聖なる結界

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【概要】

  • (せい)なる結界(けっかい)とは、聖域とも呼ばれる白心上人の法術の一つである。法力により、あらゆる邪気妖気を浄化する結界を作り出す。浄化の力は結界としての障壁からさらに数km四方に及び、妖怪が嫌う清らかな気は東北地方全域にまで及ぶ。術自体は単なる結界だが、術者である白心上人の潔癖極まる性質と、最強の霊能力者としての自力の高さにより、聖なる結界という特殊な法力として成立している。その力は一国をまるごと清浄な気で覆い尽くすほど強大であり、東北に野生の妖怪が一切存在しない環境を作り出していた。白心上人はこの力を自らの同心円状に展開する事ができ、さらに独鈷を遠隔操作する事で遠距離に結界を複数展開する事すら可能である。白心上人と同等以上の実力者が存在しない為、聖なる結界に対して結界破りを行える者はこの世に存在せず、結界を破るには白心上人本人に結界を解除させなければならない。

  • 通常ならば存在するはずの「結界の気配」というものが存在しない非常に特殊な結界であり、犬夜叉ですら実際に結界に阻まれるまで結界の存在を認識する事もできなかった。結界内部の気配を完全に遮断する特性があり、何人足りともこの結界内を外部から探知することはできない。本来あるべき結界の気配が存在しないため、この結界に入った者は突如としてこの世から消え失せたかのような状態となる。奈落の気配を追っていた猿神桔梗は、この結界に入った奈落を「いきなり消えた」「この世から消え失せた」と表現している。
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 『聖なる結界に入れば、気配がこの世から消え失せる。』

  • 本来は聖地・白霊山を守り、お清め所を訪れた人々の罪を清めるためのものだが、白心上人が奈落を守るために力を解放した事でほんのわずかな邪気さえ拒み滅ぼす恐るべき結界へと成り果てている。結界の範囲は白霊山とその周辺地域、戦国時代単位では一つの国をまるごと覆うほど巨大である。作中では白霊山聖島にこの結界が施されていた。奈落をして「何人たりとも手出しできない場所」と評するほど強力な結界であり、妖怪や死人は当然ながら、法師である弥勒すら邪心を持つ者に分類され体調不良に陥る。結界が発する清浄な気は、体内の毒気さえも浄化し、打撲といった物理的なダメージをも回復させる。結界周辺では妖気が浄化され、最強クラスの妖刀である鉄砕牙闘鬼神もただの刀に成り下がる。半妖である犬夜叉は結界に触れれば妖気が消し飛び、朔の日でなくとも人間となる。また、大妖怪である殺生丸も結界に近づけば人間に過ぎない蛇骨睡骨に追い詰められるほど弱体化する。

  • 結界の影響は人間、死人、妖気、邪気の順に強くなる。弥勒はそのスケベ心ゆえに結界の影響を受けるが、死人である七人隊ほどには苦しまない。強い妖気を持つ殺生丸はかろうじて七人隊と戦闘を行う事ができたが、強い邪気を持つ奈落は白霊山に一歩でも踏み込めば瞬殺されると言われている。術者が最高位である白心上人であるため、格が下となる桔梗結界破りも通じない。白心上人は独鈷を遠隔操作して白霊山から距離のある聖島にも聖なる結界を張っていた。こちらは本人が直接張ったものほどの強度はなく、弥勒でも結界を打ち破る事ができる。
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 【殺生丸すら山の麓に立つだけで限界だった】

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最終更新:2024年12月09日 12:46