まだキン肉マンが 怪獣退治をしていた頃に、アメリカから来たニューヒーローとして登場。
ブタ面のダメ超人だったキン肉マンと比べ人気も実力も格上。
ただし金のためにヒーロー活動をしており、マネーを払えない人間は門前払いするという、
当時のステレオタイプなアメリカ人的キャラだった。
最初はダメ超人であるキン肉マンを見下していたが、彼の超人魂を見て改心。
それ以降は嫌味を言いつつもキン肉マンとミートくんに付き合うという、
現在と立ち位置こそ違う物の名コンビは既に成立していた。
物凄く余談だが、リング上では
基本的には
クリーンファイトを心掛けている彼だが、 *2
怪獣を退治する際には
マグナム銃を使う
。 *3
しかし、キン肉マン同様に巨大化し、更に普通に空を飛ぶヒーロースタイルで、
使用するのが銃というのも 別の元ネタ的にはアレである。
また、後に生涯の伴侶となる翔野ナツ子と出会ったのもこの頃である。
第20回超人オリンピックでは予選を突破するものの、
キン骨マンが放った銃弾からキン肉マンを庇い、左足を負傷してしまう。
そのためロビンマスクとの試合では ゴング前に不意打ちなど、敢えて汚い戦法を取ったが敗れた。
3位決定戦ではラーメンマンに反則勝ちを拾い、決勝戦ではキン肉マンのセコンドに付くいた。
その後、左足の傷が悪化し切断してしまう事になるが、
後にキン肉マンとのタッグ「ザ・マシンガンズ」結成時は義足を付けて試合に挑んだ。
この時の義足は急いで作ったために外れやすいという欠点があったが、
後に改良したものが制作され、読者からも全く義足だと思われないほど完全な動きを実現している。
そのため、完全に忘れられていた設定を掘り起こすまで悪魔超人編のラストにおいて、
黄金のマスクと銀のマスクが合体した完璧なマスクの放った光によって超人達が回復した時に、
テリーマンの足も治っていたのではないかと想像されていた程だった。
全米超人タッグ選手権に優勝後、「超人オリンピック ザ・ビッグファイト」に出場するが、
3次予選の「新幹線アタック」で子犬を助けるため新幹線を止め、失格となった。
これによりテリーマンの奥ゆかしいキャラクターが完全に確立する。
7人の悪魔超人との戦いでは仲間が敗れていく中、 ザ・魔雲天を全身全霊を傾けたブレーンバスターで撃破した。
他のアイドル超人は前述のように殆どが悪魔超人達に敗北しており、辛うじて生存した ブロッケンJr.の場合でも、
メシヤこと ラーメモンゴルマンの介入が無ければ間違いなくそのままやられていただろう事から、
キン肉マンとモンゴルマンを除けば、唯一彼のみが7人の悪魔超人に勝利した事になる。これは特筆すべき快挙と言える。
仲間がやられる度にシューズの紐がブチブチ切れてたのもこの試合。
ぎりぎり生き残っていたブロッケンJr.の際は糸一本繋がっていて完全に切れてはおらず、生存の証明として働いた。
……これ、「仲間が倒されたサインを示す特殊能力付きの靴」などではなく、偶然とか予感とかそのへんの類の話である。 *4
また、キン肉マン対アトランティスの試合では、霊界ポケットを使い、キン肉マンを苦しめる悪魔超人の亡霊を撃退した。
悪魔騎士との戦いでは、長い因縁となるアシュラマンと対戦。
両腕を奪われたり、阿修羅バスターを繰り出されたりと大苦戦するも、最後は両者リングアウトで引き分けとなった。
夢の超人タッグトーナメントでは、ジェロニモと組んで 「ニュー・マシンガンズ」を結成し出場するも、
一回戦のはぐれ悪魔超人コンビの前に破れ、助けに入ったキン肉マングレート(プリンス・カメハメ)が犠牲になってしまう。
その後瀕死のカメハメからグレートマスクを受け継ぎ、
2代目キン肉マングレート
として、キン肉マンとタッグを組む
(この事から『キン肉マン』を題材にしたゲームでは、テリーマンの2Pキャラが単なる色変えではなく、
2代目キン肉マングレートのグラフィックになる作品もある)。
準決勝で再び悪魔コンビと対戦、一時正体を暴かれそうになったが、最後は マッスル・ドッキングを成功させて勝利した。
決勝戦のヘル・ミッショネルズとの試合では、1本目でマスクを剥がされて正体を明かされてしまう。
キン肉マンとの絆に亀裂が入るものの、激闘の中で信頼を回復。ザ・マシンガンズとしてミッショネルズに勝利し、
トーナメントマウンテン山頂のトロフィーをキン肉マンと共に引き抜いた。
タッグ編の最後はテリーマンの台詞(このページ冒頭)を受け、
ネプチューンマンの 「この世に完璧なものがひとつだけある… それは正義超人の友情さ!」との言葉で締め括られている。
「オ……オレはちっちゃい時から 人になめられるのが大キライだった……
相手が強者であればあるほど よけいにそうだった!
