鬼蜘蛛

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人間 元凶 凶悪 奈落一派 桔梗 登場人物

邪な想い、浅ましき願い、薄汚い執着…
桔梗にまつわる負の心は、貴様の四魂の玉に闇の力を与える。
登場 7巻7話(65話)「鬼蜘蛛」
退場 46巻4話(452話)「蜘蛛の糸」
所属 奈落一派
種族 人間半妖(無双の形態時)
性別
年齢 不明
出身 武蔵の国の隣国
血縁者 なし
職業 野盗
想い人 桔梗
CV 家中 宏
分類 原作/アニメ

【概要】

  • 鬼蜘蛛(おにぐも)は、50年前に武蔵の国の隣国で数えきれないほどの悪事を働いた野盗である。彼は人間でありながら妖怪すら凌ぐほどの邪気の持ち主であり、奈落をして「邪気の塊」と評する規格外の邪気を誇っていた。

  • 妖怪を凌ぐと言われるほどの邪気を誇った事から、相当な悪人であったと考えられている。しかし、実際に彼がどのような悪事に手を染めてきたのかは不明である。作中では桔梗に対する想いは浅ましい欲望と表現されていたが、作者からは自分でも意外なほど純情だったのかもしれないと言われている。実際に、鬼蜘蛛の心を受け継いでいた奈落の望みは「桔梗の心」であり、肉欲とは程遠い代物となっていた。

【来歴】

  • 何らかの事情で楓の村に落ちのびた鬼蜘蛛は全身にひどい火傷を負っており、村の巫女だった桔梗に匿われ洞窟で密かに介抱されていた。しかし、自分を匿った桔梗に浅ましい欲望を抱いた鬼蜘蛛は、桔梗を自分のものにするため、自由な体を手に入れる事を望むようになる。やがて、強烈な邪気に呼び寄せられた無数の妖怪たちが鬼蜘蛛の呼びかけによって魂に食らいついた。こうして、人間である鬼蜘蛛を核として数えきれないほどの妖怪が集合した存在・奈落が誕生した。

  • 鬼蜘蛛と奈落は別の人格だったが、核となっている鬼蜘蛛の心は奈落にも大きな影響を及ぼしている。例え、鬼蜘蛛が切り離されても桔梗への想いは消え去らないほどに、鬼蜘蛛と奈落の心は同一化していた。浅ましい人間である鬼蜘蛛の心は奈落を激しく動揺させた。奈落は最後まで、鬼蜘蛛が持っていた桔梗への想いと、妖怪たちが持っていた桔梗への憎しみという相反する二つの心に苦しみぬく事になる。

  • ある時、奈落は桔梗への想いを捨て去るべく、鬼蜘蛛を体から切り離した。現世へと戻った顔のない男=鬼蜘蛛は「無双」(美形の僧侶の無双から顔と名前を奪った)を名乗り犬夜叉や楓と戦ったが、肉体の核である鬼蜘蛛を捨てる事で奈落は肉体を保てなくなり、すぐに再吸収されることになった。後に、奈落は白霊山において長期間に渡る変化を行う事で鬼蜘蛛を肉体から分離させることに成功する。奈落の本質にして心臓でもある鬼蜘蛛の心は、第六の分身・赤子となり、鬼蜘蛛の心にあった「桔梗への慕情」という感情だけは大量の白い肉塊として白霊山に放置されたのである。

  • それでも奈落は桔梗への想いが変わらない事に気づく。そして、その目的は桔梗を殺す事でしか達成できないと考えた時、鬼蜘蛛の心=人間の負の心こそが最大の武器である事を理解した。崩落した白霊山でも鬼蜘蛛=人間の負の心はその意識をはっきりと保っていた。桔梗を倒すために必ず自分が必要になると理解していた鬼蜘蛛=人間の負の心は、目の前に現れた奈落に人間の欲望と妄執の脅威を教える。不本意ながらもその力を欲した奈落は、捨て去ったはずの鬼蜘蛛=人間の負の心を再度吸収し、その後は最期まで分離する事はなかった。

【アニメ】

  • アニメ版では桔梗が白霊山周辺で出会った瀕死の野盗(アニメ版での名前は羅刹の勘助)の仲間であり、四魂の玉を巡る諍いで片目を失った羅刹の勘助に利用されていた事に気づかれ火だるまにされて谷底に放り投げられたと原作では不明だった来歴が描かれた。

  • 長髪の男性という「無双」に近い姿の火傷を負う前の姿が描かれているが、顔ははっきりと映らず不明のままである。



【戦闘録】

22巻1話 犬夜叉 敗北
22巻3話~4話 犬夜叉 中断(鬼蜘蛛が撤退)
22巻5話 奈落 敗北

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最終更新:2023年04月02日 13:36