「のびちぢみする ひじの かたなで たたかう。
いあいの めいしゅ。 れいぎ ただしい ポケモン。」
任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモン。初登場は『ダイヤモンド・パール』。
♂のキルリアに対して「めざめいし」を使用することで進化する。
実質
サーナイトとの二択で、タイプはかくとうが追加されて、エスパー/かくとうとなる。
この組み合わせは全ポケモン493種の中でもアサナンとその進化系とチャーレムとエルレイドのみである。
ファンからの愛称は
ネギ、ウルトラセブン、エロメイド等。
「やいばポケモン」の名の通り、
腕に刃を持ち、進化前や分岐進化の
サーナイトと打って変わって
相手を切り裂く系統のわざを覚えるようになる。草タイプの攻撃技「リーフブレード」をタイプ不一致で使える珍しいポケモン。
ステータスは、
サーナイトの「こうげき」と「とくこう」を入れ替えただけで、
高い「こうげき」、「とくぼう」、かくとうとしては早め、エスパーにしては少し遅めの「すばやさ」と、
「HP」と「ぼうぎょ」は低めだが、平均値はかなり高い優秀なポケモンである。
タイプや技構成も隙が無く、いわゆる「エスパー、あく、かくとう」の三すくみに対しても、
- エスパー → サブウェポンである「つじぎり」で対処可能。タスキ対策のついでの「かげうち」でもダメージが出る。
- あく → 「かくとう」が効くので、「インファイト」や「かわらわり」で対抗できる。
- かくとう → 物理タイプのエスパー技である「サイコカッター」に「しねんのずつき」が存在する。
と、どれに対しても問題なく対処できる。
かくとうタイプのサブウェポンである、「
ストーンエッジ」「
じしん」を覚えることもでき、
炎、雷、氷タイプのパンチ(通称三色パンチ)もGBA時代の
サーナイトのように有効に使える。
補助技も「おにび」「さいみんじゅつ」「でんじは」「
リフレクター」「
ひかりのかべ」「みちづれ」等充実しており、
かくとうが付いたことにより、「ぼうぎょ」を補いつつ「こうげき」も上昇させる「ビルドアップ」まで付属した。
サーナイトと比べた場合は、レベルで進化する
サーナイトに対し、
性別が限定され、めざめいしという貴重な消費アイテムを使う必要があり、
更に有用な物理技も遺伝させにくいという育成難易度の差と、
補助技を使う場合でも、下げられにくい「とくこう」依存のわざや、特性が補助よりのサーナイトのほうが有利だが
覚える技のタイプや威力の関係上エルレイドの方が攻撃面では有利な上、弱点もゴーストとひこうのみとサーナイトよりも
優れているのでどちらが上とは言いにくい。
なお初登場のダイヤモンド・パールでは、クリア後にのみ登場するポケモンだったため、ストーリー向き以前の問題であったが、
プラチナではクリア前にラルトス、キルリアが登場し、進化の為に必要なめざめいしや
強力な技である「リーフブレード」や「つじぎり」を思い出すのに必要な「ハートのうろこ」が、フィールドで入手できるので、
ストーリーでも即戦力として使うことが可能。ただし、格闘技は53レベルまで覚えないため、拾ったわざマシンを使う必要がある。
しかしひとたび覚えれば、後半多くなってくる
こおりや
あく、
はがねタイプにも優位に戦える為に
サーナイトに引けを取らない。
(サーナイトも中盤に買えるわざマシンで格闘技を覚えられるが、命中やPPの安定が悪い。ギャラドス対策の10まんボルトが使えるのは
ギャラドスに弱いエルレイドに勝っている点とも言える。捕獲しやすさPPとレベルで覚える格闘技等はカイリキーやチャーレム等が便利。)
ちなみに同じタイプであるチャーレムは、育成面での心配が無く、
わざの種類が少なさを補う、自身の「こうげき」のステータスが常時2倍になる特性により、
短期決戦を挑むならばエルレイドよりも使い勝手は良いのだが、
チャーレムの主力技である「
とびひざげり」は、やや外れやすく、
おまけに外すと相手に与えるはずだったダメージの2分の1を自分が受けてしまうというデメリットがあるので、あまり安定しないという欠点を持つ。
MUGENでは
海外のKhanny Pham氏が制作したものが存在している。
ディスプレイネームは、海外名である「gallade」になっている。
やはり原作同様、接近戦主体のスタイルとして制作されている。