この世に生をうけて きさまのようなやつらになめられっぱなしじゃ
生きてる甲斐がねえんだよ──────っ!!」
……しかしテリーマンの活躍はここまで。
キン肉星王位争奪編では今までの功績から、正義超人軍参謀に任命される。
後進の超人を指導する立場になったが、ロビンマスク同様に王位争奪戦には中立を取らざるを得なくなった。
しかし親友の窮地を見捨てられず、勲章を捨てロビンマスクと共にキン肉マンチームに加入した。
だがこの王位編でのテリーマンは不調で、上記の篤い友情から会場に駆け付けミート君のピンチを救ったまでは良かったが、
キング・ザ・100トンとの試合では勝負に勝ったものの敵の策略で引き分けに持っていかれる。
続く二回戦のモーターマンとの試合では前試合の負傷が癒えておらず、一方的にやられた上ラーメンマンに交代して棄権。
その後ラーメンマンがモーターマンを37秒で瞬殺
。 なにこの噛ませ扱い
とどめに 敵陣営からは 「モーターマンはバイクマンの充電の為だけに仲間にした」と暴露された。
貴様らさっきまでゼブラチーム四天王の一人とか言ってたじゃないか。そうか奴は四天王の中でも一番の小物とかいうアレか
こんな雑魚にいいようにやられたテリーの立場はいったい……。 *5
そして、決勝戦を前にラーメンマンやウォーズマンが仮想敵を倒す特訓を続ける中、
テリーマンはキン肉マンのマッスル・スパーク習得の特訓に付き合う。 この時点で敵と戦うメンバーから除外されていた可能性が
スグル版マッスル・スパークとアタル版マッスル・スパークを合わせる事で真のマッスル・スパークになるはずだ、という事で、
キン肉マンと共に人形を相手に技をかける際にアタル版マッスル・スパークを担当する事になる。
そして、遂に完成像が見えたと思った瞬間
キン肉マンに完璧マッスル・スパークをかけられていた。
何を言ってるk(ry
その結果、技の完成と引き換えに大怪我をしてしまい、決勝戦には参加する事ができなかった。
決勝戦の特殊な面子を揃えるために犠牲になったとか言うな
テリーマンはタッグだと活躍するのだが、シングルだと引き分けになったり、棄権したりと結果に恵まれず、
派手な必殺技も無い事から 「テリーマンってシングルだと実は弱いんじゃねーの?」と揶揄されたりもする。
どこかの声が似ている長男と同じような事を言われているが、
彼が引き分け抜きで完全にシングルマッチで敗北したのは、
前述のロビンマスク戦(片足に重症を負っており、そもそも試合ができる状態ではなかった)だけである。
新シリーズでも、超人強度4800万パワーを誇る完璧超人“完裂”マックス・ラジアルと戦い、激闘の末に勝利を収めている。
ワイルドバクト?BUKIボーイ?あれは黒歴史の彼方に
逆に完全に打ちのめされての敗北は一切無い事、アシュラマンやヘル・ミッショネルズといった強豪を相手に奮戦、
最悪でも引き分けに持ち込んでいる事から「誰が相手でも引き分けにできる。マンモスマン相手でも行ける」という
褒めてるんだかなんだか分からない評価も。
なお、後年の読切作品『キン肉マンvsテリーマン』や『キン肉マンの結婚式!!』ではシングル戦でキン肉マンと互角に渡り合っている。
前者ではベストコンディションのキン肉マンに対して、前日から一睡もせず試合開始前まで全力でアメリカから日本へ移動し体力を消耗、
カーフ・ブランディングを破られ完璧マッスル・スパークの前半までを食らったが、そこで時間切れのため試合中断。
マッスル・スパークを返す秘策があるかのような素振りを見せていたが、試合の行方は最後まで分からず引き分けに終わった。
後者は勝敗を競う試合ではなく、スパーリング形式で心ゆくまで殴り合った。
+
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『キン肉マンII世』時代のテリーマン |
続編『キン肉マンII世』では第1話から登場し、新世代の悪行超人に正義超人軍団が敗れた事をキン肉マンに告げ、
息子であるキン肉万太郎に希望を託す事を助言する。
