プリエ

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プリエ - (2020/05/12 (火) 23:12:05) の編集履歴(バックアップ)


「闇の王子甦るとき、聖なる乙女現れん」
 闇の王子 堕天使カラミティーに愛されし 人類の反逆者
 その力、世界に暗黒をもたらさん
 闇あれば光あり 彼の王子目覚めしとき 一人の少女現れ 世界を救わん
 其は光の聖女 女神ポワトゥリーヌの御使いにして 奇跡代行者なり


「やきぶたー!」

日本一ソフトウェア恒例の世紀末やり込みSRPGの先駆けとも言える、2002年に発売された『ラ・ピュセル 光の聖女伝説』の主人公。
「光の聖女」を目指す16歳の少女。
12歳で悪魔祓い専門機関「聖女会」の聖歌隊「聖援隊」に就き、後に悪魔祓い(ラ・ピュセル)の資格を得る。
ゲーム中では語られないが、フルネームは「プリエ・ペシェ」。フランス語で「祈る」「ピーチ」。
CVは 中原麻衣 氏。ちなみに氏の実質的なデビュー作でもある。
今でこそ迫真の演技派で知られる氏の棒読み初々しい演技を聞くことができる。
PSP版では全ボイスが新録になって演技力は増しているのに違和感を覚えるファンも。

シスターにあるまじき信心不心得で素行と口が悪くさらに手も早いが、面倒見が良いため周囲から好かれている。
特に自分達もかつて世話になった孤児院の子供達や、聖パプリカ国王女グラdエクレール等、目下の相手とスケベな中年親父に好かれやすい。
弟のキュロッに対しては生意気な物言いに拳骨を返すこともあるが、事故で両親を亡くした際、
その墓前に弟を守るという誓いを立てていることからも分かるように、ただ一人の肉親である彼をとても大切に思っている。
自国の王女であるエクレールに対しては幼い頃からの親友同士で、普通にタメ口どころか「お姉さま」と呼ばせている。本人達は気にしてないが。
悪魔祓いの先輩で教育係でもあるシスター・アルエットからはその言動で度々教育的指導を受けている。
生真面目な聖職者である彼女とは性格が正反対で、当初反りが合わず反抗的な態度ばかり取っていたが、やがて和解し対等の友人となった。
任務の途中で出会ったフリーの悪魔祓いのクロワにはふと好意を意識してから恋心を抱いている。
普段の気の強さは両親への誓いによる強がりからくる部分もあり、根は純情でとても繊細である。
死者に化けて人を騙す悪者が父親の姿で誘惑してきた時に「死者は生き返らない」と文字通り一蹴しながらも、
その夜に両親を思い出し一人声を殺して泣く姿をキュロットに見られている。
ストーリー後半は特に彼女の心の弱さがクローズアップされることになる。

所謂ファンタジーで言うプリーストな彼女だが、その実態はコテコテの肉体派モンクである。
特技は聖歌隊でのバトントワリングだが、そのバトン「フェリシタシオン」は戦闘時には殴打武器としても使用する。
また悪魔祓いの師であるサラド神父(CVは長嶝高士。彼も肉体派の聖職者どうでもいいけど凄く愚地独歩に似t(ry)からは格闘術を習っており、
身のこなしや腕力はかなりのものである。分厚い本を縦に割ったり、コンクリート壁を蹴り壊したり、チチスリーパーで人を絞め殺したり
また、このコスチュームも彼から与えられたものである。
魔法は得意ではないが「経絡秘孔」で状態異常の回復もできる。これは神父は使えないので我流らしい。
特技は仲間との合体技も含めて1×1マスの近距離単体大ダメージ技がほとんど。
「聖バトン技」とつく技は離れた敵にも攻撃できるため重宝するが、属性つきのため相手によってダメージがバラつく。

口癖は「やきぶた」。理由は不明。テンションが上がった際や悪魔へのトドメを刺す際に良く叫ぶ。
こういった叫びは後続の作品にも用いられ、今や食べ物系の口癖は日本一ソフトウェアヒロインのお約束のようなものになっている。

そして、彼女の魅力を語る上で外せないのがそのむちむちさ
特にスリーサイズや体重は設定されていないのだが、その肉感的な身体は発売から10年余り経った現在も、
そっち方面で知らない人はいない程の人気である。
口癖である「やきぶた」が彼女そのものの通称として使われるくらいに
そのぶっとい足に踏まれたい。むしろ悪魔達の如く蹴られたい
(実際の所日本一はそれまで野村良治(現・Ryoji)氏がメイン絵師ということもあり、
 むちむち女性キャラが主流であった。後に原田たけひと氏に変わりつるぺたがメインになっていくが)。

