んで教えて貰っている。そんな日々。

【履歴】

N国出身・在住の男性。25歳。両親は既に死去しており、家族は妹一人。その妹も、訳あって離れて暮らしている。
青鈍がかった長髪と珍しい紫の瞳が特徴的。実際には青みがかった黒髪と白が入り混じり、遠目には青鈍に見える髪色。 元は青みがかった黒髪に濃青の瞳だったが、後天的に今の色彩に変化した。

身長は175cm程度だが、体質的に鍛えても筋肉がつかない華奢な体躯もあって身長より小柄にも見える。童顔かつ女顔と相俟って、実年齢より若く見られることが多い。
元は銃を武器としていたが、公安33課を離れる際に返却。現在はスローイングダガーが主武装。重心が調節できる機構がついており、使っては回収して研いで再利用している。が、公安からの直接依頼のときは、許可を取って銃を携帯していることも。また、ある程度開けた場所では鞭を使用することもある。曰く、「鞭はスポーツ」だとか。

その能力は、ありとあらゆる犯罪行為に対する理解と解析。その応用範囲は非常に広く、異能を用いての犯罪であるのなら、間接的に相手の異能すら解析することが出来る。また、ある程度ながら犯罪予知も可能。
反面、直接的な攻撃に関しては不得手。やむをえず攻撃するときもまた、あらゆる凶器と殺人についての知識を補助としているが、本人の身体能力の枠を超えることは出来ない。
本人の興味関心に左右されることが最大の難点だが、おおよそ犯罪行為に対して興味を示さないことがありえないので、現状さしたる問題にはなっていない。
また、非常に不安定なものながら、異能解除の能力も持っている。進化後の能力であり、『罪を解き明かす』ものだが、今のところ発動できたのはただ一度のみ。
異能進化のもう一面として、本気で殺意を抱いた場合、その対象を『殺させる』煽動能力を得ている。本来はこちらこそが素直な進化方向なのだが、本人は嫌っているため必死で制御をしている。

どこか皮肉げな笑みを絶やさず、普段の言動は軽い。自身について何かを語ることは少なく、ある一線より中に人を入れることは滅多にない。それはともすれば疑心暗鬼と言える程の警戒心から来るものであり、笑顔の仮面の下を見せる相手は限られている。
ただし、一度懐に入れた相手に対しては面倒見がよく、犯罪の匂いに惹かれて事件に首を突っ込んで、そのまま関係者を『保護』して帰ってきたりすることもある。長男気質だと言い張っているが、実際はむしろおかん気質である。
とはいえ、本人としては『一時的保護』扱い。いずれ自分の道を見つけるまでの保留期間扱いの保護と称している。が、『コンビナート』と『モラトリアム』に対しては否定的な立場であるため、その二つへ身を寄せることは止めているとか。

紅茶愛好家で、甘味好き。ハーブやスパイスの効いたものはもっと好き。
2週間で1箱空けるか空けないか程度の軽い喫煙家であったが、現在禁煙中。
滅多に人には聞かせないが、バイオリンの腕はそれなりのもの。留学経験があり、英語はネイティブ並に話せるらしい。
昼食は大抵パン屋のサンドイッチ。数種類ローテーションしているが、時折物凄く甘そうなパンを食べていることも。そういう時は、大体疲れている時である。

週に1回は必ず病院に向かう姿を目撃されている。


+ 秘匿情報
〔以降、秘匿情報〕
父は公安設立前より異能者事件を追っていた刑事。母は普通の人であったが、異能者の起こした事件によって命を落としている。以降、妹と二人で暮らしてきた。
父の後を追うように異能者に関わり続け、人為的疾患者となり公安33課に所属することになるも、妹の起こした事件の責任をとる形、と押し切って(責はないと引き止められたものの)退職する。
以降、探偵事務所を構える傍ら、公安や他の組織の依頼も受けつつ日々を暮らしている。
公安退職の影には上層部に対する不信感があったのだが、それを露にすることなく今も公安寄りの立場を取り続けているのは、妹の安全のためというのが大きい。

疾患者となるべく調整を施された際の副作用で極端に色素が減少しており、髪色と目の色はその影響で現在の色と化している。
また、人工的な疾患者であるせいか、疾患の特徴故か、天然の疾患者と比べて偏愛への執着は控えめ。犯罪に関われば恍惚となるも、冷静な思考を残して行動することが可能。 ……と称しているが、実際は天然の疾患者と同等以上の衝動を身の内に抱えている。その異能・偏愛の方向性上、常に自らを律するよう努めているため冷静に見えるが、実際は一つ箍が外れればこの上なく厄介な犯罪者となりかねない。それを自覚するが故の自律である。衝動を押さえ込みつつ、その産物である異能を使用するという矛盾した行いのせいで、異能を使いすぎると酷い頭痛に襲われる。つまりは、衝動を抑えなければ頭痛は起こらない。
ただし、怪我による痛みや仕事として動くとき等に関しては、その苦痛をほぼ無視して行動できる上、怪我の治りも普通よりは速い。その代償として、それ以外の治癒系異能は無効となる。ミラビリスがとある異能者に頼んで、かけてもらったもの。(ゲーム的に言うならば、持続弱回復+状態異常軽減が永続する代わりに、即時治癒が無効)

その行き過ぎた自律と効率主義のせいで、最善と判断すれば自らが傷つく行動を平気で行うことがある。
それは身体的なものに留まらず、自分も傷つくような言葉をあえて選んだり、態と恨まれ役を担ったり、限界を超えて異能を行使し続けたりと様々。 周りからは危なっかしく思われていると知っていても、自重こそすれ止める気配はなかった。が、最近は多少ながら自分を大切にするようになってきている。多少だが。


妹もまた疾患者であり、大規模な突然死事件を引き起こした犯人。現在は現在国立中野総合病院に保護入院、という名目で監禁・隔離されている。以前は彼女が暴れ出さないように、必ず週に1度は会いにいくことを義務付けられていた。
以前は彼女の狂気と、その源である寂しさを和らげるために、定期的に自らの生命の一部を与えていたが、最近は狂気から回復してきており、以前よりも体調は良い。 しかし、長期間の生命の搾取とそれに伴う心臓負荷のため、激しい運動をすると心臓発作を起こすことがある。
あれこれと細かい無茶をしているせいで、結構なダメージが蓄積されている。その影響は割と深刻なのだが、表立って見せることは滅多にない。

滅多に名乗ることはなく、呼ばれることも稀だが、「何見 紫苑 (いずみ しおん)」 が本名である。 


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最終更新:2016年05月24日 22:24