仕事が多忙で、息子のテリー・ザ・キッドとは余り会話する機会が無かったらしく、
更にキッドは奥ゆかしい性格のせいでNO.1になれなかったと思い込み、父に反発してしまう。
しかし戦いの中でキッドは父の素晴らしさに気付いていき、「超人オリンピック ザ・レザレクション」の予選において、
溺れた子供を助けて失格になったキッドにテリーマンは賛辞の言葉を送っている。
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…だが |
息子のキッドは父親の「派手な必殺技が無いから活躍できない」という欠点を強く意識し、
当初は「自分は父親のようにならない」と志していた。デビュー戦では父親顔負けの大逆転勝利をもぎ取ったが、
次のスカーフェイス戦でいきなり悲劇を迎える。
ひょっとすると逆転勝利するかも、というフラグはスカーフェイスが真の姿を出した瞬間に叩き折られ、
繰り出した技をことごとく2倍の効果に改良されて逆襲され、
「テリー一族には有力な必殺技が無いから活躍できていなかったが、こうすれば良かったんじゃないか?」
という展開を敵の手で行われてしまった挙句、最期はアルティメット・スカー・バスターで轟沈。
圧倒的な実力差を見せ付けられてからは戦う気力さえ失い、
父親が守っていた
心が折れての実力負けは絶対にない
という一線も陥落。
この惨めな敗戦の後は戦う機会すら殆ど無くなり、二軍同然のポジションへ。
超人オリンピックでは上記の通り予選敗退(一応、4人しかいないオリンピックアメリカ選抜代表にはなっている)、
悪魔種子との戦いではケビンやスカーフェイスが奮戦する中、 リング外で見ているだけだった。
しかも、キッドが中々活躍できずに苦労している間に
ロビンマスクの息子ケビンマスクはどんどん格を上げていき、万太郎に次ぐ準主役の位置を獲得。
王位争奪編からのロビン優遇・テリー不遇は息子の代になっても続き、より格差が広がってしまったのである。
『究極の超人タッグ編』ではロビンマスクと組んで、ケビン不在の間に試合に出られるという最大のチャンスを得た。
正義超人たちが予選から一回戦にかけて次々に脱落する中、
どうでもいい雑魚の悪行超人タッグを撃破して二回戦に進出するなど比較的目立つ活躍をし、
テリーマンへのわだかまりも消えたが、時間超人との戦いはやっぱりというか惨敗。
せっかくロビンと組んだと言うのに、
王位編じゃなくてタッグ編のロビンと組んだのがいけなかったようだ。
実際、一回戦、二回戦ともにロビンの奇行に振り回されていたし。
その後、万太郎のマッスルスパークの特訓の犠牲になり、最後は結局
定位置の解説役に収まった
。
そして時間超人を倒して優勝したのは例によって万太郎&ケビンマスク……。
まあII世は万太郎とケビン以外全員冷遇だからしょうがないけどね!
ちなみにキッド版の解説導入台詞は「そういえば
パパから
聞いたことがある」となる。
やはり情報源は親父だった。
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『究極の超人タッグ編』では本領発揮できる環境が整い、キン肉マンとの「ザ・マシンガンズ」で出場。
度重なるキン肉マンの負傷をカバーしながら悪行超人タッグを撃破している。
その都度、キン肉マンのフォローをしながら勝ちをもぎ取っていけたのは、
テリーマンの的確なサポートと満身創痍なキン肉マンの力を最大限まで引き出した戦術眼による所が大きいだろう。
本編では一瞬で済ませていたマッスル・ドッキングが実は緻密で入念な計算に基づき、
かつ二人の信頼と友情の為せる阿吽の呼吸で初めて成立していた事が描かれている。
ちなみにこの計算は基本的にキン肉ドライバーを担当する事が多いテリーマンが行っている。
ツープラトンの至宝と呼ばれるマッスル・ドッキングは、
二人の阿吽の呼吸・テリーマンの計算・キン肉マンのパワーのどれを欠いても完璧に決まらない絶技である。
カメハメとも決めた?