悪魔祓いの仕事をしていく内に何だかんだで世界を救い、
やがて彼女は聖母と呼ばれる伝説の存在になる…というのが彼女の本来のストーリー。
ポップな雰囲気から、破天荒な不良シスターが拳で事件を解決する痛快コメディと思わせておいて、実は物凄くシリアスで陰惨なストーリーである。
『マール王国の人形姫』シリーズの舞台となった国が悪魔の侵略により滅亡し、主人公らも犠牲になっているという裏設定まで存在。

…しかし本来の目的を忘れ魔界(ディスガイアでいうアイテム界のようなもの)でやり込みを続けていくと、
彼女は力に溺れて魔王化してしまう。
というか、「力こそ正義」の魔界で大魔王級の悪魔を倒すことで悪魔達に一方的に魔王認定を受ける。
魔王認定を受けただけでは弟や上司に呆れられるだけで済んでいたが、
更に強大な大魔王級の敵を倒すことで「大魔王」へ格上げされる時点で見捨てられる。話は普通に進むが。
廉価版の「2周目はじめました」ではさらにLv9999バールだらけステージクリアで「超魔王」にもなれる。
ちなみにこの頃の超魔王バールはいくらでも仲間にする事が可能であり、
仲間にした後は味方殺しによるLv上げが主な役目というサンドバッグのような扱いになっていた。

とまあこれはこの時点では所謂一つのバッドエンド(というかネタエンド)に過ぎなかった。
が、その後の外部出演で登場するのは尽くこの魔王版プリエ。どうしてこうなった。
『魔界戦記ディスガイア』が成功して以降、殆ど舞台が魔界なので当然といえばそうなのだが。
あまりにも魔王版ばかりなのでこのEDが正史だとも言われている。
PS3で発売されている『ディスガイア3』では、魔王プリエエンドのセルフオマージュとも言うべきバッドエンドすら組み込まれてしまっている始末。
だがそろそろ聖女版にも外部出演して欲しいという声もちらほらある。
しかし、『ディスガイア』の時代では聖パプリカ王国は遠い昔に滅びて跡地を残すのみとなっているので、
聖女プリエが出ることは不可能だろう(魔王プリエ自身の手で滅ぼしたという説まである)。
それより適役の闇の王子や堕天使カラミティが一度も出ていないのが謎である。

尚、PSP版ではこの魔王プリエはプリエの中の悪の心が具現化した存在という設定になっており、
専用ルートをクリアすることでプリエと一つに戻って戦闘中に自在に変身できるようになる。
作中で魔王の心役の声優に『ディスガイア2』でロザリンド役だった人を起用したのは狙っていたのだろうか。
しかしディスガイアで出てくる度に性格は安定しておらず、能力もLVも段々微妙になっていく上、
何故か人間ユニットではなく魔物ユニット扱いされるため強力な武器の多くが装備出来ない。
このため、『ディスガイア3』に出てくる「惨劇の鉈」という武器も装備不可能。
PSPの設定のように本体と分離した存在というならある程度納得できるが
(ラ・ピュセル本編でも病床の子供の心が怪獣として具現化したり、仲間キャラにストレスなどにより負の一面が表れた分身が生まれるという話があった)、
ある意味においてはアッシュアサギと共に、冷遇という名の愛を受けているキャラクターである。

+ 外部出演一覧
  • 魔界戦記ディスガイア
隠しキャラとして登場。同じ隠しキャラのマージョリーと同様あまりセリフは無い。
初期レベルは2000で、固有技はそれほどでもないが全体的に高性能。


  • {魔界戦記ディスガイア2}
また隠しキャラとして登場。PS2版では仲間にならずボイスもない。
初期レベルは500で物理型になった。
ちなみにこの時期のプリエは数多くいる日本一ソフトウェアの魔王の誰よりも魔王らしいともっぱらの評判。

PSPではちゃんと仲間になるしボイスもあるのでご安心を。
ただし、HPとATKがよく伸び、INTの伸びは鈍いという典型的な脳筋パワータイプのステータスにもかかわらず、
固有技の一つがINT依存だったり、回復呪文を持っていたりと、ちぐはぐな性能をしている。ATKはもとから伸びがいいので伸ばすならINT主体で。
また、PSP版ではDLCのとあるキャラを購入することで、ラ・ピュセルでの性格に近い魔王プリエを見ることができる。