あの人はキン肉マンの師匠だから決めて当然
。
最終的には
時間超人&大魔王サタン&完璧超人が総掛かりで呪いをかける
という凶悪すぎる妨害工作と万太郎の絶大な主役補正のため、
万太郎のチームに敗れてしまった。
だがその状態ですら、万太郎とその相棒を半死半生のKO寸前まで追い込んでおり、
キン肉マンが極度の疲労状態でなければ万太郎のチームも倒していた可能性はかなり高い。
やはりテリーマンはタッグでこそ映える男なのだ。
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『II世』が終了した後に再開された『キン肉マン』本編では、物語の冒頭から登場。
その連載第一回目でのテリーマンの登場シーンは線路に入った子犬を助けるために列車を止めるという前に見た事のあるものだった。もはやお約束なのか。
というか、前回の新幹線は競技用で無人だったからよかったものの、今回は普通に運行していたため、 中の乗客の安否及び、勝手に列車を止めてしまった事で後でテリーがどれだけ怒られたのかは微妙に想像したくない
そしてその後、完璧超人の襲来を察知して
またしてもシューズの紐が切れてしまった
。やっぱりそれ特殊能力付きの靴なんじゃ
キン肉マンは故郷・キン肉星の大王となってキン肉星に帰ってしまったので地球におらず、
ロビンマスクらアイドル超人の殆どが療養中で不在という状況で 押し寄せてきた完璧超人を迎え撃つ事になる。
まず先陣を切ったジェロニモが
パンチ一発で撃沈
した後、 ビッグ・ボンバーズがあっという間にやられ、
さらにタイルマン、ベンキマン、カレクックといった 二軍の正義超人達が超人パワーを奪われてしまう。
この状況に至ってテリーマンはたった一人で開戦を決意、完璧超人の中から名乗り出た7名を相手に戦う事になる。
絶望的な戦況の中、テリーマンは完璧超人の一番手“完裂”マックス・ラジアルを相手に奮戦。
マックス・ラジアルの圧倒的パワーを前に苦戦を強いられるが、ネバーギブアップの精神で立ち上がり、見事に一勝目を挙げる。
「テリーマンはタッグでしか勝てない」「引き分けしかできない」といった、これまでの汚名を払拭した。
その後はキン肉星からキン肉マンが駆け付け、さらに七人の悪魔超人が参戦、
ロビンマスクらアイドル超人たちも治療を終えて復帰、
さらに 悪魔将軍が完璧超人の本拠地・超人墓場に進軍、悪魔六騎士が参戦し……と、
しばらくテリーマン(とキン肉マン)の試合が無いまま物語が進み、負傷を癒す時間を得る事ができた。
そして「許されざる世界樹(アンフォーギブン ユグドラシル)」での完璧超人との決戦に際し、
悪魔超人の本拠である魔界でアシュラマンを撃破した強敵ジャスティスマンとの戦いに、
アシュラマンと幾度も戦ってきた最大のライバルとして名乗りを上げる。
ジャスティスマンは旧作でゴールドマンとシルバーマンの争いに決着を付けた「裁きの神ジャスティス」として語られていた伝説的な人物で、
『II世』の実質的ラスボスを務めたアシュラマンが、悪魔超人達との友情パワーを全開にしても真正面から粉砕するとてつもない実力を持つ強敵。
もはやまともな戦闘で彼を打ち負かす事は誰にもできず、友情パワーの凄さを見せ付けて認めてもらうぐらいしかできないという、
「撃破不能ボスイベント」のような存在だった。
テリーマンとの戦いではジャスティスマンの方から「勝つ事ができれば考えを変えてやろう」と和解条件が提示されるほど。
しかし、それは弟子が師匠に認めてもらうための修行イベントではなく
「甘えも油断も一切無い。殺すつもりで戦ってやろう」と恐ろしい迫力で告げられる。
和解のための条件を予め提示されているだけに、試合中の説得は「勝ってから言うことだな」と全く聞いてもらえない。
テリーマンの攻撃が直撃してもほとんどノーダメージ、ジャスティスマンの攻撃は一撃ごとにテリーマンの手足を破壊していくという、
圧倒的な実力差を見せ付けられ、これまでの戦いでは義足だったという設定が完全に忘れられるほど全く問題になっていなかった、
改良型の義足が不調を来してしまう。
しかも、ジャスティスマンは「もし義足が不調でなければ、勝てていたかも知れないというわずかな希望すら残さないために」と、
あえて義足を狙わずに圧倒。
テリーマンは手も足も出ないまま、ジャスティスマンの必殺技「ジャッジメント・ペナルティ」に捕らえられてしまい、敢えて自らの義足を攻撃した。
そしてジャッジメント・ペナルティを喰らい、義足も外れ誰もがテリーマンの敗北だと認識した時…
「ヘイボーイ!せ…正義の魂をからかっちゃいけないぜ!」
テリーマンは自ら義足を壊す事でダメージを軽減して生き延びており、未だ戦闘意欲を失っていなかった。
ジャスティスマンは、全力で殺しに行ったジャッジメント・ペナルティに生き延びた事で「二重処罰の禁止」という法規を示し、
既に判決を下したテリーマンへの攻撃を停止する。そして、もはや戦う力も残っていないのに戦闘意欲を放棄しないテリーマンの姿に、
宇宙中の観客達から憧憬の感情が集まっている事を悟った。
それが完璧超人の在り方とは異なる、新たな永遠の強さに繋がるかも知れないと考え、ジャスティスマンはテリーマンに勝利を譲り試合放棄した。
実力で相手を上回ってKO勝ちするという事はできなかったが、そもそもジャスティスマンはそれができるような相手ではない。
正義超人の戦闘目的は「相手と分かり合う事」であり、これまで多くの完璧超人を倒す事はできたが和解の前に自害されてしまった事と比べると、
正義超人に理解を示してもらえたテリーマンの功績の方が大きいと言える。
完全な形で相手との和解を成し遂げたのはキン肉マンに続いてテリーマンが二番目であり、
主人公の最高の相棒・正義超人の二番手としての地位は保たれたと言えるだろう。
そして、シルバーマン( ゴールドマン/悪魔将軍の実弟。完璧超人穏健派の事実上のトップ)に、
「自分達始祖の役目はもう終わった」「スパっと潔く消えたいので、そのために(ジャスティスマンから譲られた)光のダンベルを渡してほしい」*6(意訳)
と求められたテリーマンは一度は「いくらなんでも他の超人の自殺のために手助けはできない」として強く拒絶する。
この際テリーマンはあくまで共闘の関係である悪魔将軍や、敵である超人閻魔が消える事にも言及した上で拒絶したため、
シルバーマンから「貴方は優しいですね」と称賛されている。
その後シルバーマンの「では自分達の庇護や管理の下でないと地上の超人はやっていけないのか?」という説得を受け、
苦渋のもと光のダンベルを渡したのだが、祭壇の機能が改造されていたためにほとんどの始祖は消滅せず生き残る。
そのため戦いはその後も続き、超人閻魔と悪魔将軍による最終決戦まで繰り広げられた。
ジャスティスマンは両軍のどちらにも与せず身を引いて行ったが、後に大魔王サタンの顕現に際して再び降臨し、圧倒的な実力でサタンを粉砕。 *7
完璧超人始祖の恐るべき実力を見せつけると共に、ジャスティスマンを退かせたテリーマンの勇戦ぶりの偉大さを読者にあらためて印象づけた。
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アデランスの中野さん「怖いですね~恐ろしいですね~」 |
アンファーから販売されるシャンプー『スカルプ D』の限定版「クリアギフトBOX」に付属する、
ポストカード用のイラストを、ゆでたまご氏がコラボとして書き下ろしたのだが、その内容は……
「リング外でも絶え間なくヘアケアを続けていたキン肉マン親子に対し、
テリーマン親子はヘアケアを疎かにしていた為、頭髪に差が付いてしまった」というものだった。
どうしてこうなった。
……しかしまぁ、見事にズル剥けてしまったテリーであるが、「剥げてもかっこいい」との声も上がっているようだ。
てゆうか、ボーボーに伸びすぎてるキン肉マン親子は逆にキモいという意見も。確かに伸びすぎである。
マスクに穴が開いてる万太郎はともかくスグルは髪がマスクを貫いてるし
ちなみに、元ネタのテリー・ファンクの実兄であるドリー・ファンク・ジュニアの頭髪はこの禿テリーにそっくり。
なので、それを知るプロレス通からは「ドリーマン」なんて呼ばれていたりもする
(「ドリーマン」という名の超人はテリーマンの父親として作中に実際に登場している。ドリー・ファンク・シニアからの命名だろう)。
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