  • 魔界戦記ディスガイア3
DLCキャラ。性格は『2』のそれとほぼ変らず。
2でINT依存だった「大奇跡」がATK依存になり、固有技が増えたぐらいか。

  • プリニー2 ~特攻遊戯! 暁のパンツ大作戦ッス!!~
EXステージの練武の修道院の一週目ボス。
戦闘後のデモによると、弟はプリエを探してくれているらしい。よかったね、姉さん!
ただし恋仲になったはずのクロワがどうなっているのかは全くの不明。

  • 魔界戦記ディスガイア4
DLCキャラ。性格は2や3に近く、実に魔王らしい。
声もドスの利いたものだったが、2011年8月に行われたアップデートで、
ラ・ピュセルとしてのプリエ、および魔王としてふっきれたプリエのボイス(性格)が追加された。
また、この性格を適応することによって拠点で話しかけた時の反応(セリフ)も変わる。
PSP版『ラ・ピュセル』の魔王編を受けてか、「大奇跡」の演出がこれまでから大きく変更された。


MUGENにおけるプリエ

+ かおす氏製
  • かおす氏製
代理公開していたタケシ氏のサイトがHPサービス廃業により消滅したため、現在入手不可。
『ラ・ピュセル』のドット絵を用いて作成。
音声はPSP版で新録されたものではなく、PS2版を使用している。
最初は聖女の姿だが戦闘中に魔王に変化することもできる。
投げを受けると投げ中聖女の姿に戻ってしまうのはMUGENの仕様。
また敵が悪魔系の場合は特殊イントロが発生する。
悪堕ち主人公繋がりかプリエ閃空なる技が搭載されている。
全体的に製作者の愛が伝わる一品となっている。主に妖魔竜王撃のカットインとか。
リュウセイ氏が外部AIを公開している。

+ ルフトゲルング氏製
  • ルフトゲルング氏製
現在は公開されておらず、入手不可。
プリニー2』の魔王プリエのドット絵を用いて作成されている。
常時ハイパーアーマーに加え、7P~9Pだとハードモードになり被ダメージとガード時の削りが減少、
10P以降だとボスモードになり被ダメージがハードモード以上に減少されガード時の削りが無くなる。

+ IF氏製
  • IF氏製
同人ゲーム『色々ファイト』のドット絵を用いて作成されている。TOP画像の如くむちましいのはこちら。
乳の日(2012年6月17日、2013年6月16日)と2013年元日に3日間限定で公開されていた。
性能は原作再現ではなく、IF氏がアレンジしたものとなっており、オリジナル技が搭載されている。
「妖魔粉砕」「改心撃」など『ラ・ピュセル』の技とボイスも追加されているが「華斬梅」以外は原作の技とはまるで違っている。
コンフィグでゲジマユモードとサポートキャラ(何故か『ヴァンガードプリンセス』のキャラ)のON・OFFが選択可能。
デフォルト設定ではOFFになっているが、全部ONにすると恐ろしい強さになる。
Ryon氏製作のクロワに対する特殊イントロもあるが、勝利演出は変わらない。
AIもデフォルトで搭載されている。

+ re5t氏製
  • re5t氏製
こちらも『色々ファイト』のむちましいドット絵を用いて製作されたプリエ。
原作再現とアレンジ版のいずれかをコンフィグで選べる。
アレンジ版では原作で不可能なダッシュ・バックステップ・空中ガードなどが可能になる。
オリジナル技もいくつか追加されている。AIは未搭載。
2015年の10月27日の更新により、ハイパーモードが追加された。
ブロッキングやパワー溜め、高速移動などが使用可能になり、必殺技の性能も強化される。
ダウンロードは氏のOneDriveから。最新版は2015年の11月2日更新のもの。

2014年1月23日にAir氏のAIがmugenファイルアップローダ2で公開された(AIセットの中の一つ)。ただし最新版には非対応。
また、同年3月11日につづら氏によるAIが公開された。ガードレベルが10段階に調節可能。こちらは最新版対応。
余談だが、つづら氏は3月11日に被災者追悼の意を込めて公開中のAI全て同時更新+3つの新規AI公開を果たした。
「チチスリーパー」からのループコンボで高火力を叩き出す他、2015年12月24日の更新で「やきぶたスイッチ」となるスイッチが搭載。
ハイパーモード時に使用すると、お手玉コンボを自重しなくなり、10割を余裕で叩き出すようになる。
使用の際は注意!
つづら氏との対戦(4:25~)

+ Borewood氏製
  • Borewood氏製
またもや『色々ファイト』ドットのプリエ。
原作再現+αといった感じか。
デフォルトAIは搭載済み。

出場大会

更新停止中

プレイヤー操作

スカートで戦う(part20A)